WordPress
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2022.02.08
TRASPコラム
WordPress
更新日:2023.04.23
公開日:2023.03.23
「WordPressテーマって何?」という方から、初めてWordPressのテーマを使う方に向けて、導入するメリットや無料と有料の違いについてまとめました。
WordPressでは数多くのテーマがあり、どれを導入するべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際に公式のWordPressテーマだけで約8,000種類以上、コーポレートサイト一つをとっても無料から有料のテーマまで、さまざまな特徴のテーマが存在します。
WordPressを活用したWeb制作で多くの企業を支援してきたTRASPが、企業サイトにおすすめのWordPressテーマ6選、そしてテーマを変更する際の注意点についてもお教えします。
目次
そもそもWordPressとは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれる仕組みになり、HTMLを直接記述せずにWebサイトを作れるツールのことです。
そしてWordPressのテーマとは、WordPressで利用できる「Webサイトデザインのテンプレート」を指します。
全世界で活用されているWordPressでは、国産・海外産のものから有料・無料など、公式のもので約8,000種類以上のテーマが存在すると言われています。
1サイトにつき1テーマのみを設定できる仕様となるため、Webサイトの目的にあわせてデザインを自由に設定できる点が特徴です。
そもそもWordPressとは?という方は、以下の記事をご覧ください。
では、WordPressにテーマを導入するメリットとは何でしょうか?
WordPressのテーマを活用する最大のメリットは、誰もが簡単にWebサイトの作成やデザインの微調整を行えることです。
本来、Webサイトの構築・デザインのカスタマイズを行うには、HTMLやCSSなどコーディングの知識・スキルを身につけなければいけません。
しかしWordPressでは、テーマを導入するだけで「Webデザインの型」が自動で反映する仕組みになっています。またメインの背景色、サブのアクセントカラーといった細かい調整も行いやすく、直感的に操作できる点が特徴。
そのためWeb制作やWebデザインの未経験者でも、気軽に自由なサイト制作を行えるでしょう。
前述のとおり、WordPressでは約8,000種類以上のテーマが存在するため、豊富なテーマのなかから好きなものを選べる点が特徴。
「ブログ向けのテーマ」「コーポレートサイト向けのテーマ」など、Webサイトの用途に合わせて作られたテーマも多く、運営目的に合わせて選択できます。
他のホームページ作成ツールを利用した場合、他社と同じデザインになってしまう…といったデメリットも。一方でWordPressのテーマはカスタマイズ性が高いため、手軽に差別化の図れるWebサイトを制作できる点も強みといえるでしょう。
WordPressでは、大きくわけて無料・有料のテーマに分類できます。ここでは各々の違いについて、以下の3つから解説していきます。
当たり前ではありますが、無料テーマは費用をかけずに利用でき、有料テーマは事前に購入する必要があります。
費用はテーマごとに設定されており、相場は主に以下の3パターンに分類されます。
買い切りタイプは最初にコストがかかるものの、長期的には安い料金で使用できる点がメリット。対して月額制・年額制の場合、長期的な使用は負担になりやすいものの、お試しで使用する分には適しています。
有料テーマの場合、はじめから質の高いテンプレートが用意されていることや、実用性の高い機能を備えている点がメリットです。
例えばGoogleやYahoo!JAPANなど検索エンジン最適化を目的とした「SEO対策」に強いテーマ、ボタン一つで複数の文字装飾を行えるテーマなど、テーマごとに何かしらの特徴があります。
またWordPressではテーマの他に「プラグイン」と呼ばれる拡張ツールが備わっています。プラグインとは、ホームページに機能を追加するプログラムのことを言い、セキュリティー対策や問い合わせフォームの作成、FacebookやinstagramなどのSNSとの連携などが簡単に行えます。無料テーマとプラグインを併用すれば機能的なWebサイトが作れますが、プラグインが多すぎるとWebサイトの負荷が高まり、表示速度が遅くなることも。
そのため実装したいプラグイン数が多い場合は、さまざまな機能がパックになっている有料テーマの導入がおすすめです。
有料テーマではサポート機能が充実しているため、安心感をもって利用できる点も強みです。
