コンテンツマーケティング
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2023.02.14
TRASPコラム
コンテンツマーケティング
更新日:2023.04.02
公開日:2020.10.09
スマートフォンやSNS(ソーシャルメディア)の普及によりユーザーが自発的に情報を集められるようになったことで、電話営業のようなプッシュ型のマーケティングが成果につながりにくくなりました。替わって一般的になっているのが、「コンテンツマーケティング」です。
現在では、コンテンツマーケティングはホームページ制作においてももっとも重要視すべきマーケティング手法といっても過言ではありません。成功すれば長期的にコンバージョンを高めることができ、さらにリピーター化するというサイクルを進めて収益向上を目指せるでしょう。
費用をかけず、だれにでも始められるコンテンツマーケティングですが、
「どうやって始めたらいいかわからない」
「ブログを更新しているのに集客できない」
という悩みをもつ企業の担当者も多いのではないでしょうか。効果的に行うには知識とコツが要ります。
今回は自社のコンテンツマーケティングで多くの記事を検索上位化しているTRASPが、企業がコンテンツマーケティングを行うメリットや効果をわかりやすくまとめました。
これから始める方に向けて、手順を4ステップで解説。コンテンツSEOとの違い、成功するためのポイントなども詳しくご紹介していきます。
目次
コンテンツマーケティングとは、簡潔にいえば次のようになります。
コンテンツマーケティング
企業が有している情報(コンテンツ)を継続的にユーザーに発信することで、目標を達成していくマーケティング手法
ユーザーのニーズを把握し、必要と思われるコンテンツを用意して、継続的に発信していくのがポイントとなります。
Web広告などと違い、すぐに成果が出るような手段ではありませんが、長期的に集客できるようなビジネスモデルを作り出すためには、避けて通れないのがコンテンツマーケティングといえます。
代表的なコンテンツマーケティングは、ホームページに記事をアップロードして集客を行い、そこからまたメルマガやブログ、オウンドメディアといった別コンテンツを使ってステップアップを行ってコンバージョンやリピーターへとつなげていく手法になっています。
ではそもそもコンテンツマーケティングはなぜ注目されるようになったのでしょうか。
その理由を解明してみたいと思います。
コンテンツマーケティングの始まりは面白いことに、今から紀元前4200年ごろまでさかのぼるという説があります。古代人が描いた壁画に「槍で熊から身を守る6つの方法」という内容のものがあり、それがほかの人に有益な情報を壁画というコンテンツで伝えた、コンテンツマーケティングの起源だと言われています。
1895年には、「The Furrow」という現在も発行され続けているコンテンツマーケティングに関する雑誌が創刊されました。The Furrowは「John Deere」という農機具を販売している企業が、農作物の栽培ノウハウといった農家に有益な情報を伝えるための雑誌になっており、まさに読者目線で有益な情報を伝達するコンテンツマーケティングの成功事例になっています。
コンテンツマーケティングは、インターネットの発達とともに広まりました。
1990年代にWebブラウザーや検索エンジンなどが続々リリースされ、インターネットで自分の知りたい情報を調べるユーザーが徐々に増加しました。そして「商品やサービスの情報をただ企業から与えられるだけでなく、自分で調べてから検討する」という風潮が増していったのです。
それにともない、電話営業といったプッシュ型のマーケティングを嫌がる方も増加していました。企業が商品やサービスを一方的にプッシュするマーケティング手法は、興味のまったくないユーザーには苦痛でしかありません。今ではやり方を間違えるとユーザー評価を落としかねない危険な手法になっています(もちろんターゲットユーザーを選定するなどやり方が正しければ効果は出ます)。
企業としてはユーザーに自然な形でファンになってもらえるよう、嫌がられない形で戦略的にコンテンツを発信する必要が出てきました。これがコンテンツマーケティングが重要だといわれている理由でしょう。
コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについて解説した記事もあります。
コンテンツマーケティングが企業にとって一般的になったのは、「Google」の検索アルゴリズム進化も関係しています。
コンテンツマーケティングが流行る前のGoogleは、検索結果に表示されるWebサイトの順位を
といった基準で決めていました。
