制作ガイド
Web制作の流れとは?13工程を基礎知識から・・・
2021.12.14
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.04.02
公開日:2020.05.24
ホームページを作り始めるのに最も大切なのは、ホームページを制作する【目的】です。会社案内や採用、ブランディング、拡販など、ホームページの目的はたくさんありますが、サイトが担うビジネスのゴールを明確にすることでスムーズに制作が進められます。
実際に、制作の過程では迅速な判断が必要となります。デザインを決める、サイト構成を決める、キーワードを決める、コンテンツ内容を決める…など、制作会社からは提案や質問をたくさんされることでしょう。制作の目的が曖昧になっていると、そのたびに悩んだり、迷ったり、適切な判断ができず修正を繰り返さなければなりません。最短かつ効果的に制作するために【目的】の明確化はとても大切となります。
具体的に特に2つの項目を明確にすると良いです。
目次
ホームページを何に活用するのかを明確にしましょう。
ホームページによって目的は異なると思いますが、この時に注意してほしいのは、1つのサイトに対して欲張って複数の目的を持たせてしまうことです。
理由としては、どうしても全体のテーマがブレてしまう可能性が高くなってしまうために伝えたいメッセージが届かなくなってしまうことがありからです。
また、余裕があれば数値目標を立てられると良いです。 「問い合わせを○件から○件にしたい」「商談を○件獲得したい」「受注件数を○件増やしたい」など、目的に対して具体的な定量目標を立てられると良いです。
ホームページ作成の目的から、どのような人にホームページを見て欲しいのか、潜在顧客の人物像について考えます。人物像の設定を行うことで、ターゲットのイメージがしやすくなり、ブレることが少なくなります。
ターゲットが明確であればあるほど、ホームページに必要なコンテンツも明確となりますので、できる限り具体的に設定しておきましょう。
売上目標だけでなく、誰に何をどのように売るのかを明確にしておきましょう。
誰に:お客さまはどのような方か。 男性?女性?30代?そのお客さまにとって使いやすいか。
何を:商品は分かりやすいか。 写真は綺麗か。特徴はわかりやすいか。価格は表記してあるか。
どのように:直接手にとれるか。 誰かが運んでくれるのか。説明が必要か。
販売員や営業セールスで売上の成果が異なるようにホームページも育てる必要があります。育てるためには、構成やコンテンツを考えましょう。
例)
・資料をダウンロードできる
・定期的にメールでお知らせを受け取れる
・気軽に問合せのできるなど
いきなり、お問合せのみを設置するより、お客様の気持を考え、実際の販売と同じようにステップを作ると良いです。
お客様がどのように困っているのか、それに対しての解決できる回答を見せる必要があります。
そのためには、「誰に」が重要となります。「誰に」を具体化するために、コンテンツを作りWeb解析などをしてお客様像を描いてください。
会社の魅力を伝えられるようなコンテンツを意識した上で制作し、ソーシャルメディアやときには検索連動型広告なども利用してください。
ホームページは、優秀な営業マンや広報に例えることができます。自社で扱っている商品の強みや特徴はもちろんのこと、顧客の課題解決など、情報について充実させておくと24時間365日、休みなくお客様に向けてアピールが出来るのがホームページだからです。
とはいえ、なんでもかんでも載せておけば良いというわけではありません。役割として、どのような反響を得たいのかを明らかにさせておくことが先決です。ホームページを作成する事前準備には、経営者層が一緒に考えることが大切となります。
これらを行ってからホームぺージを設計しないと、成功することは難しいかもしれません。
自社で扱っている商品がある場合は、他社製品との差別化も重要なポイントですので、トップページで強みを伝え切ることも大切です。トップページを見ただけで、どのような技術や品質があるのか、どのような姿勢の会社なのかを伝えることを意識してください。
たとえば、
上記のように効果的な手法はたくさんあります。欲しい顧客(ターゲット)が求めているニーズと比較されるライバルを知り、どのように強みを伝えるかの工夫が成功への近道です。
いま、人材不足となっている企業は数多くあります。中小企業にとっては、求人情報広告を出しても、コストのわりに良い人材を獲得できないことも多くあります。
一方で、求職者の多くが求人情報以上の情報を求めて各企業のホームページを見ている場合が多いです。ホームページ上で自社の強みや魅力を伝えていれば、効率よく人材を獲得することに繋げることができるので、コスト削減にもなります。
また、あらかじめ求める人材について伝えることができ、社内とのマッチング率も高くなる傾向にあるため、離職率を下げる効果も嬉しいポイントのひとつです。
そのような理由からも人材獲得のためのホームページを準備する企業も最近は多くなっています。
ホームページを作る時の業者選びとして「ホームページの制作実績」が豊富かどうかも重要です。
たとえば、製造業の仕事だと専門性が高く、人による技術の賜物となるので、どの会社もに個性がありますし、目的や課題も異なります。そのため製造業についてよく知らない制作会社に依頼をしてしまうと、強みを出すことが難しい可能性もあり、思ったようにホームページが仕上がらないこともあるかもしれません。
製造業なら製造業のホームページを多数手掛けた会社に相談すると良いです。
製品の開発や改善などは必ず必要ではあると思いますが、ホームページも作ったまま放置しておくのはあまり良くありません。公開してからもメンテナンスや改善を行うことで、成果獲得に繋がります。
問い合わせた人がよく見たページ、問い合わせに繋がった内容はどの部分か、アクセス数は増えているかなど、反響を定期的に見直し、改善点を探していくことも大切です。
こうして最大限にホームページを活用すると、【反響数の上昇】【顧客の質の向上】【営業効率の向上】【売り上げ拡大】などに成功するホームページが実現します。