コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは?知識や効果をど・・・
2020.10.09
TRASPコラム
コンテンツマーケティング
更新日:2023.04.02
公開日:2020.10.12
「コンテンツマーケティング」は、制作したホームページを活用して効率よく集客を行うためにも必要です。コンテンツマーケティングが軌道に乗ると、お金をたくさん掛けなくても長期的に集客してコンバージョンができるようになります。
コンテンツマーケティング施策を実行する前に、コンテンツマーケティングのメリットや注意点などを理解した上で計画を立てられるようにすればスムーズに施策を進められるでしょう。また「コンテンツマーケティング=ホームページ上に記事をアップロードし続ける手法だけ」ではないという点も押さえておいてください。
今回はコンテンツマーケティングの開始を検討している方向けに、そのメリットや注意点などをご紹介していきます。
目次
コンテンツマーケティングとは、「企業がユーザー目線でコンテンツ発信を行うことでユーザーの悩みや疑問などを解決して、新規顧客の集客やリピーター化など各目標を達成していくためのマーケティング手法」です。
コンテンツマーケティングではWebサイトに記事をアップロードして継続した集客を行う方法が広く取られていることから、「Webサイトをオウンドメディアとして継続的な集客を狙うのがコンテンツマーケティングだ」と思われている方もいらっしゃると思います。しかし実際に企業が発信できるコンテンツはホームページだけとは限らず、記事を使った集客はコンテンツマーケティングの一面だけをとらえたものに過ぎません。
さまざまなコンテンツを駆使して、上記の流れを繰り返し複数の顧客に対して行っていくことがコンテンツマーケティングの本質です。
コンテンツマーケティングの内容や歴史などについて詳しくさらに知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ここからはコンテンツマーケティングのメリットを解説していきます。
コンテンツマーケティングのメリットの一つは、低コストで始められる点です。
広告のみのマーケティングだと、広告を一つ配信するたびにお金が掛かってしまいます。特にキーワード需要が高く激戦区になっている分野では、入札価格が高騰しコストもかさむので負担になってしまいます。
対してコンテンツマーケティングの場合は、Webマガジンやメルマガなど多彩なコンテンツを基にユーザーの集客やコンバージョンを行うことが可能です。広告と違ってWebマガジンやメルマガといったコンテンツは、コストを徹底的に削減しようと思えば無料サービスを使ってすぐに始められます。
このためコンテンツマーケティングは大企業に限らず、中小企業にとっても導入しやすいマーケティング手法です。
コンテンツマーケティングに使えるコンテンツは、さまざまです。
オンライン・オフライン問わず、さまざまなコンテンツを使って顧客とタッチポイントを持てます。
そのため自社の目標に応じて自由にコンテンツを駆使しながら、マーケティングができるのもメリットになっています。
コンテンツマーケティングで最近活用が増加しているのが、SNSです。多くの企業が自社アカウントで担当者を決めて情報を発信、あるいはインフルエンサー(SNS上で影響力のある人)と組んでタイアップ投稿を行ったりとさまざまなSNSマーケティングを行っています。
SNSは「UGC(ユーザーが自発的に発信する投稿)」を得られやすいメディアで、自社の投稿内容が面白いと思われれば一気に拡散されて他の方に情報が広まる可能性を秘めています。拡散されるのにお金は掛からないので、コンテンツマーケティング発足当初から狙うのは難しいかもしれませんが拡散されれば目標以上に集客ができるのが魅力です。
また記事メディアとリンクさせて新しい記事のお知らせをSNSで投稿すれば、記事の質が高くて魅力がある場合拡散されて多くの流入を見込めます。SNS上の被リンクはSEO上直接的な効果はないと言われていますが、SNSからのアクセスから継続流入が狙えれば最終的にはSEO上よい効果が見込めるでしょう。
さらにSNS上で自社の評判が広まれば、「サイテーション(会社名や住所といったような、自社の基本情報に関する言及)」が増えてホームページの評価が高まる可能性もあります。
など複数のSNSがあるので、自社のターゲットユーザーや目的によって使い分けてみてください。
ホームページに定期的に記事を追加してコンテンツマーケティングを行えば、追加したコンテンツは長期的な資産になります。
営業担当が営業先を回り、コンバージョンを獲得するのには限界があります。しかしホームページの場合内容が古くなっていなければ、検索上位に表示されている場合24時間365日関係なく見込み客を獲得してコンバージョンまでの道筋を付けることが可能です。