しかし上記の判断は抜け穴が多く、多くの「ブラックハットSEO」が登場してしまいました。
これではユーザーの利便性が良いとはいえず、有益なコンテンツを提供できません。
そこでこういった不正な手法を防ぐため、Googleはさまざまなアップデートを検索エンジンに施してきました。
そして現在では、
といったようにより精密な判断ができるようになっており、ブラックハットSEOは廃れました。
企業としては、自社サイトを上位表示させて流入を増やすためには、「ホワイトハットSEO(正しいSEO)」を行う必要があり、その実践方法の一つとして良質なコンテンツ発信を重視するコンテンツマーケティングが今では定着しているのです。
検索上位表示とクリック数の関係についてわかりやすく解説した記事もあります。
コンテンツマーケティングと似た施策に「コンテンツSEO」があります。
Webサイトを軸にして、コンテンツを活用したマーケティングを行う点においては同じですが、ターゲット層やコンテンツそのものに違いがあり、選択を間違えてしまうと狙ったターゲットへの訴求ができず、いつまでも効果が出ません。
コンテンツSEOとは、SEO対策の一種であり、定義としては次のとおり。
コンテンツSEO
ユーザーの悩みや疑問を適切に解決できる、質の高いコンテンツ(Webサイト)を用意して検索エンジンからの流入を狙う手法
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いは、顧客の対象範囲やコンテンツの違いなどから判断するとわかりやすいでしょう。
コンテンツマーケティングがカバーするのは、「潜在顧客からリピーターまでのすべての範囲の顧客」です。
たとえば
といった一連の流れを実行しながら顧客をステップアップさせていき、ファンを増やしていきます。
一方でコンテンツSEOは、検索エンジンからのユーザー流入のみを狙う施策であり、1の「見込客の集客」に焦点が当たっています。つまり、「コンテンツSEO」はコンテンツマーケティングの一部であり、SEO的な施策のひとつといえるでしょう。
引用:https://blog.hubspot.jp/content-marketing-strategy-guide
したがってリピーターまでにユーザーをステップアップさせていくには、全体としてのコンテンツマーケティングが必要不可欠です。
コンテンツマーケティングが幅広い定義だとわかったところで、どのような種類があるのかみていきましょう。コンテンツマーケティングとは企業が発信する情報媒体であり、種類はさまざまです。
またそれぞれはテキスト(読み物)、写真や動画などさまざまな形で配信されます。
たとえばBtoBであれば信頼性のあるテキストでの配信がおすすめですし、美容やアパレル・インテリアといった商材では写真で訴求ができるSNSが向いているでしょう。またオウンドメディアのなかに動画を埋め込む手法も増えてきています。
ターゲットユーザーの性質や段階などを考えて配信先を選定し、複数のコンテンツ配信を組み合わせて行っていくと、より効果的でしょう。
SNS運用について解説した記事もありますので参考にしてください。また、オウンドメディアの成功事例を紹介した記事もあります。
コンテンツマーケティングは、次のような流れで進めていきます。
準備が完了したあとは実際にコンテンツを制作しながら、解析ツールを使ってコンテンツのパフォーマンスを調べ改善点をあぶり出していく必要があります。PDCAサイクルを意識して長期的な視点で改善を行いましょう。
コンテンツマーケティングの準備の流れは次の記事を参考にしてみてください。
では準備ができたところで、実際の制作ステップを解説していきます。
ペルソナとは、具体的なユーザー像のことを指します。見込み客全体をグループとしてとらえるのではなく、特定の個人までターゲットを絞り込みます。ターゲットを設定することで、ユーザーの求めていることや悩みをイメージしやすくなり、興味関心に合わせたコンテンツを作りやすくなるでしょう。
コミュニケーションで非常に大切なのは、「誰に」伝えるのかを明確にすることです。顧客像を絞ることで、課題を解決する戦略を設計しやすくなるので、必ず設定しておきましょう。
ペルソナの設定方法についてはこちらの記事をご覧ください。
潜在客と顕在客は求めている内容が異なるので、目的に応じて記事の内容や指標を設定する必要性があります。
ペルソナを設定したら、次に「何を伝えるか」ということを決めましょう。
設定したペルソナにとって「どんな情報があれば、興味や関心を抱いてもらえるか」を意識して、キーワードを調査。ざっくりとしたテーマを考え、コンテンツの具体的なイメージを固めていきます。
検索ニーズの調査が終わったら、カスタマージャーニーマップを作成します。
カスタマージャーニーマップとは
