SEO
【2023年】自分でSEO対策を始める手順完・・・
2023.04.28
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.04.06
公開日:2021.12.21
外部対策は、SEO対策を行ううえで必ず目にする言葉です。
でも、「外部対策が何のことかわからない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
内部対策は行っているが、外部対策は何も手をつけていないWebサイトも多いといえるでしょう。しかしSEOの評価を高めるためには、外部対策は欠かせない要素になります。
そこで本記事ではSEOの外部対策について、基礎的な概要から効果の見込める5つの方法を紹介していきます。
SEO対策で多くの成果を出してきたTRASPが、内部対策・コンテンツ対策との違いや外部対策を行う際の注意点についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
外部対策とは、外部サイトから自サイトへの評価を集めるSEO対策のことです。
一般的にSEO対策と聞くと、タイトルや見出しの最適化など、自サイト(内部)に向けた対策を思い浮かべるかもしれません。
しかしSEO対策ではWebサイトの信頼性など評価面も重視しており、外部に向けた対策も欠かせない要素になります。
ここでは外部対策の目的や内部対策、コンテンツ対策との違いについて解説していきます。
「そもそもSEO対策とは?」という人は以下の記事をご覧ください。
SEO外部対策の目的は、被リンクとサイテーションの獲得です。
まずは被リンクとサイテーションの意味を確認しましょう。
被リンクとは
外部サイトから自サイトに向けて設置されたリンクのこと
サイテーションとは
外部サイトやSNS上で、自サイトの情報を記載していること
両者の大きな違いは、リンクの有無です。サイテーションでは情報が記載されているだけのため、リンクを必要としません。
SEOでは「外部からどの程度評価を得られているのか」が重要視されています。
したがって外部対策では、被リンクやサイテーションを獲得し、Webサイト全体の評価を高めることが目的です。
SEO対策と一口にいっても、内部対策やコンテンツ対策など、さまざまな方法が存在します。
内部対策・外部対策・コンテンツ対策の3つの違いは以下のとおりです。
内部対策
外部対策
コンテンツ対策
それぞれ「何に向けた対策なのか」が大きな違いです。
最終的な目的はSEOからの評価を高めることですが、過程で行うべき内容が異なると覚えておきましょう。
SEOの内部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
現代でSEOの評価を高めるためには、外部対策は必須となります。
なぜならGoogleの検索アルゴリズムがWebサイトを評価する基準として、外部要因を重視していると明確に公表しているからです。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソースソフトウェア開発にも力を入れています。
上記の「Google が掲げる 10 の事実」に記載があるとおり、Googleでは「多くのサイトから評価を得ているサイトは良いサイトである」という考えが軸となります。
したがってSEOの評価を高めるためには、上記資料の「投票」に該当する被リンクやサイテーションの獲得が重要です。
SEOの外部対策では被リンクやサイテーションの獲得が重要といいましたが、実際に具体的な対策方法を紹介していきます。
最も重要な外部対策が、ユーザーのニーズを満たすコンテンツ制作です。
被リンクやサイテーションを獲得するためには、そもそも検索ユーザーに良いと思われるコンテンツでなければいけません。そのためまずはユーザーのニーズを満たし、価値を与えられるコンテンツを制作しましょう。
具体的には、ユーザーの検索意図に沿った内容であることが重要です。
例えば「肌荒れ マスク」というキーワードの場合、以下のような検索意図が推測できます。
検索意図
しかし「肌荒れを隠すためのマスクを紹介する記事」であればいかがでしょうか?
少数のニーズとして考えられますが、大多数の検索意図とはズレています。
このように同じキーワードであっても内容が多少違うだけでユーザーからの信頼を得られなくなるため、検索意図に沿うことを重視しましょう。
「バズる」という言葉もありますが、世の中で拡散されるような記事は、そもそも共有される記事制作を行っています。
どういうことかというと、外部リンクを獲得するためにはユーザーが拡散・共有したいと感じるコンテンツ作りが重要です。
例えば以下のような記事です。
「豆知識など役立つ内容」であれば、ついほかの人にも教えてあげたいという感情が産まれ、拡散につながります。
一時的に認知を増やしたい場合は「キャンペーンやプレゼント企画」も効果的です。
Webサイト運営の目的によって適切な内容は異なりますが、共有したいと思わせる点を重視して記事を制作しましょう。
前述は共有される記事制作でしたが、外部対策では共有されるようなUI設計も重要です。
UIとはユーザーが快適にWebサイトを利用するための設計を意味し、主にサイトデザインや操作性のことをいいます。
共有されるUI設計では、主にSNSボタンが重要です。具体的には、以下のポイントを意識しましょう。
上記のように固定されているメニューバーにSNSボタンがあると、ユーザーはどのタイミングでも共有が可能なためおすすめです。
ユーザーが共有したいと思ったときに、いつでも共有できるような設計にしましょう。
続いて紹介する外部対策は、SNS運用によって拡散を狙う方法です。
被リンクやサイテーションを獲得するためには記事の拡散が効果的ですが、待っているだけで拡散されることはほぼないでしょう。
そのため拡散力のあるSNSを運用し、自分で発信することが重要です。
特にTwitterはSNSのなかでも拡散性が高いため、運用におすすめです。
Twitter運用で重要なポイントはこちら。
最初はフォロワーも少なく効果を感じられませんが、将来的に拡散力が増していくため継続して運用しましょう。
また、Pintarest投稿などで自サイトの記事のURLを記載することで、良質な被リンク獲得にもつながりますよ。
