制作ガイド
ホームページで使用されるテンプレートとは?
2020.06.30
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.03.22
公開日:2022.01.25
ホームページ作成において、専門の言語に関する知識は欠かせません。
HTMLとCSSを含む基本的なものをはじめ、理解しておくと作成に役立つものが数多く存在しています。
「ホームページ作成に必要なプログラミング言語は?」
「プログラミング言語って覚えなきゃいけないの?」
「勉強法が知りたい」
といった声もよく聞かれます。
そこで、数多くのホームページ作成実績を持つTRASPが、ホームページ作成に必要なプログラミング言語6選を初心者にもわかりやすく解説!プログラミング言語を覚えるメリットや、おすすめの勉強法、ホームページ制作に使える無料の便利な作成ツールもあわせて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホームページ制作に使えるプログラミング言語を6つをピックアップしました。
まずは、代表的な4つの言語について紹介していきます。
HTMLとは英語のHyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略で、Webページ作成を進めていくための基礎言語(=マークアップ言語)のこと。
それぞれの単語には、以下のような意味が含まれています。
つまり、HTMLとは“膨大なデータを、コンピューターが読み取れるようにタグ付けしていくもの”と言えるでしょう。
例えば、アクセスしたサイトが
「改行・段落がなく、単にテキストだけが並んでいる」
といったページは非常に読みづらく感じますよね。
そこで、活用できるのがHTMLです。
タグを使用して、タイトル・大見出し・中見出し…といったように分けて書くことで、読みやすさが向上します。
HTML言語の例
タイトル:<title></title>
大見出し:<h1></h1>
中見出し:<h2></h2>
上記以外にも、<>で囲まれた言語=タグは100種類以上存在しています。
基本的には始まり・終わりの2つセットとなっており、終わりには/を入れることが多いです。
HTMLはホームページをつくりあげるなかで、“なくてはならない最も基本的なもの”という位置づけ。
プログラミングを学習する際には、最初に習得を目指のが一般的です。
したがって、ホームページを作成したいのなら、まずはHTML言語から学習すると良いでしょう。
HTMLによるホームページ作成について解説した記事があります。
CSSはCascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の略で、厳密に言えばプログラミング言語ではなく、スタイルシート言語です。さきほど説明したHTMLと組み合わせて使用されることが多く、以下のような装飾も可能です。
HTML単体でも文字は装飾できますが、使用ブラウザによって表示が崩れるため完璧ではありません。
そこで、CSSを組み合わせれば、好みに合わせて自由に装飾できるようになるのです。
本記事も次のようなCSSの文字装飾を使用して書かれています。
太字
マーカー
HTMLとセットで学習すれば、ホームページ作成でできることが増え、自由度が高まるでしょう。
PHPとは英語で「Hypertext Preprocessor」と呼ばれており、Web開発時によく用いられるスクリプト言語を指します。
HTMLのみであれば「静的なWebページ」しか作成できません。
一方で、PHPを使えば「動的なWebページ」を作ることができます。
静的なWebページ
いつサイトを訪問しても同じように表示されるページ。固定のページ。
動的なWebページ
アクセスしたタイミングや状況(掲示板の投稿やログイン/ログアウトなどユーザーの操作)などにより、表示内容が変わるページ。
PHPが用いられるケースとしては、
といった「ユーザーの属性や操作などによって、自動的にページの内容を更新する」ホームページ作成を希望する場合、PHPを活用すると良いでしょう。
また、ホームページ作成ツールとして有名なWordPressも、PHPで作られています。
PHPの知識があれば、WordPressで使える技の幅が広がるでしょう。
JavaScriptはWebサイトで動きを加えるときに用いられるフロント言語で、主に次のようなシーンで活用されています。
このようにJavaScriptは多くのことを可能にするため、世界中のほとんどのホームページ作成で活躍しています。また、動きのあるサイトのほうがわかりやすいという最近の風潮はこれからも続くと考えられ、将来性のある言語と言えます。
jQueryはJavaScriptを使いやすく便利にする技術で、この2つはセットで学習するのが基本です。
組み合わせて使用すれば、Webサイトでオリジナルな動きを簡単に表現できるようになります。
「HTML」「CSS」「PHP」「JavaScript/jQuery」、ここまでは覚えておくと良い言語です。
