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求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

制作ガイド

更新日:2023.04.02
公開日:2020.09.17

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

自社が求める人材を探すためには、企業サイトとは別に、求人専用のホームページを制作するのが効果的です。しかし求人ホームページを作るときには、ポイントを押さえて制作を進めないと、企業サイトとなんら変わらないページができあがってしまう可能性があります。

 

そこでこの記事では、採用サイトを制作するときに押さえておきたい3つのポイントと、どのようなコンテンツを用意すればいいのかをまとめました。採用活動において、自社が求める人材を効率よく集めるサイト作りの参考にしてください。

 

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採用したい人材の詳細を明確にする

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

求人ホームページを制作するときには、まずは採用したい人材の詳細を明確にし、採用ペルソナを設定します。

 

人材に対するターゲットとニーズを把握する

企業において、人材を採用しようと考えているときには、「こんな人に入社してほしい」という「求める人物像」があるはずです。「元気で明るい人」「コミュニケーション能力が高い人」など漠然としたイメージを持っていることが多いと思いますが、求人ホームページを制作するときには、ターゲットはもっと詳細に、そして明確に定める必要があります。

 

ターゲットを設定するときには、経営陣などのトップ層や、採用した人材を受け入れる部門の管理職などに、どのような人材を求めているのか、必要なスキルや行動特性、好ましい性格などを詳しくヒアリングします。

 

また自社に対するニーズも同時に調査を行いましょう。ここ数年の間に入社した社員に、なぜ自社を選んだのか、最終的な決め手はなんだったのかをヒアリングすることで、自社が求職者に対してどのようなニーズを満たしているのかが分かります。

 

 

採用ペルソナを設定する

ターゲットが設定できたら、もう一歩踏み込んで、採用ペルソナまで設定できれば理想的です。年齢や性別、現在の職業や年収、保有している資格、性格、学歴などの属性を考えて採用ペルソナを設定します。

 

調査したニーズを踏まえれば、そのペルソナが自社に求めること、仕事に対する価値観がどんなものかも分かるでしょう。こういった情報をひとつにまとめ、採用ペルソナを作り上げておくと、採用サイトを制作するときの方向性が定まり、ブレることがなくなります。

 

 

コンセプトを設定し採用ブランディングを行う

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

ターゲットやペルソナが設定できたら、採用サイトのコンセプトを設定しましょう。

 

ターゲットにあわせたコンセプトを策定する

サイトのコンセプトとは、「誰に・何を届けたいのか」を考えることです。採用サイトであれば、ターゲットや採用ペルソナとして設定した人物に、自社で働く魅力を伝えることがコンセプトの大枠になります。

 

採用サイトのコンセプトを決めるときには、そこからさらに踏み込んで、自社の魅力や強みは何なのかを深掘りしなければなりません。それは星の数ほどもあるであろう同業他社の中から自社を選んでもらうために、差別化する必要があるためです。

 

求職者に他社ではなく自社を選んでもらえる強みを考え、分かりやすく言語化することで、サイトのコンセプトを設定しましょう。

 

 

採用ブランディングを行う

求職者にどのようなことを伝えたいのか、採用サイトを通してどのような思いを持ってほしいのかを突き詰め、自社の魅力は何かを考えることは、採用ブランディングと言われます。

 

採用コンセプトを設定するなかで、自社の魅力を深掘りして強みが明らかにできれば、コンセプトとマッチ度が高い人材からの応募が期待できるようになります。マッチ度が高ければ、入社時のエンゲージメントが高いことも考えられるため、離職率の低下が期待できることもメリットです。

 

採用ブランディングは長期的な取り組みが必要で、すぐに結果が現れるものではありません。時間がかかるからこそ、採用サイトを制作する時点から、マーケティングの視点を取り入れることが大切です。

 

 

求職者目線に立ったコンテンツを意識する

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

求人サイトのターゲットとコンセプトが決まったら、コンテンツを制作していきます。コンテンツの制作では求職者目線に立つことが重要になりますが、ポイントを2つ紹介します。

 

ターゲットにあわせた内容を訴求する

求人ホームページのコンテンツを制作するときには、ターゲット層にあわせた内容にすることがもっとも重要なポイントです。サイトのターゲットがはじめて求職活動を行う学生なのか、それとも転職での中途採用者なのかによって、コンテンツで訴求する内容は大きく異なります。

 

