SEO
コンテンツSEOの必要性とは?手順とメリット・・・
2020.12.04
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.05.15
公開日:2022.01.18
SEO対策を行うなかで、「被リンクをもっと増やしたい..」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
被リンク対策は簡単に効果が出ないため難しく感じますが、いくつかの方法を組み合わせることで、効率良く獲得できます。
本記事では被リンクについて、基本知識やSEOにおける効果、そして具体的な増やし方を解説していきます。
短期間でSEO対策の成果を出しているTRASPが、被リンクの確認方法や対策時の注意点についても初心者にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
被リンクとは、外部サイトが自社サイト内のページを紹介する際に設置するリンクのこと。
仮に自社サイト内に「example」というページが存在する場合、外部サイトが引用や参考などで「example」のリンクを設置するのが被リンク
SEOとは検索エンジン最適化ですが、被リンクはSEOの評価を高めるために行う外部対策の一つです。
しかし被リンクはただ多くの数を獲得すれば良いわけではありません。
被リンクのなかにも質の善し悪しが存在するため、良質なリンクの獲得が重要になります。
ここでは被リンクについて、良質な被リンクと低品質な被リンクに分けて解説していきます。
SEOの外部対策について詳しく知りたい方は、以下もご覧ください。
良質と認識される被リンクは、主に以下の3つです。
各々、解説していきます。
ナチュラルリンクは、外部サイトで自然に設置された被リンクのことです。
ユーザーに役立つ記事や質の高いコンテンツを発信することで、自分からアプローチすることなく被リンクを獲得します。
また検索エンジンから最も評価される被リンクのため、ナチュラルリンクの獲得次第でSEO外部対策の成果が決まるといっても過言ではありません。
多くのリンクを獲得するにはコンテンツの質が問われるため、ユーザーにニーズを分析や良質なコンテンツ制作が重要です。
自社サイトと関連性の高いサイトからの被リンクも、検索エンジンに評価されやすいため良質といえます。
関連性が高いサイト例
関連性が重視される理由は、ユーザーの利便性です。
仮に自社サイトと関係のない外部サイトに被リンクが設置された場合、無理やりリンクへ誘導しているなど、不自然な状態になります。そもそも関連性のないリンクは需要がないため、クリックされることもないでしょう。
したがって関連性が高く、自然に設置されたナチュラルリンクの獲得が重要です。
権威性のあるサイトは質の高い情報発信を行っていると認識され、被リンク先も良質なサイトであると判断されます。
権威性のあるサイト例
権威性のあるサイトからの被リンクは希少性も高く、検索エンジンから良い評価を得やすいです。
被リンクを獲得するには質の高さだけでなく、ジャンル内で専門性を強めることを意識しましょう。
低品質な被リンクとは、関連性のないサイトからのリンクや、不自然に設置されたリンクのことです。
なかでもGoogleのガイドラインに違反するような悪質な被リンクのことを、一般的にスパムリンクと呼びます。
低品質な被リンク例
スパムリンクをはじめGoogleから低品質な被リンクと認識された場合、ガイドライン違反としてペナルティを受ける恐れもあります。
ペナルティとしてはインデックスから削除され、検索結果に自社サイトが表示されなくなるということもあるため、くれぐれも低品質な被リンクには注意をしましょう。
また被リンクと似た言葉として「内部リンク」があります。
内部リンクとは、自社サイト内のページをつなぐリンクのことをいい、被リンクとは別物です。対策方法も異なるため、混同しないようにしましょう。
内部リンクについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
SEOで被リンク対策が重視される理由は、Googleがサイトを評価する基準として明確に公表しているからです。
「4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。」
上記のように「Googleが掲げる10の事実」では、被リンクを多く集めているサイトやページを評価すると記載されています。
また前述のとおり、評価される被リンクは量だけでなく質も重要です。
