制作ガイド
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2020.09.04
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.05.21
公開日:2023.04.14
Web集客を行ううえで、自社商品・サービスの問い合わせや購入に特化したランディングページは重要な役割を持ちます。
ランディングページは、「商品購入」「申し込み」などのボタンの色やコンテンツの置き方で成約率が変化します。そのため集客力の高いランディングページを作るには、Webマーケティングやユーザー心理をふまえたうえで制作することが重要です。
本記事では集客効果の高いランディングページの特徴をピックアップし、成約率を高めるランディングページの作り方を6ステップにまとめました。
Webマーケティング・Web制作に精通しているTRASPが、Web初心者でもわかるランディングページ制作の手順をマニュアルとしてお教えいたします。
目次
集客力の高いランディングページを作るには、ユーザー目線になって読みやすさや訴求ポイントを考えることが重要です。
具体的には、以下5つのポイントを意識して作成していきましょう。
ランディングページでは、ユーザーが自然な流れで「商品購入」「申し込み」などの最終ゴールへつながるように、ストーリー性を意識した構成が重要です。
基本的な構成の流れはこちら。
例えば商品説明だけを掲載しているランディングページの場合、もともと商品を欲しいと考えていたユーザーにしか響かない訴求となってしまうでしょう。
しかし起承転結によって一つの物語として構成されていると、ユーザーも負荷を感じずに最後まで読み進められ、興味が薄いユーザーの購買意欲を高められます。
また共感パートで「商品開発の経緯」などがあると、自社の信頼獲得などにもつながるため、成約率を高める効果を得られます。
ランディングページではファーストビューの印象次第で「ユーザーが離脱するか読みすすめるか」が決まり、ファーストビューの設計が最重要ポイントになります。
離脱を減らすファーストビューでは、まず以下の要素を含めましょう。
キャッチコピーや商品写真は多くのファーストビューで掲載されていますが、信頼・権威性に関する情報は抜けているケースが多いです。
しかし多種多様な商品であふれている現代では、商品の特徴だけでは購入の決め手になりません。そのため「口コミランキング第一位」「売上〇〇個突破」など、いま人気があることを上手に伝えられると、「ほかの人も買っているなら…」とユーザーが安心して購入する流れがつくれます。
サービスの申込みや資料請求をゴールとする企業であれば、ランディングページ→入力ページへと遷移させるケースも多いでしょう。
しかし成約率を高めるには、できるだけフォーム一体型のページ制作を行うことが重要です。なぜなら「ランディングページ→フォーム入力」というページ遷移の作業が増えることで、ユーザーの離脱を増やす要因になりやすいためです。
例えばランディングページを見ていて「この商品いいな」と感じていても、「無料申し込みはこちら」というボタンが表示されることで「また今度にしよう」と考え直した経験はございませんか?
有料商品の購入申し込みであれば、なおさら慎重になってしまうでしょう。このようにゴールまでのステップを増やすとユーザーに悩む機会を与えてしまいます。そのためランディングページ内にフォームを設置し、ユーザーに負荷を与えることなく行動を促すことが大切です。
ランディングページでは、ユーザーの反応をみたうえでLPO(ランディングページ最適化)を行うことが重要です。
LPOでは「ランディングページ経由の成約率を高めること」が目的となり、以下のような改善を加えていきます。
仮にファーストビューで離脱が多いのであれば、キャッチコピーやデザインがユーザーに響いていない可能性があります。そのため別の文言やデザインを試してみるなど、検証を繰り返すことでユーザーの反応率を高められるでしょう。
このようにランディングページではユーザーの反応を見ない限り「ページの良し悪し」が判断できないため、実際に公開した後のLPOは欠かせない要素となります。
前述でも触れましたが、ランディングページは実際に公開するまで、どの程度の反応を得られるのかがわかりません。
そのため効果の高いランディングページ制作を行いたいのであれば、経験豊富なWeb制作会社へ依頼することをおすすめします。
とくにランディングページは、申し込みボタンの色一つで成約率が左右される世界です。なんとなく目立つ「黄色」が良い、などの理由では購買を促せず、成果を高めることが難しいでしょう。
したがってWeb制作に関する経験、ランディングページ運用によってユーザーの反応を知っている会社へ依頼することで、過去の経験から最適な提案を受けられます。
TRASPでは豊富なWeb制作の経験から、お客さまのビジネスモデルに合わせたランディングページ制作を提案しています。現状のビジネス課題から丁寧にヒアリングしておりますので、まずはWebの無料相談をご活用ください。
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ここでは集客力の高いランディングページ制作の流れついて6ステップにまとめましたので、制作するときにマニュアルとして活用ください。
ランディングページの費用相場については、以下の記事をご覧ください。
まずはランディングページを制作する目的を明確にしましょう。
なぜなら目的が定めることで、施策がうまくいかない場合の改善点がはっきりとしてくるからです。例えば「問い合わせ」を目標としても、月間1件なのか年間1件なのかで、行うべき施策は変化します。
そのため目標設定では、以下の2つを定めることが重要です。
仮に工務店が「問い合わせ」を目的とする場合であれば、以下の目標設定が考えられます。
上記のように具体的な数値で設定できると、KGI達成から逆算して「何人のユーザーからアクセスを集めれば良いか」→「いくらの広告費用を見込めば良いか」も定まってきます。
目標設定後は、ターゲットユーザーを絞り込むためペルソナの設定を行っていきましょう。
