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クリック率アップするSEOに強いタイトルの付け方を解説

SEO

更新日:2023.03.30
公開日:2021.02.24

Webサイトのタイトルは、見栄えに大きく影響します。世の中に出回っている商品にも名前を変更しただけで一気に販売数が伸びたものが存在します。そしてSEOにおいても、タイトルを潔く変更した結果以前よりよいパフォーマンスを得られた事例が多数発生しているのがポイントです。

 

検索エンジン上の検索結果のリスト(スニペット)でまず目立つのはタイトルです。タイトルの表示にはタイトルタグ(<title></title>)が大きくかかわっていますから、適切なタイトルタグの設定方法を覚えておきましょう。

 

今回はSEO初心者へ向けてタイトルタグの概要や特徴、そして付け方や注意点などを解説していきます。

 

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検索エンジンで一番目立つ!タイトルタグとは

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

タイトルタグはWebページの基本設定を表す「メタタグ」の一部です。メタタグではページが読み込まれる際の仕様を指定したり、検索エンジン結果に掲載するページを探している「クローラー」が自社のWebページを回遊する際の設定を指定したりできます。

 

タイトルタグはその名の通り、Webページのタイトルを設定するためのタグです。タイトルタグで設定したタグは検索エンジンのスニペットに、「ディスクリプション」と一緒に表示されます。

 

タイトルタグはスニペットにおいて大きくテキスト表示され、リンクが貼られていることを示す青色で装飾されています。検索結果上で最も目立つ要素になっているのがポイントです。インターネットユーザーは検索エンジン上でまずタイトルを確認して、自分の求めている情報が含まれているかを確認します。

 

またクローラーも、ページの内容を確認するためにタイトルタグの内容を確認している点を頭に入れておきましょう。スムーズにインデックスを促し検索結果にページが表示されるようにするためにも、タイトルタグは必ず設定する必要があります。

 

ちなみに「WordPress」で記事を作成している場合、基本的に記事のタイトルとして入力した内容がタイトルタグとしても扱われて検索結果に表示されます。WordPressを扱う際は「記事タイトル=タイトルタグ」という認識を持って、適切なタグをつけていきましょう。

 

 

クリック率にも影響する!タイトルタグの特徴

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

タイトルタグには次のような特徴があります。

 

 

スマホとPCで表示のされ方が変わる

検索エンジンはデバイスごとに検索結果の表示を最適化します。そしてデバイスによってタイトルの内容も変化するのが特徴です。

 

具体的にはスマホではタイトルが長めに表示され、PCでは短く切って表示されます。どちらで表示される場合も、省略された文字は「・・・」という記号で表現されます。ちなみにディスクリプションの場合はスマホでは短め、PCでは長めに表示される点も覚えておきましょう。

 

またスマホの場合は画面が縦に長いのでタイトルが改行されて2行表示になりますが、PCは横に長い画面を持っているので1行でまとめてタイトルが表示されるのもポイントです。

 

 

タイトルタグがSEOの順位に影響を与える

タイトルタグはSEOの順位にも大きな影響を与えます。

 

検索エンジンがタイトルタグを重要視している点は先ほどご紹介しました。タイトルタグのわずかな文字数が検索順位を左右するケースも珍しくありません。

 

検索エンジンは虚偽の報告をされるのを嫌がります。たとえばスマートスピーカーについて説明している記事なのに「今話題のCMSを紹介します!」といったまったく内容の違うタイトルタグを設定していると検索エンジンからの評価が大きく下がってしまいます。当然ユーザーの混乱も招いて離脱が発生するきっかけになるので危険です。

 

当然タイトルタグの変更によって検索順位がアップする可能性があるのは、最初からユーザーニーズに沿った良質なコンテンツを作成している場合です。質の悪い商品が商品名を変えたくらいで販売数が伸びないのといっしょで、ユーザーに使われるコンテンツでないと変更の労力が無駄になります。

 

商品名を変えて販売数が伸びた商品は、今でもロングセラーとして多くのユーザーに使われています。タイトルタグ変更の際も、継続的に上位表示を狙えるコンテンツなのかをまず確認してみてください。

