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建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップ!依頼先や媒体も紹介

建設業

更新日:2023.03.26
公開日:2022.07.07

建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップ!依頼先や媒体も紹介

 

建設業は古くから紹介や下請けによって仕事を獲得してきましたが、近年のコロナ禍やオンライン化によって「仕事が取れない」「利益が上がらない」などとお悩みの経営者・マーケティング担当者もいるのではないでしょうか。

 

そこで、自社で仕事を獲得することが重要になります。
そのためにはWeb広告で自社の認知を広げることがおすすめ。なぜならWeb広告はターゲティング精度が高く、効果測定が可能だからです。細かい調整がしやすく、最小限のコストで最大限の効果が出せるといえるでしょう。

 

この記事では、建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップを徹底解説します。これまでに数多くの建設会社のマーケティングを手がけたTRASPが、おすすめの依頼先や媒体を詳しくまとめました。

 

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建設業の動向はこちらをご覧ください。

 

建設業には“Web広告”が良い

建設業には“Web広告”が良い

 

Web広告とは、インターネット上で表示される広告を指します。パソコンやスマートフォン、SNSなどが普及している影響もあり、さまざまな場面で目にする機会も多いでしょう。

 

新聞折込やポスティング、街頭看板などをオフライン広告、インターネットで配信されるものをオンライン広告とも呼びます。チラシなどオフラインを活用しているという建設業の方も少なくないと思いますが、近年では個人も企業も情報を「与えられるもの」ではなく「自分で探すもの」だと捉えている傾向にあります。つまりGoogleやYahoo!JAPANのような検索サイトで情報を得ようとする人が増えているのです。

 

そこで、Web広告の活用をおすすめします。

まずは「どのようなWeb広告があるのか」という疑問をお持ちの方へ、代表的な種類や特徴を紹介していきます。

 

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • リターゲティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告

 

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のことです。検索連動型広告とも呼ばれており、主に画面の上部もしくは下部に表示されます。

 

表示される広告はユーザーが検索したキーワードと連動する仕組みです。そのため、広告の内容に関心があるユーザーに訴求しやすい点がメリットでしょう。一方で設定したキーワードで検索しない「潜在層」「低関心者層」に対して、情報をリーチしにくい点はデメリットだといえます。

 

リスティング広告

 

課金方式は1クリックごとに広告費が生じる「クリック課金型」になるため、表示されただけでは費用はかかりません。しかし、ほかのWeb広告のなかでもクリック単価は比較的高いといえるでしょう。キーワードや状況によって変動しますが「リフォーム関連:1クリック¥300前後~」「新築マンション:¥3,000~」というケースも見受けられます。

 

リスティング広告は出稿を始めた時点で効果を得られるため、「即効性を重視している」「なるべく早く集客につなげたい」という建設会社に適しているでしょう。

 

 

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトなどの広告枠に表示される広告を指します。事前にターゲットの属性やキーワードを設定し、その属性の人がよく見る傾向があるサイト・キーワードに関連するサイトに広告表示させる仕組みです。

 

リスティング広告とは異なり、画像で視覚的に表示できる点も特徴でしょう。「画像+テキスト」「動画+テキスト」を組み合わせた形式で表示されることも多く、バナー広告と呼ばれることもあります。

 

課金方式はクリック課金・インプレッション課金があり、方法は異なりますが月間の費用相場は20~50万円ほどになります。「いくらで入札するか」「どこに広告を出すか」「ターゲットをどう定めるか」などを随時細かく調整し、目的に応じて成果を最大化することが可能。明確なニーズに直結した表示ではない分「いつか購入したいと思っていた」「実は情報を知りたいと思っていた」という潜在層へ向けて、幅広く訴求できる点がメリットです。

 

また、クリック単価自体は数十円~と比較的リーズナブルに設定されています。そのため「とにかく集客数を稼ぎたい」「多くの人に自社を認知してほしい」という場合に活用すると良いでしょう。

 