WordPressのリリースされているテーマは、運営会社が提供しているものではなく、誰かが開発したオリジナルシステムとなります。そのためすべてのテーマに共通する設定が存在しません。
また無料テーマではサポート機能が備わっていないケースも多く、「設定方法がわからない」といった場合は自力で解決する必要があります。しかし有料テーマでは、専用のコミュニティやマニュアル資料が用意されているため、不明点は迅速に解決できるでしょう。
WordPress自体に不慣れな場合は設定面でつまずいてしまうことも多いため、できるだけサポート体制の充実したテーマ選びをおすすめします。
TRASPではWordPressを使用したWeb制作によって、さまざまな業種の企業を支援しております。テンプレートデザインからオリジナルテーマまでお客さまに合わえたWeb制作を提供していますので、まずはお気軽にご相談ください。
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つづいて企業サイトがWordPressテーマを選ぶポイントについて、以下の3つから解説していきます。
1つ目のポイントは、Webサイトの運営目的に合わせたテーマを選ぶことです。
数あるなかから最適なテーマを選ぶには、どのようなデザインに仕上げたいのか、どのような機能を備えたいのかを明確にする必要があります。
例えばコーポレートサイトを制作するとした場合、おしゃれさだけを求めても、ユーザーが見てどこに欲しい情報が書かれているのか分からなければ意味がないでしょう。またECサイトを制作するのであれば、カート機能などを実装する必要があります。
このようにWebサイトの種類によって、適したデザイン・機能は異なるため、運営目的から「テーマに必要な要素」を考えるようにしましょう。
2つ目のポイントは、SEOに強いテーマを選ぶことです。
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味し、GoogleやYahoo!JAPANなど検索エンジンの検索結果にて、自社サイトを上位表示させるための施策を指します。
WebサイトではSEOの評価次第で検索結果の表示順位が変動するため、アクセス数を集めるにはSEO対策が必須。そのため初期からSEOに向けた最適化が施されているテーマを選ぶようにしましょう。
具体的には以下のようなSEO対策が挙げられるため、事前に確認することをおすすめします。
WordPressのSEO対策は、All in One SEOがおすすめです。
3つ目のポイントは、更新されていないテーマを選ばないことです。
リリースされている各テーマは、新機能の実装や不具合の改善などを目的に、定期的にアップデートを行っています。とくにセキュリティ面の対策を強化するには、アップデートによる対応が欠かせません。
しかしテーマによってはリリースから1回もアップデートされていないことや、最後のアップデートから5年以上経過しているといったケースもあるため注意をしましょう。更新されていない期間が長いとセキュリティ面が弱体化しやすく、ウイルスに感染するなどの危険性があります。
そのため最低でも「最後のアップデートが2年以内」のテーマを選ぶようにしましょう。
ここでは企業サイトにおすすめの無料テーマ3つを紹介していきます。
「Xeory Extension」は多機能なWordPressテーマとなり、コーポレートサイトに適した美しいデザインが特徴です。
設定面では「独自の設定パネル」が備わっており、フォントや背景画像などを簡単に変更できます。また複数のレイアウトが用意されていることから、カラフルなサイトデザインや写真をメインにしたデザインまで、多彩なバリエーションを活用できる点が強みとなります。
無料テーマでありながら、公式サイトのフォーラムやメールでの問い合わせにも対応しているため、サポート力を求める場合にもおすすめのテーマです。
「Business Press」はシンプルかつスタイリッシュな雰囲気が特徴となり、ビジネスシーンに適したデザインのテーマです。
カスタマイズ力に優れており、4種類のヘッダーレイアウト・5種類のフッターレイアウトから自由にデザインを調整できるため、オリジナル性の高いWebサイトを制作できるでしょう。
またページビルダー「Elementor」との連携に対応していることから、直感的なページ制作が可能。コーポレートサイトに加えて、サービスページやLP制作を行う場合にもおすすめのテーマとなります。
「Luxeritas」は無料テーマのなかでも、高速のページ読み込み・SEO対策の実装を強みにしたテーマです。
表示速度については非常に優秀なスピードを実現しており、多くのユーザーから高い評価を得ています。またSEO面では構造化マークアップが充実していることで、新たにプラグインを導入することなく、検索結果の上位表示を目指すこともできるでしょう。