 

 

タイトルタグを変更するだけでクリック率が大きく変わる

タイトルタグを変更すると検索結果順位が大きく上がるだけでなく、クリック率向上も望めます。

 

まず検索結果順位が大きく上がることで、クリック数が単純に増加します。上位を取っていればいるほどクリック数が増えていくのは当たり前の状態です。

 

そしてユーザーにとって魅力のあるタイトルは、本に魅力のあるタイトルが付いているのと同じです。本屋さんでも本の内容を読まずに、面白いタイトルというだけで購入を決める方がたくさんいらっしゃいます。本を購入するかしないかの決め手になるのと同様に、Webページのタイトルもページをクリックするかしないかを決める要素になります。

 

たとえ1位表示でなくても面白い魅力のあるタイトルを付けられれば、クリック数を増やして最終的に1位表示へ昇り詰めることも可能です。

 

ただしクリック後にしっかり記事を読んでくれるとは限りません。本屋さんで本を購入する場合と違ってインターネットユーザーは時間がないケースも多く、せっかちに自分の求めている情報を探そうとしているからです。このため最後まで読んでもらった上で、コンバージョンや他ページへの流入などを狙える導線設計を行えるかもポイントになります。

 

 

SNSからのページ流入にも関係する

SEOを考える際、SNSとの連携を考えるパターンも増えてきました。今では情報収集のツールとしても使われているSNSは、

 

  • ・拡散によりメディアのサイテーションを増やせる
  • ・流入を通してオーガニックなPV数なども増やせる

 

といった点でSEO的なメリットがあります。

 

SNSで記事の拡散を狙うには、「OGP」というSNS投稿時の見た目を決める設定を通してユーザーの興味をそそる投稿が共有されるように調整する必要があります。そしてタイトルタグも、SNS投稿時の見た目にかかわってくるのです。

 

タイトルタグで指定した記事タイトルは、拡散時にリンクが貼られた状態で投稿内に反映されます。SNSの投稿では画像が目立つ傾向にありますが、画像だけでは何を説明しているか具体的に分からない場合も多いです。魅力的なタイトルタグの設定はSNS上の投稿拡散にも効果があります。

 

 

タイトルを付ける手順

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

ここからは実際に、タイトルタグを付ける際の基本的な手順をご紹介していきます。

 

1.対策キーワードを選定する

まずは自社が対策を行いたいキーワードを選定していきます。

 

キーワードに関しては、「上位表示されているにもかかわらず思った通りのクリック効果が出ていない」というキーワードを選定していく必要があります。せっかくユーザーの目に留まっているのにクリック数が少なくては、もったいありません。

 

また複数のキーワードのニーズが類似している場合も多いです。別々に対策を行ってしまうと記事内容重複の原因にもなるので、似たようなキーワードがあればニーズを調べ、同じであればまとめてしまう工夫も必要になります。

 

 

2.対策したいページを選定する

対策したいキーワードが決定した後は、次に対策を行いたいページの選定を行っていきます。

 

キーワードを基に流入が発生しているページを調査し、パフォーマンスが今の時点でもある程度高くて、改善でパフォーマンス向上が狙えそうな記事を選定していきましょう。

 

すべての記事に対策を行うと非効率です。また成果が出ない場合複数の記事が悪影響を受けてしまいます。まずはテストでモデルとなりそうな記事のタイトルを変更して、実際に成果が出たら他の記事にも対策を行ってみてください。

 

 

3.競合タイトルを分析する

実際にタイトルを付けていく前に、競合記事のタイトル確認も忘れないでください。

 

  • ・知りたいというニーズを持っている(Knowクエリ)
  • ・指定の場所へ行きたいというニーズを持っている(Goクエリ)
  • ・実践したいというニーズを持っている(Doクエリ)
  • ・購入したいというニーズを持っている(Buyクエリ)

 

といった、クエリがどのニーズに当てはまるのかも確認しておきましょう。記事だけでなく大手のWebサービスなどが検索結果に混じる場合がありますが、上手くよけながらニーズを理解していきます。