ペルソナとは「実在する人物に見立てた架空のユーザー像」を指し、ユーザーの悩みや日々の行動を分析することが目的です。
ランディングページでは「すべての人に響く内容」を掲載するのではなく、「ターゲットだけが響く内容」にて構成することが重要になります。なぜなら「すべての人に響く内容」は訴求力が弱く、結果的にアクションを促すユーザーが少なくなってしまうからです。
対して「ターゲットだけが響く内容」は共感を集めやすく、購買へとつながりやすい訴求が行なえます。そのためペルソナ設定によってターゲット像を明確化し、ターゲットの心理を考えたうえでランディングページの構成やデザインを考えていきましょう。
づづいてランディングページ制作の軸となる、構成・ワイヤーフレーム作成を行っていきましょう。
ワイヤーフレームとはWebページを制作する際の設計図を指し、デザインのレイアウトを落とし込むうえで重要な役割を持ちます。
ワイヤーフレーム例はこちら。
業種・扱う商材によってユーザーが魅力を感じるポイントは異なり、ワイヤーフレームに正解・不正解は存在しません。基本の型は上記画像や本記事冒頭の「1.ストーリー性を意識した構成」にて紹介した構成となるため、まずは自社商材を当てはめて考えていきましょう。
つづいて、実際にコンテンツを作成していくフェーズに入っていきます。
コンテンツ作成では主に「ライティング」「デザイン」に分類でき、それぞれ以下のポイントを意識しましょう。
ライティング
デザイン
CTAボタンとは、購入やお問い合わせへ促すためのボタンを指し、ランディングページにおいて重要な要素の一つ。
ただ「お問い合わせはこちら」と記載するのではなく、
など、ユーザーがメリットを感じられる内容を含めると、よりアクションを促せるCTAボタンとなります。
コンテンツ作成後は、HTML・CSS・javascriptといったプログラミング言語を活用し、コーディング作業を行っていきます。WordPressのようなCMSツールを活用する場合は、コーディングを行う必要がないため、ツール内で直接コンテンツを作成しましょう。
CMSツールとは
またランディングページを公開するには事前にサーバーと契約する必要があるため、忘れずにサーバー契約・アップロード作業を行いましょう。
ランディングページは公開してからが本当のスタートとなり、ここまで考えてきた構成・デザインなどの効果検証を行いましょう。
例えば「問い合わせ件数10件」を目標としている場合、現状の問い合わせ数が5件であれば、どの要素が足りていないのかを考える必要があります。
CTAボタンがクリックされていないのか、そもそもファーストビューでの離脱が多いのかなど、さまざまな原因が考えられるため、すべてをピックアップすることが重要です。
原因を追求できれば具体的な改善案を考えられるため、まずは仮説ベースで現時点の課題を見つけていきましょう。
ランディングページの集客力を高めるには、広告との親和性やベネフィット訴求が重要になります。
ここでは最低限意識すべきポイントについて、以下の4つを解説していきます。
ランディングページを使用する際は、広告運用とセットで活用することも多いでしょう。基本的にはランディングページ制作→広告制作の順となりますが、すでに広告が用意してある場合は、ランディングページと広告の内容に乖離を起こさないことが重要です。
例えば美容室がランディングページを制作するとした場合、広告ではカットについての訴求を行っているのに、ランディングページ内ではパーマについて記載していては、広告をクリックして訪れたユーザーが困惑してしまいます。
同じサービスでも訴求内容によって「伝わり方」は異なるため、広告の内容と一致させるようにしましょう。
ランディングページ内ではキャッチコピーなどのライティング力も重要ですが、なかでも「ベネフィット」を意識することで、ユーザーの心を動かす訴求が行なえます。
ベネフィット
商品・サービスのメリットと間違えやすいですが、ベネフィットで伝えられることは「お客さまの未来の姿」です。
リフォームの場合
メリットでは主に機能や特徴についての解説となるため、両者の違いを意識したうえで活用するようにしましょう。
集客効果の高いホームページを制作するためには、A/Bテストによって最も反応を得られる要素を検証することが重要です。
なぜならランディングページでは、ボタンの色やサイズを変えるだけでユーザーの反応率が変化するため、最終的な成約率では大きな差が生まれてしまうからです。
例えば問い合わせボタンを「赤色」→「緑色」に変えただけで、成約率が倍に増えるといった可能性もあります。
とくにファースビューはユーザーの第一印象を左右するため、積極的にさまざまなパターンで検証するようにしましょう。
正確な集客数や費用対効果を分析する際は、ランディングページ経由で問い合わせに至った実数値を確認するようにしましょう。
なぜなら自社全体のお問い合わせが増えたとしても、それがSNSによるものなのか、広告によるものなのか、ランディングページ経由なのかわからないため。実際にはランディングページから問い合わせにはつながっておらず「問い合わせの電話番号が間違っている」など根本的なミスをしていることも考えられます。
最終的な良し悪しは「実際にお客さまが増えたか・商品が購入されたか」という点のため、かならずランディングページの実数値についてもしっかりと把握しておきましょう。
本記事では集客効果の高いランディングページの特徴をピックアップし、成約率を高めるランディングページの作り方を6ステップから解説してきました。
ランディングページでは制作した後の効果検証・LPOが重要です。そのため制作〜運用までを一貫してサポートしている会社へ依頼し、ユーザーの反応に合わせてデザインや構成の検証をすすめることをおすすめします。
TRASPでは「分析と運用×プロモーション×戦略的なデザイン」を軸に、お客さまに合わせた制作プランを提案しています。広告運用についても一貫してサポートしており、ご相談は無料で行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。
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