マーケティングガイド
自社の強みの見つけ方とは?集客につながる伝え・・・
2023.03.03
TRASPコラム
マーケティングガイド
更新日:2023.03.22
公開日:2022.02.01
企業の経営や集客について調べていると、マーケティングという言葉は頻繁に目にします。
しかし「マーケティングって何のために行うの…」とマーケティングの目的について、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではマーケティングに取り組むべき5つの目的、マーケティングの概要や必要性について解説していきます。
マーケティング分析や戦略立案を得意としているTRASPが、目標設定する方法や達成するための手法についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
マーケティングの目的は、「売上を高めること」や「自社の認知向上」など、企業によっても異なり、マーケティングを実施している事業者の数だけ存在すると考えられます。
では、そもそもマーケティングとは何を意味するのでしょうか?
広い意味で使われることが多く、市場のリサーチや企業のプロモーションと一緒に捉えられることも多いといえるでしょう。
ここでは、マーケティングの概要から必要性、そして現代のマーケティングについて詳しく解説していきます。
マーケティングを簡潔にいうと「企業と顧客の両者が継続して利益を得るためのプロセス作り」になります。
一般的には、企業が利益を出すための仕組み作りと捉える方も多いのではないでしょうか。
もちろん解釈として間違ってはいませんが、重要なポイントは企業だけでなく顧客も利益を出すことです。
そのため企業が一方的に販売する行為以外にも、顧客が商品やサービスを手にするための仕組み作りや市場を作る活動全体と考えられます。
企業にとってマーケティングが必要な理由は、顧客との相互関係を得ながら、企業の存続やさらなる成長を行うためです。
企業を経営する以上、利益を追求することは欠かせない要素になります。
しかし利益の追求は企業が存在する目的ではありません。
あくまで経営を行うための条件となり、本来の目的は顧客が必要としているものを考え、市場を作り出すことといえるでしょう。
したがって「顧客との相互関係を得る」という企業の存在目的のためには、「企業と顧客の両者が継続して利益を得るためのプロセス作り」というマーケティングの要素が必要になります。
現代では、従来よりもマーケティングの重要性が増しているといえるでしょう。
なぜなら時代の流れとともに、顧客の価値観が多様化しているからです。
まず戦後の高度経済成長期の時代では、テレビやラジオを通して企業が顧客へ一方的に商品を販売するプロセスでした。「三種の神器」と呼ばれるテレビ・冷蔵庫・洗濯機を中心に、多くの人が同じ商品を購入していたと考えられます。
しかし現代ではインターネットの普及にともなって、市場には多くの商品やサービスがあふれています。
顧客は数ある商品のなかから自身で比較・選択をするのがあたり前となり、企業側からすると簡単に商品が売れにくい時代といえるでしょう。
そのため近年のマーケティングでは広告だけに頼るのではなく、適切な市場の選択や商品価値の明確化、そしてどのような経路で販売していくのかが大切です。
日々の効果検証などをとおし、自社マーケティングの確立を重要視しましょう。
企業がマーケティングを行う目的は、
など多種多様です。
自社の状況によっても目的は日々変化しているため、市場や競合とも比較しながらマーケティングを実施しましょう。
企業の商品やサービスを普及させるには、まずは自社の認知度を向上させることが重要です。
どんなに良い商品を作れたとしても、誰にも認知されなければ売れることはありません。
特に現代ではインターネットが普及したことで、認知度を高める方法は増えています。
具体的には、以下のような手法です。
Webを活用した方法であれば、Webサイト運営やSNS運用が多くのユーザーにアプローチできます。
即効性を求める場合は、Web広告の活用もおすすめです。
このようにさまざまな手法が考えられるため、どのようなユーザー層に広めたいのかを考えたうえで実施しましょう。
マーケティングを行ううえで欠かせないことは、見込み客の獲得です。
見込み客とは
企業として売上を高めるためには、見込み客を増やし、最終的には自社の顧客へと転換させる必要があります。
なぜなら既存の顧客だけでは成長できず、最終的には売上も下降をたどってしまうからです。
しかし見込み客といっても以下の段階に分けられ、それぞれに合わせた施策が重要となります。
初期
中期
後期
具体的なマーケティング施策については、こちらの記事も参考にしてください。
前述では見込み客の獲得について触れましたが、効率良く見込み客へアプローチするためには、新規開拓の手段を増やすことも重要です。
具体的には以下のような方法になります。
アウトバウンド営業
インバウンド営業
手段が多ければ顧客との接点が増えるため、新規開拓は積極的に行いましょう。
ただし上記の手段をやみくもにやれば良いわけではありません。
市場分析や自社商品の強みを意識したうえで、しっかりと効果の見込めるマーケティングを選択しましょう。
マーケティングの種類について解説した記事もありますので、合わせてご覧ください。
ユーザーに拡散を促すことも、マーケティングを行ううえで重要な目的になります。
特に近年は口コミなど第三者の意見を重視する顧客も多いため、ユーザーの拡散は非常に強い武器といえるでしょう。
うまく拡散されれば、ある意味限界がなく顧客へアプローチが行えるため、見込み客の獲得や新規開拓の効率化につながります。
