ホームページ制作

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2020.09.15
TRASPコラム
ホームページ制作
ホームページにおけるマーケティングトレンドは、時代により変化します。派手なアニメーションやデザインよりシンプルなデザインが好まれるようになりましたし、パソコンよりスマートフォンからのアクセス数が高まったことによりレスポンシブデザインでホームページ制作するのが当たり前になりました。
そして現在では、ホームページに動画を入れ込んで理解の促進を図ろうという動きも増えています。ホームページに動画を貼り付けるとコンバージョンにもよい影響を与えますし、SEO的にも効果があります。しかし使い方を間違えるとユーザビリティを損ねてしまう可能性もあるので注意しましょう
今回は動画とホームページの連携を考えている方向けに、ホームページ制作において動画を挿入するメリットやデメリットなどを解説していきます。
目次
ホームページ制作において動画を入れる必要があるのは、次のような背景があるからです。
テキストや画像に変わる新たな伝達手法として、動画の市場は順調に成長しています。
大手IT企業「サイバーエージェント」が「デジタルインファクト」と共同して動画広告市場の調査を行ったところ、
・2018年:1,843億円
・2019年:2,592億円
・2020年:3,289億円
・2021年:3,888億円
・2022年:4,470億円
・2023年:5,065億円
というように1年ごとに600~700億円ほどの規模で動画市場は拡大しています。
・動画を視聴するために必要な通信設備やデバイスが普及する
・YoutubeやTwitterといったように、動画を視聴できるプラットフォームが増加する
・良質な動画コンテンツの提供が一層広まる
といった要因が、動画市場の成長を後押ししているのでしょう。
特にパソコンよりスマートフォンの市場が圧倒的に大きく、ホームページに動画を埋め込む際もスマホファーストで構成を考える必要があるでしょう。
企業としては動画市場の伸びを無視することはできません。動画を活用したマーケティング手法を、現在多くの企業が探っています。
ホームページは文字や画像でユーザーに内容を伝えるコンテンツとして、長らく人気を集めていました。しかし現在ではさまざまな課題が浮かび上がっています。
・文字を読むのがそもそも苦手で、整然と書いてあっても意味することが分からない
・画像だけだと商品やサービスの全容が分からないので理解が促進されない
・文字や画像だけで理解を行おうとすると時間が掛かる
従来の文字と画像だけでできたホームページを運用し続ける場合、上記のようなネックにより離脱が発生する場合もあります。
動画は、ホームページの情報を補足するコンテンツとして優秀です。単体ではなくホームページと連携して使えば、課題を解消してよりよいホームページへと改善できる可能性が高くなるでしょう。
動画は現在再生して内容を視聴するだけのタイプが多いですが、将来的にはさまざまな動画タイプがマーケティングに使われていくものと思われます。
・ユーザーの選択によって動画の内容が変わるインタラクティブ動画
・ARで現実世界に情報を追加して動画アピールを行うAR動画
・VR内でストーリーを展開して没入感を持たせられるVR動画
インタラクティブ動画は、現在コンバージョン率などを向上できる動画として導入が進んでいます。またAR動画やVR動画は「5G(第5世代移動体通信技術)」や「IoT(モノのインターネット)」などの普及により、今後至るところで視聴できるようになるかもしれません。
単に再生するだけにとどまらず、ユーザーを引きつける要素をプラスしているのが各動画タイプに共通する特徴です。そして将来的には企業も単に動画を再生するタイプだけでなく、上記のような新しい形態の動画にも挑戦していく必要があるでしょう。
今の内に動画市場へ参入してスキルを磨いておいたほうが、将来的な生き残りにも有利になります。
ホームページ制作において動画を使用すると、次のようなメリットが得られるでしょう。
古いデータにはなりますが、動画が効果的であるという証拠は研究結果にも表れています。
一般的には画像は文字に対して約7倍、そして動画は文字に対して約5,000倍の情報を伝えられると言われているのがポイントです。すでにいくつものメディアで当たり前のように紹介されているため、すでにご存知の方もいらっしゃると思います。