 

またタイトルを調べるだけでなく、文章の中身がどうなっているかを調査するのも重要です。もし自社の記事にないアピールがされている場合は、コンテンツ自体も改善する必要があるかもしれません。タイトルだけを変更して上位表示させようというテクニカルな面だけに頼らず、コンテンツファーストで内容を変更する柔軟性も必要です。

 

 

実際にタイトルを作成する

下準備ができた後は、実際にタイトルを作成していきます。競合に差を付けられるように独自のタイトルを付けるにはそれなりのセンスが必要です。

 

タイトルの効率よい付け方は、これからご紹介していきます。

 

 

キーワードを基に作ろう!タイトルの付け方ポイント

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

ここからはタイトルを付ける際に意識したいポイントを解説していきます。

 

 

キーワードをベースに作成を行う

まずタイトルの下書きとして、キーワードを使っていきます。キーワードにはユーザーのニーズが強く反映されており、複合ワードに含まれているキーワードが多ければ多いほどニーズが特定しやすくなります。

 

たとえば「SEO コンテンツ」だとSEOコンテンツを単純に知りたいだけかもしれませんし、さらに一歩進んで実際の制作方法を知りたいのかもしれません。しかし「SEO コンテンツ 書き方」の場合は、明確に「SEOコンテンツの書き方を知りたい」というニーズがキーワードに含まれているのが分かります。

 

SEOコンテンツの書き方が知りたい層へ訴求するならば、タイトルの下書きは「SEOコンテンツの書き方を紹介」といった内容でよいでしょう。ニーズを明確にした後に内容をタイトル下書きに反映させましょう。

 

 

文字数を調整してキーワードを左寄せにする

意味の伝わるタイトルにするためには、文字数を意識することがポイントです。

 

「パソコンでは35文字前後、スマホでは40文字前後」が最適な文字数です。ページが掲載されるサービスやユーザーの閲覧環境などによって文字数は変化しますが、無理に減らそうとすると返って意味の分からないタイトルになる危険があるので注意しましょう。「文字を短くすればよいのではなく、なるべく簡潔に内容をまとめて伝わるフレーズにする」ことを心掛けてみてください。

 

またキーワードを左寄せにしながら、一番記事で言いたい内容を説明する工夫も重要です。

 

記事のタイトルにおいては、自然と一番説明したい内容がキーワードを含んだ表現になります。キーワードを基にニーズなどを選定しているので当たり前です。すべてのケースに該当するわけではありませんが、メインのキーワードを左寄せにしながらタイトルを記述すると文字が切れても十分意味が伝わるのでSEO上有利です。

 

たとえば対策キーワードが「大阪 夜景 レストラン」の場合、

 

  • ・風景も楽しんでおいしい料理を食べよう!大阪で夜景がきれいに見えるレストラン3選
  • ・大阪で夜景がきれいに見えるレストラン3選!風景も楽しんでおいしい料理を食べよう

 

後者のほうがキーワードを含んだ説明が左寄せになっているのでタイトルが切れたとしても意味が伝わります。ただしキーワードを左寄せにした結果ちぐはぐな読みにくいタイトルになってしまった場合は、自然に内容が伝わるほうを優先してみましょう。

 

 

ターゲットユーザーに合わせた言い回しにする

記事を読むターゲットユーザーは、

 

  • ・20代の女性、OL
  • ・30代の男性、サラリーマン
  • ・60代の男性、無職

 

といったようにさまざまです。

 

いくらキーワード選定が正しくても、ターゲットユーザーに刺さらない表現をしてしまうとパフォーマンス向上が見込めません。ですからターゲットユーザーの性別や年齢、職業などに合わせて言い回しを工夫する必要があります。

 

  • ・20代の女性の悩みを解決!洗顔フォームのおすすめ3選
  • ・30代サラリーマン必見!ポイ活に使えるサイト5選
  • ・60代でも大丈夫!タイピングを今から上達させるコツ

 