たとえば新卒採用が目的のサイトであれば、給与や福利厚生などの待遇面よりも、働きがいや働きやすさ、入社後のキャリアプランをイメージできるコンテンツに比重をかける必要があります。

 

一方訴求先が転職者であるなら、現実的に給与や福利厚生などの待遇を分かりやすく提示することが最優先になるでしょう。そのうえで他社と差別化ポイントを解説し、そのような活躍の場が用意されているのかを伝えることが必要です。

 

 

そこで働く自分をイメージできる内容にする

ターゲット層によって、訴求内容が異なることは事実ですが、どちらにおいても大切なのは、入社後にそこで働く自分をイメージできる内容のコンテンツにすることです。

 

新卒者であれ転職者であれ、就職先を決めるときには「できるだけ長く働きたい」と考えているものです。初めから短期での離職を考えていることはまれでしょう。

 

そのため採用サイトでは、入社後どのような環境で、どのような人たちと一緒に働くことになるのかを、明確に思い描ける内容にすることが大切です。

 

 

求職者が求める情報とは

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

採用サイトである以上、募集要項・選考プロセスを詳細に提示することは当然ですが、それ以外にはどのような情報をコンテンツとして制作すればいいのでしょうか。

 

企業理念やビジョン

自社の企業理念やビジョンは、採用サイトにも必ず掲載するようにしましょう。企業理念とは、「この会社はなんのために存在するのか、事業をどんな目的で展開するのか」といった、組織の存在意義や価値観を表すもので、時代を通して不変です。

 

一方ビジョンは、企業理念を実現するために、中長期的に達成したい目標を言語化したもので、時代とともに変化します。

 

同じ業界で似たような製品を作っている企業であっても、企業理念やビジョンはまったく異なることは少なくありません。一方は世界進出を目標としているけれども、他方は地域貢献を目指していることもあります。

 

企業理念やビジョンは、企業の目指す方向を求職者に示し、他社との差別化を図る大切な情報です。企業ホームページだけではなく、採用サイトにも必ず掲載するようにしましょう。

 

 

仕事を通して何を実現できるのか

自社に入社することで、求職者が何を実現できるのかを伝えることも重要です。企業側から見ると、社員は労働を提供するリソースということになりますが、社員側から見ると会社は単に給料をもらうためだけの場所ではないことがポイントです。

 

多くの社員にとって、会社は「やりがいや自分の成長」「仕事をやりとげた達成感」など自己実現を達成する場であり、給料よりもこういった点を重視する人は少なくありません。そのため求人サイトでも、自社で働くことでどんなスキルが身につくのか、どんなキャリアプランを描けるのかを明確に伝えることは重要です。

 

 

実際に働く社員の声

応募を検討している企業で実際に働いている人が、どのようなことを考えて働いているのかということも、求職者が知りたい情報のひとつです。朝出社してから退社までのタイムスケジュールや、部署ごとにどのような業務を行っているのかなどを、社員インタビューのような形で掲載するといいでしょう。

 

また直近に入社した社員に、自社に入社を決めた理由や、実際に入社しての印象を話してもらうのも、求職者にはダイレクトに響きます。

 

 

社内の雰囲気

社内の実際の雰囲気がどのようなものなのかも、求職者にとっては重要な情報です。入社したら1日の3分の1もの長い時間を過ごすことになる場所が、どのような場所なのかを知りたいと思うのは当然でしょう。

 

社員の声で「楽しく明るい職場です」と伝えたとしても、実感として伝わりません。社内の雰囲気を伝えるためには、Webの特性を活かして、写真や動画を効果的に活用するのがおすすめです。社内ツアーや新入社員の密着レポなどをショートムービーに仕立てると、リアルな様子が伝わります。

 

 

入社後の自分がイメージできる採用ホームページ制作を

求人ホームページ制作で押さえるべき3つのポイント

 

求人ホームページを制作するときには、ターゲットとサイトコンセプトを明確にすることが大切です。どんな人材に、自社のどんな魅力を伝えたいのかをまずは明らかにしましょう。きちんと採用ブランディングを行うことは、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

 

採用ホームページのコンテンツは、応募者の目線に立って、入社後自分が働いている姿をイメージできる内容を考えるようにしてください。採用サイトは単なる求人への応募を促すものではなく、自社への理解度をしっかり深めてもらうためのものであるという視点で制作をすすめましょう。

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