建設業
建設業のWeb集客8選!成功事例から学ぶコツ・・・
2022.05.24
TRASPコラム
建設業
更新日:2023.04.03
公開日:2023.03.06
深刻な人材不足や技術継承の停滞、業務の効率化が進まないなどの課題がある建設業界。
このような課題を解決する対策の一つとして、「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」への注目が高まっています。
「そもそも建設DXとは?」
「実行するメリットなどを知りたい」
「何から始めれば良いの?」といった悩みをもつ建設業者様も多いでしょう。
“ITの活用を通じ、ビジネスモデルや組織を変革すること”を指す、DX。効果的にDXを導入するためには「DXとは何か」を知ることから始めましょう。
この記事では、建設DXの定義や解決できる課題について詳しくまとめました。建設業のWeb集客を多数手がけてきたTRASPが、実際にDXを始めるステップもわかりやすくお教えします。ぜひ最後までご覧ください。
目次
まずは、建設DXに関する概要を詳しく見ていきましょう。
さきほど軽く触れましたが、建設DXとは“デジタル技術を使い、これまで行われていた業務プロセスそのものや、ビジネスモデルの抜本的な変革を目指すこと”を指します。
DXの具体的なイメージを、建設業のプロセスに当てはめて考えてみましょう。
またよく混同されがちな概念として「IT化」があります。
IT化もDXの一部ではありますが、このように大きく異なります。
現在は大手建設企業だけではなく、中小建設企業でもDXによって成果が出ている事例も増えています。現時点で何も取り組めていない…という建設業の方は、まずIT化から初めても良いでしょう。取り組みやすいDXは記事後半に解説いたします。
建設DXの成功事例について知りたい方は、こちらをぜひご覧ください。
建設DXを導入し、スムーズに推進していくためには“技術を使いこなすこと”が重要です。建設業で実際に使われているデジタル技術を5つご紹介していきます。
ICT
「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略称である、ICT。平たく言えばインターネット全般のことで、「パソコン・タブレットをネットワークでつなげる」「情報を共有したり、オンラインで共同作業したりする」場面で欠かせない技術です。
建設DXにおいてはパソコンやタブレット間の通信をはじめ、「AI搭載の重機などとの通信」「ドローン」などにも活用されています。特に危険かつ人の手が必要となる作業でICT技術を用いて、自動化が進められているそうです。
IoT
IoTとはモノに通信技術を搭載し、センサーを通して収集したデータをさまざまな用途に仕様する技術です。通称「モノのインターネット」と呼ばれています。
近年世の中ではデジタル化が進み、現在は自動車・家電・工場設備などもインターネット接続できる技術が生み出されました。これが「IoT」です。
建設DXでは「危険エリアをIoTでセンサー監視し、労働災害を防止する」といった場面で活躍しており、多くの現場を支える技術として認知されてきています。
5G
5G(ファイブジー)とは、次世代移動通信規格を指します。2020年から5G対応の携帯電話が販売されているため、名前をご存じの方も多いでしょう。
従来の4Gと比較すると、下記のような特徴があります。
4Gの通信環境で業務を行っていくなかで、「通信容量が不足したり、通信が遅れたりする」「同時接続機械の数が制限されてしまい、操作がうまくいかない」などの課題がありました。
しかし5Gが登場したことで当課題が解消され、「さらに遠隔から操作できる」「複数機械を同時に扱える」ということが可能に。飛躍的に省人化を図れる点が魅力といえます。
AI
AIとは、「Artificial Intelligence(人工知能)」の頭文字をとった略称です。人のように情報処理ができるようプログラムされており、事前学習したパターンを機械に学習させることで動作する仕組みとなります。
建設業では、主に上記のようなシーンで活用されています。
AIは、DXのなかでも幅広い活用が進む技術の一つです。今後より多くのデータ蓄積ができるようになった際には、より重要性が高まっていくでしょう。
BIM/CIM
BIM/CIM(ビム/シム)とは、構造物を立体的な画像で表現できるデジタル技術のこと。
