SNS運用

成功事例3選から解説!インスタのストーリーを・・・
2020.05.19
TRASPコラム
SNS運用
更新日:2022.05.20
公開日:2021.12.21
マーケティングの一環として、SNSを取り入れる企業が増えてきています。そのなかで、
「SNS運用を取り入れたいけど、どうすれば良いのかわからない」
「どのようなアカウントを運用すべきか迷う…」
と、悩まれているマーケティング担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではSNSで成功している企業のアカウントを9つ厳選!
「成功事例に共通する人気の秘訣」をプロがわかりやすく解説します。
さまざまな企業のSNS運用を手がけたTRASPが、アカウント運用を成果に結び付けるために欠かせない情報のみをピックアップしました。
これを読めば、「どのような企業アカウントが人気なのか」「人気になっている理由」がわかります。自社の集客率UPを目指す企業の担当者は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SNSで企業アカウントを運用するメリットとして、次の2つが挙げられます。それぞれを詳しく見ていきましょう。
低コストで自社商品をPRできる
ブランディング効果が高い
SNSは低コストで自社商品・サービスをPRできます。なぜなら、
営業に出向いたり、広告を出稿したりすれば、ある程度のコストが必要です。
一方でSNSは、リーズナブルな料金で宣伝活動を行えます。
そのため、「なるべく費用を抑えたうえで、知名度UPを図りたい」という企業は、SNSでアカウントを開設し、商品・サービスのPRを実施すると良いでしょう。
SNSで企業アカウントを運営すれば、ブランディング効果が高まります。
なぜなら、SNSで発信する情報の世界観を統一すれば、自社がユーザーに持ってもらいたいイメージを定着させられるため。
ブランディングとは、
「〇〇(商品・サービス)=企業」
「企業=〇〇(商品・サービス)」
のように印象付けること。成功すれば、認知度も高まります。
例としては、
ディズニーリゾート=夢の国
日産=クルマに乗る楽しさ
といったように、企業名やその企業の主力商品(サービス)のブランディングがうまくいっている例をこの記事でも紹介しています。
気軽に情報共有できるSNSだからこそ、使い方次第で多くのメリットを得られます。自社商品・サービスをしっかり打ち出し、ユーザーの心を惹きつける情報発信を行い、しっかりと自社のブランディングを強化していくと良いでしょう。
SNS運用のメリットをより深く解説していますので、こちらの記事もぜひご覧ください。
Facebookで人気の企業アカウント3選を紹介します。
ユニクロ
Relux
花王
Facebookは実名制のSNSでユーザーのプロフィールも充実しており、広告運用にも活用しやすいです。比較的フォーマルな関係づくり向きの媒体で、ターゲットを細かく絞ったうえでの広告設定が可能。お店や小規模企業など、ホームページ代わりにしているケースも目立ちます。イベント告知や参加者募集などをFacebook上で完結できる仕組みとなっているため、“企業の広報ツール”としても活用しやすいです。
100万件を超える“いいね!”を獲得している、日本発のファストファッションブランド「ユニクロ」の公式アカウントです。基本的には、1日1~2回ページが更新されていて、最新情報が把握しやすくなっています。
また、TwitterやInstagramなど、ほかのSNSと共通のハッシュタグもあわせて投稿している点にも注目!ほかの媒体とも連動を図り、一人でも多くの人に投稿を見てもらえるような導線を組み込んでいます。
加えて、写真や動画を用いた「商品紹介」「キャンペーン・フェアの告知」などが多く掲載されていますが、以下のようなコンテンツも展開しており、非常にバラエティ豊かです。
このように「ファッションが好き」「ユニクロのファン」というユーザー以外に対しても、積極的にアプローチすることに成功。さまざまなユーザーの気持ちに寄り添ったうえで、幅広い層に受け入れられるコンテンツを提供できています。
株式会社Loco Partnersが運営する会員制宿泊予約サイト「Relux」。
Reluxでは、“旅のプロが満足度の高い一流の旅館・ホテルのみを厳選、会員に提供しているサービス”を展開しています。そういった企業イメージと沿うような、“権威性がある・高級感がある・落ち着いた雰囲気”が伝わる写真や動画が、全体的にセレクトされている印象です。
また、アカウント自体の統一感も注目すべきポイント。宿の部屋から見える風景や宿自体の雰囲気など、“その施設ならではの魅力”が一目で感じられるコンテンツが主に投稿されています。
「写真を通して、自社サービスをPRできている」「企業コンセプトにマッチするコンテンツを、ブレずに提供できている」ことによって、自社のブランディング効果を高めることに成功しているアカウントと言えます。