また「Forrester Research」の「James L. McQuivey博士」の研究結果では、1分間の動画には約180万語分の情報量があると発表されました。極端な話180万語文記事を書くよりも、クオリティの高い動画を1分制作したほうが効率よくユーザーに内容を伝達できるかもしれません。
マーケティングにおいて、短時間で情報を伝達できるかはカギになります。ターゲットユーザーは時間が限られている場合も多く、時間を有効に活用してアピールをしないと離脱の原因になってしまう可能性もあるからです。
ホームページ制作時に動画を貼り付けて使用すれば、文字に多くの情報量を補足情報として付与できます。ホームページがメインコンテンツであることには変わりませんが、伝達効率において大きな効率性アップが見込めます。
人間は視覚情報に動きでアピールされると、深く印象に残して記憶する性質があります。マーケティングにおいては、限られた時間でユーザーに自社の商品やサービスを覚えてもらうのも重要です。覚えてもらえればその後のリターゲティングといったマーケティングにおいて、ユーザーをコンバージョンへ導きやすくなります。
テキストや画像と違い動画には動きがあるため、大きな刺激をユーザーに与えます。そのため5秒間だけといった短い動画でも、「この企業がこの製品を出している」という印象が自然と残るでしょう。テキストや画像だけで詳しく商品やサービスの内容を伝えるよりも、動画でアピールしたほうが効率よく印象に残せる可能性が高まります。
そしてホームページにおいて特に印象付けたい部分に動画を追加すれば、ユーザーの頭にイメージを残しやすくなります。
文字や画像だけだと伝わりにくい情報の一つが、
・実際に使ってみた場合の具体的なイメージ
・商品やサービスが具体的にどうやって運用されているかの背景
などです。文字や画像などを上手く使えば概要は伝わるでしょうが、「直接目で見て確かめたような実感が欲しい」というのがお金を掛けて商品やサービスを利用するユーザーの本音でしょう。
動画を活用してホームページ内で説明を行えば、
・テスターを使って商品やサービスを使っている様子を映像で見せられる
・商品やサービスの運用体制の裏側を撮影して公開できる
といったメリットがあります。
マーケティングにおいて、企業側とユーザー側の認識のずれは解消しておかないと後のクレームや離脱といったネガティブな事態につながってしまいます。ホームページにおいて動画を上手く活用してアピールを行うことで、企業とユーザー側の認識のずれをなくして確実な情報伝達ができるようになるでしょう。
「hakuhodo.movie」が発表した「動画生活者®統合調査 2019」を確認すると、商品購入や売上の増加などにも動画が高い効果を発揮することが数値で分かります。
調査では
・テレビ視聴メイン層
・ネット視聴メイン層
・テレビもネットも視聴する層
・どちらもあまり視聴しない層
の4つの層に調査者を分けてデータを収集、分析を行っています。
結果としては「ネット動画の視聴後に何らかのアクションを取った人の割合は、テレビもネットも視聴する層で61.6%、ネット視聴メイン層では66.3%」となりました。各層の半分以上の方が、動画視聴後に商品検索や店舗来店などあるアクションを起こしています。
ユーザーが自発的に情報を収集して商品やサービスの購入を決める現代においては、短時間で効率よくユーザーを引きつける内容を流せる動画が高い効果を誇ります。商品やサービスの理解を深められるような動画構成を行えば、以前よりホームページ経由でのエンゲージメントが高まるでしょう。
コンバージョンで行き詰っていると感じている際は、ぜひ商品やサービスの説明をホームページ内の適切な個所へ動画で入れてみましょう。ただし動画を視聴した後にどんな行動を取って欲しいのか分かるよう、ホームページのレイアウトにも気を配ってみてください。
外部の動画プラットフォームから動画を挿入する仕組みでホームページを制作すれば、外部のプラットフォームでも動画を通じた商品やサービスのアピールが可能です。
特に
・Facebook:高齢層が多い、真面目な投稿が受ける
・Twitter:若年層や中年層が多い、面白みのある投稿が受ける
・Instagram:若い女性が多い、写真(動画)映えするような投稿が受ける
・Youtube:老若男女問わず層が多い、いろいろな投稿を打てる
といったように各代表的なSNSプラットフォームを特性を含めて活用できるようにすれば、高い拡散効果を見込めます。
