SEO
【2023年版】All in One SEO・・・
2020.12.25
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.03.22
公開日:2022.01.18
SEO分析について、気になっているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか?
Webサイトを検索上位に表示するために必須となるSEO分析。
一言でいっても、確認すべき項目が膨大にあるため中途半端になりやすく、手順に沿った対策が重要です。
そこで本記事ではSEOの分析について、自社サイトと競合サイトの観点から具体的な方法を解説していきます。
SEO分析や戦略立案を得意としているTRASPが、SEO分析の必要性やおすすめの分析ツールについても解説。
実践的な手法が理解できますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
SEO分析とは、
自社が運営しているサイトにおいて、
などを明確化すること。
SEOを分析することで、Googleに評価されているコンテンツの特徴が把握できます。
そのうえで自社サイトの改善を図り、自社サイトが検索結果で上位に表示できるようにすることが目的です。
一般的にはツールを活用した分析方法となり、無料ツールから有料ツールまでさまざまな種類が存在します。
また分析する際は自社サイト分析と競合サイト分析に分類し、それぞれ別の観点から確認する流れです。
ここでは、自社サイト分析と競合サイト分析の概要を解説していきます。
「そもそもSEO対策ってなに?」という方は、まずこちらの記事からご覧ください。
自社サイト分析はWebサイトの状況を知り、改善に活かすことが目的です。
具体的な分析内容は以下になります。
訪問状況や流入経路を解析することで目標達成に向けた実践が可能になります。
競合サイト分析は、競合サイトと自社サイトを比較し改善に活かすことが目的です。
具体的な分析内容は以下になります。
「狙うべきキーワード」や「キーワードの検索ボリューム」を知ることで、コンテンツ制作の方向性が決められます。
SEOで成果を出すためには、最新の傾向に合わせた正しい対策の実施や、日々の効果検証が重要です。
しかし簡単に行える内容ではなく、事前のSEO分析は必須といえるでしょう。
ここでは、SEO分析が必要な理由について詳しく解説していきます。
1つ目の理由は、Webサイトの現状分析を行いSEOの評価を高めるためです。
SEOでは自社サイトを検索上位に表示させ、アクセス数を増加させることが目的になります。
しかし検索上位に表示させることは難しく、具体的な戦略が欠かせません。
したがってまずは、現状分析から対策キーワードやWebサイト内部・外部の対策項目を把握します。
そのうえで具体的な戦略を考え実際の対策に移し、SEOの評価を高めていくことが重要です。
2つ目の理由は、SEOの傾向を知り自社の施策に活かすためです。
SEOの傾向とは、以下の2つの観点となります。
Googleでは定期的にアップデートを行っており、SEOの評価基準に関する変化も激しいといえるでしょう。
そのためSEOの傾向を知るためには、評価を決めている検索アルゴリズムの理解と、現在評価されている競合サイト分析の2軸が欠かせません。
SEO分析をとおして両方から具体的な対策内容を導きだすことが、検索上位に表示されるためには重要な役割を持ちます。
3つ目の理由は、SEOを対策するなかで効果検証を行うためです。
SEOは対策をしたからといっても、すぐに効果が得られるわけではありません。
一般的には早くても3ヶ月から半年ほどの期間が必要と言われており、それまでの期間はさまざまな対策を繰り返し実行する必要があります。
また効果がみられない場合の原因追求においても、効果検証なしでは正確な判断ができません。
したがって日々の検証や改善点の明確化を行うにあたって、SEO分析は必須の作業といえるでしょう。
競合分析とは、競合サイトの戦略や成功のポイントを考え、自社の施策に活かすことです。
とはいえ競合といっても、自社との関連性がなければ活かせる要素も限られます。
そのため自社サイトと似た属性を選択するようにしましょう。
ここでは、SEOの競合分析で知っておくべきポイントについて詳しく解説していきます。
SEOの競合分析を行ううえでは、自社サイトと似た属性であることが重要です。
似た属性とは、以下の点から考えましょう。
仮にまったく別の属性であればターゲット・アプローチ方法が異なり、対策方法も180度違ってきます。
しかし似たビジネスモデルや顧客層であれば、競合分析で得た情報をそのまま活かすことも可能です。
ただ真似れば良いわけではありませんが、似た属性だからこそ吸収できる知識や新しい発見など、得られる情報の質が高いといえるでしょう。
競合サイト分析では成功のポイントを真似る以外にも、得た情報から具体的な戦略やアイデアを考えましょう。
テクニックだけでなく具体的な戦略理由まで考えられると、よりユーザーへ価値を伝えられるようになります。
また戦略のなかでも特に重視すべきことが、他社との差別化です。
どのような戦略で差別化しているかがわかると自社の施策にも取り入れやすくなるため、競合サイトの立場になって考えることをおすすめします。
自社サイトでは、以下の2項目からSEOを分析しましょう。
各々、解説していきます。
SEOの内部対策とは、自社サイトの内部要素に向けた施策のことです。
具体的には以下のような項目になります。
上記は一例となり、SEOの内部対策には確認項目が多く存在します。
SEOに直結しやすい対策が多いため、間違った設定や効果の表れない項目がある場合は即座に改善しましょう。
またツールを活用するとサイトの構造や細かい対策項目が効率良く確認できます。