といったように、ターゲットユーザーの属性をタイトルに入れ込んでみると一気に内容が理解できるようになります。

 

Webページはインターネットユーザー全員を対象に公開するものではありません。必ず見せる相手が決まっており、見せる相手が素早くニーズをタイトルからすくえるように工夫するのがクリック数を上昇させるためのコツです。

 

 

検索ユーザーがクリックしたくなるタイトルを考える

ターゲットユーザーを考えた言い回しを考える他にも、次のような観点からユーザーがクリックしてしまいたくなるタイトルを考えるのが重要です。

 

数値を入れて強調する

Webページ本文でも使える手法ですが、数値をタイトルへ入れると説得力が増します。人は「80%がやっている」、「シェアを9割獲得している」といった数値付きのフレーズに弱い傾向があるからです。

 

またおすすめを紹介する場合は「3選」といったフレーズも重要になります。自分の知りたい内容が何個紹介されるか事前に理解できれば、スムーズに記事をユーザーが読めるようになるからです。

 

ちなみにタイトルで数字を使った場合は、きちんとその根拠を説明したり内容通りに話を展開するのを忘れないでください。「数字が気になって記事を見ているのに、思った通りに話の中で紹介されていない」と思われてがっかりされないようにしましょう。

 

記事を読んで得られるメリットを解説する

タイトルへ説得力を持たせるには、記事を読むとどんなメリットが得られるのかを解説する工夫も必要です。インターネットユーザーは自分の利益となる情報を探すために検索を行います。

 

たとえば「20%CTRが改善!CTAボタンを配置するコツをご紹介」というタイトルは、「記事の通りにCTAボタンを配置すれば20%クリック率が改善してWebサイトのパフォーマンスが上がる可能性がある」というのをストレートに訴求しています。単に「CTAの効率的な配置方法」というよりもメリットが数値付きで紹介されているので説得力があります。

 

数値を意識しながらメリットを説明できるとクリックされやすい記事になります。タイトルの文字数は限られているので、一文一意も意識しながら完結にメリットが伝わるタイトル旁を行ってみてください。

 

競合とはまた違うタイトルを考える

クリックしたくなるタイトルを付ける上で、この点が一番の難関かもしれません。すでに複数のメディアが競合としてひしめいているキーワードでは、自分が付けたいと思うキーワードが一通り使われてしまっている可能性が高いからです。

 

メディア立ち上げから時間が経過していない場合は、需要が少なくても競合がいない「スモールワード」で対策を行うため、タイトル付けにおける差別化でそこまで頭をひねる場面は少ないかもしれません。しかしより需要のある「ミドルワード」や「ビッグワード」で勝負する場合、競合とは違うタイトルを付けてユーザーにクリックしてもらう難易度が一気に高まります。

 

今までにない切り口でタイトルを付けるスキルを身に付けていくのがポイントです。

 

たとえば「スマートスピーカー 選び方」で現在検索を行うと、

 

  • ・スマートスピーカーのおすすめ10選
  • ・【2020年版】スマートスピーカーのおすすめ13選
  • ・【徹底比較】スマートスピーカーのおすすめ人気ランキング12選

 

といったおすすめスマートスピーカーを紹介する記事が上位に掲載されています。いずれも〇選として内容を紹介しているのが特徴であり、もし上記のような記事を競合として記事を書く場合は〇選だけでなく他のフレーズを使って差別化を行う必要がありそうです。

 

たとえば「勧めたいのはこれだけ!スマートスピーカー3選」というようなタイトルを付ければ、見た目もすっきりしていますし「勧めたいスマートスピーカーは3つしかない」という切り口で競合と差別化できます。競合は10選や13選といったように、複数のスマートスピーカーを紹介しているからです。その代わり3つの製品を吟味して詳しく紹介する工夫が必要でしょう。

 

記号などを使ってキラーワードを作る

「キラーワード」とは、ユーザーを引き付ける殺し文句のことです。アフィリエイトにおいては商品やサービスのコンバージョンを取り付けるためによく使われます。

 

キラーワードを作るためには、

 

  • ・「限定」といった特別感のある表現を行う
  • ・「!」や「?」などで言葉を強調する
  • ・注意喚起を行って注意を引く

 

といったポイントを踏まえてタイトルに入れ込む必要があります。

 

・100名限定!幻の活力サプリをゲットしよう

・SEO入門者向け!簡単に分析ができるツール3選

・絶対にやらないで!そのSEO対策本当に正しいですか?

