MEO

マップ1位を目指すMEO対策!費用と優良会社・・・
2020.08.31
TRASPコラム
MEO
更新日:2023.04.11
公開日:2020.08.29
「Googleマップ」上で自店舗情報の上位表示を狙う「MEO対策」は、コロナウイルスの影響でマーケティングにお金を掛けにくくなった店舗の強い武器になる可能性を秘めています。MEO対策ならばポータルサイトに情報を掲載するといった手法よりも、コストを抑えて効率よく集客できるからです。
ただし「SEO対策」と同じく、MEO対策でも上位表示ができないと集客効果は大きく落ちます。SEO対策よりはハードルは低いですが、上位表示の仕組みやポイントなどは押さえておいたほうがよいでしょう。
今回はGoogleマップで自店舗の情報を上手く上位に表示させたい方向けに、MEO掲載順位決定の仕組みや上位表示のポイントなどを解説していきます。
目次
Googleマップでの掲載順位は、次のような3つの仕組みで決まっています。
Googleマップでは、店舗を探しているユーザーの検索条件に自店舗の情報がどれくらい関係しているかを判断するのが特徴です。
たとえば池袋に住んでいるユーザーが、ランチを食べたいと思って「池袋 ランチ おすすめ」と入力したとします。そしてGoogleマップ内に記載されている自店舗の情報が、「新宿 ランチ おすすめ」というキーワードで対策されていたと想定します。
当然池袋と新宿では位置がずれているため、自店舗の関連性は低くなりGoogleマップ上位には表示されないでしょう。ちなみに「ランチ おすすめ」と池袋で打った場合も、同じように池袋周辺のランチを提供しているお店が出るようになっています。
Googleマップの目的の一つは、ユーザーがすぐに利用できるように近くのお店を紹介することです。よって、ユーザーの位置(スマホといった端末の位置)からどれくらい店舗が離れているかも掲載の判断基準になります。
たとえばターゲットユーザーの検索条件に合致する店舗が3店舗あり、
だったとします。
この場合ユーザーから距離の遠いBやCより、Aのほうが上位に掲載されやすくなります。
距離に関しては物理的に店舗の位置をユーザーに合わせて変更できないため、対策が難しいです。ただし関連性や認知度などを高めると、距離が他店舗より離れていても自店舗情報がより上に掲載される場合もあります。
Googleはユーザーにコンテンツを提供する際、信頼できる証としてブランド力を重視しています。SEO対策においても、誰もが知っている有名企業のメディアは上位に挙がりやすくなっています。
そしてMEO対策においても、自店舗がどれだけ外部から認知度を得ているのか(ブランド力があるのか)が重要になります。ただし、「大企業のように有名にならなければならない」というわけではありません。地域内で自店舗が言及される機会が増えれば、それだけ自店舗の認知度は高まることになります。
認知度は、次のような項目を見て判断されます。
ここからは、Googleマップで上位に自店舗の情報を表示するためのポイントを解説していきます。
ターゲットユーザーが検索するであろうキーワードを分析し、Googleマイビジネス内に自然な形で盛り込むのがGoogleマップで上位表示されるための一つのポイントです。
たとえばユーザーが「夜に彼女といっしょに利用できる、きれいな夜景の見える洋風のレストランを探している」とします。その場合キーワードは、
といった具合になるでしょう。
関連キーワードを複数選定することで、Googleマイビジネス内の店舗説明骨子も立てやすくなります。
キーワードを選定する際は、「検索ボリュームが多くて競合の少ない」ものを選べると理想的です。ただし自店舗の状況によっては、該当するキーワードを見つけるのは難しいかもしれませんから、最低でも「検索ボリュームは少ないが、競合の少ない」キーワードを選定するようにしてみてください。
ただしあまりにも検索数が少ないとそもそもの集客ができないので、最低限の集客ができそうな検索数のあるキーワードを選んだほうが安心です。
ちなみにキーワード選定には、
といったツールが利用できます。いずれも無料ですが、他にも無料で使えるキーワード選定ツールが複数の企業から提供されています。ぜひチェックしてみてください。
Googleマイビジネス内の情報を正確に充実させるというのは、SEO対策にも通じる部分です。Webサイト内でユーザーが求める情報を正確に充実させることが、SEO対策でも上位表示を狙う近道になっています。
Googleマイビジネスには、
といった情報を入力できます。
いずれの情報も間違いなく入力してください。
また店舗説明文に関しては選定したキーワードを盛り込みながら、魅力のある文章を作るようにしましょう。
画像については店舗の内装や外装、それに提供メニューなどをなるべくたくさん用意してアップロードしたほうがユーザーを引きつけられます。画像については何を映しているかすぐに分かる、写真映えするきれいな写真を使いましょう。
ちなみに素材集を使う分には構わないそうですが、オリジナリティを出したい場合には時間が掛かっても自店舗で写真を撮影して用意したほうがよいです。
詳しいガイドラインについては、Google公式を確認してみてください。更新される可能性もあるので、MEO対策を行う場合は定期的にチェックしておくとよいでしょう。
参考:https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja
