その他コラム
整骨院様へホームページ用写真の撮影にお伺いし・・・
2020.02.13
TRASPコラム
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更新日:2023.03.16
公開日:2020.10.01
ホームページを制作して、目標を達成しようと考えるのであれば、サイトへのアクセスデータを解析して改善を重ねていくことが大切です。しかしアクセス解析を行うツールは無料のものから有料のものまで種類が多く、どれを使えばいいか分からない……というWeb担当者の方も多いのではないでしょうか?
一口にアクセス解析といっても、それぞれ種類・手法、強みや操作性は多岐にわたります。
そこで今回の記事では、アクセス解析ツールの種類に応じてそれぞれ代表的なものを2つずつピックアップして徹底比較!初心者の方に向けてわかりやすく解説していきます。
それぞれの概要と特徴を紹介していきますので、ツール選びの参考にしてみてください!
目次
アクセス解析ツールとは、制作したWebサイトにどのようなアクセスがあったのか、データを蓄積して分析するためのツールです。アクセス解析ツールを導入すると、サイトへのアクセス数や訪問時間、流入経路、どのくらいの時間滞在してどこからどこに推移したのか、どのページで離脱したのかなど、あらゆるデータを自動的に集められます。
ホームページを制作したときには、「商品を販売したい」「資料をダウンロードしてほしい」「コンバージョン数をあげたい」など、様々な目的があったはずです。しかしそれがどれくらい達成されているのか、データがなければ判断のしようがありません。
アクセス解析ツールを活用すると目標や問題点を数値化できるため、客観的に施策を評価できるようになります。広告を打ったものにどれくらい反応があって、どれくらいの商品が売れたのか?SNSに投稿しているのは集客に役立っているのか?ホームページに流入はあるのに、売上につながらないのはなぜなのか?……というような、あらゆる課題を発見し、解決していくためにアクセス解析のデータは非常に便利です。
アクセス解析ツールには多くの種類があり、それぞれ特徴や備わった機能が異なります。アクセス解析ツールは自社の現状を知ることができ、目的を達成するために必要としている機能が備わったものを選ぶことが重要です。
アクセス解析ツールには、無料のものもあれば有料のものもあります。有料のものは高機能で、無料のものでは得られないデータを集められますが、高いものだと月数万円かかるものも。まずは無料のものからスタートして、どうしても必要な機能がある場合に、有料のものの導入を考えていくのがオススメです。
またアクセス解析ツールは、UIもそれぞれ特徴があり、使い心地が違います。いくら高機能のものを導入しても、機能が多すぎて使いこなせなかったり、使い勝手が悪くて使わなくなってしまったりしては意味がありません。
ほとんどの有料ツールは「お試し期間」を設けているので、導入前には必ず実際に使ってみるようにしてください。
まずはアクセス解析は初めて、もしくはなにを導入すればいいのかわからない方におすすめの、定番のアクセス解析ツールを2つ紹介します。
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールで、「アクセス解析といえばまずアナリティクス」といわれるほど定番のツールです。
セッション数や流入元、直帰率、滞在時間などの基本的なデータから、目標を設定することでCV率まで測定が可能。
また、ユーザー属性(性別、年齢、地域、興味や関心など)のほかに、スマホやPCといったデバイス毎のアクセス数も確認することもできる高度なツールです。
GoogleのアカウントとホームページのURLさえあればすぐに導入できるので、まずはアナリティクスを導入して解析に慣れてから、不足する各機能を他のツールで補うことを検討するのがおすすめです。
利用料金:無料
URL:https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
Googleアナリティクスの導入の仕方、基本機能や使い方はこちらの記事へ
Googleサーチコンソールは、「サチコ」の愛称で親しまれているやはりGoogleが提供している人気のツールです。アナリティクスとは異なり、Googleサーチコンソールは、検索クエリ(検索するときにユーザーが打ち込んだ言葉やフレーズ)や検索順位を下げる問題の有無をチェックし、サイトを最適化するのに使うサービスです。
Googleアナリティクスと連携することで、アナリティクスの管理画面上で検索クエリの確認やクリック数等の分析ができるようになるので、開設した際は必ず連携するようにしましょう。
利用料金:無料
URL:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Googleアナリティクスは機能が多く複雑であるため、もっとデータを視覚的に見やすくするためのツールが「ビジュアライズ型ツール」です。
Googleが提供しているビジュアライズ型ツールで、アナリティクスやサーチコンソール、Google広告などのデータを1箇所に集約し、ダッシュボードで管理できます。チャートやグラフをクリックやドラッグ&ドロップだけで直感的に作成可能。レポートの作成は、テンプレートが用意されているため、簡単にカスタマイズできることもポイントです。
利用料金:無料
URL:https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/