暮らしに関連するさまざまな商品を展開している「花王」の公式アカウントでは、次のような日々の生活に役立つ情報を積極的に発信しています。
更新頻度も“1日に1~2回ペース”と比較的多く、最新情報がタイムラインに埋もれにくくなっている点もメリット。
加えて、「読んでいて心地良い」「もっと情報を知りたい」と、ユーザーに思わせる“優しさを感じる文体”も魅力でしょう。
また、ユーザーへのコメント返信などにも丁寧に対応しており、自社ファンを大切にしている姿勢が伝わってきます。Facebookを通じて、顧客との良好な関係を築けている印象を受けました。
Instagramで人気の企業アカウント3選を紹介します。
Tasty Japan
日産
東京ディズニーリゾート
Instagramは、写真や動画などのビジュアルコミュニケーションを図れるSNSです。10~30代の女性から高い支持を得ており、ほかのSNSと比較するとユーザーの女性比率が高くなっています。また、Instagramはトレンド性が高く、商品やサービスを視覚的に訴求することが可能。「投稿をチェックして、実際に商品の購入を決めた」というユーザーも多く、実際の購買(アクション)につながりやすい点も魅力でしょう。
https://www.instagram.com/tastyjapan/
アメリカのWebメディア BuzzFeed(バズフィード)が運営する「Tasty Japan」。“見て幸せ、作って楽しい”がテーマの料理動画をメインに投稿しており、非常に人気があるアカウントです。2021年12月時点で、フォロワーは700万人を突破しました。
など、インスタ映えする料理動画がメインに掲載されています。
Tasty Japanが提案しているメニューの種類は幅広く、バラエティも豊富!ユーザーが定期的にアカウントを訪問しても、飽きにくい工夫が随所に取り入れています。
https://www.instagram.com/nissanjapan/
自動車メーカーの「ニッサン」の公式アカウントには、車好きでなくても見入ってしまう“スタイリッシュな写真”がメインに掲載されています。
主に上記のようなものが多いです。また、車全体を掲載したり、ライトやハンドルなど部分だけ掲載したりと、さまざまな撮影テクニックを駆使している点も特徴的。全体的にメリハリをつけることで「見ていて楽しい」「もっと読みたい!」と、ユーザーが感じるアカウントが完成しています。
https://www.instagram.com/tokyodisneyresort_official/
「東京ディズニーリゾート」の公式アカウントには、「思わず足を運びたくなる臨場感ある写真」「幻想的な写真」などが数多く掲載されています。夢の国のイメージに沿った写真で統一。“一般ユーザーによって作られたコンテンツ”を指す、UGCも充実。さまざまなユーザーとのコミュニケーションが生み出されることで、ファン育成にもさらに効果を発揮することでしょう。
Twitterで人気の企業アカウント3選を紹介します。
ローソン
キングジム
タニタ
Twitterは、140文字以内で気軽に投稿できる独自のスタイルが人気です。ほかのSNSよりも、“拡散力が高く、リアルタイム性に優れている”Twitter。その特性を活かせば、広報目的としても活用しやすいでしょう。国内企業の半数以上が、Webマーケティングに導入しており、ユーザーとのコミュニケーションや「ブランドイメージの向上」「ニーズ調査」などの場面で取り入れています。
https://twitter.com/akiko_lawson?s=21
大手コンビニ「ローソン」による公式アカウントでは、独自キャラクターの“あきこちゃん”による情報発信が行われています。具体的に発信している情報としては新商品・割引情報などがメインですが、キャラクターを通して紹介することで、ユーザーへの親近感をアピール。
企業と個人にある壁を良い意味で崩し、一気に距離感を縮められる要因となっています。
また、基本的にすべてのツイートが画像や動画、Webサイトリンク付きで投稿されており、ユーザーが気になった情報をよりキャッチしやすい仕組みに。
加えて、定期的にリツイートで当たるキャンペーンや割引情報を発信することで、「アカウントをフォローしたおかげで、メリットを得られた」という印象をユーザーに与えられています。+αの情報を積極的に提示してユーザーの満足感を満たし、ファンになってもらうことに成功している事例だと言えるでしょう。
https://twitter.com/kingjim?s=21
さまざまな文房具を展開する「キングジム」では、思わずクスッと笑顔になりそうな、ユニークな投稿が目立っています。商品情報のツイート・同社製品を愛用しているユーザーの投稿を積極的にリツイートしている点が特徴。ほかの企業ともTwitter上の交流が盛んに行われており、多くの業界から信頼を得ていることがわかります。
