集客方法

ホームページで集客できない原因と改善ポイント・・・
2020.10.05
TRASPコラム
集客方法
更新日:2022.05.19
公開日:2022.03.09
コロナ禍を経た今、注文住宅を販売するためには、自社で積極的に集客を行う必要にあります。
しかし「どのような集客方法に取り組めば良いのかわからない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、8つの注文住宅の集客方法をご紹介!「認知度を高める」「契約数を増加させる」「情報の拡散や紹介を促す」というジャンルに分けてわかりやすく解説していきます。
工務店やハウスメーカーの集客を得意としているTRASPが、注文住宅の売上をアップさせるためのポイントについてもお教えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
現代において、注文住宅業界で売上を向上させるためには、自社で積極的に集客施策を実施する必要があります。
特にインターネットを活用したWeb集客は必須です。
なぜなら注文住宅を検討しているユーザーはまず情報収集から始めるためです。情報収集には、インターネットやSNSが使われます。この段階で自社が認知されることがなければ、顧客の獲得は難しいといえるでしょう。
ここでは、注文住宅の売上向上に集客が必要な3つの理由について解説していきます。
1つ目の理由はインターネットが普及したことで、Web上で情報収集する顧客が増加しているためです。
従来までは住宅展示場やチラシなどのオフライン集客が主な集客方法でしたが、近年ではインターネットを活用した集客方法が数多く存在します。実際に自分の目で確認できる点がオフライン集客の強みですが、いきなりなんの下調べもなくモデルハウスにやって来るお客さまは少なく、まずはインターネットで情報収集をしてから足を運ぶのが一般的であると言えるでしょう。
そのためWeb上で工務店を決めることや、比較検討することも一般的となりました。今後もよりインターネット集客は発展すると考えられるため、オフライン集客だけでなくインターネットを活用した集客に力を注ぐことが重要です。
2つ目の理由はポータルサイトの増加により、注文住宅業界の競争が激しくなっていることです。
ポータルサイトは自社で集客をしなくても問い合わせや成約を取れることがメリットですが、掲載している企業も多く競争率が高いことがデメリットです。
またGoogleなどの検索結果上位には、数多くの大手ポータルサイトが表示されるため、自社サイトはアクセス数を獲得する難易度が高まっています。
そのためWeb広告やSNSなど、複数のマーケティング施策を組み合わせて実施することが、現在の集客では必須といえるでしょう。また他社にはない自社独自の強みを明確化し、積極的に発信していくことが競争に勝ち抜くポイントになります。
前述でインターネットを活用した集客について触れてきましたが、近年さらにインターネットの必要性が増している理由が、コロナ禍によるオンラインへの移行です。
従来までは住宅展示場を足を運ぶお客さまも多く、集客も展示場でのイベントなど全体で考えていたため自社で積極的に情報発信する必要性は少なかったのではないでしょうか。
しかしコロナの影響でリアルな場で会うことが難しくなり、近年では主力であったオフラインの集客方法を実施できない状況下となっています。
そのため顧客を獲得するためにはインターネットの活用、なかでもまず自社の認知を広げるためにホームページに力を入れるべきだと言えるでしょう。
まずはWeb集客の軸となるホームページを制作し、Webセミナーやオンライン説明会など、オフラインで行っていたことをそのままオンラインで活用する方法も効果的です。
工務店ホームページ制作について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ここでは認知度を高めるための集客方法について、以下の4つを解説していきます。
自社サイトを活用し企業の認知度を高めるためには、検索順位で上位表示を目指すSEO・MEO対策が必須となります。
SEO対策とは
検索エンジン最適化の略となり、検索エンジンに向けて自社サイトの内部・外部を対策する
MEO対策とは
マップエンジン最適化の略となり、検索エンジンに向けてGoogleマイビジネスの内部・外部を対策する
MEO対策はSEO対策の一部で、周辺地域からの顧客獲得が多い注文住宅業界と親和性が高い手法といえます。
そのため「注文住宅+地域名」などのキーワードで対策し、購入意欲の高い見込み顧客へ向けた情報発信が重要となります。
SEO対策、MEO対策について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リスティング広告とは、GoogleやYahoo! JAPANなど検索エンジンの検索結果に、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告のことです。