また継続した集客ができるようになれば、広告に頼らずとも集客が可能になります。
たとえば広告一つに5万ほどを掛けて、そこから10万ほどの収益を得たとします。広告の消費期限は短く、得られる収益にも限界があるのがネックです。
対して自社から記事メディアに記事を一つアップロードして、そこから同じく最終的に10万ほどの収益を得たとします。コストについては自社の担当者からアップロードを行った場合、レンタルサーバー代や人件費だけを考えれば済みます。また情報が古くなっても追加で情報を更新し続ければ、評価を維持して10万だけでなくそこから20万、30万とさらなる利益にもつなげることが可能です。
このようにコストに対して高い対費用効果を得られるのも、コンテンツマーケティングのメリットです。「今まで広告中心にマーケティングを行ってきた」という方は、ぜひコンテンツマーケティングを実施して自然流入からのコンバージョンを増加させてみてください。
ホームページ制作を行ってそこからコンテンツマーケティングを行う場合は、自社の専門分野に関して記事をアップロードし続けるのがコツです。
自社の専門分野に関して記事をアップロードし続けて継続的に評価を高めることで、「ドメインパワー(自社サイトのURLが持つ価値、力)」も上がっていきます。ドメインパワーがアップすれば、たとえば競合と似たような内容の記事を同じ時期にアップロードした場合も、早めに検索順位でよい評価を受けられるようになるでしょう。
またドメインパワーを高めれば、「このメディアの記事はいつも上位に表示されていて信頼性があるな」というユーザーの高評価にもつながります。そして認知度を高め、ブランディングすることも可能です。
ホームページ制作を行いコンテンツマーケティングを行うときは、ドメインパワーについても理解を深めておきましょう。
コンテンツマーケティングを始める前に、次のような注意点があることも理解しておいてください。
コンテンツマーケティングにはコストが掛からないと言いましたが、それはあくまで有料広告を中心としたマーケティングと比較した場合です。きちんとしたコンテンツマーケティングを行うには、やはりある程度のコストが必要になります。
ホームページを制作してコンテンツマーケティングを行う際は、ドメインパワーを作り出すために自社ドメインは用意しておいたほうがよいでしょう。また分析は必須であり、「Googleアナリティクス」といったツール以外にも複数のツールを導入する場合にはコストを追加して考える必要性も出てきます。
またコンテンツマーケティングで複数のコンテンツを運用する際には、
といったように、それなりの人員が必要になります。小さい会社では一人が複数の担当を受け持つ場合もあるでしょうが、業務効率化を行わないと効果測定が難しくなり取れる施策が減ってしまいます。
人員は余裕を持ってそろえておいたほうが安心です。人手が足りなくて困っているという場合は弊社でもサポートができますので、詳しくはこちらのトップページからご確認ください。
ホームページ制作を行い記事をアップロードして集客する場合は、質の高いコンテンツをアップロードし続ける必要があります。言うのは簡単ですが、質の高いコンテンツをアップロードするには
などが必要であり、一定の質を確保して記事を用意するのは労力が掛かります。制作に慣れれば速く執筆できるようにはなるでしょうが、SEOのトレンドも含めて記事に調整を行わないといけないこともあるので労力は一定数掛かるでしょう。
記事の質を確保するのが難しい方は、クラウドソーシングのワーカーや業者などに外注を依頼してみましょう。
などの点を確認しながら、外注先を探していきます。
コンテンツマーケティングで最大の注意点と言えるのが、すぐに成果が出ないことです。理解していないと「1か月経過したのに成果が出ないから、中止しよう」と間違った判断をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
有料広告の場合、ターゲティング設定を適切に行っていればスピーディーに情報をユーザーに提示して、コンバージョン獲得ができます。しかしホームページに記事をアップロードしていく場合、一つ一つの記事が評価を得て上位に表示されるのに3か月や6か月、1年といったようにかなりの時間が掛かるのがネックです。
「短期的にメディアの評判を高めたい」という場合は、SNSや有料広告などの助けを借りましょう。SEO対策をして検索エンジンのみから流入を得るよりも、比較的短期間で記事の評判を高めやすくなります。
今回はホームページ制作においても重要なコンテンツマーケティングのメリット、そして注意点をご紹介してきました。
コンテンツマーケティングが軌道に乗れば、長期間顧客を新規獲得してコンバージョンにまでつなげられます。有料広告だけに頼るよりコストも掛かりにくく、さまざまなコンテンツを使ってアピールができるのも魅力です。