口コミは「WOM(Word of Mouth)」とも呼ばれ、現在ユーザーが商品やサービスの購入を決める際の重要な情報源となっています。日本でも「WOMマーケティング協議会」という団体が発足され、適切な口コミの活用や発信などを推進する活動を行っています。
MEOにおいても、よい口コミの数がGoogleマップコンテンツの評価に大きく影響するので気を付けておきたいところです。
という場合は、後者のほうがより上位表示される可能性が高まります。
よい口コミの数を増やすにはまず丁寧な接客を心掛け、そして良質なサービスや商品を提供するのが基本です。そして自店舗を利用してくれた顧客へ、「Googleマイビジネスでの口コミ投稿をお願いします」と依頼を掛けるのが有効です。恥ずかしがったり忘れたりといった理由で顧客の口コミの数が減ってしまうのは、もったいありません。
そして寄せられた口コミには、返信も行いましょう。すべての口コミに返信するのは大変かもしれませんが、「ありがとうございます。これからもサービスの向上に努めてまいります」と短文で丁寧な返事を返すだけでも違います。
テンプレートを用意して、返信するといった方法も考えられます。ただし使い回し過ぎて、手を抜いていると思われるような事態にならないよう注意しましょう。
ちなみに悪い口コミに関しても、「申し訳ありません。~で管理が行き届いておりませんでした。」というように理由を添えて改善に努めるというメッセージを出すのもポイントです。悪い口コミに対しても丁寧に返事を出せると、真摯な印象を出して返って評判をよくすることにもつながる可能性があります。
誹謗中傷といったいわれのないコメントは、悪い影響が出ない内にGoogle本部へ報告しましょう。場合によっては悪質なMEO業者が意図的に悪いコメントを書いている可能性もあるので、報告してGoogleマップの精度改善に協力してみてください。
インターネット上で企業に関する情報への言及があることを、「サイテーション」と呼びます。Googleマップにおいては、内部口コミだけではなくサイテーションの数も外部要因として掲載の判断に影響します。
口コミと同じく、よい評判のサイテーションをユーザーから増やしてもらうのが重要です。基本的にはSNSやホームページなどで情報発信を行い、サイテーションの数を増加させていきましょう。
ただしサイテーションの内容に間違いがある場合は、訂正依頼も検討してみてください。自店舗が公式に公開している情報とユーザーの公開内容が食い違っていると、よくありません。
具体例としては、
といった感じです。
自社で公開している各コンテンツの基本情報も、同じ表記に統一しておいてください。
Googleマップに上位表示されると、次のようなメリットがあります。
今すぐ客をリアルタイムで集客できるだけでなく、簡単に実行できる上に投資額を抑えて効率よく結果を出せます。
ただし上記のメリットは、あくまで現在の情報です。嫌な言い方になるかもしれませんが、MEO対策の認知度が上がって実行する競合が増えると対策難度は跳ね上がります。競合が少ない今の内に対策のノウハウを積み立て、他店舗をリードできるようにしておくと安心です。
MEO対策のメリットだけでなくデメリットについても、下記の記事でご紹介しています。詳細を知りたい方はぜひご覧ください。
MEO対策は、一度実行したら終わりにはなりません。むしろ対策後に設定のチューニングを行い、さらによい結果が出るようにPDCAサイクルを回していくことが重要です。
MEO対策を行った結果が出ているかを見るには、GoogleトレンドやGoogleマップのインサイトなどが役立ちます。
Googleトレンドでは、今調べられている人気ワードを調査できます。そこで自店舗が対策したキーワード検索数が増えているようであれば、MEOがひとまず成功している証明の一つになります。
そしてGoogleマップ内のインサイト機能では、流入キーワードの順位を調べられます。対策したキーワードで上手く流入ができていないようであれば、他のキーワードをメインにMEO対策をやり直す必要性も出てくるでしょう。
ちなみにGoogleマップのアルゴリズムは、アップデートされて変更になる場合があります。MEO対策の参考にするためにも、Googleのアルゴリズムアップデートに関するニュースは継続的に追ってみてください。
「MEO対策はGoogleマップ、SEO対策はホームページに行うものだから別々のもの」と考える方もいらっしゃるでしょう。確かに両者は対策方法としては異なるので間違ってはいませんが、両方実行することで相乗効果を得られるという点がポイントです。
たとえばGoogleマップには、リンクとして自店舗ホームページのリンクを貼り付け可能です。Googleマップ経由でホームページの流入増加を狙えます。
またホームページの情報を充実させれば自社の評判が高まり、サイテーションが増加してMEOにもよい影響が出る可能性があります。
余裕があれば、MEO対策とSEO対策の両方を行ってみてください。
今回はMEO掲載順位決定の仕組みや、上位表示のポイントなどを解説してきました。
MEOにおいては、関連性・距離・認知度の3つの指標がコンテンツ評価に影響します。Googleマップ内で自店舗情報を上位表示させるために、店舗情報を充実させたり、よい口コミを増やしたりといった対策を行いましょう。
また対策後も、ツールを使いながらチューニングを行ってみてください。