ここからは、マイナーではありますが、知っておくとプラスになる言語を紹介していきます。
Rubyは、日本で開発されたスクリプト言語です。
日本語で学べるため、非常に学びやすい点が特徴でしょう。
コードもシンプルで書きやすく、プログラミング入門者にも人気があります。
加えて、無料で複製・変更・再配布が可能。
そのため、アプリケーションソフトウェア作成・動的なホームページ作成に適しています。
「会員サイトのログイン機能」「ショッピングサイトの決済機能」にもおすすめです。
Perlはプログラミング言語の歴史で言うと、30年以上の歴史を持っています。
そのため、幅広い層に名前が浸透しており、プログラミングに携わっている人のなかでは有名です。
UNIXやWindowsなどの環境下でも動作可能で、誰でも利用できる言語となっています。
また、Perlには次のような特徴があります。
Web開発初期と比較すると、昨今の使用頻度は減少傾向にありますが、記述がわかりやすく、いまでも使用しているホームページは多いです。
近年では、プログラミング言語を使用しないノーコード開発・ローコード開発も人気です。
ホームページ作成するためには、最低限HTMLとCSSを勉強しておきましょう。
この二つさえ習得すれば、大体ホームページはできます。
そこで、ホームページ作成に必要なプログラミング言語を学ぶ方法3選をピックアップしました。
プログラミングスクールに通えば、効率良く知識を習得できるでしょう。
その理由として、次のようなものが挙げられます。
自身のレベルに合わせて学習できる
講師が在籍しており、質問しやすい
一人で勉強していると、わからない箇所を放置してしまうケースも少なくありません。
しかし、プロである講師がしっかりと指導してくれる環境に身を置けば、苦手な分野や不明点を即座に解消できます。
また、生徒個人に合わせたプログラム内容を提案してくれるため、スムーズに学習に取り組める可能性も。
そのため、独学よりもお金はかかりますが
という方にはスクールへの通学がおすすめです。
Web学習に取り組むという方法もあります。具体的には、以下のようなものがおすすめです。
オンラインスクールに関しては、動画形式で授業を展開しているケースが多く、自身のペースで繰り返し学習できる点が強みだと言えます。費用も多少抑えられることがほとんどです。
しかし、通学型のスクールとは異なり「質問不可」「質問回数が限定されている」というルールが設けてあるケースも珍しくありません。そのため、申込前にしっかりと条件を確認すると良いでしょう。
また、プログラミング言語関連の無料サイトや個人ブログ、YouTubeを使って勉強する方法も。
お金をかけずに自身が知りたいことをピンポイントで検索できますが、有料のスクールなどに比べると情報量が少なかったり質が劣ったりするデメリットがあります。また、自身に合ったサイトを見つけるのが難しいと感じる方もいるでしょう。
したがってほかの方法と併用し、問題点などを解決するために利用するのがおすすめですよ。
「プログラミングに関する知識がまったくない…」という方は、まずは本を購入して勉強を始めても良いでしょう。
ホームページ作成のためのノウハウ・過程を体系的に知れるため、スキルがない状態からでも基礎を学べます。
一方で、現在はホームページ作成に関する書籍が数多く販売されており、どれを購入すれば良いかわからないと感じている人も少なくありません。
そこで、Web制作のプロがおすすめする書籍を紹介したいと思います。
Webクリエイターボックス新着記事:【予約開始】書籍執筆しました!「ほんの一手間で劇的に変わる HTML & CSSとWebデザイン実践講座」 https://t.co/eRRcbe07TY pic.twitter.com/EoagtGih7m
— Webクリエイター ボックス (@webcreatorbox) January 5, 2021
著者:Mana
出版日:2019年3月16日
アルファブロガーアワードを受賞したMana氏が執筆した本書は、これからホームページ作成を学ぶ初心者や、HTMLとCSSを基本から学びたい人へおすすめです。現在21万部突破の大ヒットとなっており、全国の書店員さんがオススメする本「CPU大賞」第1位受賞した実績も。
初歩的なコードの知識、デザインに関することもすべて学べる1冊となっています。
続編「気づけばプロ並み PHP」アマゾンで予約開始。ショッピングカートが作れちゃいます!http://t.co/OlaIBOfVUG pic.twitter.com/uxgoXDDIzt
— IT&人材教育 谷藤賢一 (@c60tani) September 25, 2013
著者:谷藤賢一
出版日:2011年12月9日
PHPの1番優しい入門書として、いまでも多くの人に支持される1冊です。
初心者が疑問に思うポイントなどを丁寧に解説しています。
実際の研修講座で実証済みの方法論とカリュキュラムにより、無理ないペースでPHPについての知識を習得できるでしょう。
