SEO
SEO初心者がやるべき対策5つ!基礎知識から・・・
2022.03.01
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.04.23
公開日:2023.03.17
SEO対策を実施する企業は多くありますが、逆SEOについてはご存じでしょうか。
逆SEOとは、「企業や自社サイトに関する誹謗中傷や悪評の書かれたWebサイトが上位表示された場合に、質の高いコンテンツを作成して相対的に対象のWebサイトの順位を下げること」です。
ありとあらゆる情報がネット上にあふれている今、プラスな情報だけでなくネガティブな情報も掲載されています。例えば、自社の悪評がネット上に掲載されると、消費者や取引先からの信頼を失い、損失につながる可能性があります。逆SEOは、そうしたネガティブな情報に対応できる施策なのです。
逆SEOはネガティブな情報への対策となる性質上、プロのサポートを受けながら行うことがおすすめです。そこで、SEO対策やコラム運用などで数多くの実績をもつTRASPが、逆SEOの概要や目的、手法について解説。また、逆SEOを受けた場合の対処法についても紹介します。
目次
逆SEOとは、SEO(検索エンジン最適化)の反対の対策であり、「検索エンジンにおいてキーワード検索した際の順位を下げること」です。ネガティブSEOともいわれています。
ポジティブなネーミングではないため、心配になる方もいるかもしれませんが、正しく実施できれば、自社を守る手段の一つとして活用できます。
それでは、なぜ検索順位を下げる逆SEOを行う必要があるのでしょうか。逆SEOの目的は、主に誹謗中傷対策や風評被害対策にあります。
自社や商品・サービスなどに関する誹謗中傷が書かれているWebサイトをそのまま放置しておくと、常にそのWebサイトがユーザーの目に晒されることになります。購入を検討しているユーザーでなくても、興味本位にそのサイトを見る可能性があるため、誹謗中傷が広がってしまうのです。その結果、風評被害につながるおそれもあるでしょう。
そこで、そうした誹謗中傷が記載されたWebサイトの検索順位を落とすことで、ユーザーの目に留まらないようにするといった措置が必要になるのです。
また、競合他社のWebサイトの検索順位を下げる目的で、逆SEOを悪用する企業もあります。手っ取り早く順位を下げるために、後ほど紹介する「ブラックハットSEO」にあたる手法を実施することで、自社に悪影響が及ぶ可能性もゼロではありません。そのため、現在、逆SEOの実施を考えていなくても、知識として理解しておくことがおすすめです。
自社や商品・サービスに対する誹謗中傷を掲載しているWebサイトの削除を依頼することで、コンテンツを削除してもらえる可能性はゼロではありません。
削除してもらえれば逆SEOを実施する理由はありませんが、削除してもらうことは難しい場合が多いのです。また、削除にいたるまで時間がかかることがほとんどであるという実態があるため、逆SEOの実施が効果的なのです。
逆SEOを正しく実施することで、自社や自社の商品・サービスにおけるブランドイメージは、着実に改善できるでしょう。誹謗中傷やイメージの悪化につながるサジェストキーワードが表示される回数を減らすといった効果が見込めることから、自衛の手段として取り組む企業があるのです。
それでは、ここから逆SEOを実施する手法を解説します。ネガティブサイトを放置すると、風評被害が広がるリスクがあるため、なるべく早く対応することが必要です。
まず、複数のドメインを獲得し、複数のサイトを作成します。そして、対象のキーワードでネガティブサイトよりもGoogleからの高評価の獲得を目指すのです。上位表示されることで、ネガティブサイトの順位を相対的に落とします。
ネガティブサイトの順位を1つでも下げられれば、ネガティブサイトがクリックされる確率を下げることができるでしょう。2021年の日本の検索順位別クリック率データは以下のようになっているため、参考にしてください。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
引用:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO
上位表示を獲得するには、Googleからの評価を高める必要があります。評価基準については公表されていませんが、Googleの「Webマスター向けガイドライン」にて、検索上位を目指すための指針が示されているため、必ず確認しましょう。
逆SEO対策においても、検索キーワードに込められた意図を精査し、ユーザーニーズを満たしつつ、誹謗中傷をフォローするようなコンテンツを制作することが重要です。
例えば、自社に対する「(企業名) 手抜き工事」という誹謗中傷があり、そのサイトの順位を下げるために、逆SEOを実施するとします。その手法として、自社においても「(企業名) 手抜き工事」というコンテンツを作成する場合、「手抜き工事している事実はなく、評判も良い」など、誹謗中傷に対してフォローするような内容を掲載してください。誹謗中傷への対抗策として、有効なコンテンツになるでしょう。
この方法は、一般的なSEO施策におけるノウハウやスキルを使って効果を出すことが求められます。そのため、時間と工数がかかることを理解したうえで取り組むことが必要です。
制作した複数のWebサイトで上位表示を獲得できたら、SEO対策を行い、ネガティブサイトよりも上位を維持し続けます。Webサイトは、基本的には半永久的に公開され続けるため、維持が重要になってくるのです。
検索順位を決定するための仕組みであるGoogleのアルゴリズムは、毎日のように微細な変更が行われているだけでなく、数年に一度は大型のアップデートが行われる傾向にあります。そのため、こうした変化に対応し、上位を維持することは簡単ではありません。
逆SEOを実施するには、複数のメディアの立ち上げと運用が必要であるため、非常に労力がかかってきます。また、なるべく短期間で集中して結果を出さなければいけないという性質上、Webマーケティングのプロに外注するのも一つの手です。
