マーケティングガイド
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2021.01.28
TRASPコラム
マーケティングガイド
更新日:2023.03.23
公開日:2021.11.19
Web広告を運用するなかで「リマーケティング広告について知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
リマーケティング広告は見込み客を追跡でき、成約を高めやすいといった特徴があります。
本記事ではリマーケティング広告について、広告の種類や成果を高める4つのポイントを紹介していきます。
リマーケティングをはじめとしたWeb広告運用で実績の多いTRASPが、リマーケティング広告のメリット・デメリット、そして広告の設定方法について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
リマーケティング広告とは、一度ホームページに訪れたユーザーに向けて配信する広告のことです。
以下のような流れで、広告が表示されます。
リマーケティング広告の場合は通常の広告と違って別のホームページでも表示されるため、見込み客を追い続けられる点が特徴です。
ここでは、リマーケティング広告の仕組みと、リターゲティング広告の違いについて、詳しく解説していきます。
リマーケティング広告は事前に「タグ」を設置することで、ホームページを訪れたユーザーに「Cookie」を付与し、Cookieの情報から広告を表示する仕組みです。
Cookieとは
訪れたホームページの情報を、自分のスマートフォンや使用しているブラウザに保存する機能のこと。
タグとは
ホームページを訪れたユーザーを計測するための機能のこと。
リマーケティングタグでは、ホームページを訪れたユーザーにCookieを付与することで、その後の追跡が可能となる。
具体的には、以下の流れになります。
リターゲティングタグによって付与されるCookieは、マーキングの役割をもちます。
そのためCookie情報からユーザーを追跡し、別のホームページでも広告表示が可能なのです。
リマーケティングを調べていると、一緒に見かける単語が「リターゲティング」です。
名前が似ていることもあり「両者の違いがよくわからない…」と思われている方も多いのではないでしょうか。
実際はリマーケティングとリターゲティングは同じ意味となり、利用する媒体によって呼び名が異なるだけです。
Google広告以外の場合に「リターゲティング」と呼び、広告配信の仕組みや流れは同じです。
リマーケティング広告は、リスト化するユーザー情報や配信する広告の種類など、さまざまな種類があります。
ここでは、主要な7種類のリマーケティング広告を紹介していきます。
ホームページを訪れたユーザーを追跡し、別のホームページやアプリの閲覧中に広告を表示する。
ホームページを訪れたユーザーを追跡し、検索結果の画面に広告を表示する。
ホームページを訪れたユーザーを追跡し、閲覧履歴から関連性の高い広告を表示する。
YouTubeなどの動画コンテンツを閲覧したユーザーを追跡し、バナー広告や動画広告を表示する
iOS・Androidアプリの行動履歴からユーザーをリスト化し、広告を表示する。行動履歴を確認するには「SDK(Software Development Kit)」の実装が必要。
Google Analyticsの計測データからユーザーをリスト化し、広告を表示する。
顧客情報からユーザーをリスト化し、広告を表示する。
リマーケティング広告の最大のメリットは、何度も見込み客へアプローチでき、コンバージョン率を高められることです。またほかのWeb広告と比べて、詳細なターゲティング設定が魅力的なポイントになります。
ここでは、リマーゲティング広告の3つのメリットについて詳しく解説していきます。
リマーケティング広告はホームページを離脱したユーザーを追跡するため、見込み客へ再度アプローチできます。
通常の広告はユーザーがホームページに訪れたとき限定のアプローチです。このタイミングで成果を逃してしまうと、ユーザーが再度ホームページに訪問してくるのを待つしか方法はありません。
しかしリマーケティング広告であれば、Cookie情報から追跡できます。
購入を検討しているような潜在客にもアプローチできるため、最終的に成約へと導くことも可能です。
なかには広告に興味を示さなかったユーザーの場合も、何度も表示されることで成約につながることもあるでしょう。
本来であれば購入する可能性が低いユーザーだとしても、リマーケティング広告によって成約へと促していける点は非常にメリットだといえます。
リマーケティング広告は同じユーザーに何度もアプローチできるため、コンバージョン率が高く成約につなげやすいです。
通常の広告であればホームページに訪れたユーザーへの表示になるので、成約につながらなければ後からアプローチはできません。
しかしリマーケティング広告はユーザーを追跡し続けるため、成約につながるまで何度もアプローチできます。
広告を最初に見た時は購入しなかったユーザーだとしても、2回目3回目と回数を重ねることで、成約につながる可能性は高まるでしょう。
