その他業種

山口県のときつ養蜂園様に撮影でお伺いしました・・・
2020.02.04
TRASPコラム
その他業種
更新日:2023.03.27
公開日:2021.11.05
「良いモノさえ作っていれば、自然に売れる」という時代ではなくなった今、製造業界では、ホームページを中心としたデジタルマーケティングが必須です。それに加えて、コロナ禍によるオンライン化の急加速もあり、製造業におけるホームページの重要性はより高まっています。
しかし、ただ会社情報を載せればいいというわけではありません。自社製品のホームページ上での見せ方を考え、他社と差別化することが大切です。
本記事では、数多くのホームページ制作・運用実績のあるTRASPが、製造業にホームページが必要な4つの理由を解説。さらに成功事例をご紹介しながら、Webサイトを成功に導く秘訣をお教えします!
製造業のホームページ制作料金やおすすめの制作会社を紹介した記事もありますので、こちらも参考にしてください。
目次
BtoBの製造業界では、昔ながらの訪問営業や紹介といったやり方が定着していることもあり、ホームページは不要だと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、「どんな会社なのか、どんな仕事をしているのか、どんな規模の会社なのか」といった情報発信できるホームページがあれば、より信頼性を持たせることが可能です。
製造業にホームページ制作が必要な理由は、次の4つ。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ホームページを持つと、自社の強みを自由にアピールできるので、他社との違いをわかりやすく伝えられるメリットがあります。
ユーザーの行動として、
ある会社を知り(認知)
もっと詳しく知りたいと思った時(関心)
まずインターネットで調べ、その会社のホームページを確認します(検索)
そして、問い合わせや契約につながるのです(行動)。
ホームページは社外への広報の窓口です。
特に会社概要、企業理念、沿革などのコンテンツは、企業の信頼性を判断するためにチェックする顧客が多いのも事実。ホームページでは、そういった基本情報を確実に伝えられるので、企業が信頼を得るツールとしてホームページは必須といえるでしょう。
上で書いたようなユーザーの認知~行動などの動きを解説した記事もありますので、参考にしてください。
ホームページが集客に有利な理由として、従来のオフライン集客は施策の効果を測定するのが難しいことが挙げられます。
たとえば、
これらは見た人のうち何人が集客できたのかがわかりません。
明確な数値で確認できないことが、オフライン集客のデメリットです。
その点、ホームページでは「どんな言葉で検索して来たのか」「特にどんなページが読まれているのか」ということが、効果測定により知ることができるメリットがあります。
顧客がどんなものに関心を持っているのかを把握して、ホームページ運営や実際の営業にも活かせる可能性を秘めています。
ホームページという軸をしっかり作れば、リスティング広告などのほかの集客方法と組み合わせて相乗効果を生み出すことができるほか、ホームページはいつでもどこでもユーザーが閲覧できるので、会社にとっては24時間365日働いてくれる営業マンにもなってくれるでしょう。
製造業でよく見られる課題のひとつが、「人材不足」や「後継者不足」。
人材確保といえば、ハローワークなど求人媒体への掲載が定番ですが、近年はインターネットで仕事探し~応募まで行う人がとても多くなっていますね。CMでよく目にするようになった転職サイトや求人サイトの成長ぶりを見ても明らかでしょう。
ホームページの役割として、会社案内のほかに「求人募集ページ」を設けて、採用に役立てることも可能。
自社サイト内の採用ページであれば、求人サイトやハローワークなどと違い、掲載できる情報量に制限がなく、写真や動画なども使って自由な内容を発信できるメリットがあります。
そのため、ホームページでより自社のことを知ってもらうことができ、結果的に、採用後のミスマッチを防ぎ、効率的に求人募集を行うことが可能。「人材不足」という課題を解決するためにも、製造業にホームページが役立つというわけです。
ホームページでの求人掲載について詳しく解説した記事がありますので、参考にしてください。
