解体業
神奈川県の解体業のホームページデザイン15選・・・
2023.01.12
TRASPコラム
解体業
更新日:2023.03.26
公開日:2022.05.25
新型感染症のまん延によって、世の中のオンライン化が加速しました。
解体業においてもこれを機に
「インターネットをつかって営業できないかな…」
「マーケティングに取り組んでみたいけど、よくわからない…」
など、集客の考え方が変わった方も多いのではないでしょうか。しかしマーケティングは自社に合う方法を選択しなければ、効果がないまま時間とお金を無駄にしてしまいます。
そこで本記事では、解体業で成功するための「5つのマーケティング手法」と実践プロセスをまとめてみました。
多くの解体業者をWebマーケティングで支援し、集客難を救ってきたTRASPが、マーケティングが必要な理由や成功させるための極意をお教えします。
目次
下請け構造が多い解体業界では、日ごろ「マーケティングを意識していない」という企業も多いのではないでしょうか。しかし元請けがコロナ禍のあおりを受けたことで連鎖的に経営難に陥った解体業者も多く、自社集客の重要性が増しました。
今後は解体業界でも自社で顧客を獲得することや、オンラインの活用が欠かせないと考えられます。
ここでは解体業界でマーケティングを行う必要性について、以下の3つから解説していきます。
そもそも「マーケティングとは何?」という方は、こちらの記事をご覧ください。
1つ目の理由は、マーケティングによって自社の集客力を高め、下請けを脱却することです。
解体業・建設業では、元請けが受注した仕事を第一次・第二次と下請け会社に依頼する「重層下請け構造」が一般的となっています。昔からあたり前の構造として定着しているため、問題視している解体業者は少ないかもしれません。
しかし下請け状態では受注単価が安く「案件をこなしても売上が上がらない…」といった状況に陥ってしまいます。また経営が安定せず、元請けの業績次第では連鎖倒産する可能性もあるでしょう。
このように下請けでの受注は多くのデメリットがあるため、自社が元請けとなって受注するためにも、戦略的なマーケティングの取り組みが必須となります。
2つ目の理由は、近年社会全体に大きな影響を与えた新型コロナウイルスに対応するためです。
コロナ禍によって建設業界でもオンライン化がすすみ、テレワークの実施やオンラインミーティングなど、インターネットに触れる機会が増加した企業も多いでしょう。しかし多くの企業が打撃を受けたものの、もとからインターネットを軸にしていた企業は、かえって受注が増加した例もあります。
このようにインターネットが中心の現代ではマーケティングもWebを活用する必要があり、なかでもホームページの活用は必須です。なぜなら、顧客によっては「ホームページがない企業=信頼できない」と捉えることもあるため。
Web集客の軸として、ホームページは最低限用意しましょう。
TRASPは集客に特化したホームページ制作を強みに、数多くの企業を集客面から支援してきました。ホームページ制作の設計からサポートしておりますので、はじめて制作する方でも安心してご依頼ください!
