その他業種
ハウスクリーニング業を成功に導く集客6選!業・・・
2021.09.24
TRASPコラム
その他業種
更新日:2023.03.30
公開日:2021.02.23
患者さんに『この病院で診てもらおう』と思ってもらえるようなクリニックのホームページを作るには、
どんなホームページが適しているのでしょうか?
今では当たり前になったスマホやパソコンからのインターネットの普及により、
病院やクリニックについて事前に調べたり比較したりする事が手軽に出来るようになりました。
ホームページを使って自院の特徴や情報を世に広くアピール出来るようになったのは、
患者さんにとってもクリニック側にとっても、双方にメリットがありますよね。
病院・クリニックに求められる要素は、安心感や清潔感、優しさ、親しみやすさ等がありますが、
患者さんの年齢層や性別も意識したホームページを制作する事が大切だと思います。
また、あなたのクリニックにしかない特徴や情報をただ単に並べるだけではなく、
魅力的に強み・特色をアピールし、他のクリニックとの差別化し、”オンリーワン”のクリニックを目指したいものです。
『でも、どうやってアピールしたらいいのだろう…?どういうホームページにしようか正直迷っている…』
なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、来院に繋がるホームページの作り方のコツと、
ホームページ制作において参考にしたいクリニックの優れたホームページデザインについてご紹介したいと思います。
目次
あなたのクリニックに来るのはどんな人なのか、
年齢や性別、家族構成、住所、収入、疾患や健康上の悩み等を検討してみましょう。
より具体的にターゲット像をイメージする為に、他にもあれば色々と挙げてみてください。
ターゲットを絞る事で、クリニックの強みや専門性がわかりやすく際立ちます。
そうすると、多くの人により特徴が伝わりやすくなるでしょう。
患者さんは健康上の悩みを今まさに抱えており、その悩みを解決してくれそうなクリニックを探しています。
その悩みについての答えがクリニックのサービスです。
自院では『どんな治療を行なっているのか』『どんなサービスを受けられるのか』という事を、
特に力を入れて発信していきましょう。
診療科名はもちろんの事、その他にも診療体制、治療方針、得意とする分野・治療法、
対象疾患、実施できる検査とその説明、
スタッフ紹介等、さらには学会等認定制度による施設認定の有無等の情報も公開します。
ただこれだけの情報を提供しても、患者さんにはまだ受診の判断が難しいかも…。
そこで、一緒にお問い合わせフォームや電話番号も掲載しておきます。
患者さんがすぐにお問い合わせが出来るような作りが来院に繋がりやすくなります。
患者さんにとって、病院・クリニックの受診に不安を感じるものですよね。
医療情報に特別に詳しくない人も理解出来るよう、提供しているサービス情報はしっかりと充実させましょう。
患者さんに寄り添った視点で、不安な事や様々な疑問に答えます、という気持ちで文章等を考えましょう。
特に個人院・クリニックは、患者さんに身近な所で医療を提供出来るという素晴らしい強みがあります。
一度あなたが普段から大切にしている事を言葉にしてみてください。
それがコンセプトになります。
(例)
難しく考えず、当たり前の事でもいいので言語化する事が大事です。
では、早速参考にしたいおすすめのクリニックのホームページをデザインに着目して見ていきましょう。
上田皮ふ科
長崎県大村市にある、上田皮ふ科様のホームページです。
グリーン、ブラウンといった落ち着いたアースカラーを基調としたデザインに、
イエローの差し色が優しい印象の中に明るさをも見受けられます。
通常の皮ふ科診療だけでは無く美容診療も行っているようですが、
こちらの美容サイトにはピンク、オレンジ、イエローといった明るくハッピーなイメージの色が使われていて、
元気をもらえそうです。
また、治療メニューの施術に関する説明や効果について詳しく掲載されており、
使用する機器等の写真が紹介されていて治療時のイメージもしやすく安心感があります。
『上』の文字をモチーフにしたオリジナルロゴが随所にちりばめられており、
認知されやすいデザインになっていると思います。
愛甲産婦人科麻酔科医院 愛甲やすらぎ・ひふ科医院
熊本県人吉市の愛甲産婦人科麻酔科医院様のホームページです。
お母さんと赤ちゃんの健康に寄り添ってくれるような、そんな優しい雰囲気が漂っていますね。
淡い色合いと水彩のような花や小鳥のモチーフが可愛らしく、幅広い世代の女性に響きそうです。
診療案内では診療内容をただ載せるだけでなく、出産についてや妊婦さん、
日々変化する女性のライフスタイルに関して安心感を与える文章や写真で構成されています。
ヘンミ胃腸内視鏡・内科クリニック
大阪府豊中市にあるヘンミ胃腸内視鏡・内科クリニック様のホームページです。
辛いイメージがある内視鏡検査ですが、ホワイトにブルーといった爽やかなデザインになっており、
キャラクター性のある胃や腸、検査機器のアイコン、クリニック名の文字等が不安に寄り添ってくれているようで
受診へのハードルを下げてくれているような癒されるデザインだと思います。
また、麻酔や炭酸ガスを用いた苦痛の少ない方法で、身体に優しい検査を心がけている事が伺え、
先進的な医療を受けられるイメージを持ちます。
また、こちらのホームページでは『院長ノート』という投稿コンテンツをユーザー向けに医療情報を発信しています。
記事の最後に予約のためのフォームと電話番号があり、この投稿コンテンツが来院を促すような工夫がされています。
神戸元町県庁前クリニック
兵庫県神戸市の糖尿病の専門である神戸元町県庁前クリニック様のホームページです。
聴診器と患者をつないだ象形文字のようなロゴが印象的です。
