マーケティングガイド

ペルソナ設計とは?ターゲットを狙い撃ちする設・・・
2020.10.28
TRASPコラム
マーケティングガイド
更新日:2023.03.22
公開日:2022.03.02
マーケティング業界では情報の変化が激しく、日々の情報収集が欠かせません。
とはいっても「業務が忙しくて、情報収集する時間がない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではマーケティングの情報収集を行う方法や、役立つサイト・SNSアカウント・ツールについて解説していきます。
マーケティングに関する知識や手法を発信しているTRASPが、情報収集を行う目的や適切な頻度についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
マーケティングの情報収集とは、戦略や手法など、マーケティング活動のなかで必要となる情報を集めることです。
流行や情報の変化が激しいマーケティング業界では、日々新たな情報収集が重要となります。
とはいえWebサイト運用や記事更新などほかの業務に追われ、情報収集まで手が回らないといったWeb担当者も多いのが現実です。
しかし認知している情報次第でマーケティングの成果は大きく変わるため、どんな状況でも情報のインプットは必須といえるでしょう。そのためマーケティング担当者やWeb担当者には、時間をかけずに効率良く情報収集することが求められます。
ここでは、マーケティングで情報収集を行う目的や、適切な頻度について解説していきます。
「そもそもマーケティングとは?」という方は、以下の記事からご覧ください
マーケティング分野で情報収集を行う目的は、マーケティング活動の成功確率を高めるためです。
インターネットでは似たようなマーケティングの事例や知識まで、検索すればほとんどの内容を調べられます。新しくマーケティング施策を打ちだしたい場合、事前に注意点や成功ポイントを知っておけば結果が大きく変わるでしょう。
また、たとえばGoogleで新しい広告ブログラムが導入されたとします。
情報収集している場合
すぐに新たな取り組みとして実践できます。
情報収集をしていない場合
そもそも導入されたことを知るまでにタイムロスが発生する。
その間に実践している競合が成果を出せば、大きな差となる。
このようにマーケティングの成功確率や新たなチャンスを掴み取るためにも、日々の情報収集は重要な役割をもちます。
情報収集の頻度に明確な決まりはないため、扱う情報のジャンルによって考えましょう。
例えば時事ネタやニュース記事の情報の場合、最低でも1日一回、余裕があれば1日数回は確認する必要があります。
対してマーケティングの事例などであれば、情報収集に活用しているメディアが更新するタイミングで確認する程度で問題ありません。
このように情報によっては内容の鮮度が重要となるため、情報のジャンルに応じた頻度を見つけましょう。
またお知らせ機能などを活用すれば、新規投稿毎や更新毎に通知で知らせてもらえます。
情報収集はどうしても忘れやすいため、通知などのお知らせ機能は積極的に活用しましょう。
マーケティングで情報収集が必須といいましたが、具体的な理由は以下の3つです。
各々、解説していきます。
まず1つ目の理由は、情報収集によってユーザーのニーズを把握するためです。
マーケティングのターゲットとなるユーザーのニーズを把握することで、的確な戦略を立て、成功確率の高い施策を実行できます。
例えば女性用化粧品を販売するとしても、20代が求める商品と50代が求める商品では特徴が異なるでしょう。
また普段から洗い物をする主婦と、デスクワークが多い会社員とでもニーズには違いがあります。
このようにニーズといっても年代や職業によって変化するため、具体的な条件を定めターゲットを絞り込んだ情報収集が重要です。
情報収集が重要な2つ目の理由は、競合の動向を確認するためです。
マーケティングでは自社の要因だけでなく、競合や市場といった外的な要因も大きくかかわってきます。
そのため競合がどのような施策に取り組んでいるのかや、成果を出しているのかについて知ることで、自社に有利な立ち回りができるでしょう。
また効果的な施策を行うためには、競合と同じ施策を行うのではなく、差別化を図り自社の強みを伝える必要があります。競合の情報は差別化を図るうえで欠かせない要素となるため、マーケティングでは情報収集が成功を左右するといえるでしょう。