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3つ目の理由は、マーケティングに取り組むことで競合他社との差をつけられるためです。
解体業では他業界よりも積極的にマーケティングを実施している企業が少なく、今から取り組めば成果を出しやすい点がメリット。例えばGoogleやYahoo! JAPANといった検索エンジン上で「解体業」に関して調べると、積極的に情報発信している企業はほとんどヒットしません。
しかし今後はますますオンライン化が進み、解体業でもホームページ集客やWebマーケティングを行うことがあたり前になると予想されます。したがって早期に取り組み、競合と差をつけることが市場で勝ち抜く重要なポイントです。
解体業の課題について解説した記事もありますので参考にしてください。
ここでは解体業のマーケティング手法について、以下の5つから解説していきます。
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに役立つ情報を発信して自社が運営する媒体へ興味をもたせ、最終的に自社サービスへとつなげるマーケティング手法です。
コンテンツは扱う媒体によって異なり、Webサイトのテキストコンテンツをはじめ、SNSやYouTubeの動画コンテンツと多種多様な点が特徴になります。一般的には自社サイトのブログを活用するケースが多く、解体業であれば以下のようなコンテンツ例が考えられます。
コンテンツマーケティングは「自社を見つけてもらう」「信頼してもらう」というステップを踏んで時間をかけて自社のファンに育成するため、成果を得るまで長期的になるものの、自然な流れで訴求できる点が強みになります。したがって訪問・電話営業やチラシを敬遠する今の時代には合っているといえるでしょう。
解体業のホームページ制作についてまとめた記事があります。
SNSマーケティングとは、TwitterやInstagramなどSNS媒体を活用して集客し、自社や自社サービスへ興味をもってもらうマーケティング手法です。
従来は「SNS=若者」という印象でしたが、近年はどの媒体でも幅広い年齢層が活用しており、顧客獲得には欠かせない市場といえるでしょう。
特にInstagramは商品購入に対する影響力が高く、顧客が情報収集として活用している点が特徴です。またTwitterは気軽に発信でき、拡散力が強いため、バズれば影響力が高いでしょう。このように媒体ごとに特徴を持つため、ターゲット層に合わせた媒体選びを行わないと効果は得られません。
解体業であれば50代以上の年齢層がターゲットになるため、FacebookやInstagramの活用をおすすめします。
解体業のInstagram集客について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
動画マーケティングとは、自社のPR動画や採用動画などを活用し、自社の情報を発信していくマーケティング手法です。YouTube市場が拡大していることもあり、動画マーケティングは多くの企業から注目を集めています。
実際に近年ではTVよりもTikTokやYouTubeを視聴するユーザーが増え、動画マーケティングによって得られる集客効果は大きいといえるでしょう。解体業であれば、若年層をターゲットにした人材採用にも活用できます。
またテキスト媒体よりも伝えられる情報量が多く、視覚・聴覚から訴求を行える点が強みです。
ただし動画マーケティングでは動画の制作が必要なため、高度な知識やスキルが求められます。
したがってマーケティングとして取り組む際は、まずは取り組みやすいWebサイト運用やコンテンツマーケティングがおすすめ。動画はサブコンテンツとして活用しましょう。
動画マーケティングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
メールマーケティングとは、事前に用意した顧客リストをもとに、メール配信をとおして見込み顧客へアプローチするマーケティング手法です。
顧客リストを作るためには、Webサイトに訪れたユーザーに「資料請求や有益なコンテンツのダウンロード時に情報を入力してもらう」といった流れになります。そのため獲得したリストは購入意欲の高いユーザーが多く、成約につながりやすい点が最大のメリットです。
しかしメールは受け取り手が有益と感じなければ開封されないため、解体業であれば「業界事情」や「解体費用を安くする方法」など、特別感のある内容を配信しましょう。
またメールマーケティングの効果を高めるには日々の運用が重要となり、データ分析に関する知見が求められます。
リアルマーケティングとは、見込み顧客と対面で接触し、自社サービスへとつなげるマーケティング手法です。
解体業のリアルマーケティング例
リアルマーケティングのように直接コミュニケーションを取る手法は成約率が高く、紹介営業につながりやすい点がメリットです。
とはいってもインターネットが普及する以前に活用されていた方法となり、近年ではセミナーや勉強会もコストをかけないオンラインへと移行しています。したがってマーケティングではサブ的な手法と捉え、メインは自社サイトなどのWebマーケティングを活用しましょう。
