オウンドメディア
オウンドメディア戦略はどう立てる?初心者でも・・・
2023.03.01
TRASPコラム
オウンドメディア
更新日:2023.04.03
公開日:2023.03.01
オウンドメディアをはじめたものの、「どのような記事を書けば良いのだろう…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
オウンドメディアでは記事の質が重要となるため、ただ記事を量産していてもアクセス数の増加にはつながりません。ユーザーの検索意図やニーズを考え、発信している情報が「ユーザーにとって役立つ内容」であることが大切です。
そこで本記事ではオウンドメディア記事制作について、制作手段や実践的な取り組み方をわかりやすくまとめました。
Web制作のプロであるTRASPが、オウンドメディアからの流入を増やすための戦略や、おすすめのオウンドメディア制作会社についてもお教えします。
目次
そもそもオウンドメディアでは、記事制作を行う手段として以下の4パターンが挙げられます。
それぞれのメリット・デメリットを確認したうえで、まずは記事制作の手段を選択していきましょう。
1つ目の手段は、オウンドメディアの制作から記事制作・運用までをまとめて外注する方法です。
オウンドメディアを伸ばすためには記事の量産が必須。とくに立ち上げ初期ではユーザーからのアクセスを集めるために、短期間で多くの記事を制作することが求められます。
そのため記事の企画から制作までを自社で完結しようとすると、非常に多くの時間をかけなければいけません。
対してまとめて外注すれば、時間をかけずに高品質な記事を量産できます。また運用初期に重要なアクセス解析なども一緒に依頼できるため、最短で成果の見込めるオウンドメディアに成長できるでしょう。
メリット
デメリット
自社でゼロからオウンドメディアを作ろうとすれば膨大な労力とコストがかかり、必ずしも成功するとは限らないため、失敗したくない方はプロへの外注がおすすめです。
2つ目の手段は、オウンドメディア制作の立ち上げのみ外注する方法です。
オウンドメディア制作では、Webサイトの全体設計からコンテンツの企画などを含め、約2〜3ヶ月程度かかるケースが大半です。仮に自社で一から制作することを考えれば、エンジニア・ディレクターの採用から始まり、多くの時間を費やさなければいけません。
またオウンドメディアではGoogle・Yahoo!JAPANなど、検索エンジンに向けたサイト設計や対策が重要となります。実績豊富なクリエイターがいれば問題ありませんが、はじめて自社で制作する場合はうまくいかないケースも多いといえるでしょう。
メリット
デメリット
記事制作はある程度自社で進められる部分となるため、起ち上げだけでも実績豊富な制作会社へ依頼することをおすすめします。
3つ目の手段は、オウンドメディアの制作から記事制作・運用すべてを自社で行う方法です。
オウンドメディア制作を外部へ依頼した場合、一般的に約100万円〜150万円程度が費用として発生します。自社で制作できれば外注費用を抑えられるため、コスト削減につながる点が最大のメリットといえますが、オウンドメディア制作・運用に関するスキルや知識は必須です。
メリット
デメリット
初心者には難しいため、過去に制作経験のあるスタッフや、自社制作の経験がある場合におすすめします。
4つ目の手段は、コンサルティングという形でサポートを受けながら、オウンドメディアの制作や記事更新をすすめていく方法です。
オウンドメディアのコンサルでは、主に3つの領域に分類されます。
すべてを一貫して依頼できるケースもあれば、Webマーケティングに関するテクニカル面だけなど、依頼内容は多種多様です。記事を制作するうえで「企画がなくなってきた…」というケースも少なくないため、自社の課題に合わせてサポートを受けられる点が最大の特徴といえるでしょう。
メリット
デメリット
つづいてオウンドメディアの記事制作方法を以下の5ステップから解説していきます。
中小企業のオウンドメディア戦略については、以下の記事をご覧ください。
まずはオウンドメディアの目的・コンセプトから、どのようなコンテンツを制作すべきかについて概要をまとめましょう。
考えるべき項目として、以下の内容が挙げられます。
なかでもターゲット設定は重要項目の一つ。なぜならターゲットが定まっていないと、「記事の方向性が決まらない・効果検証ができない」など、適切なサイト運営ができないからです。
そのためオウンドメディアの運営目的をふまえたうえで、まずは集客させたいターゲット像を明確にしていきましょう。
ターゲットより詳細な「ペルソナ設計」がおすすめです。
オウンドメディアにおける概要をまとめた後は、記事制作の具体的な企画を考えていきます。