拡散を促すには、以下のような施策があります。
Webサイトでも拡散は狙えますが、おすすめはSNSを活用した施策です。
Twitterであればリツイートなどユーザーが拡散できるSNSを選択し、共有したいと思われるコンテンツを発信しましょう。
マーケティングで獲得した顧客は事業へつなげるだけでなく、コンテンツの収益化にもつなげられます。
例えばWebサイトというコンテンツで考えた場合、以下のような方法です。
上記以外にも収益化の方法は多くありますが、すべてにおいてコンテンツの価値を重要視しましょう。
仮に価値のないコンテンツであれば、マーケティングが成功しない以外にも企業イメージを落とす要因となります。
特に近年では怪しい情報商材も存在するため、コンテンツの質や強みを明確化し、適切なマーケティング手法でアプローチすることが重要です。
マーケティングの代表的な手法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
マーケティングの目的を理解した後は、実際に目標設定する流れを確認しましょう。
以下の3つの流れで行います。
各々、解説していきます。
まずは自社の状況を客観的に分析しましょう。
マーケティングの目標を設定する際、自社の価値観だけでは顧客からのイメージと乖離する可能性があります。
例えば自社内では「価格が相場よりも安いことが強み」と分析した場合でも、実際の競合を確認すると「割引き額が大きく相場の1/2程度の価格帯が平均値」ということもあるでしょう。このようにイメージにズレがあると適切な目標設定が行えず、無意味なマーケティング施策を行ってしまうと考えられます。
そのため市場や競合などの環境分析を行ったうえで、自社の強み・弱みを明確化することが重要です。
環境分析の具体例については、後述の「マーケティングの目的達成に有効な手法3つ」で解説していきます。
KGI(Key Goal Indicator)とは重要目標達成指標を意味し、最終的な目標が達成できているかを示す指標になります。
設定する際に押さえておくべきポイントは、できるだけ具体的な数値で考えることです。
例えばKGIを「会社の売上アップ」とした場合、達成するための施策は考えられてもゴールは決められません。
また考えられる施策においても、具体的な戦略が作りづらいといえるでしょう。
しかし「半年以内に会社の売上を10%アップ」とすれば、毎月どの程度の売上を増やせば良いかがわかります。
そのため目標に向けた具体的な施策が考えられ、目先でやるべきことの明確化が可能です。
ただし注意点として、あまりにも高すぎる目標設定は行わないようにしましょう。
途中で達成できる見込みがなければモチベーションの低下にもつながるため、現実的に可能性のある目標が効果的です。
KPI(Key Performance Indicator)とは重要業績評価指標を意味し、KGIをクリアするまでの目標を達成しているか判断する指標です。
KPIもKGI同様に、できるだけ数値を使用し具体的に設定しましょう。
具体的な設定方法としては、KGIで定めた目標を分解しながら考えることです。
例えばKGIで「半年以内に会社の売上を10%アップ」という設定をした場合、達成にあたって必要な要素を考えます。もし「顧客単価が15%アップ」が必要とするならば、クロスセルの促しなのか、アップセルの促しなのか、徐々に深掘りする形で内容をつめましょう。
マーケティングを実施する際は、定めた目標を一つひとつクリアしていくような流れとなります。
最終的にはKGIの目標をクリアできれば、マーケティング目標の達成です。
マーケティングの目標を達成するためには、環境分析をふまえたうえでの施策の策定など、手順に沿って実践することが重要です。また手順ごとに適した手法を取り組み、効果を最大化していきましょう。
具体的には以下の手順となります。
各々、解説していきます。
まずは適切な戦略立案を行うために、自社に関連する環境分析を行います。
環境分析は大きく分けて以下の2種類です。
外部環境分析
内部環境分析
3C分析について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
環境分析後は、事業の方向性を検討し施策を策定していきます。
ここで役立つ手法は以下の2種類です。
4P分析
STP分析
4P・4C分析について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
施策の策定後は、実際のマーケティング手法にあてはめて取り組んでいきましょう。
特に近年トレンド化しているマーケティング手法が以下の2種類です。
コンテンツマーケティング
SNSマーケティング
マーケティング施策の実践後は、目標に向けて繰り返し効果検証を行いましょう。
日々の改善が、目標を達成するための最短ルートになります。
本記事ではマーケティングに取り組むべき5つの目的、マーケティングの概要や必要性について解説してきました。
マーケティングは広い意味で使われますが、企業と顧客が継続して利益を得るためのプロセス作りのことです。
そのため企業が一方的に利益を得るだけではないと認識しておきましょう。
また効果の見込める施策を行うには、事前の明確な目標設定が欠かせません。
KGIやKPIによって中長期的な目標を設定し、日々の効果検証から改善の繰り返しが重要です。
TRASPは徹底した市場や環境分析によって、成功率の高い施策を軸に実施します。
そのため得られる効果も大きく、目標を達成するスピードも非常にはやいことが特徴です。
無料相談も行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。