最後に紹介する外部対策は、サテライトサイトを活用し被リンクを集める方法です。
サテライトサイトとは
集客を目的として本サイトとは別に立ち上げたサイトのこと
例えばサブドメインで作ったWebサイトや、オウンドメディアが該当します。
引用:マイナビ転職
実際にマイナビでは、ドメインを分けて数多くのサテライトサイトを運営しています。正社員のほかにもアルバイト・派遣のジャンルで約10サイトを運営しているなど、分野ごとの特化サイトが特徴。
サテライトサイトであれば関連性のあるコンテンツを制作しやすく、本サイトの被リンクを増やせます。
しかしただリンクを設置すれば良いわけではありません。
リンクの貼りすぎや、関連性のないWebサイト、質の低いWebサイトであればSEOに逆効果となってしまいます。
最悪の場合Googleからペナルティを受けてしまうため、自然な流れで良質な被リンク獲得を目指しましょう。
SEOの外部対策では、ツールの活用も効果的です。
例えば自サイトの被リンク数や被リンク先を知りたい場合には、ツールから手軽に確認できます。
またツールによっては競合サイトの分析も行えるため、効果的な外部対策が行えるでしょう。
ここでは、SEO外部対策に効果的な3つのツールを解説していきます。
Google Search Consoleは「ユーザーが検索してからWebサイトへアクセスするまでの動き」を分析するためのツールです。Googleが提供しており、無料で利用できることがポイント。
Google Search Consoleで確認できる内容は以下のとおりです。
被リンク先を確認できるため、スパムリンクを発見する際に役立ちます。
スパムリンクとは
低品質なWebサイトからの悪質な被リンク
Google Search Consoleから被リンクを拒否できるため、スパムリンクの場合は対処しましょう。
Mozは、Webサイトのドメインパワーや被リンク数を確認できるSEO分析ツールです。
アカウントには無料と有料があり、無料アカウントの場合は利用できる機能が一部となります。
Mozで確認できる内容は以下のとおりです。
無料アカウントでも十分に利用できる機能が揃っており、外部対策を行ううえでは非常に優秀なツールです。
競合サイトの詳細な情報までは分析できませんが、ドメインパワーや被リンク数など数値で把握できる点が特徴といえるでしょう。
自サイトの情報も客観的に確認できるため、現状分析を行う際にもおすすめです。
Ahrefsは、自サイトや競合サイトの被リンク数を確認できるSEO分析ツールです。
利用は有料となりますが、本格的な外部対策を行いたい場合はおすすめ。
Ahrefsで確認できる内容は以下のとおりです。
非常に細かい情報まで分析できることが、Ahrefsの特徴です。特に競合サイトの分析を行える点が強みといえるでしょう。
どのような被リンクを獲得すれば良いのか、SEOで上位表示するための目標設定にも活用できます。
ほかにもAhrefsならではのツールが揃っているため、興味のある方は公式サイトもご覧ください。
外部対策では注意すべきことがいくつかあります。
特に被リンクを多く獲得しようと悪質な方法を用いた場合、Googleからペナルティを受けてしまうため注意しましょう。
ここでは、SEO外部対策を行う際の注意点について解説していきます。
外部対策で絶対にやってはいけないことが、故意的なリンク獲得です。お金で買ったリンクはもちろんのこと、故意に作成されたリンクにも注意しましょう。
故意的なリンクについては、Googleがペナルティの対象と明確に公表しています。一度ペナルティを受けてしまえば、その後SEOで評価を得ることが難しくなるでしょう。
したがってコンテンツの質で勝負し、自然に発生するナチュラルリンクなど、質の高いリンク獲得を目指しましょう。
特に注意すべきリンクを3つ紹介していきます。
相互リンクとは、リンクを募集しているWebサイトとお互いに設置するリンクのことです。
被リンクではWebサイト同士の関連性が問われます。
相互リンクなどで獲得した被リンクの場合、ほとんどは関連性がなくSEOには無意味と考えましょう。
また関連性があったとしても相互リンクサイトを活用している時点でペナルティを受けやすいため、取り扱いに注意が必要です。
掲示板リンクとは、インターネット上の掲示板で自サイトのリンクを設置する行為です。
掲示板サイトは自由に書き込みる仕様のため、被リンクを効率的に増やす手法として以前流行りました。
しかし今では相互リンクと同じく、Googleからペナルティを受ける対象です。
また掲示板の管理者からクレームを受けることや、訴訟問題に発展する場合もあるため注意しましょう。
多数のリンクが設置されているページとは、1つのページに数十個のリンクが設置されているようなWebサイトのことです。別名「リンク集」ともいいます。
常識の範囲内であれば、一般的なWebサイトでも複数のリンクを設置することがあるでしょう。
しかし異常な数のリンクの場合は、検索エンジン側からは故意的な外部リンクと判断がつき、一般的なWebサイトであってもSEOには悪影響です。
最終的にはペナルティとなるため、多数のリンクが設置されているページには注意しましょう。
前述では注意すべき被リンク先について紹介しましたが、意図せず低品質なサイトから被リンクされてしまうこともあり、放置しているとペナルティを受ける場合があります。
そのため最低でも月に1回はリンク状況を確認し、低品質な被リンクを否認するようにしましょう。
特に以下のようなWebサイトからの被リンクは、低品質として扱われます。
また低品質な被リンクでない場合でも、リンク切れを起こす可能性があります。
リンク切れはユーザーの利便性を損ねてしまうため、かならず対処するようにしましょう。
本記事ではSEOの外部対策について、基礎的な概要から効果の見込める5つの方法を紹介してきました。
外部対策の目的は、被リンクとサイテーションの獲得です。
効果的な方法はいくつかありますが、低品質な被リンクはGoogleからペナルティを受けてしまうため注意しましょう。
またユーザーから共有される記事制作や、UI設計による自然な被リンク獲得が重要です。SNS運用も効果的なため、積極的に実践していきましょう。
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