リターゲティング広告

リターゲティング広告は過去にWebサイトを訪問したことのあるユーザーに対し、サイトから離脱した後も追跡して広告を配信する手法のことです。配信先はWebサイトやSNS、動画配信サイトなどが挙げられます。

 

課金方式は主にクリック課金・インプレッション課金となります。1日あたりの広告費用の上限を設定できるため、予算を必要以上に消化してしまう場面を避けられるでしょう。

 

情報があふれる現代では、1度サイトを訪問しただけで商品購入やサービスの導入を即決するユーザーは多くありません。そこで「サービスの利用を検討している人」「商品購入を迷っている人」に対して繰り返しアプローチをかけ、再度サイトへ訪問してもらえるように促します。無関心なユーザーに向けて情報をリーチするよりも、コンバージョン率UPを狙いやすくなる点がメリットでしょう。

 

リフォームや規模の大きな工事などは、ユーザーの検討する期間が比較的長いため、リターゲティング広告でくり返し表示させる手法はおすすめです。

 

SNS広告

SNS広告とは、Twitter・Instagram・FacebookなどのSNSで配信されている広告を指します。媒体によって特性やユーザーの年齢層が異なるため、自社に合うものを選択するのが大切なポイントです。

 

課金方式はインプレッション課金・クリック課金をはじめ、アプリがインストールされるたびに費用が生じる「インストール課金」、動画が再生された際に費用が生じる「動画視聴課金」などが挙げられます。どの方式を採用するかは広告出稿時に決めることが可能。なお、選択できる方式は媒体ごとに異なるため注意しましょう。

 

年齢・性別などの個人情報を集めやすい、興味・関心がわかりやすいといったSNSの特性を活かし、高精度なターゲティングができます。加えて、広告をタイムラインにうまく溶け込ませられるため、リスティング広告・ディスプレイ広告などよりも、ユーザーに受け入れられやすいというメリットも。

 

SNS広告の費用やインスタと建設業について解説した記事もあります。

 

動画広告

動画広告とはYouTube広告のように、動画を用いて広告を配信する手法のことです。動画を用いれば、画像や文字だけでは伝わらない商品・サービスの魅力が存分に伝わります。そのため、自社のブランディング強化にも非常に役立つでしょう。

 

課金方式はインプレッション課金・クリック課金・動画視聴課金がメインです。種類にもよりますが相場は安くて数万円、高くて1,000万程度と非常に幅広くなっています。

 

動画広告はテキストのみの広告と比較すると、短時間で多くの情報をユーザーに届けられることや、ユーザーのイメージに残りやすいというメリットがあります。一方で動画制作のノウハウが必要になることや、興味を引けなければすぐにスキップされてしまうことがデメリットです。

 

「インパクトがある広告を打ち出したい」「短時間で多くの情報をターゲットに届けたい」という場合に、活用すると良いでしょう。

 

建設業がWeb広告を活用するメリット4つ

建設業がWeb広告を活用するメリット4つ

 

建設業の集客にWeb広告を取り入れるうえで「どのようなメリットがあるの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。この項目では代表的なメリットを4つピックアップしましたので、ぜひご覧ください。

 

  • ターゲティング精度が高い
  • 潜在的ユーザーにもアプローチできる
  • 変更がリアルタイムで反映される
  • 効果測定しやすい

 

1.ターゲティング精度が高い

前述したように、Web広告は非常にターゲティング精度が高いです。なぜなら、検索したキーワード・履歴・位置情報をはじめ、プロフィールに登録された個人情報をもとにターゲティングできるため。

 

例えば、リスティング広告であれば「大阪府 建設会社 人気」といった特定のキーワードを用いて“現在工事を検討しているユーザー”に絞り込み、ピンポイントに情報を届けられます。このように広告の内容に興味がある人に対し、情報を届けられるように設定OK。

 

したがって、広告がターゲットにしっかりヒットすれば、効率良く集客につながるでしょう。

 