ほかにもアップデートが高頻度で行われており、WordPressのセキュリティアップデートにも対応。お客さまの個人情報を扱うコーポレートサイトでは情報セキュリティの強化が必須のため、「Luxeritas」であれば安心して利用できるでしょう。
つづいて企業サイトにおすすめの有料テーマ3つを紹介していきます。
「Sango」は有料テーマのなかでも使用しているユーザーが多く、シンプルなデザインながら細かいカスタマイズ調整を行えるテーマです。
450種類以上のブロックを自由に組み合わせるだけでWebページを構築でき、初心者から上級者、ブログからコーポレートサイトまで多様な用途で使用可能。
多言語表記にも対応しており、グローバルなビジネスを行っている企業のWebサイト制作にも適しています。また公式サイトでは「Showcase」として、「Sango」を活用したWebサイトのデザイン事例を閲覧できるため、デザイン事例を探すうえでも参考になります。
「JIN」はWebサイト制作者・閲覧ユーザー両方の使いやすさを追求しており、初期のテンプレートからSEO対策に必要な機能が備わっているWebサイトです。
有名アフィリエイターである「ひつじさん」が開発したテーマのため、収益性を高めることに特化した機能面も特徴。例えば重要なページをWebサイト上部に設置できる「ピックアップ機能」など、ユーザーからの反応を得やすいサイト設計が考えられています。
ただしデザインのカスタマイズ項目が少なく、ほかのWebサイトとデザインが被りやすいといえるでしょう。そのためデザイン性よりも機能性を重視したい場合におすすめです。
「DIVER」は「ハイスペックで、ハイクオリティを保証。」をコンセプトに、コンテンツ量の多いWebサイトにおすすめのテーマです。
コンセプト通り以下の機能が充実しているため、オウンドメディアやコンテンツマーケティングへ取り組む際に活用できるでしょう。
またサポート体制が整っており、無償でパージョンアップをできることや、無制限でメールサポートを受けられます。
有料テーマではカスタマイズ性の高さゆえに設定が難しいケースもあるため、「Web経験が浅いけど本格的なデザインに仕上げたい」と考えている方でも、安心して利用できるテーマです。
最後に、WordPressテーマを変更する際の注意点を解説していきますので、変更する際はかならず注意するようにしましょう。
CSSとは「Cascading Style Sheets」の略称で、Webページのスタイルやレイアウトを構成する記述のことです。
Webページは主にHTMLとCSSによって構成されていますが、WordPressテーマを変更する場合は、コードの記述内容を引き継ぐことはできません。そのためオリジナルにカスタマイズしても、新しいテーマでは一から再設定する必要があります。
またテーマごとに設定できる仕様が変化するため、変更前のデザインを完璧に再現できる保証はありません。したがって企業イメージに合わせてメニューバーの色やフォントを統一するなどオリジナル要素が強い場合は、どのような設定を行ったのかをしっかりとメモしておくようにしましょう。
テーマを変更した直後は、かならずページ毎に不具合が発生していないかを確認しましょう。
テーマごとにHTML・CSSの記述は異なるため、変更直後はページのレイアウトが崩れやすくなっています。
よくある不具合例
特にテーマオリジナルのデザインや機能については、ほとんど引き継ぎできないケースが多いため注意が必要です。
そのため変更前にバックアップをとっておくなど、もとのデザインへと戻れるようにリスク回避を考えておきましょう。
テーマ変更による不具合は、デザインのほかに解析・分析ツールとの連携にも影響します。
例えばサイト分析を行う際、以下のようなツールを導入しているWebサイトも多いのではないでしょうか。
ツールによってはCSSへの記述によって動作するケースもあり、再設定が必要な可能性もあります。
仮に連携が途絶えた状態で運用していると、サイト情報をしっかりと分析できない状況に陥ってしまい、大きな機会損失が生まれてしまいます。
したがってツールごとに正しく動作しているのか、細かく確認するようにしましょう。
本記事ではWordPressにおけるテーマの概要から導入するメリット、そして無料・有料の違いについてまとめました。
無料と有料のWordPressテーマでは主に以下の点が異なります。
無料テーマでも充実した機能が備わっているケースも多いため、サポート対応の質や使用目的に合わせて選ぶようにしましょう。
TRASPではWordPressを使用したWeb制作によって、さまざまな業種の企業を支援しております。テンプレートデザインからオリジナルテーマまでお客さまに合わえたWeb制作を提供していますので、まずはお気軽にご相談ください。
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