拡散は「UGC(クチコミといったユーザーが自発的に発信した情報)」の一つとして高いマーケティング効果を誇ります。現代人は商品やサービスを選択するとき企業の言い分だけでなく、「実際にこうだからおすすめ」というユーザーの意見も重要な判断材料として活用するからです。コメント付きで拡散されれば説得力も上がるでしょうが、単に拡散されて広まるだけでも認知度向上などに大きな効果があるので狙っていきたいところです。
ただし拡散を狙う際は、炎上しないようにコンテンツ内容を精査する必要があるのも忘れないでください。またInstagramなどのSNSでは拡散効果が狙いにくくなっているので、マーケティングに活用する際は注意してください。
残念ながら現在のGoogleの検索エンジンでは、動画の内容まで詳しくは把握できません。しかし動画自体に
・動画のタイトルを適切なものにする
・説明文を付ける
といった工夫を行うことで、SEO的にも結果的に効果が出ます。将来的にGoogleが機械学習によって賢くなり、動画の内容を細かく理解できるようになればさらにSEO効果がアップするでしょう。
またユーザビリティが動画挿入によって上がれば、当然アクセス数が増加してSEO上よい影響を与える可能性が高まります。
特に「Youtube」を活用したマーケティングはおすすめです。
現在Googleでは、質の高いコンテンツとみなされたYoutube動画を検索条件によって上位に掲載するアルゴリズムを採用しています。最近検索条件に応じて動画が多くヒットするようになっているのはこのためです。Youtube上で質の高いコンテンツを制作して評価をもらえば、それだけSEO効果も上がり検索エンジン自体にも表示される可能性が増加します。
そして評価の高いYoutube動画をホームページ上に貼り付ければ、
・Youtube動画を視聴したユーザーがホームページへ流入する
・ホームページを見たユーザーがYoutubeチャンネルへ飛ぶ
といった相乗効果も発揮できるようになるでしょう。
Youtube上さらに検索エンジン上で高い評価を得るためには、
・再生回数や視聴時間を伸ばせるようにする
・検索条件と一致するタイトルを付ける
・キーワードタグを付ける
といった工夫が必要です。
先ほどYoutubeとホームページの相乗効果の高さを説明しましたが、他の動画プラットフォームと連携しても当然相乗効果は狙えます。
ホームページにSEO対策を施してから安定した上位表示を獲得するまでには、数カ月や半年、1年といった長い期間が掛かります。ホームページ単独でSEO対策により集客効果向上を狙うのは、難しい状況です。
しかしFacebookやTwitterといった各動画プラットフォームと連携して相互流入の動線を作っておけば、検索エンジン以外からの流入経路も確保できます。結果的にアクセス数がホームページの単独運用よりも早期に増加して、SEOに効果が出てくる可能性も上がるでしょう。
ホームページ以外に動画プラットフォームを使ったマーケティングを行うのは、時間が掛かる作業になります。しかし見込める効果は高いので余力がある場合は複数の動画プラットフォーム活用も検討してみてください。
ホームページ制作において動画を使用する際のデメリットは次の通りです。メリットを台無しにしないように確認してみてください。
マーケティングにおいては、コンテンツ追加の意味付けが重要となります。ホームページ制作において動画を貼り付ける際も、目的があいまいのままとりあえず貼っておこうと思うのはよくありません。ユーザーに意図が伝わらず返ってユーザビリティを下げてしまう結果につながってしまいます。
・冒頭にホームページ全体の概要を説明するダイジェスト動画を入れて理解を促したい
・見出しごとに商品の説明動画を入れてどんな商品か分かりやすくしたい
といったように、目的を決めた上でどんな動画を制作したいか決定してみてください。
動画を使えば、確かにテキストの5,000倍同時に情報を伝えられます。その代わり動画を視聴する際は視覚や聴覚をフルに活動させないといけないため、疲労度合いも高くなります。疲労を考えずにじっくり内容を見てもらいたい場合は、テキストや画像などだけのホームページのほうが有利でしょう。
たとえば現在では動画疲れしている若者が、音声コンテンツに流れているようです。そういった背景もあり、他のことを行いながらでも空いている耳を通して商品やサービスのアピールを行える音声広告に注目が集まっています。