ただし企画を考える際は、以下の3点を重視するようにしましょう。
そもそもオウンドメディアで集客を行うには、Google・Yahoo!JAPANなど検索エンジンの検索結果において、ユーザーが検索した際に自社サイトが上位表示される必要があります。上位表示されるには検索エンジン最適化を表す「SEO対策」が重要となり、前述した3つのポイントが欠かせません。
なかでもユーザーにとって役立つ内容であることが最も重要視されているため、ユーザーが「どのような悩みを抱えているのか」を踏まえたうえで、解決策となる情報を発信していきましょう。無料で使えるキーワード分析のツールも活用すると良いです。
企画が定まった後は、いきなり記事を執筆するのではなく、まずは構成から考えていきましょう。
なぜなら構成がないまま執筆を行ってしまうと、「内容にまとまりがない」「競合サイトと比べて専門性・網羅性に劣る」など、品質の低いコンテンツとなりやすいからです。
したがって骨組みとなる構成をしっかりと考え、執筆しようとしている記事を「ユーザー目線で価値があるのか」を客観視することが重要です。
また構成を考えるうえで、実際の検索結果に表示されるている上位記事を参考にすることも有効な手段の一つ。しかし内容を真似るだけでは「独自性」が欠けてしまうため、競合との差別化を意識する必要があります。
記事執筆では、事前に考えた構成をもとに、SEOに沿った「SEOライティング」を意識することが重要です。
具体的には以下のポイントになります。
検索キーワードやタグの最適化は、検索エンジンに向けた対策となります。対して箇条書き・表の活用などは、ユーザーにとって読みやすい文章をつくるうえで重要なポイント。
このように検索エンジンとユーザーの両方を意識したライティングが重要です。
ライティング後は、実際に記事を公開していきましょう。
オウンドメディアの記事制作では、「公開して終わり」というわけではありません。なぜなら実際に記事を公開するまでは、検索順位や記事へのアクセス数が判断できないからです。
したがって記事の公開後は、定期的に「対策キーワードでの検索順位」や「記事のアクセス数・離脱率」などを確認することが重要となります。
また「記事冒頭でユーザーが離脱している」などの具体的な原因が判明した場合は、「記事冒頭の文章を変更する」といった対策が効果的。このような改善を加えることで、検索順位の上昇に少しづつつながっていきますので、まずは日々の効果検証をしっかり行うことが大切です。
こちらの記事で詳しく記事の書き方を解説しています。
オウンドメディアの記事制作では、依頼する業務範囲によって費用が決まります。
メインとなる原稿作成では、基本的に執筆するジャンルや発注記事数によって相場変動します。専門的な分野では「1文字5円〜」といった価格帯が相場です。
ほかにも記事制作に付随する業務として、以下のようなオプションもあります。
またオウンドメディアの外注費用は補助金対象の一つです。新型コロナウイルスの影響を受けた場合に活用できる「事業再構築補助金」では、負担費用の2/3まで補助してもらえるため、合わせて活用することをおすすめします。
TRASPでは上記のオプションを含め、すべての業務に対応した「コラム運用」を行っています。プロのSEOライターが集客できる記事を作成いたします。
また補助金代行も行っておりますので、補助金の活用を考えている方はお気軽にお問い合わせください。
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ここではオウンドメディアの記事制作を成功させるポイントを3つにまとめました。
現状、うまくオウンドメディアを運営できていないと感じる場合は、まずは本項目の内容を確認していきましょう。
記事制作を行う際は、事前にレギュレーションを作成することで、ライティングの表記ルールを統一させましょう。
ライティング作業はどうしても属人的になりやすく、執筆するライターによって納品物に差が生まれてしまいます。表現方法や文章の質が異なれば、読んでいる人に違和感を与える恐れもあるでしょう。
また「対策キーワードがタイトルに含まれていない」など、SEO面でもマイナス要素が生まれやすなります。したがってレギュレーションによってライティング時のルールを定めておき、安定した質を維持することが重要です。
オウンドメディアではユーザーが「求めている情報」「解決策となる情報」を発信することが重要となり、記事制作では常にユーザー目線をもつことが大切です。
例えば「コロナ」というキーワードを例に挙げると、5年以上前は「コロナビール」についての検索意図が大半でした。しかし近年では「新型コロナウイルス」の検索意図に変化しており、コロナビールに関する記事を制作する際は、「コロナ」だけのキーワード対策では不十分といえるでしょう。
