ブランディング
ブランディングとマーケティングの違い5つ!成・・・
2023.03.14
TRASPコラム
ブランディング
更新日:2023.05.24
公開日:2023.03.01
店舗ブランディングを考えているけど、何から始めたらいいのかわからない。このように悩むご担当者さまもいるのではないでしょうか?
結論から言いますと、店舗ブランディングは以下の5ステップで構築できます。
とはいえ、ブランディング構築は一朝一夕でできるものではありません。サイトやSNSでのブランディングや発信、施策の効果測定を継続的に行ってはじめて完成します。
そこで、自社コラム運用でアクセス数を1年で10倍にした実績のあるTRASPが、店舗ブランディングについて詳しく解説します。
成功事例もあわせて紹介しますので、ブランディング構築を成功させたい人はぜひ最後までご覧ください!
目次
そもそも店舗ブランディングとは、その店舗で独自のブランドを作り、価値向上やライバルとの差別化をはかる戦略のことです。「店舗独自の世界観」とも言い換えられます。
例えば、SHIBUYA109は「若者向けの服を販売している」とイメージできる人も多いのではないでしょうか。これは、店舗の外装や内装、POP、Webサイトなどに「若者のトレンドファッション」が散りばめられていることが理由です。
SHIBUYA109のように、「この店=〇〇」というイメージをお客さまに持ってもらうことが生み出すメリットは多くあります。次の章で詳しく紹介しますね。
店舗ブランディングを構築するメリットは、以下の5つです。
先ほど紹介したように、店舗ブランディングが構築されているとお客さまは「〇〇の店」とイメージしやすいです。
多くのお客さまは「失敗したくない」と考えます。そのため「どんなお店かわからない」状態だと、「興味があるから行こう」ではなく「違うお店にしよう」とお客さまは思うでしょう。
一方、店舗のブランディングが構築されていますと「このお店に行けば〇〇がある」とお客さまは簡単にイメージできます。その結果、来店までのハードルが下がり、集客につながります。
お客さまを増やすことは大切ですが、集客するだけではお店の利益にはなりません。お客さまに購入や成約してもらうことがゴールです。
来店数は多いのに売上は少ない店舗の場合、商品やサービスのターゲット層と合っていないこともよくあります。例えば「安い」というブランディングを構築しているにもかかわらず、高級ワインを販売しても売り上げにはつながりにくいでしょう。
一方で、ブランディング構築ができていると、お客さまから「このお店は自分に合いそう」と思ってもらえます。特にターゲット層にあったブランディング構築ができていると、少ない来客数でも売り上げ向上が見込めるでしょう。
ブランディングの構築ができていると、広告費の削減も期待できます。
お客さまが友達を連れてくるのはもちろんのこと、昨今では気に入ったお店をSNSでシェアします。その投稿を見たフォロワーが店舗に興味を持ち、足を運んでくれることもあるでしょう。
このように、店舗ブランディングができていれば、GoogleやSNSの広告にお金を支払わなくても勝手に集客できるようになります。
ブランディングが構築できれば、価格競争に巻きこまれることなく売上が安定します。
競合と似たような商品・サービスであれば、お客さまは安い方を選ぶでしょう。しかし「値下げ合戦」を意識した価格設定だと薄利多売となり、利益をあげるために人件費を抑えたり従業員が長時間働いたりしなければなりません。お客さまも従業員も不満を感じ、いずれは破綻するでしょう。
しかし、ブランディングで「そのお店にしかない価値」「そのお店ならではの体験」ができれば、価格を下げずに商品が売れます。特に、お客さまに「ファン」になってもらい再び訪れてもらえるようになれば、安定した売上を維持できるでしょう。
ここまで集客や売り上げについてのメリットを紹介しましたが、実は従業員にもメリットがあります。それは「社員のモチベーションアップ」です。
「人気店で働いている」というやりがいと誇りを持って働くことができ、サービスや接客の質向上が期待できます。加えて、店舗ブランディングの維持という「同じ目標」に向けて働くため結束力があり、良い職場の雰囲気にもつながるでしょう。
また、人材採用にもメリットがあります。店舗の世界観に共感した人が「ここで働きたい!」と思って自ら応募するため、求人広告費などの「採用コスト」を減らすことが可能です。
ここまで紹介した店舗ブランディングですが、どのように進めればよいでしょうか。以下の5つのステップについて、詳しく紹介します。
まず、競合他社のリサーチから始めましょう。というのも、すでに同じブランディングを構築しているライバルがいると、差別化を図るのが難しいためです。