SEOの競合調査について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
3つ目の理由は、市場の将来性を予測し、自社のマーケティング施策に活かすためです。
仮に将来性のない市場で勝負した場合、短期的には成果が出ても長期的な利益は見込めません。
後から修正できるようであれば問題ありませんが、そうでなければ競合と大きな差が開いてしまい、追い抜くことは難しいといえます。
また最初から短期的な勝負と決めている場合には、市場のトレンドを活用することが効果的な対策です。
トレンドは短い期間ではあるものの、ほかのキーワードと比較して話題性や検索数が圧倒的に増加します。
そのため本当に効果のあるマーケティング施策であるのか判断するために、市場に関する情報収集は不可欠となります。
ここではマーケティングの情報収集を行う方法について、以下の7手法から解説していきます。
Webメディアとは企業が運営しているオウンドメディアやコラム、個人で運営しているブログなどを指し、Webを使用した情報収集では最も一般的な方法です。
たとえば「Webマーケティングに関するコンテンツ」であれば、ホームページ制作会社・SEO対策業者など、専門的なプロが執筆しているWebメディアも数多く存在します。またWebメディアの情報収集では費用がかからず、場所や時間を問わずに活用できる点がポイント。
ただしWebサイトによっては信頼性が低い場合もあるため、情報の正確さを見極めることが重要です。
アンケート調査とは、事前に用意した質問事項を顧客に渡し、内容に沿って回答してもらう手法です。
以下の種類があります。
比較的かんたんに実施できる点がアンケート調査の強みです。
しかし質問内容によって答えが決まるため、適切な質問を用意することが重要になります。
訪問調査とは、対象者の自宅や職場に直接訪問して情報収集を行う手法です。
以下の種類があります。
業種や役職など、ターゲットを絞った調査を行える点がメリットといえるでしょう。
ただし職場訪問であれば事前の確認や準備が必要なため、アンケート調査と比べて手間が発生する点がデメリットです。
顧客情報の分析では、自社の顧客情報から傾向や特徴を調査する手法です。
調査する顧客情報の例はこちら。
顧客情報分析の強みは、利益に直結する情報を集められることです。
自社の顧客を分析することで、ターゲット選定の良し悪しから今後の戦略まで考えられます。
ただし正しい情報分析の知識が求められるため、ある程度のスキルが必要です。
競合他社の調査では、会社情報やマーケティングに関する情報を自社と比較し、さまざまな項目から分析調査を行う手法です。
調査内容はこちら。
競合調査は自社の弱点を把握できるため、改善点の明確化にもつながります。
ただしほかの手法以上に手間や労力がかかるため、簡単に実施できない点が弱点です。
文献調査とは、国や公的機関が公表しているデータをもとに情報収集を行う手法です。
国民の年収や人口推移など、企業では調査できない大規模な情報も活用できます。
また大きな機関が調査していることもあり、情報の信頼性が高いことが強みといえるでしょう。
さまざまなデータや統計が存在するため「何を目的として活用するのか」を明確化しないと、マーケティングへ活かせない点には注意が必要です。
情報収集ツールとは、その名のとおり情報収集を行うためのツールです。
自動で情報収集できるものから自分専用にカスタマイズされたものまで、さまざまな特徴があります。
情報収集ツールの例はこちら。
情報収集の自動化
情報のカスタマイズ化
スキマ時間を活かした情報収集
Webメディアで検索する際は、自分で多くの情報から見極める必要があります。
しかしツールを活用することで情報収集の効率化が行えるため、少ない時間で多くの情報を得られるでしょう。また活用目的に応じてツールを選択できることがポイントです。
ここでは、マーケティングの情報収集に役立つサイトを紹介していきます。
マーケティング分析について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「MarkeZine」はデジタルマーケティングを中心に、過去の成功事例や手法、そして役立つ書籍について紹介しているメディアになります。
