オウンドメディア
オウンドメディアでマネタイズするには?手順や・・・
2023.03.01
TRASPコラム
オウンドメディア
更新日:2023.03.22
公開日:2023.02.06
顧客がいつでもほしい情報を手に入れられるようになった現代において、オウンドメディアを構築・運用することは、マーケティング施策の中でも重要な施策の一つといえます。しかし、自社の商品・サービスにおける情報をやみくもに発信しているだけでは、オウンドメディアの効果を実感することは難しいでしょう。
成果を出すオウンドメディアを構築するためには、適切な戦略の立案やコンテンツ制作が必要であり、SEOの知識やオウンドメディアにおけるノウハウが求められます。そのために、オウンドメディアの運用をコンサルタントに依頼することを検討している担当者も多くいるのではないでしょうか。
そこで自社コラムのオウンドメディアでCV数を1年で11倍に増やしたTRASPが、オウンドメディアの運用をコンサルタントに依頼すべき特徴やコンサルの役割、メリット・デメリット、コンサルティング会社の選び方について解説します。
目次
そもそもコンサルタントとは、「専門的な相談相手」という意味をもつ言葉です。ビジネスにおけるコンサルタントとは、クライアントである組織の経営課題を見つけ、戦略を提案するなど、事業活動のうち、特定の分野においてアドバイスやサポートを行っています。
オウンドメディアの運営においても、コンサルタントを依頼することで、アドバイスやサポートを受けることができるでしょう。
オウンドメディアの運営を効果的に行うためには、「現状の分析→課題を洗い出す→対策を練る→実行する→施策の結果の振り返り・分析→…」というPDCAサイクルを回すことが必要です。
そのなかで、コンサルタントは次のようなことをしてくれます。
オウンドメディアを立ち上げるには、必ず戦略を立案します。「オウンドメディアの目的を達成するために、どのように運用していくか」という点をつめていきます。
具体的には、以下のようなことを決定します。
まず、ターゲットを策定し、「誰のニーズを満たすメディアか」を明確にします。また、「自社のオウンドメディアをなぜ利用するのか」というターゲットとオウンドメディアの接点であるタッチポイントの設計を実施。ターゲットの策定とタッチポイントの設定により、どのようなコンセプトをもったオウンドメディアにすべきかが見えてくるでしょう。
例えば、高価だがおしゃれさが強みの生活消費財を販売している企業の場合には、ターゲットは「20-30代の独身女性」で、タッチポイントは「部屋をよりおしゃれにする方法を知りたいと検索したとき」、「ユーザーが抱える不安や悩みを解決できるメディア」といったコンセプトになるかもしれません。
また、オウンドメディアを構築するためのWebサイト自体が不適切な仕様になっていては、Googleの検索エンジンからの評価が上がりにくくなる可能性があります。
そのため、まず前提として、以下の3つの要素を満たすサイト設計を目指すことが欠かせません。
コンサルタントに依頼すると、第三者の専門的な視点から、こうした戦略立案を適切に実施してくれます。オウンドメディアの方向性を決める戦略立案は、非常に重要であるため、信頼できるコンサルタントに依頼できると、オウンドメディアの成功に大きく貢献するでしょう。
オウンドメディアの核となるコンテンツ制作も、コンサルタントに依頼することでサポートを受けられます。コンテンツ制作のノウハウやスキルがあるため、質の高いコンテンツを期待できるでしょう。
一般的に、以下のような内容のサポートを受けることができます。
特にオウンドメディアの立ち上げ期においては、ある程度のアクセス数が必要になるため、コンテンツの量が求められます。コンサルティングに依頼することで、安定したコンテンツの制作と発信が可能になるのです。
立案した戦略を実施したのち、一定期間で成果の分析を行います。一般的に、コンサルティング契約は数か月〜年単位といった長期的なスパンで締結されます。そのため、基本的に1ヶ月単位で成果の分析を行うコンサルティング会社が多いようです。
成果の分析後、現状の新たな課題を抽出。それらをわかりやすくまとめたものをレポートとして提出してくれます。レポートの提出の際には、ミーティングを実施し、補足説明や疑問点を解消してくれるコンサルもあります。
分析結果により、戦略の見直しが必要になる場合や、次のより高次な目標に移れる場合があるでしょう。そうした場合にも、客観的な視点からプロのアドバイスを受けられるため、合理的な運用が可能になるのです。