SEOの内部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
SEOの外部対策とは、自社サイトの外部要素に向けた施策のことです。
主に被リンクとサイテーションの獲得が目的となります。
具体的な確認項目は以下のとおりです。
SEOの外部対策はすぐに成果が出るわけではないため、長期的な取り組みが必要です。
また内部対策とおなじくツールを活用すると、ページごとに被リンク数やリンク先の確認が行えます。
SEOの外部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
競合サイトのSEO分析では、以下の手順に沿ってすすめていきましょう。
各々、解説していきます。
まずは競合サイトとの比較を行いましょう。
比較内容は以下の4つです。
対策キーワードは、比較内容のなかでも最も重要な項目になります。
なぜなら対策キーワードを分析することによって、アクセスの多いページや狙い目なキーワードを見つけられるからです。
またサイト運営やコンテンツ制作の方向性を決めるためにも役立ちます。
ほかにも自社で活かすべき情報が多く収集できるため、最初に比較分析することが重要です。
アクセス数からは、ターゲットとしているユーザー層の人数を確認できます。
戦略によって異なるものの、基本的にはニーズが多い市場へアプローチすることが重要です。
そのためアクセス数が多くニーズのある競合のページは、具体的なコンテンツ内容まで確認しましょう。
またアクセス数はあまり多くないものの、検索上位化しているページも存在します。
このようなページの検索キーワードは対策しやすい特徴があるため、リストアップ化しておくとのちのち活用できます。
流入経路からは、ユーザーがどの媒体からアクセスしてきたのかを確認できます。
オーガニック検索が多い場合はSEO対策で問題ありませんが、コンテンツによってはSNSやYouTubeなどが多い場合も考えられます。
このような場合はなぜSNSからの流入が多いのか、コンテンツ内容やターゲット層からアプローチ方法を考えると、ユーザーのニーズ把握に役立つでしょう。
エンゲージメントからは、Webサイトにおけるユーザーの行動を確認できます。
仮にアクセスが多いページでも、直帰率が多ければ何かしら問題があるかもしれません。
対してユーザーの滞在時間が長いページは、コンテンツの内容・構成・導線など、学ぶポイントがたくさんあります。
そのためアクセス数だけでなく、ユーザーの行動心理もふまえたうえで競合分析を行いましょう。
前述の競合サイト分析をもとに、実際に対策するキーワードを選定していきます。
ポイントは、競合と比較しながら検索上位化が見込めるキーワードを選定することです。
しかし注意点として、自社サイトのターゲット層と合致している必要があります。
仮に競合サイトが対策していない狙い目なキーワードを見つけた場合でも、大きく乖離したユーザー層であれば意味がありません。
したがって競合サイトだけでなく、自社のターゲット層も加味しながら対策キーワードを絞っていきましょう。
「SEO分析なのに、効果検証まで行う必要あるの?」と感じた方がいらっしゃるかもしれませんが、SEO分析では最後の効果検証までが一連の流れです。
なぜなら実際にSEO対策を実行し効果を確認しない限り、正しい分析が行えているかを判断できないためです。
そのため新規コンテンツであれば3ヶ月に一回程度、既存コンテンツであれば一ヶ月半に一回程度は現状を確認しましょう。
分析と改善を繰り返すことが、SEO効果を高めるための近道といえます。
ここでは、SEO分析に役立つツールを3つに絞って紹介していきます。
Google Search Consoleは、Googleが提供しているアクセス解析や検索順位を確認するためのツールです。
ユーザーが検索してからWebサイトへアクセスするまでの行動を分析できます。
具体的には、
など、検索結果のさまざまな数値を確認できます。
ほかにもGoogle Search Consoleからインデックス申請やページ状況の把握ができるため、SEO対策では欠かせないツールといえるでしょう。
パスカルはSEOの内部対策に特化したツールとなり、業務の効率化を目的として制作されました。
具体的な機能は以下の4つです。
キーワード分析
Webサイトへアクセスしてきたユーザーの検索キーワードをもとに、より集客の見込めるキーワードを教えてくれる機能
コンテンツ分析
検索上位のサイトを分析し、共通して使用率の高いキーワードや共起語、コンテンツの独自性などが確認できる機能
競合分析
検索上位の50サイトを分析し、SEOで欠かせない50項目の対策を確認できる機能
ランキング取得
設定したキーワードの検索順位を取得できる機能、順位変動による通知機能などの利用可能
SEOで重要な分析を網羅しているため、内部対策であれば申し分なく活用できるツールです。
アナトミーはGoogle Analyticsと連携し、SEOの内部対策を確認するためのツールです。
主な特徴は、50種類以上の項目を分析できる「分析オペレーション機能」になります。
具体的には、以下の内容を分析できます。
またアクセス解析も行えるため、SEO分析を一つのツールでまとめて管理したいと考えている場合におすすめです。
本記事ではSEOの分析について、自社サイトと競合サイトの観点から具体的な方法を解説してきました。
SEOで効果を出すためには、日々の効果検証や改善の実行が重要となりSEO分析が欠かせません。
とはいえ分析すべき項目がたくさんあるため、まずは本記事を参考に手順に沿って実行しましょう。
SEO分析に役立つツールもぜひご活用ください。
TRASPはお客さまの業種や目的に合わせ、最適なSEO対策の戦略立案から実行までを行えます。
また短期間で検索上位に表示させた事例もあるため、最短でWebサイトへのアクセスを増加させたい方は、お気軽にお問い合わせください。