 

といった内容がキラーワードを含んだタイトルの事例です。

 

キラーワードを入れ込んでタイトルを作るとメリハリが出やすく、ターゲットユーザーがついクリックしたくなる内容を作成しやすいのがメリットになります。

 

ただしコンテンツマーケティングにおいてWebサイトを運営する場合、キラーワードがパフォーマンスを発揮しないケースもある点に注意しましょう。キラーワードはユーザーから「釣り文句」と捉えられ、身構えられてしまう場合もあるからです。またキラーワードに対して記事のインパクトが弱い場合は、ユーザーの体験度を下げてしまいファンとして獲得できなくなる危険もがあります。

 

キラーワードだけに頼らずタイトルを作成して、パフォーマンスを比較できるようになっておきましょう。

 

 

無理なキーワード詰め込みは危険!タイトルを決める場合の注意点

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

ページのタイトルを決める場合は、次の点に注意しましょう。

 

 

キーワードを無理に詰め込まない

タイトルの文字数は限られています。しかしキーワードを無理に詰め込もうとすると意味が伝わらない、内容の薄い記事になってしまう可能性が高いです。

 

たとえばキーワードが「SEO コンテンツ」の場合、

 

  • ・SEOコンテンツを知りたい方必見!SEOコンテンツを使ってSEO対策を行おう
  • ・SEOコンテンツとは?制作のコツを知ってマーケティングに活かそう

 

では前者がスパム扱いになる可能性が高いです。やみくもに「SEO」や「コンテンツ」という単語を使っていますし、文脈もおかしくなっています。ちなみに「SEOコンテンツ対策コツ」といったように単語を並べただけのタイトルもNGです。

 

キーワードを無理に詰め込んで検索エンジンに評価してもらおうという考えはユーザーファーストではなく、「ブラックハットSEO」に近いです。キーワードの詰め込みもブラックハットSEO扱いされてペナルティを受ける可能性があります。

 

キーワードを入れ込みながら意味の通るフレーズを制作していくのが重要です。

 

 

内容が競合と被らないようにする

内容が競合と被ってしまうと、自社のスニペットが競合に埋もれてクリックされない可能性が高まります。また競合と被りすぎているとペナルティを受ける可能性があります。

 

タイトルを付ける際に楽をしようとして、競合のタイトルをそのまま流用しようとする方がいらっしゃいます。しかしコピーコンテンツとしてすぐに不正が分かってしまうので多少面倒でもオリジナリティのあるタイトルを工夫して付けられるようにしましょう。

 

ちなみにタイトルを付ける際は、「Youtube」が1つ参考になるかもしれません。YoutubeではさまざまなYoutuberが特色のあるタイトルを動画に付けています。対策キーワードで動画を調べてみて面白いフレーズがあったら取り入れてみてください。競合の記事だけを参考にする場合よりもオリジナリティが出る可能性が高まります。

 

 

複合ワードに対応させる

キーワードには複数の単語から成り立つ「複合ワード」があります。スモールワードは複合ワードの事例の1つです。複合ワードに対応できるようにタイトルを書くと内容もすんなり決まり、リッチなタイトルを作りやすくなります。

 

SEOを始めたばかりのころは、複合ワードを意識するのが特に重要です。

 

 

複数の記事で同じタイトルを使い回さない

タイトルを決めた後、よいタイトルになったからと言って複数の記事でそれを使い回すのは絶対にやめましょう。

 

複数の記事で同じタイトルを使い回すのは、内容が違う本でタイトルをまったく同じ内容にするのと変わりません。本屋さんで内容が違うのにタイトルが同じ本が出ていたら間違いなく困惑するでしょうが、インターネット上でも内容の違う記事が同じタイトルで紹介されてしまうとユーザーの混乱を招きます。