従来の2次元的な図面のみだと、社員・顧客間の理解度に差が生じてしまいます。その結果「実際に建ててみないとわからない」といった状況に陥り、トラブルに発展することも珍しくありませんでした。
そこでBIM/CIMを用いて、立体的な画像でやり取りすれば「完成形はどのようになるのか」を具体的にイメージできるため、顧客の理解度がグッと深まります。
トラブルを未然に防ぐことに加え、意思決定が迅速になり、コミュニケーションに費やす時間をカットできる点が当技術のメリットです。生産性の向上に大きく貢献するでしょう。
ここまで建設DXの概要と用いられる技術を紹介しましたが、「では、具体的にどのようなメリットがあるの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
この項目では、建設DXで解決する課題3つを詳しくまとめました。こちらもぜひ参考にしてください。
建設DXを導入することで、業務の効率化に大きく役立つでしょう。
その代表的な理由として、次のようなものが挙げられます。
このように手作業が多く省けるぶん、スピーディーに作業を終えられるようになり、慢性的な長時間労働の解消を図れるでしょう。現場だけではなく、企業全体の業務における効率性が大きく高まります。
「人材不足を解消したい」「人件費を削減したい」と考える建設業者の方にも、DXの導入をおすすめします。なぜなら、5G回線などの基幹テクノロジーや情報通信機器を活用すれば、高性能な通信が実現するからです。
これらは遠隔操作できるため、これまで建設現場で行っていた施工状況・監督業務・材料の確認作業などを、事務所や自宅からも行えるようになります。そのため遠隔地から指示を出せるぶん、作業にあたる人数を従来よりも大きく減らせるでしょう。
したがって建設DXを活用すれば、企業全体における省人化の推進につながり、人件費・人材不足に関する課題を解決に導けるといえます。
高齢化が進む建設業界では、熟練した技術者が年々減り続けている状況です。若手の人材確保が思うように進まないこともあり、“技術力の低下”はさらに深刻化しています。
そこで、活躍するのが建設DXです。例えばAI技術を活用すれば、熟練した技術を持つ職人の動きを解析できます。加えて、動きを再現できるよう標準化することで、若手への技術継承をスムーズに行えるでしょう。
専門的な技術・深い熟練が必要な建設業界は、“何年も勤続し、経験を積み重ねることで、ようやく一人前として認められる世界”といえます。ただでさえ若手が不足している状況で、入社しても技術を伝えるのに膨大な時間をかけるのはNG。職人の技術をすべて伝えられないまま、若手がやめてしまうことになるでしょう。
したがって「AIによって、属人化を低減できる」「技術・知識を体系立てて整理できる」DXを取り入れ、技術の継承問題を解決していくことが重要です。
建設業の課題や解決策をより詳しくまとめた記事があります。
現場主義である建設業界では、DXの前にIT化が必要です。IT化とは、例えば
といったことです。いきなりAIやドローンなどと言われてもピンとこないかもしれませんが、ホームページをリニューアルしたり、集客・求人を自動化したりと、小さなことから始めると良いでしょう。
続いて、建設業がDXを始めるステップをそれぞれご紹介いたします。
まずは自社の課題をしっかりと洗い出し、把握しておきましょう。
ひと口に建設DXと言っても、技術ごとに特性や得られる効果は違います。またDXは一般的に複数の手法を組み合わせ、長期的に実践していくことがほとんど。“何をどのタイミングで、どう取り入れていくのか”というパターン自体も、数えきれないほど存在します。
そのため、自社でいざ「DXを取り入れてみよう!」と決めたとしても、「何を優先的に解決すべきなのか」という点があいまいなのはNG。バリエーションが非常に多いぶん、自社に適した施策を見つけられないおそれがあります。
したがって、まずは「現場や事務手続きなどにおいて何が課題なのか」「どのようなツールがあれば助かるのか」などを考え、方向性を定めていくことが大切です。
自社の課題を把握したあとは、目的に合うITツールを導入しましょう。