動画市場がこれからも堅調に推移していくことは間違いありませんが、「何でも動画にすればよい」と思うのはよくありません。自社の目的をかなえられるのがどんなコンテンツなのかをまず考えた上で、動画制作を検討してみてください。
動画制作には、複数の工程が絡んできます。
1.目的や予算、納期などを決めておく
2.動画の構成やロケーション決め、キャスティングなどの企画作りを行う
3.企画通りに撮影を行う
4.編集ソフトで必要な演出の追加や不必要なシーンのカットなどを行う
上記は一例ですが、「それなりに時間が掛かる」というのをイメージしてもらえたらと思います。
動画制作の時間は必要とするクオリティによっても変わってきますが、数か月掛かる場合もあります。そのため動画制作は余裕を持ってスケジューリングを行い、ローンチ予定通りにホームページ上で公開できるように準備しておく必要があるでしょう。
時間が掛かるのが嫌な場合は、目的や予算、納期などをあらかじめ決めた上で外注を検討してみてください。基本的な項目が決定していれば、それを基に制作業者がクオリティの高い動画を制作してくれます。
動画制作のハードルは以前より下がっています。
・スマホで撮影をして無料の動画制作ソフトで編集を行う
・動画をその場で撮影して加工できるSNSを使う
といった方法であれば、無料で動画を制作して広報に使うことも可能です
ただしどの分野にも言えることですが、クオリティの高い動画を制作するにはやはりそれなりのコストが掛かります。
画質はもちろん撮影角度や写し方、演出やキャスティングなどにもこだわると
・カメラや三脚など必要な機材の調達費
・高度なアニメーションも追加できる有料動画ソフトの導入費
・役者のキャスティング費(従業員ではなく外部から雇う場合)
・リソースが足りない場合はスキルのある人材の雇用費
といったコストが発生します。アニメ動画を制作する場合はキャスティング費は必要ないかもしれませんが、高度な動画編集ができるソフトウェアが必要となるでしょう(外部から声優をキャスティングする場合は費用が掛かります)。
社内で適切な機材をそろえるのが難しい場合やリソースが足りない場合は、動画制作の専門業者に外注を行う方法もあります。しかしその際は上記の費用に加え制作手数料なども発生するため注意が必要です。
Webマーケティングメディア大手の「Ferret」ではYoutube動画の外注制作費用相場を、
・複雑な注文の必要ないシンプルな制作:3万円〜15万円
・台本作り込みや複数人インタビューなどに対応:30万円〜50万円前後
・一から細かく注文を行った上で動画制作をしてくれる:100万円〜300万円前後
としています。
もしホームページ制作において埋め込むYoutube動画の制作を外注する場合は、一つの目安にしてみてください。
自社だけで適切な動画の尺や効果的な演出などを考えるのは骨が折れます。他の作業に集中したいケースも多いでしょう。多少コストが掛かっても協力してくれる事業者を探して依頼したほうが、結果的にマーケティングが成功する場合もあります。
ページ読み込みが遅くなる可能性がある
ホームページに動画を埋め込む際、ネックとなるのがページ読み込み速度です。動画は文字や画像の比にはならない情報量を持っているので、処理にも負担が掛かります。重い動画を気軽に何個もホームページに埋め込んで再生するような仕組みにすると、ユーザビリティ上よくありません。
Googleは最近「コアウェブバイタル」というSEOに関係する指標を発表しました。その中では
・LCP:ホームページの中で最も大きいリソースの読み込み時間
・FID:ユーザーがホームページを操作できるようになるまでの時間
・CLS:ユーザーがホームページを使っている際、表示のずれが起きない
というホームページ読み込みに関する指標が設定されています。
動画をむやみにホームページ中に挿入すると、上記のコアウェブバイタルにおける評価が低下してSEO上よくない影響が出る可能性が高まるでしょう。ホームページに動画を埋め込む際は、ユーザーのホームページ読み込みにおける利便性を落とさないように工夫する必要があります。
読み込み速度低下を防ぐには、
・<video>タグではなくYoutubeといったサイトから<iframe>タグで動画を読み込む
・Lazyloadといったプラグインを使って動画の読み込みを遅延させる
・サムネイルとリンクだけを貼り、クリックやタップを行うと動画サイトへ移動するようにする