オウンドメディアの運用にあたり、コンサルへの依頼をおすすめする企業の2つの特徴について解説します。
オウンドメディアを立ち上げる目的には、主に以下の3つがあります。
どの目的においてもコンサルタントのサポートを受けることで、より効果的な運用が期待できます。ただし、その中でも特に『3.「問い合わせ・資料請求」の増加につなげ、見込み顧客への育成』を狙いたい場合には、コンサルティングを依頼することが効果的です。
なぜなら、「問い合わせ・資料請求」の増加を狙うには、顕在化した見込み顧客だけでなく潜在顧客にもアプローチすることが必要なためです。モノや情報が多様化している現代では、自社の商品・サービスを知っている顧客は一握りであり、潜在顧客の育成が欠かせません。
オウンドメディアでは、コンテンツを発信することで、潜在顧客にもアプローチが可能です。コンテンツを発信し続け、信頼できるメディアとして潜在顧客と良好な関係を構築することで、顧客が課題や悩みを自覚した際に、アクションを得る確率を高められます。
そのためには、やみくもにコンテンツを増やしても効果はありません。コンサルティングの専門的なノウハウやスキルを活用し、潜在顧客にアプローチできるコンテンツを制作し、「問い合わせ・資料請求」の増加につなげましょう。
オウンドメディアを運営し、自社が求める結果を出すためには、オウンドメディアやSEO、コンテンツの知識やスキルがある人材が必要になります。また、運営をPDCAサイクルで改善しながら進めていく合理性も欠かせません。
そのため、広範囲のマーケティングスキルをもった人材を確保することが重要です。オウンドメディアの規模によっては、チームを設けて取り組むこともあるでしょう。しかし、自社でこうした人材を確保することが難しい場合があります。特に中小企業においては従業員の大きな負担になる可能性があるでしょう。
このように、自社に適切な人材がいなかったり、新たに雇用することが難しかったりする場合には、コンサルティングに依頼することがおすすめです。
TRASPは、成果を出すことを重視した、ホームページ制作から運用までをトータルプロデュースしているWeb制作会社です。
TRASPでは、ユーザー心理・行動を考え、効率的にアプローチ。今まで効果が出なかったオウンドメディアの課題を見つけ出し、ターゲットを絞り、より成果が出るオウンドメディア運用を行います。相談は無料です。オウンドメディアの立ち上げやリニューアル、戦略の見直しを検討している担当者さまはお気軽にお問い合わせください。
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それでは、企業がオウンドメディア運営をコンサルに依頼すると受けられるメリットについて紹介します。
コンサルに依頼することで、オウンドメディア運用にかかる労力や時間を低減できます。さらに、コンテンツの質の高さを保つことができることも考えると、大きなメリットといえるでしょう。
内製化した場合には、戦略の立案では、市場やターゲットの調査や自社の商品・サービスの強みといった特性などの点を分析する必要があります。その後、運用においては、一般的には毎月何本というノルマを決めて作業するため、従業員に負担がかかり続けてしまうでしょう。
コンサルに依頼することで、オウンドメディアの目的を達成できる確率を高められるでしょう。なぜならオウンドメディア運用のスキルやノウハウをもち、経験豊富なコンサルタントに依頼すると、目的に合わせた提案が可能なため。
例えば集客が目的であれば、「トレンドやビッグキーワードにかかわるコンテンツにどのように取り組んでいくか」や「SNSとの連動」について提案がされるかもしれません。また、客観的な立場だからこそ、組織内部のスタッフでは気づかないような提案ができる可能性もあります。
このように、目的に合わせた適切な施策を実施できるため、オウンドメディア運用の成功確率は格段に上がるでしょう。
コンサルに依頼することで、最新のSEO対策に対応できるでしょう。
そもそもSEO対策を実施するには、Googleのアルゴリズムに対応する必要があります(Yahoo!JAPANについてもGoogleのアルゴリズムを採用しているため)。しかし、Googleのアルゴリズムは完成された普遍的なものではなく、毎年のように大きなアップデートを繰り返しています。Googleに評価され、上位表示し続けるためにはアルゴリズムに対応することが必要です。
そこで、SEO対策の最新情報にも精通しているコンサルに依頼することで、アルゴリズムへの対応が可能になり、Googleからの評価を押し上げられるでしょう。