建設業界、特に建設現場は屋外での作業が大半を占めます。そのためFAXで送られた図面・工程表を手に、電話で打ち合わせするというスタイルの企業もいまだに多いです。しかし、多くの職種・多くの人が関わることもあり、報連相といった“段取り”に費やす時間や手間、人員は膨大になっているかと思います。
そこで活躍するのが「工程表や図面、現場写真などをデジタル化する」「工事と報連相を効率化する」、ITツール。建設業界におすすめしたいものを、下記にピックアップしました。
このようなITツールを活用することで、「現場と管理部門との連携がスムーズになる」「煩雑な仕事を効率化できる」といった効果を得られます。
また、各ツールにより搭載している機能や料金、使用方法は異なります。そのため導入前に「どの機能に特化しているのか」「実際に使用したユーザーの評判は?」といった点をリサーチし、自社の課題解決にマッチするものを選びましょう。
ホームページ制作で集客を自動化するのも、DX化への第一歩として有効です。
その具体的な理由として、次のようなものが挙げられます。
1.企業の信用度が上がる
昨今ではデジタル化が進み、“情報収集にインターネットを使うこと”が当たり前となりました。そのため「自社のホームページを持っていない」というだけで、競合他社と比較してマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
ホームページは自社の「顔」といっても過言ではありません。取引先企業や顧客から信頼されるためには、他社と差別化できるホームページを持ちましょう。
2.営業コストを削減できる
ホームページ制作によって、営業コストを削減できます。
なぜなら、最新情報、商品・サービスのメリットなどを掲載することで、“24時間365日、働く営業ツール”として活躍するため。
自社サイトをGoogle・Yahoo!JAPANなどで検索された際に上位表示させたり、SNSで露出を増やしたりすれば、多くのユーザーに認知してもらいやすくなるでしょう。
3.人材の確保につながる
ホームページ制作は、自社の人材確保にも有効です。
現在多くの求人活動は、インターネットを通じて行われています。そのため「自分に合う会社を探している」「業界に興味がある」求職者が企業の情報を知り、応募するかどうかを判断する一番の材料がホームページといっても良いでしょう。
したがって求職者が求める情報をしっかり掲載することで、他社よりも優位に立ちやすくなり、優秀な人材の獲得につながります。
このようにホームページ制作をすれば、集客面において大きなメリットがあります。「今後自社のDXをより促進させたい」と考えている方は、ホームページ制作も検討すると良いでしょう。
TRASPは建設業界に強いホームページ制作会社です。今まで効果が出なかった企業のホームページの課題を見つけ出し、業界やターゲットを絞り、より効果の高いホームページ制作を行います。
“建設DXの促進には、ホームページ制作が効果的である”ということをお伝えしました。
ただし「自社の知名度を上げ、企業価値を高める」「営業・求人面などの工程を削減し、DX推進を後押しできる」サイトを制作するには、専門的なノウハウが欠かせません。
そのため「ITに関するスキルに自信がない」「成果を出せるサイトがほしい」という建設業者さまは、ホームページ制作のプロに依頼することをおすすめします。
TRASPは建設業界の実績を多数保有しています。
また、ターゲットユーザーを細かく分析した“集客につながるホームページ”が強みです。専門知識・ノウハウを培ったプロが、お客さまに適したプランニングをご提案いたします。
「自社のホームページ制作・運用について悩んでいる」「建設DXに関するアドバイスがほしい」という方は、ぜひ一度お話を聞かせていただけませんか?
この記事では建設DXの定義やメリット、始め方を初心者向けに1から詳しく解説しました。
建設DXの導入によって、業務効率化・省人化の推進・技術の継承といった課題を解決できます。また、その建設DXをより促進させるためには「企業の信用度が上がる」「営業コストを削減できる」といった効果がある“ホームページ制作”がおすすめです。
DXの第一歩としてホームページを制作、リニューアルしてみてはいかがでしょうか?
TRASPはホームページ制作からWeb集客まで一貫してご依頼いただけます。建設業界では数多くの実績と経験があるため、ぜひ一度プロにお任せください。またオンライン相談も受け付けておりますので、ご相談やご質問もお待ちしております。