制作ガイド
ホームページ制作のメリットとは?5つのポイン・・・
2020.08.04
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.04.02
公開日:2020.07.20
自分で作ったホームページを公開するためには、サーバーが必要です。
今回は、ホームページの開設に欠かせないサーバーとは何かという意味をはじめ、サーバーの種類についてご紹介します。
目次
サーバーとは、ネットワーク上でデータやサービスなどの情報を蓄積して保管したり、特定の機能やサービスを提供したりするコンピューターのことを言います。普段私たちが使用しているパソコンやスマートフォンなどの情報を受け取る側をクライアントと呼び、そのクライアントからの要望に応じて、情報を供給するのがサーバーの役割となります。
例として、WordPressでホームページを作って公開するとします。
その場合、ホームページが家だとしたら、家を建てるための土地がサーバーに当たります。
また、ドメインはインターネット上の住所に例えられます。
ドメインを取得することで、パソコンやスマートフォンからでもホームページを見ることができます。
つまり、土地であるサーバーがなければ、ホームページの情報を公開することができないということになります。
サーバーは、インターネットでは様々な用途で使用されているため、その用途に合わせて種類があります。
下記にて、サーバーの種類をいくつかご紹介します。
Webサーバーは、Webページをクライアントに表示する上で必要となり、文章が書かれたHTMLファイル、ページ内の構成やデザインを調整するCSSファイル、画像ファイルなどが入っています。
Webサーバーは、ホームページの情報をクライアントに要求されたときに反応する必要があるため、ホームページを公開するには必ず必要なものとなります。
ファイルサーバーとは、ファイルの保存やバックアップをするためのコンピュータ全般のことです。
データなどを各端末だけでなく、ファイルサーバーにまとめて保存しておくことで、万が一トラブルが起きた場合にもデータは消失しません。ファイルサーバーから取り出せば良いだけなので、ファイル作成作業をもう一度行う必要はありません。
このような作業をバックアップと言い、データが消えないように保管して、いつでも復元することができます。
また、ファイルサーバーに保管されたファイルは、他の従業員も閲覧や編集が可能なため、他の従業員がすぐにそのファイルにアクセスできるようになります。
メールサーバーとは、メールを送受信するためのサーバーのことを言います。
メールサーバーは単一ではなく、送信用と受信用でサーバーが分かれています。
そのため、送信サーバーはSMTP[Simple Mail Transfer Protocol]サーバー、受信サーバーはPOP[Post Office Protocol]サーバーが必要となります。
メールサーバーからの承認を得ることで、メールソフトで送受信をすることができます。
また、メールアドレスからIPアドレスを割り出すためのDNSサーバーまで必要になります。
どれかが欠けていると使い勝手が悪くなるため、ビジネスで使うならすべて必要になります。
DNSサーバーは、IPアドレスとドメインをリンクさせたり、IPアドレスとドメイン名の変換を行ってくれるコンピュータのことを言います。
IPアドレスとは、ウェブに繋がっている媒体の識別番号のことを指し、”インターネット上の情報の送り先の住所”となります。
ドメインは、覚えにくい数字のIPアドレスに覚えやすい名前をつけたものを指し、“インターネットやメールなどで使われる住所”となります。
FTPサーバーは、File Transfer Protocol[ファイル・トランスファー・プロトコル]の略で、日本語では[ファイル転送プロトコル]と訳され、ファイルの送受信を行うサーバーのことを指します。
下記のことがFTPサーバーによって出来ます。
SSHサーバーとはSecure Shell[セキュアシェル]の略で、ネットワークを経由してサーバーなどに接続し、遠隔操作するための仕組みです。ネットワーク上の通信全てを暗号化するため、安全性が確保されています。
レンタルサーバーとは、レンタルサーバー業者から借りるサーバーのことを言います。
ただし実際にサーバーを借りて会社や自宅に置いておくわけではなく、業者にサーバー機器を置いた状態で、会社や自宅からそのサーバーにアクセスします。
また、常に専門業者による監視が行われているため、安全性が高いことが大きな特徴となります。
故障などのトラブル対応やメンテナンスなども業者が行なってくれるため、安心して利用出来ます。
レンタルサーバーには、無料で使える無料レンタルサーバーと、有料で使える有料レンタルサーバーの2種類あります。
【無料レンタルサーバー】
サーバーの利用に費用がかからないことが無料レンタルサーバーの特徴です。
欠点としては、限定された機能であったり、広告が表示されたりすることが挙げられます。
【有料レンタルサーバー】
広告表示や機能制限などがない状態でホームページを運営できることが有料レンタルサーバーの特徴です。
費用は、基本的には[利用料金(月額・年額)]と[初期費用]のみとなり、電気代や通信料はかかりません。
共用サーバーとは、1台のサーバーを複数の契約者で共有して使用するサーバーのことを言います。
メリットは、運営会社に管理やメンテナンスをしてもらえるため、知識がなくても運用が楽に行える上に、安価で契約できるという点です。
デメリットは、OSのバージョンが古かったり、プログラミング言語を使えなかったりします。
また、1台のサーバーを共有して使用するため、
他の利用者がアクセス数の多いサイトを運用していた場合などには影響を受けてしまう点です。
専用サーバーは仮想サーバーではなく、物理的なサーバーを1台レンタルして運用できるサービスのことです。
メリットとしては、共用サーバーとは異なり、1台のサーバーを1人で利用できるため、他の利用者の影響は受けない点です。また、OSやアプリケーションなど、基本的に全て自分好みにカスタマイズできる点も大きな特徴となります。
デメリットは、物理的なサーバーを借りるため、他のサーバーのサービスと比べると料金が高くなります。
また、サーバーの構築、メンテナンスなどの運用や、セキュリティーなどの保守管理も全て責任を所有者が持つことになるため、高い専門知識が必要となります。
VPSは、(Virtual Private Server)の略で、日本語では[仮想専用サーバー]と訳されます。
共用サーバーと専用サーバーを組み合わせたようなサービスとなっており、1台の物理的なサーバーの中に、仮想的に複数のサーバーを構築します。
1台のサーバーを複数の利用者で共有する点は共用サーバーと同様ですが、1台のサーバーの中で仮想的に複数のサーバーを構築しているため、自由度は専用サーバーとほぼ同じです。
また、共用サーバーよりも性能が高いことも特徴となります。
その代わり、専用サーバーと同様にサーバーの構築やメンテナンスなどの運用を所有者で行わなければなりません。
クラウドサーバーとは、クラウド環境に作られた仮想サーバーのことを言います。
クラウドは[クラウドコンピューティング]の略で、オンライン環境とアカウントがあれば、どこにいてもサーバにアクセスできる点が特徴です。
クラウド上に置いたデータはインターネット経由でアクセスすることにより、いつでも確認したりダウンロードしたりできます。また、サーバ内のデータを複数人で共有することもできるため、共有アカウントがあれば、共通の話題や情報を共有することが出来ます。
今回は、ホームページを作る為に必要なサーバーについてご紹介しました。
レンタルサーバーを選ぶ際には、自分[自社]の規模や用途など、需要に合ったサーバーを選択することが大切です。
今回の記事を確認して、サーバーを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。