このとき「3C分析」や「4P分析」といったマーケティング手法を活用するのがおすすめです。以下の記事で詳しく解説していますので、気になった方はぜひご覧ください。
店舗ブランディングでよくある失敗は「ターゲットが求めるもの(顧客ニーズ)と合っていない」ことです。これを防ぐためにも、顧客ニーズをしっかり調査しましょう。
顧客ニーズの調査方法には、以下のものがあります。
もしSNSを運用しているのであれば、フォロワーに聞くのも1つの方法です。例えば、株式会社SHARPはTwitterで晩ごはんを聞くなど、ニーズを調査しています。
きょうの晩ごはん、決めた人は教えて。決めるのがしんどい人はリプ欄を見て。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) October 19, 2022
このように「自店舗に求められているもの」について徹底的に考えましょう。一方で、ターゲットが少なすぎると売り上げにつながらないので注意が必要です。
競合他社と比べて、自店舗は何が強いか。これがブランディング構築のヒントとなります。
強みを見つけるためにおすすめの手法は「QPC分析」です。
QPC分析とは
ターゲットにどのような価値を提供できるかを分析する手法のこと。「品質(Quality)」「価格(Price)」「利便性(Convenience)」の3つの頭文字からきている。
加えて、すでに常連客がいる場合は、思い切って「自店舗を選ぶ理由」を聞くのも1つの方法です。自分では思いつかなかったようなメリットを感じているかもしれません。
ここまでの3つを行ったら、いよいよコンセプトを決めます。コンセプトは「誰にどんな喜びを提供するのか」を意識すると、お客さまや現場スタッフに刺さる内容になるでしょう。
参考にできるコンセプト事例
また、コンセプトがしっかり決まっていないと以下のようなことが生じやすく、ブランディング構築が失敗に終わります。
このようなことがないよう、コンセプトを考える段階で十分に検討しましょう。
コンセプトが決定したら、店舗ブランディングの打ち出し方を決めましょう。というのも、打ち出し方には以下のようなものがあり、ターゲットやコンセプトによって最適な方法が異なるからです。
例えば、10代や20代をターゲットにするのであれば、SNSが最も効果的だと言えます。一方で、「地元の高齢者に愛されるお店」をコンセプトにした場合ですと、SNSで打ち出してもターゲットから見られる可能性は低いでしょう。
その点、Webサイトは幅広い世代から抵抗なく見られます。「Webサイトを制作してからSNSを始める」といった方法でSNSからサイトにアクセスしてもらうこともできますので、迷った方は「Webサイト制作」から始めましょう。
これからWebサイトでブランディングを行う人におすすめしたいのが「ブログ運用」です。お客さまの悩みを解決する記事を公開することにより検索エンジンで上位表示され、より多くの人に自社を知ってもらうきっかけとなるためです。
とはいえ「何を書けばいいのかわからない」と悩む人もいるでしょう。
そんなあなたにおすすめしたいのが、TRASPの「コラム運用サポート」です。
100名のSEOライターによるコラム執筆はもちろんのこと、記事のプランニングや効果検証まで一貫して対応できるので、サイト運営にかける工数を減らすことができます。
無料で相談できますので、気になった方はお気軽に問い合わせください。
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先ほど紹介した5ステップとあわせて、店舗ブランディングを構築するときのポイントが3つあります。
詳しく見ていきましょう。
お客さまに自店舗を「選んでもらう」ためには「付加価値」が欠かせません。
付加価値とは、製品やサービスがすでに持っている価値とあわせて、特別な価値を加えること。その結果、価格競争をしなくてもお客さまから選ばれるようになります。
例えば喫茶店だと、コーヒーの値段が周囲の店より高くても「居心地がいい」「料理もおいしい」といったメリットがあれば、お客さまは行きたくなるでしょう。このように、「自店舗を選ぶことで得られる価値」や「目には見えない自店舗の価値」は何かを考えることをおすすめします。
店舗ブランディングは、店舗そのものだけではありません。サイトやSNSのデザインもブランディングに沿ったデザインにすることが大切です。
例えば、柔らかい雰囲気が強みのハンドメイドのお店のサイトが和風の力強い字体だと、お客さまは困惑します。加えて、SNSの投稿が堅苦しいビジネス調では、店舗に合ったターゲットに興味を抱いてもらえません。
このような事態を防ぐためにも、WebサイトやSNSでもブランディングに統一感をもたせましょう。