拙著『確かな力が身につくJavaScript「超」入門第2版』、12刷達成!今回はいつになく大量の増刷がかかりました。初級JavaScript入門書としてみなさまのお役に立てて光栄です!https://t.co/frMiNWjMl3 pic.twitter.com/RCm0xutcpr
— 狩野祐東(かのうすけはる)スラスラわかるHTML&CSSのきほん第3版 (@deinonychus947) November 22, 2021
著者:狩野祐東
出版日:2018年4月18日
JavaScriptをこれから始める人、前に挫折したことのある人に適しています。
実際に手を動かしてサンプルをひとつずつ作っていくことで、知識だけではなく、応用力・実践力も育める1冊。
「仕組みからしっかりと学びたい」という方にもおすすめです。
書籍選びのコツは、
といった点を確認したうえで購入することです。
気になる方は、ぜひ詳細をチェックしてください。
Webデザイナー・コーダー向けの記事がありますので、こちらもぜひ参考にしてください。
ホームページ作成に役立つおすすめツール3選を紹介します。
ツールについてもっと知りたい方は、こちらの参考記事をご覧ください。
Wixはイスラエル発CMSで、2012年には日本語版も誕生しました。
利用料金は¥0~で必要に応じてプランを選べます。
また、マウスのドラッグ&ドロップのみで操作できるため、プログラミングの知識がない初心者にも扱いやすく人気です。
豊富なテンプレートが用意されており、デザイン性が良いホームページが作成できる点も魅力でしょう。
ジンドゥーはドイツ発CMSで、Wixと同程度の人気があります。
ソーシャルメディアでの連携もできるため、SNSからのアクセスマップにも対応OK。
AIを使った自動生成も可能なので、手軽にホームページ作成に臨めます。
また、オンラインショップ立ち上げにも適しているでしょう。
WordPressは全世界で使用されているCMS で、使用自体は無料です。
「Webサイトの42%が使用している」と言われるほど、CMSのなかでは非常にメジャーな存在となっています。
テンプレートやプラグインもバラエティ豊かで、拡張性も高いです。加えて、SEOにも強いというメリットもあります。
初心者は多少使いづらいという声はあるものの、慣れてくれば自由にカスタマイズできるため、非常に便利でしょう。
WordPressに関する情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
最後に、ホームページ作成でプログラミング言語を習得するメリットをまとめました。
これまでに紹介したものをはじめ、ホームページ作成時に基本的なプログラミング言語を習得すれば、ほかの言語を学習したいときに役立ちます。
なぜなら、HTMLが理解できればCSSもスムーズ・・・というふうに難易度が低いものからレベルアップしていくことで階段を上るように上達していけるため。また、自身に合った勉強方法やコツを把握できていることも、今後も活用できる財産となるでしょう。
言語によってさまざまな特性があるため、使いこなせる数が増えるほどホームページ作成に活かせます。
言語を学べば学ぶほど、オリジナリティが高いホームページが完成する可能性が上がります。
なぜなら、プデザインや枠の色などを自在にカスタマイズできるためです。
例えば、次のような設計を組み込むことも可能。
また、多くのホームページ作成ツールでは、“事前に決めてあるテンプレートから特定のデザインを選択する”ことになります。そうすると、他社と似たようなホームページになってしまい、独自の強み・魅力がユーザーがうまく伝わらなくなってしまうおそれがあります。
したがってプログラミング言語を使うことができれば、
といったメリットがあります。
その結果、企業の顔となるホームページ作成において、しっかりと個性を発揮できるでしょう。
もし自作のホームページに限界を感じた際は、プロへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか?
当社では、これまでに数多くのホームページ作成実績があります。
培ってきた知識やノウハウを活かし、お客さまに最適なプランをご提案いたします。
ホームページ制作はこちら
ホームページ作成に必要なものをまとめていますので、こちらの記事もご覧ください。
この記事では、ホームページ作成で使えるプログラミング言語6選を解説しました。
勉強法やツールもあわせて紹介しましたが、いかがでしたか?
ホームページ作成するにあたって、プログラミング言語の知識習得は重要です。
まずはHTMLとCSSから勉強を始め、PHPやJavaScriptまで習得しておくと良いでしょう。
また、言語によって特性や役割も違うため「どのようなホームページにしたいか」という目的に応じて、しっかりと使い分ける必要があります。自身のレベルや状況に応じて、適切な勉強方法を取り入れていきましょう。
TRASPは、SEO対策・コンサルティング・マーケティングに強いホームページ制作会社です。対応している業種が幅広く制作実績が豊富で、集客力の続くホームページを作成いたします。お客さまに合わせた具体的な提案を行えるため、まずはお気軽に無料相談までお問い合わせください。