仮に「注文住宅 おすすめ」というキーワードを設定した場合、上記のように最上部に「広告」という表示がついたもので、ユーザーがこのリンクをクリックした場合に広告費用が発生するクリック型課金となります。
またリスティング広告は費用さえ払えば出稿できるため、即効性の高い集客が可能です。
キーワードや表示条件の設定によって詳細なターゲティングを行えるため、成約につながりやすい手法になります。
リスティング広告について詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
SNS運用とは、InstagramやFacebookなどのSNS上で情報発信する手法。
投稿を見たユーザーから直接問い合わせにつなげることや、Webサイトへの誘導が可能です。
住宅は文字だけでイメージを持ちづらいため、住宅購入を考えている顧客は写真の閲覧を目的とした情報収集が多いといえるでしょう。
そのためInstagramのように写真をメインとしたSNS、YouTubeのように動画をメインとしたSNSと相性が良く、適切なターゲット層へアプローチできる点が強みです。
SNS運用、工務店のSNS集客について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
SUUMO(スーモ)などに代表される不動産ポータルサイトは、ひとつのサイトで複数社の物件を探せるためニーズのある顧客が集まりやすく、効率良く集客したい場合にはおすすめの手法です。
広告費用を支払うことで掲載でき、プランや費用帯によって掲載順位が変動します。
なかには無料のポータルサイトも存在しますが、有料版と比べて機能面は劣る傾向といえるでしょう。
ただし前述したように、注文住宅業界ではポータルサイト内での競争が激しく、掲載できる内容も制限があるため、限られたなかで自社の強みをしっかりと伝えることが成功のポイントです。
ポータルサイトについてはこちらの記事も参考にしてください。
ここでは契約数を増加させるための方法について、以下の2つを解説していきます。
注文住宅では住宅展示場やモデルハウスを活用するケースが多いですが、同時にイベントや相談会を開催すると契約数増加に効果的です。
イベント例はこちら。
自社でモデルハウスを所有している場合は、実際に宿泊してもらうような方法も可能です。
顧客からしても体験することで本当の良さを感じられるため、購買意欲の向上に効果的といえるでしょう。
逆に「商品券プレゼント」や「お菓子つかみ取り」といった楽しい企画は、気軽に来場できる一方で、見込み客ではない人も呼び込んでしまうため、上に挙げたようなイベントと併用して行うのがおすすめです。
モデルハウス、住宅展示場の集客について解説した記事もあります。成約率を上げるイベントの例も提案していますので参考にしてください。
顧客が契約を行うまでには、モデルハウスの見学や過去の事例を確認するなど、さまざまな過程があります。
なかでも口コミは契約前に確認する材料となり、購入意欲を左右する重要な要素といえるでしょう。
もしも口コミが一切ない会社と良い口コミが多数寄せられている会社であれば、後者の方が選ばれやすくなります。
特に日本人は第三者の意見を重視する傾向があるため、ポータルサイトやGoogleマイビジネスの口コミをチェックするほか、実際に注文住宅を建てたお客さまの口コミを写真つきでホームページに掲載させてもらう…など口コミ対策は積極的に取り組むようにしましょう。
ここでは情報の拡散や紹介を促す方法について、以下の2つを解説していきます。
メルマガ配信は定期的に企業情報やお役立ち情報をメールで送付する手法となり、顧客との関係構築に役立ちます。
住宅のように価格帯が高い商品の場合、顧客は即決することが少なく、長期的な視点で会社選びをすることが一般的です。そのため企業としても購入意欲が高い顧客へのアプローチ以外に、現状の購入意欲は低いが育成して意欲を向上させていく取り組みが必要です。
メルマガでは条件を絞ったうえで配信もできるため、新しく登録した顧客や登録して3ヶ月以上経過した顧客など、ターゲットに合わせた内容で情報発信が行えます。
マイホームを建てる年代層といえば、子どもが小さいファミリー層が主だといえます。
子どもの保育園や学校、同じくらいの子どもがいる友人などのなかには「これから家を建てたいが、どこのメーカー(工務店)が良いのだろう」と悩んでる人も多いでしょう。そこで、このようなネットワークを通じて、新しい顧客を紹介してもらうことも重要です。
実際に工務店やハウスメーカーを確認すると、
など、さまざまな紹介制度や割引制度を設けています。