顧客にとって、会社へのお問い合わせは一つのハードル。わからないことがあってもすぐには問い合わせず、ホームページを確認して解決しようとする傾向にあります。
そこで、取扱説明書やカタログといった製品の情報を掲載することで、顧客のほしい情報を先回りできます。ユーザビリティが考えられたホームページは、企業のイメージアップになるでしょう。トラブルに関するQ&Aもおすすめです。
また先ほど述べたようにホームページは24時間365日いつでも閲覧できるので、サポート窓口の人件費を削減できるメリットも。このようにアフターフォローの情報を充実させることで、見込み客にも既存顧客にも安心感を与えられるでしょう。
ここからは、TRASPが厳選した製造業のホームページ成功事例を4つご紹介します。
株式会社DHFは、誘導加熱を応用した技術を中心に、「パイプ事業」「表面処理事業」「機器事業」「鉄筋事業」「バイメット事業」「プラントエンジニアリング」の6つの事業を展開しているメーカーです。
ファーストビューにて、ムービーを使用し、自社の製造機器や製造風景をユーザーに印象づけています。DHFの独創性を紹介するページでは、「DHF STYLE」「ORIGINALITY」「TECHNOLOGY」「CHALLENGE」の4つの内容が、スクロールで切り替わるデザインになっており、思わず続きを見てしまいたくなりますね。
また「技術開発ストーリー」のページを設けていることが最大の特徴で、3つのエピソードを紹介しています。自社の歴史や技術の”産みの苦しみ”などを伝えて、保有している技術力のブランディングに成功しています。
株式会社ナニワ紙工は、食品用フィルムをはじめとする産業用・工業用の包装資材メーカーです。徹底した衛生管理体制を保有していることが特徴。
ホームページでは、「バーチャル工場見学」として、その優れた管理体制を紹介するページを設けており、会社の強みをしっかりと伝えることに成功しています。伝え方にも工夫があり、イラストや動きを取り入れて、顧客からも親しみの持てるわかりやすいデザイン表現になっていますね。
また写真も多用しており、ファーストビューでは、日常生活の場面を意識した美しい写真をのせて、製品を身近なものとして感じさせてくれていますね。また「お客さまのニーズが私たちのチャレンジです」というキャッチコピーから、企業のチャレンジ精神をうまく伝えています。
http://www.spindle.co.jp/ms-moriyama/
株式会社モリヤマは、さまざまな製品の部品製造に関わる混練機を扱っている会社で、多岐にわたる種類の「練り」を実現するノウハウと科学的データに基づく技術力を保有しています。
TOPページでは、思わず続きが気になってスクロールしてしまうアニメーションを用いて、自社の混練機の技術を図で視覚的にわかりやすく説明しています。
専門的な話に興味を持ってもらうことは困難なことが多いですが、予想外の面白いデザインによって、「そうやって製造されるのか」とユーザーの興味をくすぐり、親しみやすいイラストとの相乗効果で、自社の技術力を一般ユーザーに伝えることに成功しているといえるでしょう。
株式会社岐阜多田精機は、金型の製造に特化したメーカーです。金型は、自動車のヘッドカバーやスイッチ、住宅関連ではシャワーヘッド・水洗レバーなど、さまざまな用途で使われています。
ファーストビューでは、動画を用いて、製造風景や製造機器を視覚的に印象づけていますね。
BtoBなので、技術紹介のページでは、見込み客となる企業の担当者に検討してもらえるよう、具体的な製造の流れ・品質・強みなどを、写真を用いて余すところなく伝えています。
しかし、決して情報量が多すぎると感じさせることはなく、ほどよい余白と白色の背景カラーによってとても読みやすくなっており、ユーザビリティに配慮していますね。ターゲットを意識したホームページデザインといえるでしょう。
製造業のホームページデザインをさらに知りたい方は、こちらをご覧ください。
ホームページを制作するとき、思いつくままにコンテンツを並べて継ぎ足していくと見づらくなってしまいます。そこで、上記の成功事例に共通するポイントから、ホームページ制作方法を3ステップにまとめてご紹介します。
製造業のホームページを成功させる3ステップは、
です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1つ目のステップとして、まずはホームページ制作の前に、どんなお客さまに向けて情報を発信するか決めることが重要です。これをターゲット設定といいます。