2.潜在的ユーザーにもアプローチできる

Web広告をうまく活用すれば、自社の事業やサービスを知らない人にも認知してもらえます。

  • YouTubeをはじめとする、大手サイトに広告を出稿→
    特定・不特定多数のユーザーに対し、自社の商品・サービスの存在をPRできる。
  • SNSアカウント上で広告を出稿、キャンペーンを開催→
    ユニークな施策を打ち出せば、興味を持つユーザーが増える。その結果、爆発的な情報拡散(=バズる)にも期待できる。最終的に大きく集客率UPにつながる可能性もある。

上記のように媒体・手法ごとに得られる効果は変わりますが、Web広告は多くのユーザーと接点を持てるため、自社の知名度向上に役立つでしょう。

 

3.変更がリアルタイムで反映される

Web広告は出稿している間にも、キーワード変更・出稿量の増減など随時変更が可能です。出稿当初に取り入れた施策で効果が出なければ、途中で設定を変更することをおすすめします。状況に応じてさまざまな調整をスピーディーに行える点も、Web広告の魅力だといえるでしょう。

 

4.効果測定しやすい

Web広告は閲覧数やクリック数など、必要な項目をツールで詳しく分析できます。分析した後に課題を洗い出し、改善するためのアクションを起こせば、より効果的な施策を実践できるでしょう。自社に合うツールを探し、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

TRASPではWebサイト制作を主軸とし、Web広告の運用も行っています。
GoogleやYahoo!JAPANなどのリスティング広告が良いのか、動画広告が良いのか、Twitter・Facebook・Instagramなど主に配信しているSNS広告が良いのか、お客さまに合わせて考えていきましょう。

 

TRASPのWeb広告

おすすめのアクセス解析ツールを紹介しますので、参考にしてください。

建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップ

建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップ

 

建設業がWeb広告で効果を出すには、正しい手順を知ることが大切です。続いて実践すべき5ステップを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

  1. 目標と期間を決める
  2. ペルソナを設計する
  3. 正しい初期設定
  4. KPIを決める
  5. PDCAを回す

 

1.目標と期間を決める

まずは目標設定と期間を明確にしましょう。たとえば次のとおり。
「〇〇(施策)を1ヵ月実行する間に、アクセス数を10%伸ばす」

 

目標がしっかり定まっていなければ、方向性がブレて最適な施策を打ち出せません。また、期間をあいまいに設定すると「集中して取り組めない」「振り返りしにくい」というデメリットも。スピーディーかつ最大限の効果を得るためにも、まずは目標・期間を決めることが重要です。

 

2.ペルソナを設計する

ペルソナを設計し、自社がターゲットにする人物像を深く掘り下げるのも欠かせません。なぜなら“自社が情報を届けたい人物像”をより具体化すれば、キャッチコピーや訴求すべき内容をはじめ、高精度な施策を実施できる確率が上がるためです。

 

ペルソナとは、ターゲットよりも多数の項目を設定したリアルな人物像を指します。ターゲットは「50代 男性 会社員」といった属性情報を指しますが、ペルソナは人格まで具体的に想像できるレベルまで設定された“リアルな人物像”と捉えると良いでしょう。

 

建設業におけるペルソナの例

名前:川島進

年齢:52歳

性別:男性

家族:妻(専業主婦)、娘(27歳 既婚)

住所:大阪府大阪市在住 戸建

職業:専門職

年収:800万円

要望:娘が結婚して家を出たため間取りを変えたい、老後のことを考慮し水回りをバリアフリー設計にしたい

このようにターゲットを具体的に定め、ニーズを具体的にまとめれば、お客さまが必要としていることを的確な目線で提案できます。効率良く自社の集客につなげるためにも、慎重にペルソナ設計を進めましょう。

 

こちらの記事でペルソナ設計について詳しく解説しています。

 

3.正しい初期設定

Web広告を導入しても、正しい初期設定ができていなければ思うような効果を得られません。多くの広告には「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」「広告」など、さまざまな要素が存在します。そのため、それぞれの役割を理解し、予算・ターゲットに応じて適切な階層で決めることが大切です。