マーケティングには確実な成功法が存在しません。
そのため「そもそも何から取り組めば良いのだろう…」「何から手をつけていいかわからない」という悩みも多いでしょう。
そこで今回は4ステップに分けて、解体業のマーケティング実践プロセスを解説していきます。
マーケティングでは、まず市場分析によって自社の立ち位置を確認することが重要になります。
なぜなら立ち位置が明確化していない場合、間違った市場で勝負したり、効果的な訴求につながらないためです。そのため「自社の強み」や「顧客に提供できる価値」を分析し、自社と取り巻く環境について調査していきましょう。
分析する際は以下のフレームワークに沿って考えることをおすすめします。
PEST分析
の4観点から外部環境を考える
3C分析
の3観点から内部と外部環境を考える
まずは活用しやすい3C分析から取り組んでいきましょう。
3C分析についてわかりやすく解説した記事がありますので参考にしてください。
環境分析後は、マーケティングの方向性を具体的に定めるターゲティングを行ないます。
ターゲティングで考えるべき項目は以下のとおりです。
ターゲティングは「市場の絞り込み」とも呼ばれ、顧客や市場のニーズを見極め、自社の強みが発揮できる場所を選ぶことが目的です。
仮に「マンション解体を得意としている」企業であれば、「住宅の解体工事」を目的とした顧客が集まる媒体でマーケティングを行っても効果は得られません。ターゲットが市場にいること、そして競合と差別化が図れる市場選びを意識しましょう。
つづいてマーケティングの軸となる戦略を考えていきましょう。
前段階でターゲットや市場は決まっているため、あとはアプローチしていく手段や実践手順を考えていくことが目的です。戦略を考えるうえでは、4P分析とよばれるフレームワークを活用しましょう。
4P分析
4P分析では4つの観点から、企業目線で顧客のニーズに答える製品・サービスを考えていきます。
また4P分析を行う際は同時に評価基準となるKPIを定めておくと、明確な目標をもったうえで取り組め、質の高いマーケティングを実施できるでしょう。
4P分析についてわかりやすく解説した記事がありますので参考にしてください。
戦略立案後は実際にマーケティングを実行し、事前に考えたKPIをもとに数値から効果測定を行っていきます。
効果検証では「成功した」「失敗した」ではなく、成果がどうであれ具体的な要因を考えることが重要です。
成功した場合
失敗した場合
なぜ失敗したのか、各過程を数値で細かく確認
KPIが設定できていれば、失敗した場合でも数値をもとに具体的な分析が行えます。
マーケティングは丁寧な分析・改善を繰り返せば成功に近づくため、少しずつでも成長を意識して取り組みましょう。
ここでは解体業のマーケティングを成功させるコツについて、以下の2つから解説していきます。
従来はそもそも市場にある商品数が少なく、大衆に向けたマーケティングを行うだけで効果を得られました。たとえば「テレビCMをとおして消費者は同じ商品を購入する」といった流れです。
しかし現代では市場に商品・サービスがあふれ、顧客のニーズも多様化しています。そのため顧客一人ひとりに合わせた施策を考える必要があり、訴求方法も具体性が求められると考えましょう。
例えばWebサイトに事前に「タグ」を設置しておくことで、一度でもWebサイトを訪問したユーザーに「Cookie」を付与し、追いかけて広告を表示させるリターゲティング広告というものがあります。この場合、ユーザーが東京都世田谷区に住んでいるという情報が取得できるため、
「いまだけ限定!工事費用を格安でご案内」
といった抽象的な内容よりも、
「東京都世田谷区在住の方限定!いまだけ工事費用80万円で依頼可能です」
と訴求する方が、「自分に向けた広告だ」と認識され、大きな効果を得られます。
ほかにもWebサイトを離脱したユーザーには動画マーケティングで訴求するなど、複数の確度から施策を考えましょう。
顧客に合わせた施策を行うには、まず特徴やニーズなど顧客データを集めることが重要になります。
なぜなら何もデータがない状態からは、訴求するポイントが生まれないからです。
そのため以下のような情報を意識し、顧客データを集めておきましょう。
また顧客データを集めるには、以下の方法がおすすめ。
顧客は無償で情報を提供してくれるわけではないため、引き換えに何かしらメリットとなる要素を差し出しましょう。
本記事では、解体業で成功するための5つのマーケティング手法や実践プロセスを解説してきました。
今後はどの業界でもオンライン化やWebマーケティングの取り組みがあたり前の時代になります。
しかし解体業ではマーケティングに取り組んでいる企業が少なく、現状は狙い目といえるでしょう。
そのためホームページ制作からはじめ、早期にマーケティングの軸を作っていくことが重要です。
TRASPはホームページやSNSなど、Webマーケティングで解体業者を支援してきた多くの実績があります。お客さまに合わせた戦略設計からサポートしておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。