企業がオウンドメディア運営をコンサルに依頼するとさまざまなメリットを受けられますが、デメリットについても理解しておきましょう。
自社で運用する場合にも当てはまる注意点ですが、オウンドメディアは短期間で成果が出ることはほとんどありません。一般的な目安としては、半年ほどかかると想定して取り組むとよいでしょう。
そのため、コンサルに依頼した場合には、結果が出るまでの期間のコンサルタント料がかかることも覚えておきましょう。ただし、コンサルに依頼し、適切な戦略とコンテンツ制作を続けることで、成果が出るオウンドメディアの基盤をつくることができます。長期的な運用で企業に利益をもたらし、十分元が取れるといえます。
コンサルタントに依頼すると、月に大体10万〜50万程度のコンサル料やコンテンツ制作料がかかってきます。
費用に関しては、オウンドメディア運用が成功した場合の利益との兼ね合いを考えて選択してください。また、コンサルティング会社によっては、サービスの幅を調整できる場合もあるため、見積もりをとって確認してみてください。
また、メディアの基盤ができ、自社で運用できるようになればコンサルを解約しても良いでしょう。
コンサルタントを依頼すると、オウンドメディア運用のノウハウを社内に蓄積できない場合があります。戦略の立案、コンテンツ制作、成果の分析といった運用にかかわる業務を丸投げすると、ノウハウの蓄積は難しいでしょう。
一方、採用された戦略にいたった背景やキーワードの選定の理由などをきちんと説明してくれるコンサルタントの場合には、ノウハウの一部を知ることができます。また、ノウハウを知りたい場合には、コンサルティング会社に相談してみるのも一つの手といえるでしょう。
重要なのはコンサル会社に丸投げせず、自社も施策の立案やコンテンツのチェックをきちんと行うことです。コミュニケーションがスムーズに取れるコンサル会社を選んでくださいね。
コンサルタントにオウンドメディア運用のサポートを依頼する場合、どのようなコンサルティング会社を選定するべきなのでしょうか。
料金やサービス内容はもちろんのこと、自社のオウンドメディアに適したコンサルティング会社を選ぶことで、成果につながるサポートが期待できるでしょう。そこで、自社のオウンドメディアに適したコンサルティング会社を選ぶ2つのポイントを紹介します。
どの業界においてもそうですが、コンサルティング会社においても、会社ごとに得手不得手があります。以下の3点において、それぞれコンサル会社のもつ得意分野が自社と一致しているかどうか確認してみてください。
例:ブランディング/採用サイト/お問い合わせ獲得
例:ECサイト/飲食業/法律関係/建設業/IT
例:オウンドメディアをこれから立ち上げる/すでに運用している
コンサル会社の実績ページで自社と同じ業種や、同じ目的のオウンドメディアの実績が掲載されているか確認すると良いです。
複数の会社で比較検討している場合には、各社にスクリーニングを実施し、納得いく会社を選ぶのも一つの手です。見積もりだけでなく、自社の目的を達成させるためにどのような施策が考えられるのかを尋ねてみると、その会社の考え方を知ることができるでしょう。
例えば、すでにオウンドメディアを運用している場合には、「このオウンドメディアの問い合わせ数を増加させるために、どのような戦略が必要か」や「どのようなKPIが必要か」といった質問をし、最も納得いく回答が得られた会社を選定するといった具合です。
オウンドメディアを成功させる方法は確立されていないため、回答によってコンサルを受けたときの具体的なイメージができるかどうかがコンサルティング会社を選ぶうえで重要だといえます。
この記事では、オウンドメディアの運用をコンサルタントに依頼すべき特徴やコンサルの役割、メリット・デメリット、コンサルティング会社の選び方について解説しました。
オウンドメディアを成功させるには、オウンドメディアのノウハウだけでなく、SEOやコンテンツ制作などのさまざまな専門的なスキルが必要になります。特に「問い合わせ・資料請求を増やしたい場合」や「自社に人材がいない場合」には、コンサルタントに依頼すると効果的な運用が可能になるでしょう。
自社のオウンドメディアに適したコンサルティング会社を選ぶことで、成果につながる可能性が高くなるため、一度検討してみてはいかがでしょうか。
またオウンドメディアに関してお悩みの方は、“Webマーケティングのプロ”への依頼を検討することをおすすめします。
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