 

4.KPIを決める

達成したいゴールに向けて、どのような指標を置くべきかという「KPI」を正しく設計することも欠かせません。なぜなら、これらを正しく設計できなければ十分に成果を出せず、うまく集客につなげられない可能性があるためです。

 

KPIとは最終的に達成したい目標に至るまでの過程において、達成の度合いを測るための指標を指します。会社や個人が定めた目標に到達できるかどうかは、その過程であるプロセスの成否で決まります。そのため、このKPIという指標が非常に重要視されているのです。

 

さらに、KPIに関連する指標は最終目標を表す「KGI」、最終目標に到達するための成功要因を表す「KFS」があります。こちらもあわせてインプットしておくと、ビジネスの現場でしっかり役立つでしょう。

 

KPIを設定すれば「目標達成へのプロセスが可視化できる」「実行すべきアクションを明確化できる」「組織内における評価基準を統一できる」など多くのメリットがあるため、ぜひ実践してみてくださいね。

 

さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

5.PDCAを回す

最後に“Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)”の頭文字を取った言葉「PDCA」サイクルを、地道にコツコツと回しましょう。

 

もし“仮説を立ててマーケティングしたいのに、想定外の結果が出てしまった”という場合は、仮説自体が誤っている可能性も高いです。成功へ導くには原因を探り、改善を地道に繰り返すことが欠かせません。自社の集客率UPを図り、利益向上につなげるためにもPDCAサイクルを重視しましょう。

 

建設業の経営・集客・営業ノウハウを知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

建設業のWeb広告は外注がベスト!

建設業のWeb広告は外注がベスト!

 

Web広告の運用を検討するにあたり、経験やノウハウがない建設会社では「専門業者などのプロに依頼するか」「自社でそのまま運用するか」と迷われることもあるでしょう。

 

結論からいうと、建設業のWeb広告は外注がベストです!その代表的な理由として、次のようなものが挙げられます。

  • 専門知識を持ったプロが適切な施策を提案、実践できる
  • 正確な分析結果をもとに、必要な改善策を見出せる
  • 自社の業務に集中できるため、サービスの品質向上を図れる

Web広告はマス広告と比較してリーズナブルな価格で導入できるため、自社で運用すればよりコストを抑えられます。

 

しかし、Web広告で確実に成果を出すためには“専門的な知識・ノウハウを駆使すること”が欠かせません。Webのプロは広告運用に関する深い知見、及び媒体の最新情報などを保有しています。そのため、自社にとって必要な施策を提案し、適切なタイミングで実行できるでしょう。

 

加えて、Web広告の運用開始後はレポート作成などを用いて、結果を正確に分析していきます。自社が実践すべき改善策を見出せる点も強みだといえるでしょう。

 

また、運用自体を依頼すれば、社内のリソースを必要としません。自社の業務に集中的に取り組めるため、サービスの品質向上を図れる点も魅力でしょう。

 

このように、Web広告を外注するメリットは数多くあります。したがって「Web広告運用を絶対成功させたい」「スキルに不安があるため、サポートしてくれる人がほしい」と考えている建設会社の方は、専門のプロへ依頼すると良いでしょう。

 

制作会社・専門業者によって得意分野・プラン・料金などが大きく異なるため、事前にリサーチを重ね、自社に合うところへ依頼することをおすすめします。

TRASPは建設業界の実績が豊富なWeb制作会社です。
お客さまに合わせて集客につながるWeb広告を制作します。自社に最適なプランニングを提案しますので、まずはオンラインの無料相談までお気軽にお問い合わせください。

 

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まとめ

この記事では、建設業がWeb広告で効果を出すための5ステップを徹底解説しました。

 

Web広告には「ターゲティング精度が高い」「ユーザーとの接点を増やせる」などのメリットがあり、効率良く集客率UPを狙えます。さまざまな手法があるため、自社に合うものを選択すると良いでしょう。紹介した5ステップをもとに、Web広告運用をぜひ実践してみてくださいね。

 

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