AIアナリストも、Googleアナリティクスのデータを視覚的に見やすくビジュアライズ化。さらにAIがデータを分析し、サイトの「伸びしろ」である改善方針を無料で提供してくれます。有料版にアップデートすると、根拠となるデータや実装後のCVの予測値も示してくれるので、サイト改善の打ち手を明確にできます。
利用料金:無料プランあり/有料プランはサイト規模に応じて都度見積もり
URL:https://wacul-ai.com/
ヒートマップとは、ホームページがユーザーにどのように見られているのかを、サーモグラフィーを利用して数値を視覚的に表現するツールです。ヒートマップを活用すると、UI/UXの改善を効率的に行えます。
Ptengineは、解析コードを設置するだけでデータを自動収集。コード不要で管理画面内だけですべての設定を完結できるので、簡単に導入できることが特徴です。アクセス解析とヒートマップの2つの機能が利用できるため、視覚分析と数字分析を同時に計測できて、ホームページ内のユーザーの行動をより詳細に解析できます。
利用料金:10000PV/月、1000イベント/月、ヒートマップ1つまでは無料で使えるプランあり。上位プランは14800円/月のエコノミー、29800円のビジネス、49800円のファーストと、月間PV数に応じて選べます。
URL:https://www.ptengine.jp/
User Insightも、アクセス解析とヒートマップの両方を利用できるツールです。ホームページを訪問したユーザーがどこを見てクリックしているのか、コンテンツのどこがよく見られているのかが視覚化されるため、UI/UXの改善が容易に。ヒートマップで追い切れないユーザーのマウスの動きまでリプレイします。
利用料金:初期費用50000円、月額利用料は50万PVまでで50000円、400万PVまでで100,000円、契約期間は6カ月から(2020年9月現在)※料金の詳細は公式サイトから料金表をDLしてください。
URL:https://ui.userlocal.jp/
レポート型ツールは、Googleアナリティクスのデータを元にして、レポートを作成できるツールです。
FARO REPORTは、アナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析レポートを、最短1分で自動的に作成してくれるツールです。セッション数の推移やランディングページのパフォーマンスなどを可視化できるので、サイトの状況を視覚的に知るのに適しています。導入にはMicrosoft PowerPointが必須。
利用料金:1サイトに限り前月のみ対象のレポート出力無制限の無料プランあり。月額6000円のシルバープラン、8000円のゴールドプランは7日間の無料トライアルあり。
URL:https://faro-report.com/
GArepoはアナリティクスのデータを用いて、ホームページの改善ポイントをオリジナルの解析レポートで示してくれるツールです。アナリティクスとはAPI連携しているので、アナリティクスを触ることなくレポートを作成できます。レポートはカレンダーで設定すれば、定期的に自動作成してくれるから手間いらずです。
利用料金:月額基本料5500円でGoogleアナリティクスのビューを最大5つ利用可。1100円/IDで6ビューを追加可能。無料プランなし、毎月1日〜月末までの期間でお試し可。
アナリティクスのデータを利用しない、独自型のアクセス解析ツールもあります。代表的な2つのツールを紹介します。
Similar Webは、Similar Web社が提供する高度なアクセス解析ツールで、あらゆるサイトの訪問者数やエンゲージメントを解析できます。自社の分析はもちろん、有料プランでは他社の競合サイトの検索キーワードや、参照元、流出先まで分析可能。競合が出稿しているクリエイティブの一覧表示、類似しているサイトの分析など、競合分析・業界分析に長けています。
利用料金:1カ月分のデータ取得とWeb分析が可能なフリープランと、最大37カ月分のデータを取得して分析する有料プランがあります。有料プランの利用料金は要問い合わせです。
URL:https://www.similarweb.com/ja/
忍者アクセス解析は、無料で利用できるリアルタイムのアクセス解析ツールです。ユーザーのアクセスログ、時系列でのアクセス推移、ページごとのアクセスなどアクセス解析で必要なデータが取得でき、アクセスログは4カ月間保存可能。広告が表示されてもよければ完全無料ですべての機能を利用できます。
利用料金:無料で利用可能。広告を非表示にするには、初期設定費用1290円、年間利用料3790円が必要。
URL:https://www.ninja.co.jp/analyze/
今回は、アクセス解析のツールについてまとめました。
どんなユーザーがどこから来て、どんな行動をして成果に繋がったのかというように、ユーザー像や行動がわかるようになる「アクセス解析ツール」。
ホームページを制作したら、アクセス解析を導入してサイトの改善をしていく必要があります。アクセス解析ツールは、グーグルアナリティクスのデータを使いこなすことが基本です。カスタムレポートを自分で作成できない、データをどう読めばいいのかわからない時には、ビジュアライズ型ツールやレポート型を活用するとよいでしょう。
またヒートマップ型は、アナリティクスには備わっていない視覚データを補完するのに役立つツールです。UIやUXの改善には欠かせないので、必要に応じて導入を検討してください。