このように検索語句はトレンドや季節要因などから常に変化しているため、ユーザー目線をもったうえでニーズを考えていきましょう。
オウンドメディアの成長には、古い記事をリライトする作業も重要な対策となります。
なぜなら数年前に更新された記事は、古い情報を掲載している可能性が高く、検索エンジンからの評価が低下しやすいためです。またユーザーも10年前に更新された記事への信ぴょう性は低く、閲覧される機会は大幅に減少するといえるでしょう。
したがって新規記事の制作に加えて、古い記事のリライトも合わせて行うようにしましょう。
TRASPの「コラム運用サポート」では、400社以上にわたるWeb制作実績とSEO運用によるデータ・知識から、細かいレギュレーションによる品質の安定を実現しています。自社コラムのPV数を1年で約595%増、CV数を約11倍増やした実績がございますので、オウンドメディアの運用代行についてはお任せください。
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最後にオウンドメディアの記事制作に強い会社を3つ厳選して紹介していきます。
TRASPでは自社のオウンドメディア「TRASPコラム」を運営しており、運用1年でPVが約595%増、CV数は月4件から42件の11倍を実現しました。
TRASPが得意とする「工務店」「建設業界」を中心に、Webやマーケティングに関するコンテンツを制作したところ、以下の検索キーワードで「検索1位表示」を獲得。
ほかにも1,800以上のキーワードで検索上位表示を実現するなど、SEOの勝ちパターンをマニュアル化することで、再現性の高い運用サポートを行っております。
TRASP株式会社の会社概要
URL | |
TEL | 06-6136-5442 |
会社所在地 | 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロントタワー 8階 |
設立年 | 2017年2月 |
実績ページ |
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株式会社GIGは「テクノロジーとクリエイティブで、セカイをより良くする」をコンセプトに、Web制作からWebマーケティングを一貫してサポートしている会社です。
基本的なSEO対策はもちろんのこと、SNS運用・Web広告運用など、お客さまの状況や課題に応じて適切な施策を提案してもらえる点が強み。
また自社でシステム開発なども手掛けていることから、高性能なオウンドメディア制作も可能となります。大手企業のサイト制作経験が豊富なため、大規模なサイト制作や改善を行いたい場合におすすめの会社です。
株式会社GIGの会社概要
URL | |
会社所在地 | 東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町4階 |
設立年 | 2016年12月 |
実績ページ |
株式会社CINRAは「人に変化を、世界に想像力を。」をミッションに掲げ、ブランディングを強みにしたオウンドメディア制作を行っている会社です。
芸術文化ジャンルの自社サイトやリアルイベントを運営している経験から、マーケティングにおける戦略立案やクリエイティブスキルを用いたプロダクション機能についても提案してもらえます。
企業やサービスのブランドイメージを活かしたオウンドメディア制作が可能なため、はじめてオウンドメディアを制作する方や、自社の強みを上手に表現できないと悩まれている方におすすめです。
株式会社CINRAの会社概要
URL | |
会社所在地 | 東京都世田谷区北沢2-27-9 |
設立年 | 2006年5月 |
実績ページ |
企業のオウンドメディア事例を紹介した記事もあります。
本記事ではオウンドメディア記事制作について、制作手段や実践的な取り組み方を解説していきました。
オウンドメディアの記事制作では、SEOをふまえたうえでの企画立案や、記事公開後の効果検証が重要になります。そのため記事制作だけを意識するのではなく、一連の流れを大切にしたうえで、日々改善を加えていくことが大切です。
TRASPでは自社コラムのPV数を1年で約595%増、CV数を約11倍増やした実績から、中小企業さま向けに「コラム運用代行」を支援しています。お客さまの状況に合わせた最適なプランをご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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