オウンドメディア
【事例付】採用オウンドメディアのメリット・デ・・・
2023.02.06
TRASPコラム
オウンドメディア
更新日:2023.05.24
公開日:2023.03.07
オウンドメディアは自社を知らないユーザーへアプローチでき、企業の認知拡大から売上向上まで、さまざまな用途で活用できる施策。近年注目を集めていることもあり、これから取り組みたいと考えている企業も多いでしょう。
など、ホームページと比べて、オウンドメディアの立ち上げについてくわしく知らない方も多いと思います。
そこで本記事では、オウンドメディアの立ち上げ手順を「準備」「制作」「分析」のフェーズごとに、全10ステップにまとめました。
Web制作のプロであるTRASPが、オウンドメディア制作を成功させる秘訣や、外注した場合の費用相場についてもお教えします。内容の濃い記事となっているため、オウンドメディアを立ち上げる際のマニュアルとしてご活用ください。
目次
オウンドメディアとは、企業が「自社で運営しているメディア」のことです。
一般的にはブログやコラムなど大規模なWebサイトを示すことが多く、大きくわけて以下の目的に分類されます。
また会社概要やサービス情報を発信するホームページとは異なり、ターゲットに合わせて自由にコンテンツ制作できることがオウンドメディアの特徴。
とくに近年はユーザーが自らインターネット上で調べ、複数のものを検討したうえで購入・問い合わせに至る流れが増えています。
そのため最初の「ユーザーが調べるタイミング」でいかに自社を認知してもらえるかが重要となり、活用次第で多くのユーザーへアプローチできるオウンドメディアが注目を集めています。
中小企業のオウンドメディア戦略については、以下の記事をご覧ください。
まずはオウンドメディアを立ち上げる際の準備について、3ステップから解説していきます。
立ち上げ準備における最初のステップでは、オウンドメディアの目的・コンセプトを設定しましょう。
オウンドメディアを制作するからには、何かしら「達成したい目的」があるはずです。目的によってオウンドメディア制作のターゲット設定やコンテンツ設計は変化するため、まずは根本的な軸を定めていきましょう。
目的例はこちら。
オウンドメディア単体で達成できる目的以外にも、ホームページへの流入数を増やすことや、ホームページ内での問い合わせ率を高めるといった目的も考えられます。
企業ごとに最適な目的は異なるため、自社の現状を踏まえたうえで考えていくことをおすすめします。
つづいてオウンドメディアの目的・コンセプトを踏まえたうえで、どのようなユーザーにアプローチするべきなのか、具体的なターゲットを設定していきましょう。
ターゲット設定では、実在するかのような「架空のユーザー像」を考える、ペルソナ設定が重要になります。
ペルソナの例
仮に上記のようなSNSを活用しているユーザーであれば、Webサイト上にSNS投稿を表示させることで、興味を強められる可能性があります。
ペルソナ設定に迷ってしまう場合は、実際の顧客データからターゲット像を考えることもおすすめです。
オウンドメディア制作では、自社制作・外注制作の2パターンが存在するため、制作手段を選択していきましょう。
それぞれのメリット・デメリットはこちら。
自社制作
外注制作
オウンドメディアでは基本となるWeb周りの知識に加え、Google・Yahoo!JAPANなど検索エンジンに向けた「SEO対策」のノウハウも必須。そのため基本的には外注制作にて立ち上げることをおすすめします。
TRASPでは豊富なWeb制作・Web集客の実績から、お客さまに合わせたオウンドメディアの提案・制作を支援しています。Web無料相談も実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
つづいてオウンドメディアを立ち上げる際の制作方法について、以下の4ステップから解説していきます。
オウンドメディア制作を行う前に、まずはサイト環境を整える必要があります。
具体的には以下の項目です。
ドメインは「インターネット上に割り当てられた住所」を示し、サーバーは「インターネット上に割り当てられた土地」を示します。
Webサイトを公開するうえで必須の要素となるため、かならず正しく設定できているか確認するようにしましょう。
またオウンドメディア名についても、ユーザーが覚えやすい言葉や、発信しているジャンルと関連性が高い言葉選びが大切です。なかには商標登録されている言葉も存在するため、著作権や特許についても確認しましょう。
つづいて、サイト制作の流れや方法を「自社制作」「外注制作」の2パターンから解説していきます。
自社制作を行う場合は、すでに知識・経験のあるスタッフを活用するか、新しく開発者を採用するかの2通りがあります。新たに人材を雇う場合は、多大な人件費のコストが発生するため、定期的にサイトリニューアルを行うような中堅企業〜大企業におすすめ。
またオウンドメディア制作と聞くと、Webデザインやコーディングの経験が重要視されますが、ほかにもSEO対策に関する知識など「Webマーケティング領域のノウハウ」も欠かせない要素です。
とくにWebサイト全体のSEO設計は、高度な知識が必要とされるため、サイト制作における幅広い知識をもつ人材の選定が重要なポイントになります。
オウンドメディアを外注制作する場合は、依頼先の業者選びが重要になります。
依頼先選びのポイント
オウンドメディアでは、サイト設計次第で成果が変化するといっても過言ではありません。そのため運用目的を踏まえたうえで、適切なサイト設計を提案してくれる業者を選びましょう。
また自社制作同様に、Webマーケティング面のノウハウも必須要素。可能であれば、「どの程度のキーワードで検索上位を取れているのか」「どのくらいの期間でPV数を増加させたのか」など、具体的な数値実績を確認するようにしましょう。
サイト制作後は、オウンドメディアへの流入増加を図るうえで重要な「対策キーワード」を選定していきます。
対策キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで「検索する語句」のことです。基本的には対策キーワードを軸に、サイト設計やコンテンツ制作を行っていくため、自社サイトのターゲット像が調べているキーワードを見極める必要があります。