糖尿病は完治するものではないので、病院に通い続けなければなりません。
しかし、こちらのクリニック様のホームページはいい意味で病院らしくなくモノトーンで
シンプルかつスタイリッシュで都会的なデザインによって通院がステイタスとさえ思わせてくれそうです。
やざわ虎クリニック
https://yazawa-tora-clinic.com/
長野県諏訪市にあるやざわ虎クリニック様のホームページです。
トップページは日本アルプスを背景にメッセージを載せ、
硬派で真面目、信頼出来る地域に根ざした医療に携わっておられるのだな、と感じます。
しかし、ページをスクロールしていくと、カーソルを合わせると可愛い虎がひょっこり顔を出したり、
マップに車が飛び出してきたりと親しみやすいおちゃめな仕掛けがたくさん施されています。
実際のクリニックの外観にはホームページでも随所に使われているバラの花が植えられているようで、
見る人に何度もページに訪れたくなるようなそんなデザインになっていると思います。
ふくだ内科
福岡県福岡市の心臓・血管、糖尿病の専門機関でもある内科医院、ふくだ内科様のホームページです。
白にワンポイントで赤を使うというシンプルな配色ですが、クリニック名のロゴの心臓マークからも、
初見で診療科とコンセプトがわかり、知りたい情報にアクセスしやすい設計となっています。
また、内科専門医として地域に寄り添う地元のかかりつけ医でもあるようです。
そのメッセージもファーストビューですぐに確認できますね。
こちらのホームページでも『院長コラム』が特徴的なコンテンツとして、医療関連の記事がたくさん投稿されており、
それが活かされています。
こういった記事で自院の専門性をしっかりアピール出来ていると思います。
デザインも大事ですが、患者さんが1番に求めるものは病院の情報です。
基本的な事ではありますが最も重要なポイントなので、しっかり掲載するようにしましょう。
サービスやコンセプト等の特徴の他に、『人』もクリニックの特徴といって過言ではない大事な要素です。
これから受診される方からすれば、対面する前に情報が提供されている事で不安の軽減に繋がります。
クリニックの信頼性を高めるのであれば、顔写真だけではなく、専門内容や略歴・受賞歴、所属学会、資格、治療実績等も掲載しましょう。また、患者さんやご家族に向けたメッセージも載せる事で、人間性や人柄を知ってもらえます。
院・クリニックの各施設も紹介するようにしましょう。
患者さんが来院時のイメージを膨らませ安心感を得る為に、
上記のような患者さんに直接関係のある、立ち寄るであろう場所の写真を説明文も添えて紹介しましょう。
どんな診療科があって、何が出来るのかを紹介します。
診療科・部門名の概要や診療内容の詳細についてもしっかり掲載しましょう。
この時のポイントは、診療科目だけ聞いても何が出来るのかわからない方もいるので、
一般の人にもわかりやすい言葉遣いで文章を構成する事です。
口コミを見てから飲食店を選び、行こうと思った事はないでしょうか?
病院選びにおいても同じです。口コミは非常に影響力が強いものです。
目的が新規来院を増やす事であれば、口コミも載せる事をお勧めします。
予約、来院に関する情報は患者さんが見やすいようにまとめて表示します。
受診に事前予約がいるかどうかも書いておきましょう。
アクセスも地図だけでなく交通機関別に行き方の説明があるとよりわかりやすいです。
また、クリニックの外観写真が来院時の目印にもなるので、載せましょう。
表等を使ってひと目でわかるように、診療時間と休診日は必ず表示します。
連絡先は電話番号はもちろんですが、お問い合わせのハードルを下げるには、
メールや専用フォーム等複数用意すると良いでしょう。
体の不調や気になる症状があったら、まずインターネットで何かの病気を疑い調べるという人は多いと思います。
したがって、医療のプロである医師やクリニックが発信する記事コンテンツには価値があります。
得意分野について発信すれば記事をきっかけに来院を考える人も増え、また、自院の専門性も同時にアピール出来ます。
しかし、記事コンテンツは継続的に発信する事で効果が得られるものなので、どうしても時間と手間はかかってしまいます。
続けていく事が大事です。
では、病院ホームページで見る悪い例を少しご紹介したいと思います。
病院という施設は、お子様からご老人まで幅広い層の方が訪れる場所なので、
あまりにも奇抜すぎるデザインは病院のホームページには不向きです。
どんな年齢層の人にもわかりやすく、扱いやすいサイトである方が受け入れられやすいでしょう。
原色をたくさん使った派手なデザインは見る側の印象に残りそうですが、TPOに合ったものを選ぶ必要があります。
クリニックのホームページデザインには、清潔さや真面目さ、技術の高さ等を売りにするのをお勧めします。
情報はあればあるだけ良いように思えますが、逆に詰め込みすぎると患者さんみ必要な情報まで
なかなか辿りつけなかったりする事も大いにあり得ます。
予約やお問い合わせフォームは特に重要で、
例えば記事コンテンツの中の終わりにも設けたりとスムーズに予約やお問い合わを促せるような工夫もしましょう。
いかがでしたか?
今回はクリニックのデザインやコンテンツ制作のポイントについて解説してきました。
患者さんに、この病院で診てもらおう!と思っていただけるようなホームページをぜひ参考にして
クリニックのホームページ制作、リニューアルを一度考えて見て下さいね。
利用者である患者さんは、もっと自分に合った病院を選びたい、
いろんな病院やクリニックがある中でそれらの違いを知りたい、
その際にホームページを見てクリニックの事を事前に調べ知ろうとします。
自院の事をより多くの人に知ってもらうには、アピールポイントは何なのかを明確にし、
『治療やサービス』『コンセプト』『人』といった特徴をしっかり紹介出来るような
ホームページをデザインしましょう。