ユーザーが商品・サービスを購入し、利用するまでの行動や思考、感情など一連のプロセスを視覚化したもの
カスタマージャーニーマップを作成すれば、ユーザーの行動の全体像を可視化できるようになり、社内全体で共有することが可能。コンテンツマーケティングにおいては、どの層にどのようなコンテンツが必要で、どのようなキーワードで集客を見込めるかを知ることができるようになります。
これらの情報を集めたうえで、コンテンツを発信する順番を決めましょう。
カスタマージャーニーマップの作成方法はこちらの記事を参考にしてください。
コンテンツ内容が決まったら、設定したペルソナや内容、フェーズによって載せるべき媒体やフォーマットを考えなければなりません。
同じ内容でも、テキストだけでなく画像や動画があった方が良いのか、メールで提供するのか、PDFで提供するのか、など、設計内容によって最適な方法は異なります。ペルソナに合わせたメディアを選定しましょう。
動画マーケティングについて解説した記事もあります。
配信するメディアが決まれば、いよいよコンテンツを作りこんでいく作業になります。
コンテンツは自社でも対応可能ですが、リソースが足りない、質の高いコンテンツを制作したいという企業はプロに依頼することをおすすめします。
TRASPは今まで効果が出なかったホームページの課題を見つけ出し、業界やターゲットを絞り、より効果の高いホームページ制作を行います。企業の業種と業務を理解し、ターゲットとなる人の想定を細かく絞り込み、制作することで見込み客の獲得に繋げられます。一度プロに相談してみませんか?
TRASPが結果を出せる理由
SEOに強いコンテンツの作り方はこちらで解説しています。
ここからはコンテンツマーケティングを成功させるためのポイントをご説明していきます。
コンテンツマーケティングで失敗しないためには、まず基本設計が重要です。
といった基本的な項目を整理して関係者間で共有することで、施策のズレをなくし、ターゲットユーザーに対して効果的なコンテンツ発信ができるようになります。商品やサービスに関する市場分析には、「STP分析」といったビジネスフレームワークを活用しましょう。
マーケティング分析についてはこちらの記事を参考にしてください。
コンテンツマーケティングではホームページ制作に限らず、いくつかの方法でアプローチすることを検討しましょう。
といったように、各コンテンツの特徴を活かして必要なコンテンツを用意する必要があります。またWebサイトはすべてのマーケティングの軸として利用できるため、ホームページ制作・リニューアルははじめの段階で行っておきましょう。
コンテンツマーケティングにはトラブルがつきものであり、思ったような成果が出ない場合も多いです。一度施策を実行しただけで満足せずに、継続してコンテンツの効果を測定することも成功するためのコツです。
コンテンツ測定に使えるツールは、
などさまざまです。
予算も考えながら、必要なツールをそろえて分析ができるように準備しておきましょう。
アクセス解析について解説した記事もありますので参考にしてください。
コンテンツマーケティングは長期間PDCAサイクルを回しながら実行しないといけないものであり、すぐに成果が出ません。このため本当に成果が出るのか不安なケースも多いはずです。
また用意すべきコンテンツが多いほど、リソースも余裕を持って準備しておかなければいけません。
Webサイトの記事を挙げるときはライター、動画コンテンツを制作するときは動画編集者など、それぞれスキルのある人材を採用・育成する必要があります。しかし中小規模の会社だと、十分なリソースをそろえるのが難しい場合も多いでしょう。
「コンテンツマーケティングで成果が出るか心配」
「コンテンツマーケティングの人手が足りない」
といった悩みがある場合は、専門のプロにコンテンツマーケティングのサポートを依頼してみましょう。高い品質のコンテンツを用意して、効果的に集客を行えます。実績や問い合わせへの対応態度などを確認して、適切な制作会社を選定してみてください。
TRASPはホームページ制作からSNS運用、Web広告まで一貫してお任せしていただける制作会社です。自社サイトのコンテンツマーケティング「TRASPコラム」では、数々の検索上位を獲得しています。
コラムを見る
今回はコンテンツマーケティングについて、どこよりも詳しく解説しました。
コンテンツマーケティングは潜在顧客の集客からリピーター化までを長期的に実行していくうえで役立つ手法であり、ユーザーの悩みや疑問を解決できるコンテンツを適切な形で用意できるかが成功のカギになります。効果測定も怠らずに、施策を実行してみてください。
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