また、Twitterがきっかけで商品化につながった実績も。
ユニークなアイデアが盛り込まれた「円周率ノート」は、本来没になるはずの製品でしたが、多くのユーザーから商品化の希望が殺到したそうです。その結果、他社のオファーによって発売が決定して話題となりました。
日頃から積極的にユーザーと関わり、信頼関係を構築できていたからこそ、このようなケースにつながったのでしょう。2021年12月時点で、フォロワーは42万人を超えており、現在も幅広い人に支持されています。
https://twitter.com/tanitaofficial?s=21
健康にまつわる数多くの商品・サービスを展開している「タニタ」の公式アカウントでは、“中の人”の個性を前面に押し出したツイートが人気です。新商品やキャンペーン情報のみならず、このような個性あふれる投稿が数多く掲載されています。
企業イメージが良い意味で覆されるような、ラフな雰囲気が伝わる投稿が当アカウントの魅力でしょう。いいね!やリツイートなど、実際に投稿を見て反応するユーザーが目立っている印象です。
各SNSを使い分けるポイントを、以下の記事で詳しくまとめています。
SNSで人気がある企業アカウントの共通点としては、以下の3つが挙げられます。
親近感・個性を適切にアピール
魅力的なキャンペーンを実施
サポート体制が充実している
それでは、それぞれを詳しく解説していきます。
“親近感”を上手くアピールできている企業アカウントは、ユーザーからの人気が高いです。企業の壁を取り除き、ユーザー目線に立ち信頼関係を築けていることが重要。企業から単に情報発信するのではなく、ユーザーと双方向のコミュニケーションを取ると良いでしょう。
また、主にTwitterに言えることですが、「この企業といえば、〇〇のような感じ」などの印象を、良い意味で覆せるかという点にも注目。ユーザーがこれまでに企業に抱いていたイメージと、SNS上での企業イメージが変われば必ずギャップが生じます。そのギャップが「何だか面白い」「興味が湧く」というプラスのものであれば、ユーザーの心をさらに惹きつけるでしょう。
結果的に、ほかの企業と差別化を図ることにつながれば、“個性”を発揮できることも多いです。そうすれば、ユーザーの記憶に残りやすくなるため、少しずつファンが増えていく可能性が高まっていきます。
このように「親近感」「個性」を適切にアピールすることを意識しましょう。多くの人に支持される企業アカウントを運用するためには、統一感がありながら良い意味で個性を出せるようなコンテンツにするのがおすすめです。
魅力的なキャンペーンを実施している企業も多いです。
日々のSNS運用に加えて、ユーザーが参加できる企画を取り入れれば「フォロワーの獲得」「新商品の認知拡大」につながることも。そうすれば、以下のような効果を発揮するでしょう。
ローソンのように企業からユーザー側へ何らかのメリット・付加価値を提供すれば、さらに顧客満足度は高まっていきます。
また、SNS上で実施したキャンペーンが話題になれば、リツーイトされ、着実にファンも増えていきます。したがって、自社商品・サービスをより効果的に宣伝するために、魅力的なキャンペーンを展開すると良いでしょう。
“人がSNSに何らかの投稿をしたとき=感情が動いたとき”と言われています。
それは「この商品を買ってよかった」「期待以上のサービスを受けられて、嬉しかった」などのポジティブな感情だけではありません。「使用方法がわからなくて不満」「急なトラブルが生じて焦っている」など、ネガティブな感情であることも多いです。
そこで、ユーザーとやり取りをするなかで、次のように適切なアクションを取る、充実したサポート体制を整えている企業が注目されています。
また、業種にもよりますが、通常の企業アカウントではトラブルに見舞われた際、下記のような投稿を行い、いち早くユーザーへ最新情報が届くように工夫しています。
一方で、投稿画面上での対応に限界がある場合は、別途URLで詳しい内容が書いてあるページに誘導するケースも。このように、“ユーザーの不満を最大限に解決する姿勢”を打ち出せば、信頼感を得られる可能性が高くなります。そのため、「顧客満足度UPを図りたい」という企業は、SNS上のサポート体制をしっかりと整えると良いでしょう。
この記事では、SNSの企業アカウント9選と成功事例に共通する人気の秘訣について、詳しく解説しました。ブランディング効果が高く、低コストで自社商品・サービスをPRできるSNSはマーケティングに適しています。
統一感のある投稿で自社ならではの強み・魅力をしっかり打ち出している企業アカウントは特に人気があります。
親近感をアピールするだけではなく、顔が見えないやり取りだからこそユーザー目線に立ち“丁寧に接する姿勢”が伝わるようなアカウントを運用しましょう。
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