制度があることで紹介に積極的になる顧客も一定数いるため、少ない割引額だとしても取り組むことをおすすめします。
注文住宅の集客を成功させるには、以下の3ステップを意識しましょう。
各々、解説していきます。
準備フェーズは、集客方法を実践するまえに意識すべきポイントとなります。
準備段階で基盤を作らなければ集客で成功はできないため、対策できていない場合には早急に対処しましょう。
具体的には以下のポイントについて解説していきます。
インターネットを活用したマーケティングを行なう場合、最終的にはホームページへアクセスすることが多いため、まずはホームページをしっかりと整えることが重要です。
仮にホームページが見づらい場合やレスポンシブ対応していない場合、他の集客方法が優れていても成約につながらない原因となる可能性があります。
またホームページのデザインだけでなく、過去の事例などのコンテンツ内容、問い合わせフォームなどの機能面も重要です。
企業の顔としてホームページをしっかりと整え、問い合わせにつながりやすい状態にしましょう。
すべての集客手法に共通することですが、集客を成功させるためには、競合と差別化した強みを作ることが重要です。
特に住宅は建築方式や扱う素材などの情報量が多く、顧客は内容を把握しきれません。
そのため説明書のように細かく説明するだけでなく、「木造建築に絞った注文住宅」のような、一つのコンセプトを決めましょう。
またコンセプトを決めるうえでも「安い」や「オシャレ」など抽象的な内容は印象に残らないため、競合他社を調査し、専門性や具体性のある内容考えることが重要です。
競合調査について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
運用フェーズでは、自社のターゲットへ効果的にアプローチできる手法選びが重要です。
今回はどの企業でも活用できるWeb広告とWebサイトの手法について、以下のポイントを解説していきます。
見込み顧客へのアプローチ方法としてWeb広告の配信は適切な選択ですが、自社商品の特徴を理解したうえでターゲット選定することが重要です。
例えば木造建築に特化した注文住宅の場合、「注文住宅」というキーワード設定では「鉄骨造住宅」や「鉄筋コンクリート造住宅」も含まれます。
そのため無駄なクリックが発生し、広告費用が高くなるでしょう。
しかし「木造建築 おすすめ」や「木造建築 建築過程」などであれば、より自社の適した顧客へアプローチできます。
このように準備フェーズで考えた「他社との差別化」を踏まえながら、ターゲットに合わせた広告を配信しましょう。
長期的に安定した集客を行なうためには、広告運用だけでなく自社でコンテンツを配信することが重要です。
コンテンツマーケティングとも言い、定期的なコンテンツ配信によって自社へのファンを作り、徐々に購買意欲を高めていく手法となります。
コンテンツ内容は「注文住宅の費用相場」や「注文住宅の建築過程」など、購買意欲の高いユーザーのニーズを満たす内容が効果的です。
コンテンツマーケティングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
改善フェーズでは、取り組んでいる集客の効果検証を行ないながら、より成果を出すために問題点の把握や改善案の立案を行います。
具体的には以下のポイントを押さえましょう。
集客方法の効果検証を行ううえでは、専用ツールの導入をおすすめします。
ツールでは検索順位の自動取得やWebサイトのアクセス元など、さまざまな情報が取得可能です。
特にWebマーケティングは数値から改善を行える点が強みのため、データ収集は重要な要素となります。
そのためMAツールやアクセス解析ツールなどを活用し、集客に関するデータを効率良く集めましょう。
改善フェーズの段階で特に実施すべき内容は、公開しているコンテンツのリライトです。
集客効果を維持するためには、定期的にコンテンツをリライトする必要があります。
なぜなら時代に応じてニーズのある住宅や土地は変化するため、ニーズとズレたコンテンツは需要がなくなるためです。また、更新日が古い記事は信用性がなくなります。
したがって現在のトレンド把握やニーズ調査を行ない、最新のコンテンツを制作していきましょう。
本記事では注文住宅の集客方法8選や成功させるポイントについて解説してきました。
さまざまな集客手法を解説しましたが、現代ではインターネットを活用したWeb集客が欠かせません。
なかでもホームページはWeb集客の軸となるため、所有していない企業は早めに制作しましょう。
また現在ホームページがあっても効果を実感できていない場合はデザインや機能の見直し、コンテンツマーケティングの実施など、新しい取り組みが必要となります。
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