TRASPは、Webサイトの制作からコンテンツ運用までトータルプロデュースが可能なWeb制作会社です。狙ったキーワードにて上位表示を獲得し、自社コラムのオウンドメディアでCV数を1年で11倍に増やしています。
相談は無料です。逆SEOを検討している担当者さまはお気軽にお問い合わせください。
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次に、知識として把握しておくだけに留めておくべき逆SEOの手法を紹介します。ただし、「ブラックハットSEO」にあたり、厳しいペナルティが課せられる可能性があるため、実施すべきではありません。
Googleにおけるペナルティを受けると、自社のWebサイトの検索順位が大幅に下げられる可能性があります。また、さらに悪質であると判断されると、Googleの検索において表示されなくなるおそれもあるのです。
一度、ペナルティを受けてしまうと、元々の検索順位に表示されることは難しく、長期間かかる可能性があるため、注意してください。
順位を下げたいネガティブサイトと、類似したコンテンツを大量に作成し、Googleにスパム認定させる方法です。スパムサイトと判断されると、ネガティブサイトの検索順位が下がることから逆SEOの手法として悪用されることがあります。
また、スパム認定されなくても、重複コンテンツと判断されるとペナルティ対象になります。
低評価なWebサイトからの被リンクをネガティブサイトに多く送ることで、Googleに低評価なサイトと認定させる方法です。
Googleは、被リンクが多いWebサイトを、質の高いコンテンツだと評価する傾向にあります。しかし、低評価されているWebサイトからの大量の被リンクは、逆に低品質あると判断される可能性が高いのです。
そうすることで、Googleからのネガティブサイトへの評価が下がり、検索順位の下落につながるでしょう。
なぜ、グレーな逆SEOの手法について解説したかというと、競合他社から実施される可能性がゼロではないためです。手法を知っておけば、逆SEOされたときの対策も立てられます。
ここでは、逆SEOされたときの対策を解説します。
この対策は、グレーな手法である「低評価なサイトからの大量の被リンクを送る」をされた場合に有効です。
日ごろから、自社のサイトの順位や被リンク元を定期的に確認するようにしてください。以下の無料ツールで確認できます。
そうすることで、逆SEOされた事実にすぐに気づき、対策を講じられます。例えば、突然、表示順位が大きく下落していた場合には、逆SEOの被害を受けている可能性があると判断できるでしょう。
その場合、自社のWebサイトの被リンクのなかから、不審な被リンクがないかどうかを確認しましょう。評価の低いWebサイトからのリンクがある場合には、否認申請を行ってください。
この対策は、逆SEOの真っ当な手法である「複数のサイトを作成し、高評価を得る」「サイトの順位を維持する」をされた場合に有効です。
日ごろからGoogleから高評価されるコンテンツを量産し、ドメインパワーを強化します。ドメインパワーが高いと、上位表示させやすくなります。
ドメインパワー
検索エンジンからどれほど信頼されているかを示す数値。Googleの公式用語ではない。
ドメインパワーを高めるには、定期的に高品質なコンテンツを公開し、良質な被リンクを多く獲得することが必要です。そのため、日々のSEO対策が重要になってきます。
逆SEOの手法ではありませんが、誹謗中傷や風評被害などの権利侵害があった場合には、コンテンツの削除要請も一つの手といえます。
削除申請先は、ネガティブサイトの提供企業・運営者とGoogleです。どちらも時間がかかる可能性はありますが、申請が通れば風評被害を防ぐには最も効果的でしょう。
Googleにおける削除対象となる情報については「Googleからの情報の削除」をご覧ください。
逆SEOは「自社で対策可能か」もしくは「代行会社に依頼すべきか」という問いに対する答えは、「代行会社に依頼すべき」です。
その理由は、やり方を誤ると、自社のドメインの評価が下がる可能性があるからです。また、最悪の場合には、相手から訴えられたりするリスクさえあります。こうした場合には、メディアに取り上げられ、顧客や取引先などの社会的な信用も失ってしまうかもしれません。そこで、プロのサポートを受けることで、安心して対策を実施できます。
また、風評被害を防ぐためには、対抗策となるコンテンツをなるべく早く上位表示させることが必要です。そのためには、日々更新されるGoogleのアルゴリズムに対応し、内部対策や外部対策、コンテンツ対策などさまざまなスキルやノウハウをもった人材による戦略立案が欠かせません。さらに、効果を出すためには、質の高さと量の多さを両立させたコンテンツ制作が重要であることから、人手も要します。
正しい知識で、迅速な逆SEO対策を進めるためには、プロのサポートは欠かせないでしょう。
この記事では、逆SEOの概要や目的、手法について解説。また、逆SEOを受けた場合の対処法についても紹介も紹介しました。
逆SEOの必要性がないことが、最も望ましい状態ですが、誹謗中傷や風評被害を受ける可能性は常に存在しています。その際には、正しい手法で逆SEOを実施し、自社を守らなければなりません。
しかし、逆SEOの手法によっては「ブラックハットSEO」としてみなされて、評価が下がってしまうなどのリスクがあります。そのため、確実な実施のためにもマーケティングのプロに相談してみることがおすすめです。
TRASPは、自社コラムのオウンドメディアでCV数を1年で11倍に増やすことに成功した経験を活かし、さまざま業種のSEO対策やコラム運用の実績があるWeb制作会社です。狙ったキーワードにおいて、上位表示という成果を出すことを重視しています。
Webの知識がない方でも一から丁寧にサポートしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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