 

ちなみにタイトルを使い回す方は、ディスクリプションもいっしょに使い回す場合が多いです。もし同じ検索結果ページにタイトルとディスクリプションが同じページが存在したら、どちらをクリックすればよいか迷ってしまうかもしれません。そしてクローラーもタイトルやディスクリプションからどんな内容の記事か判断できなくなるため、SEO的にも悪影響が出る可能性が高いです。

 

なぜタイトルやディスクリプションを使い回す方がいらっしゃるかというと、設定が面倒だからです。仮に1からコードを打ってWebサイトを作っているとすると、タイトルやディスクリプションをページごとに変更するにはタグを直接テキストエディターなどで表示して書き換え、表記に間違いがないか確認する必要があります。ページが多いほどたくさんの労力が掛かり担当者は消耗してしまうでしょう。

 

タイトルやディスクリプションを効率よく変更できる仕組み作りも必要です。

 

 

競合と表示を差別化できる!タイトルタグを決める場合はディスクリプションタグやリッチスニペットなどとセットにして考えよう

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

タイトルタグの工夫も重要ですが、同時にディスクリプションタグの設定もSEOではポイントとなってきます。

 

ディスクリプションタグではタイトルタグだけで説明できない記事内容を120文字前後ほどで掲載してユーザーに訴求可能です。

 

いくらよいタイトルを付けても、35文字前後ほどですべての内容を伝えるのは無理があります。そのためより具体的な内容をディスクリプションタグへ追加することで、よりユーザーが検索結果上で記事の内容を理解しやすくなるのがメリットです。ある企業の調査によると、ユーザーが検索結果をクリックする理由付けとしてディスクリプションの内容が大きな部分を占めているのが分かりました(同時に重要な要素として挙げられたのはタイトルやブランド)。

 

ディスクリプションタグを独自性のある内容にすれば、タイトルだけでは差別化しにくいスニペットの内容を少しでも差別化してアピールできます。タイトルタグと同様に、ディスクリプションタグも使い回さずに1記事1記事ごとに設定するのがポイントです。1記事1記事設定するのが面倒な場合、WordPressを導入した上で各プラグイン・テーマを用いると作業が効率化するのでおすすめです。

 

また「タイトルやディスクリプションの設定だけでは検索結果上の見栄えを考えると不安がある」という方は、「リッチスニペット」を活用してみましょう。

 

リッチスニペットではタイトルやディスクリプションといった基本的なスニペット情報に加えて、自社が掲載したい情報をスニペットへ追加して発信ができます。スニペットが追加される分検索結果上で自社のスニペットが大きく表示されるので、目立ちやすくなるメリットもあります。

 

  • ・パンくずリスト
  • ・イベント情報
  • ・FAQ
  • ・商品のレビュー評価

 

といった情報を追加してユーザーへアピール可能です。

 

リッチスニペットを検索結果へ追加する場合は、「構造化データ」を設定する必要があります。

 

  • ・HTMLに構造化データマークアップを組み込む
  • ・データハイライターで既存テキストをリッチスニペット化する

 

といった方法を活用してリッチスニペットを表示できるようにしておきましょう。

 

 

まとめ

検索順位とクリック率アップ!SEOに強いタイトルタグの付け方をご紹介します

 

今回はタイトルタグの概要や特徴、そして付け方や注意点などを解説してきました。

 

タイトルタグは検索エンジン上のスニペットで一番目立つ要素です。Webページの一番最初のタッチポイントとなる可能性が高いスニペット上で、タイトルを使ってユーザーに興味を持ってもらえる内容を提示できると、クリック数向上も見込めます。またクローラーのスムーズなページ理解も促進できるので直接的なSEOメリットもあるのがポイントです。

 

タイトルを付ける際はキーワードを無理に入れていないか、競合と内容が被っていないかといった観点からオリジナリティが高いタイトルを作成してみましょう。

 

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