ターゲット設定は、
といったように、詳しく設定しましょう。
「ある一人の人物」として設定することがおすすめ。これをペルソナ設定といいます。
例えば、こんな風に。
自動車メーカーの社長、50代男性、駅のすぐ近くの高級住宅にて家族と四人暮らし
悩み事は「自動車用の環境に配慮した特別なギヤー部品を短納期で作ってくれる企業が見つからない」
そして、設定したターゲットの悩み・不安を解決するようなキャッチコピーを考えましょう。
「他社で断られた難しい加工も、自社なら創業から培われた圧倒的な技術・実績により、早急に対応できます。」
「短納期で対応可能」
キャッチコピーでターゲットの目を惹き、詳しく説明する下層ページへ誘導するのがおすすめです。
またターゲットを詳しく、より細かくを決めることで、「よくある質問」ページなど、自社ホームページに必要な機能・ページが見えてくるようになり、結果的にホームページ制作で失敗するのを防ぐことができます。
ターゲット設定・ペルソナ設定について詳しく解説した記事がありますので、参考にしてください。
2つ目のステップとして、自社製品のブランディングを行って、他社との差別化をはかることが重要です。
そのために、まず自社製品の分析を行いましょう。例えば以下のようなポイントから分析を行います。
など、製品のブランド価値をさまざまな角度から考えて、それらを製品紹介ページやTOPページで表現し、ブラディングを行いましょう。
長い歴史のある製品であれば、歴史を紹介するだけで他社との差別化になります。
これらのことを企業の沿革とともに時系列で紹介すれば、ユーザーからの興味も高まるでしょう。
3つ目のステップとして、商品をわかりやすく伝える工夫をしましょう。
わかりやすく伝える方法の王道は、動画や写真を用いることです。人間の脳は、言葉よりも図や写真の方がイメージとして伝わりやすく、記憶に残る傾向にあり、このことを画像優位性効果といいます。
例えば、自動車メーカーであれば、「自社の自動車を取り入れれば、どれだけ楽しく便利な生活が待っているか」という未来へのイメージムービーを用いるのが有効。閲覧ユーザーは未来のイメージと現在の自分の状況との間に生まれるギャップにより、車への購買意欲がかき立てられるでしょう。
そして、代表的な商品は、その商品専用のブランドサイトを別ページで設けるなど、伝え方に工夫をすれば、より効果的です。
そのほかには、
という実際の用途を紹介し、製品を説明するのも有効。導入した企業や顧客の生の声も載せると、より自社製品の信頼性を伝えることができます。
一般的に、製造業のホームページに必須のコンテンツは、次の通りです。
しかし、製造業と一口にいっても、さまざまな業種がありますね。そこで業種を製品系・機械系・食品系の3つに分け、それぞれに必須のコンテンツをご紹介しましょう。
製品系の製造業
機械系の製造業
食品系の製造業
製造業のホームページを成功させるには、会社の目標に合わせたデザイン設計も重要です。
例えば、「ホームページでの問い合わせ数を月1件から月10件に増やす」などの目標をまず決めて、その目標が達成できるようにホームページ制作の戦略と施策を練りましょう。
戦略とは、
など、企業の方針を決定する一連の流れのこと。
そして施策とは、サイトマップの作成やWeb広告の導入など、戦略を活かすための作業になります。
また会社の目標の難易度によって、ホームページ制作料金は変わります。製造業のホームページ制作料金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
本記事では、製造業のホームページが必要な理由と、成功事例からみる制作の3ステップを紹介しました。
製造業のホームページでは、自社の強みとなる技術力や独自性の高い製品をブランディングし、設定したターゲットに向けて、動画や写真で視覚的にアピールすることが重要です。
ホームページには自社の概要を伝えるだけではなく、広報の窓口・求人の窓口としても機能します。
TRASPは製造業のホームページ制作事例が多数あります。SEO対策・コンサルティング・マーケティングに強く、集客力の続くホームページ制作を行います。
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