例えば「iPhoneケース」を販売しているからといって、「iPhone 格安SIM」などのキーワードを対策しても、自社商品につながるとは考えられないでしょう。
しかし「iPhone 購入方法」であれば、新しくiPhoneを買うついでに「iPhoneケース」も求める可能性があります。
このように検索語句ごとにユーザーが抱えている悩みや疑問は変化するため、ユーザーの検索意図をしっかりと考えるようにしましょう。
つづいて選定した対策キーワードをもとに、公開するコンテンツを制作していきます。
コンテンツ制作の基本的な流れはこちら。
オウンドメディアの記事制作では、SEOに向けた最適化を図る「SEOライティング」が重要となります。「タイトルへの検索キーワード追加」や「指示語を使用しない」など複数の対策項目が存在するため、注意をしながらライティングしましょう。
オウンドメディアの記事制作についてくわしく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
つづいてオウンドメディアを立ち上げる際の分析方法について、以下の3ステップから解説していきます。
オウンドメディアでは、データ分析による効果検証を行うことで、検索エンジンやユーザーから評価されているのかを客観的に分析できます。
そのため分析ツールを活用し、日々の変化や状況を確認するようにしましょう。
検索順位チェッカーは、記事毎の検索順位を把握する際に役立つツールとなります。急な順位変動は何かしらの要因が考えられるため、異常を察知する際に活用できます。
詳細な分析については、後述の「Google Analytics」「Google Search Console」から分析していきましょう。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
Google Analyticsとは、オウンドメディアに訪れたユーザーの行動データを分析できるツールのことです。
ユーザーの行動データを分析することで、どのようなページを訪問しているのか、どのように問い合わせへつながっているのかを可視化できます。
重要視すべきデータ
ユーザーの滞在時間や直帰率など分析できる項目が非常に多いため、はじめは要点を絞って活用することをおすすめします。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Google Search Consoleとは、ユーザーが検索してからオウンドメディアへアクセスするまでの行動データを分析するツールのことです。
重要視すべきデータ
ユーザーの検索語句ごとに、検索順位やクリック数が一覧で表示されるため、どのキーワードからの流入が多いのかが判断できます。
SEOを対策するうえで欠かせないツールとなるため、Google Analyticsと合わせて活用していきましょう。
オウンドメディアの立ち上げ費用では、以下の価格が相場となります。
また依頼するデザインや機能面でも費用が異なります。
ほかにも運用費や記事制作費によって価格が変動するため、すべての作業を依頼する場合は約80万円〜150万円は必要になると考えておきましょう。
TRASPでは400社以上にわたるWeb制作実績とSEO運用によるデータ・知識から「コラム運用サポート」を支援しています。自社コラムのPV数を1年で約595%増、CV数を約11倍増やした実績がございますので、オウンドメディアの立ち上げ・運用についてはお任せください。
お問い合わせはこちら
最後にオウンドメディアを立ち上げる際に注意点についてまとめましたので、制作前に確認することをおすすめします。
オウンドメディアの目的を達成するためには、ユーザーをWebサイトへ集めた後、何かしらのアクションを促す必要があります。仮に売上向上を目的にするのであれば、問い合わせや商品購入などのアクションです。
そのためオウンドメディア内の詳細な導線設計が重要となり、制作前にしっかりと定めておくようにしましょう。とくにユーザーへ行動を促す「CTAボタン」は重要なポイント。
各コンテンツ内やページの目立つ箇所へ配置し、積極的にユーザーの行動を促していきましょう。
オウンドメディアでは検索エンジンからの流入がメインとなりますが、近年はユーザーの検索手段が多様化しており、SNS経由でオウンドメディアへアクセスしてくるケースも増えています。
そのためSEO対策だけではなく、SNS運用によって集客を集めるなど、さまざまな媒体からの流入数を増やすように対策しましょう。
またSEOでは、検索エンジンの評価次第で検索順位が変動します。例えばGoogleのアップデートによって、検索順位が大幅に下降するといった可能性が挙げられます。
したがってリスクヘッジを行ううえでも、SNSを活用した集客チャネル対策が重要です。
オウンドメディアを立ち上げ後は、コンテンツ制作によってサイト内を充実させていきます。
そのためには立ち上げ時に運用・コンテンツ制作の体制を整え、定期的に更新できる仕組みを構築していきましょう。
実際にオウンドメディアで失敗する要因では、運用体制が不十分であることが挙げられます。
勢いのまま見切り発車してしまうと、途中で更新がストップしてしまうなどの問題が発生するため、体制づくりをしっかりと意識することが重要です。
本記事では、オウンドメディアの立ち上げ手順を「準備」「制作」「分析」のフェーズごとに、全10ステップから解説してきました。
オウンドメディア制作では基本的なWeb知識に加え、Webマーケティングに関する経験・ノウハウも欠かせません。
また継続した記事制作・更新が必須となるため、自社でリソースがない場合は積極的に外注することをおすすめします。
TRASPではオウンドメディア制作に加え、自社コラムのPV数を1年で約595%増、CV数を約11倍増やした実績から、中小企業さま向けに「コラム運用代行」を支援しています。
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