といった対策が有効です。
特にスマホでは動画を再生させようとすると読み込みが一気に遅くなる危険性もあるので、サムネイルにリンクを貼って外部サイトやアプリへ移動して視聴してもらう、といった手法が取られるケースも多いです。
ここからは、ホームページ制作において動画を実際に挿入するための2つの方法を解説していきます。
YoutubeやFacebookといった各種プラットフォームの機能を使い、動画埋め込み用タグを発行してホームページのソースコード内に貼り付けます。
Youtubeの場合、
1.アップロード済みの動画詳細画面から「共有」ボタンを押す
2.「埋め込む」を押して、表示されたタグを全部コピーする
3.コピーしたタグを指定箇所へ貼り付ける
といった手順で埋め込みが可能です。
外部プラットフォームとホームページの動画を連携させる際は、必須の機能といってよいでしょう。また<video>タグと違って貼り付ける手間が掛からないのもメリットです。
反面連携させるには、連携したいプラットフォームのアカウントを所持している必要があります。目的に応じて適切なプラットフォームを選択した後、連携を行ってみましょう。
<video>タグは、「HTML5」から追加された新しいHTMLタグです。サーバー内にアップロード済みの動画をURLで連携させて、ホームページ上に表示可能です。
パラメータも設定可能で、目的に応じてカスタマイズして動画を再生できるように調整できるのがメリットです。またサーバー内にアップロードした動画とホームページだけで作業が完結するため、外部プラットフォームのアカウントが必要ない点もメリットになるでしょう。
ただし<video>タグを一から制作して貼り付けるのは少々面倒です。たとえばブラウザーが動画フォーマットに対応していない場合を考えて、動画候補を<source>タグで複数指定したり、再生不可能な場合の代替テキストを<p>タグで追加してあげる必要があります。
またサーバーから直接動画を読み込むため、ホームページの読み込みスピードが遅くなりがちなのもデメリットです。全体的なマーケティング効果を考えるならば、手軽で相互流入を狙いやすい外部プラットフォームからのタグ貼り付けのほうが有利でしょう。
ホームページ(オウンドメディア)に貼られた動画は、動画プラットフォームで直接公開されている動画よりも長く視聴される傾向にあります。企業やサービスなどをよく知りたいと考えている方が多く流入してくるためです。
ここではパソコンとスマートフォンに分けて、それぞれの最適な動画の長さを解説していきます。
ちなみにMicrosoftの調査によると、人間の集中時間は8秒ほどしかありません。ですから動画を最後まで視聴してもらうためには、冒頭で魅力のある動画だと認識させるように構成を作るのも忘れないようにしてください。
パソコンで動画視聴を行うユーザーは、スマートフォンで視聴をするユーザーと比較してじっくりと動画を閲覧できる環境にある場合が多いです。つまりスマートフォンで公開するよりも、長めに動画の尺を取って制作がしやすいでしょう。
ただし余りにも長過ぎると敬遠される可能性もあるので、いくつか動画の尺パターンを出し分けながら最適な再生時間を考えるとよいでしょう。
パソコンと比較して、スマートフォンを閲覧している方は
・外出中に確認している
・出勤中の満員電車で確認している
といったように忙しい状態で動画を閲覧する可能性も高いです。加えて通信品質も環境によって左右される可能性があることを考えると、ストレスが発生しないようにパソコンの場合よりも短めに動画の尺を設定したほうが効果が出やすいでしょう。
大手マーケティング企業の「HubSpot社」の調査によると、各SNSプラットフォームの最適な動画の尺は
・Twitter:45秒
・Facebook:45秒~1分
・Instagram:30秒
・Youtube:2~3分
でした。
スマートフォン単体の調査ではなくオウンドメディア以外でのプラットフォームに関する調査結果ですが、頭に入れておくと尺を決める際に役立つでしょう。
今回はホームページ制作に動画を取り入れるメリットとデメリット、そして関連の内容もご紹介してきました。
動画市場は盛り上がっており、ホームページ制作においても動画を活用することで理解度向上やコンバージョン促進などが見込めます。ただし動画を入れると読み込み速度に影響が出るといったデメリットもあるので、デメリットを上手くカバーしながら動画を活用するのが重要です。
2020.10.27