このようなユーザーが多ければ全体のコンバージョン率が高められ、最終的には通常の広告より費用対効果が高い手法になる可能性もあります。
リマーケティング広告のメリットは、追跡機能以外にも詳細なターゲティングを行えることです。
具体的には、以下の項目が設定できます。
ユーザー情報
コンテンツ内容
ユーザーのターゲティングは興味のあるジャンルや、検索しやすいキーワード・サイトまで設定できます。
求めているユーザー像に限りなく絞れるため、さらに効率よくコンバージョン率を高められるでしょう。
ほかのWeb広告と比べても非常に使い勝手が良く、広告からの成約を求める場合はリマーケティングがおすすめです。
リマーケティング広告は同じユーザーにアプローチできる点がメリットですが、逆に不快に感じさせてしまうといったデメリットも考えられます。またホームページによってはアプローチ人数が極端に少ない場合があるため、向き不向きがあることも認識しておきましょう。
ここでは、リマーケティング広告のデメリットについて詳しく解説していきます。
リマーケティング広告でデメリットになることが、ユーザーを不快に感じさせてしまうことです。
同じユーザーに向けて何度も広告を表示させることは、成約につながりやすいメリットがあります。
しかしユーザーによっては「同じ広告ばかりでしつこい…」など、嫌がられる可能性を秘めていることには注意をしましょう。
あまりにもしつこく表示した場合、広告を配信している企業のイメージが悪化するかもしれません。
そのため常に表示するような設定をするのではなく、不快に感じない程度の適度な表示回数がおすすめです。
リマーケティング広告は、ホームページに訪れたことがあるユーザーが対象になります。
そのためホームページに訪れていない新規ユーザーは対象外など、アプローチの対象が限られてくる点はデメリットです。
また通常の広告と比べて、アプローチできる人数も制限されます。
月間PV数が多いホームページであれば問題ありませんが、立ち上げたばかりの場合やPV数がすくない場合は、アプローチできる人数は少ないでしょう。
そのためリマーケティング広告だけを配信するのではなく、純広告やディスプレイ広告など、通常の広告も合わせて運用しましょう。
リマーケティング広告の設定は、以下の3STEPで行いましょう。
各々、解説していきます。
まずは訪問ユーザーにCookieを付与するための「リマーケティングタグ」を設置しましょう。
設置方法は以下のとおりです。
つぎに広告配信に使う「リマーケティングリスト」を作成します。
作成方法は以下のとおりです。
最後に「新しいキャンペーン」を作成します。
作成方法は以下のとおりです。
ここまで設定できれば広告設定は完了です。
後は配信をスタートすることで、広告が表示されるようになります。
既存の設定にいくつかの条件を加えると、リマーケティング広告の成果を高められます。難しい設定はないため、現状で出来ていない部分は対策しましょう。
ここではリマーケティング広告の成果を高める4つのポイントについて、詳しく解説していきます。
計測が必要なページには、かならず「グローバルサイトタグ」を設置しましょう。
グローバルサイトタグとはGoogle AnalyticsやGoogle広告のタグをまとめたものとなり、正確に計測するためには必須です。
グローバルサイトタグは以下の方法で作成・設置できます。
設置後はGoogle広告から、タグが有効であるかも確認しましょう。
確認方法は以下のとおりです。
レスポンシブディスプレイ広告とは、広告のレイアウトやサイズなどを自動で最適化してくれる広告です。
1種類以上の広告を設置すれば自動で調整してくれるため、より効果的に広告配信が行なえます。
特に広告がきれいに表示されない場合は、レスポンシブディスプレイ広告を活用しましょう。
Google広告ではAIの学習機能によって運用を最適化する仕組みのため、AIに適したアカウント設計が重要です。
仮に適切なアカウント設計でない場合、運用の最適化が正常に行われないため注意をしましょう。
アカウント設計で重要なポイントは以下のとおりです。
キーワードは定期的に見直し、バランスの取れたアカウント設計を目指していきましょう。
コンバージョンタグを設置している場合は、コンバージョンユーザーのインプレッションを表示させないように設定しましょう。
何も対策していないと、コンバージョンユーザーもインプレッションに計測されます。
正確な数値を測定するためにも、必要としない数値は除外することが大切です。
本記事ではリマーケティング広告について、広告の種類や成果を高める4つのポイントを紹介していきました。
リマーケティング広告は、ホームページに訪れたユーザーを追跡し広告を表示する仕組みです。
ほかのホームページやアプリを閲覧していても表示できるため、成約につながりやすい広告となります。
ただし適切な運用をしないと、ユーザーは不快に感じることや企業イメージが悪化することがあるため、注意をしましょう。
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