無料会員登録で大半の記事を閲覧できますが、有料会員になることで「プレミアム記事」を閲覧でき、より具体的な知識や情報を学べるでしょう。
また漫画記事やインタビュー記事などもあるため、飽きずに多くの情報にふれられることが魅力的なポイントです。
株式会社 日経BPが運営する「日経クロストレンド」は、以下の5つの分野から情報収集を行えます。
マーケティングの初心者から上級者まで、それぞれに合わせた記事が公開されているため、自分に適した情報を集められるでしょう。
マーケティングを中心にテクノロジーやビジネスに関する情報を知りたい方にはおすすめのメディアです。
株式会社宣伝会議「AdverTimes」は、国内外のマーケティングについて幅広い情報収集を行えるメディアです。
最新のマーケティング事情から、普段の業務で活用できるマーケティング術を解説しているため、Web担当者は必見といえるでしょう。
トレンドの入れ替わりが激しいマーケティング業界だからこそ、効率良く重要な情報を知りたい場合にはAdverTimesがおすすめです。
ここでは、マーケティングの情報収集に役立つSNSアカウントを紹介していきます。
https://www.tiktok.com/@kubotanozomu
フォロワー数11万人を誇る「kubotanozomu 窪田望社長」は、マーケティングの基礎知識や面白い事例をTikTokで紹介しているアカウントです。
コンテンツ例はこちら。
短い動画で簡潔的に紹介しているため、通勤中などのスキマ時間でも十分に情報収集を行えます。
またウェブ解析士の中で日本一を2年連続受賞した経歴をもつため、着目する観点にも学べることが多いといえるでしょう。
https://twitter.com/so_hasegawa
「SO Technologies 長谷川」は、ソフトウェア企業であるSO Technologies株式会社のCMOを務める長谷川智史氏のTwitterアカウントです。
「ユーザー理解を軸にしたWebマーケティング」を得意とした長谷川氏は、日々のマーケティング業務で活かせる知識について情報発信しています。
また長谷川氏が興味を持った情報は積極的にリツイートされるため、幅広い情報を集められるアカウントといえるでしょう。
ここでは、マーケティングの情報収集に役立つツールを紹介していきます。
https://www.google.co.jp/alerts
Googleアラートは、登録したキーワードを含む情報を自動で通知してくれる機能です。
仮に「Webマーケティング」というキーワードを登録すると、Webマーケティング関連の最新情報が自分のGmailへ自動で入ってきます。
そのため日々の情報収集に時間をかけられない方でも、効率良く情報のインプットが行えます。
また自社に関するキーワードを登録しておくことで、自社の口コミや評判について。
競合に関するキーワードを登録しておくことで、競合の新商品や新サービスの情報収集が可能です。
feedlytは、シンプルなデザインと操作しやすいUIが特徴の高機能RSSリーダーです。
RSSリーダーとは
「Really Simple Syndication」の略となり、Webサイトの新着情報や要約を配信するフォーマットのこと。
Webメディアを登録しておくことで、更新された新着情報を一つのWebサイト内で確認できます。
また前述で紹介した「Googleアラート」と連携すると、指定したキーワードの最新情報を一つのWebサイトで確認できるため、さらに効率の良い情報収集が可能です。
本記事ではマーケティングの情報収集を行う方法や、役立つサイト・SNSアカウント・ツールについて解説してきました。
自社のマーケティングで成功するためには、情報収集は欠かせない要素になります。
そのためユーザーのニーズや競合の動向、そして市場の将来性など、目的別に情報を集めていきましょう。
また情報収集は日々継続して行う必要があるため、役立つサイトやツールは積極的に活用することをおすすめします。
TRASPではマーケティングの知識や手法を中心に、役立つ情報を発信しています。
またSEO対策からWeb広告運用まで、Webマーケティング全般のサポートを行っておりますので、マーケティングに関することはお気軽にお問い合わせください。