「自分たちで『効果的なブランディング』だと思っていても、お客さまはあまりよく思っていない」ということは意外とあります。店舗ブランディングがターゲットと合っていなかったり、自店舗の強みだと思っていたことが他店舗の方が上だったりなど、原因はさまざまです。
こうした原因にいち早く気づき、改善するためには、データを取って定期的に分析することが欠かせません。これを効果測定といいます。
効果測定の例
効果測定は1ヶ月に1回など「定期的に行う」ことで、変化に気づけます。毎月末など、効果測定を行う予定を事前に組むといいでしょう。
また、1度成功した店舗ブランディングでも、お客さまが飽きてしまい来客数が減ることもあります。時代の流れに合わせてブランディングを変える決断も、効果測定を行ってこそできることだといえますね。
最後に、店舗ブランディングで成功した事例を3つ紹介します。
https://www.hoshinoresorts.com/
株式会社星野リゾートは、国内外で宿泊施設を運営している会社です。
株式会社星野リゾートのコンセプトは「ホスピタリティ・イノベーターを目指す」というもので、自分たちのこだわりをサービスに変換。このコンセプトから「その土地だからこそできる非日常」を味わえる宿泊施設を提供しています。
例えば、青森県三沢市にある「青森屋」では、ねぶたが浮かぶ露天風呂や「みちのく祭りや」でのショーなど「青森ならではの体験」を提供中です。2004年に1度は経営破綻してから再生できた、店舗ブランディングの成功例といえるでしょう。
https://www.kimuraya-sohonten.co.jp/shoplist
続いては、株式会社木村屋総本店が運営する「キムラスタンド」です。「パンとのペアリングを楽しむベーカリー」をコンセプトにしています。
このコンセプトから「どこか懐かしさを感じさせるお店」というブランディングを構築。店舗の内装はもちろん、パッケージや紙袋のデザイン、商品のロゴにも「なつかしさを感じさせるデザイン」で統一されています。これからブランディングを構築する人は、ぜひ参考にしましょう。
加えて、「なつかしさ」のブランディングは、Webサイトのフォントやデザインにも現れています。サイトを見たお客さまは「どういったお店なのか」をイメージしやすいですので、自店舗のサイトにもぜひ取り入れましょう。
株式会社SHIBUYA109エンターテイメントは、「SHIBUYA109」の運営はもちろん、広告や若者マーケティングにも携わっています。
実は、SHIBUYA109は1979年に誕生した当時と今ではロゴが違います。どちらも若者をターゲットにしたデザインですが、流行は変化し続けており「古くなった」ため変更を決断しました。
そこで、「新しい世代の“今”を輝かせ、夢や願いを叶える」という企業理念に基づき、新しいロゴを一般公募。2018年に、Instagramのようにピンクから紫に移り変わるようなロゴデザインへと変わりました。
よって、SHIBUYA109は「店舗のブランディングを流行や時代に合わせて変化させること」や「お客さまに聞きターゲットのニーズを取り入れた」成功事例といえるでしょう。
この記事を読んで「店舗ブランディングを構築したい」と思っても、「何から始めたらいいかわからない」と感じたご担当者さまもいるでしょう。特に、これまでホームページやSNSなどの「Webマーケティング」にあまり力を入れてこなかったご担当者様は、「どうしたらいいのか」と戸惑うはずです。
このような方は、まず「自社Webサイト上でブログを運用する」ことから始めるのをおすすめします。
ブログがおすすめの理由
とはいえ、以下のように感じるご担当者さまもいるでしょう。
そんなあなたにおすすめしたいのが「TRASPのコラム運用サービス」です。
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この記事では、店舗でブランディングを構築する5ステップとそのポイント、成功事例について紹介しました。店舗ブランディングの進め方を改めて振り返りましょう。
ここまで行ったうえで、サイトやSNSのブランディング、定期的な効果測定などやることは山積みで嫌になるかもしれません。しかしながら、ブランディングを構築することで、安定した集客や売上が期待できます。この機会にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
一方で、「Webサイトのブランディング構築があまりわからない……」と悩むご担当者様もいるでしょう。そのような方は、ぜひTRASPにお任せください。
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