したがって低品質な被リンクを量産することがないように注意をし、SEO効果を高めていきましょう。
被リンク対策を行う目的は検索エンジンからの評価を得るためですが、具体的なSEO効果は、サイト全体の評価を高められ検索上位に表示されやすくなることです。
また被リンク増加によってクローラービリティを高められ、インデックスの促進にもつながります。
ここでは、被リンク増加による3つのSEO効果について解説していきます。
被リンクの多いサイトは検索エンジンから信頼性が高いと評価されるため、検索上位に表示されやすくなります。
また検索上位に表示されればアクセス数の増加につながり、SEO効果をさらに高めるきっかけとなるでしょう。
そのため良質な被リンクを意識し、日々獲得に向けて対策することが重要です。
被リンクはリンク先のページだけでなく、サイト全体の評価を向上させる役割を持ちます。
理由は、内部リンクを辿って評価が受け継がれるためです。
具体的な流れはこちら。
このような好循環の流れを作れるため、サイトの内部対策として、内部リンクの設置も忘れずに行いましょう。
被リンクはクローラビリティを高める効果があり、インデックスの回数や頻度を増加させられます。
クローラビリティとは
クローラー(インターネット上のサイト情報を収集するロボット)の巡回を向上させること。
クローラーはリンクを辿ってインデックスするため、設置されている被リンクが多いほどサイトに接触する回数が増えます。
インデックスは検索結果に表示されるために欠かせない要素となり、クローラービリティの向上は重要なSEO対策の一つです。
ここではSEOに効果的な被リンクの増やし方について、以下の7つを解説していきます。
被リンクを増加させるうえで最も重要なことが、良質なコンテンツ制作です。
リンクを設置する側から考えると、内容が薄く適当なページであれば引用したいとは考えないでしょう。
ほかのサイトを活用するからには、わかりやすさや専門性など、良質なコンテンツを求めることが前提になります。
そのため外部サイトから「このページを活用したい」と思われるような、価値のあるコンテンツを制作しましょう。
良質なコンテンツであれば自然に引用・共有される可能性が高まるため、被リンク対策の主軸として意識することが重要です。
良質なコンテンツのひとつとして、次のようなシェアされやすい記事がおすすめ。
具体的には統計データやインフォグラフィックなど、ほかのWebサイトが参考にできる内容になります。
例えば以下のような記事やサイトです。
参考:経営ハッカー
クラウド会計ソフトの「freee」が運営し、確定申告の書き方や年末調整の方法など、経理や経営分野における専門的な情報を発信しているサイト。
「freee」のように専門性の高いサイトであれば引用される機会も多く、被リンクを獲得しやすいです。
参考:食べログまとめ
「一度は食べてみたい!横浜中華街のおすすめ中華グルメ20選」など、食べログという認知度を活かし、まとめ記事を発信しているサイト。
自社で調査したデータだけでなく、他サイトから集めたまとめ記事も被リンク獲得にはおすすめです。
参考:nippon.com
「コロナ禍でも免れた大量失業:高齢者・休業者・非正規がクッション、格差は拡大」という記事では、厚生労働省のデータをもとに、独自のグラフを制作し掲載しています。
このように自治体や官公庁のデータを引用しわかりやすくまとめている記事は、参考文献として活用され被リンク獲得に効果的です。
SNSボタンを設置すると、共有されやすくなります。
もしURLをコピーして、それをSNSに貼り付けて、本文を書いて…といった手順では、ユーザーは引用が面倒に感じてしまうため、誰かに教えたいと思ってもやめてしまうかもしれません。
そのため、記事ページの最上部と最下部にSNSボタンを配置し、ユーザーが共有したいと考えたタイミングですぐに行動に移せるサイト設計が大切です。
積極的な情報発信は、被リンクを増加させるうえで欠かせない対策になります。
なぜならどんなに良いコンテンツが存在しても、誰にも認知されなければ被リンクの獲得ができないためです。
したがってまずは定期的に情報を発信し、露出を増やしながらサイトの認知度を高めていきましょう。
具体的には、以下の方法がおすすめです。
特にSNS運用は低コストのため、取り組みやすい方法です。共有を促すためにはユーザーとのコミュニケーションを意識しつつ、共有したいと感じるブランディング戦略を図っていきましょう。
自社サイトのコンテンツ制作以外にも、他社メディアに記事を寄稿する対策方法もあります。
他社メディアへの寄稿は普段とは違ったユーザー層へアプローチできるため、認知度の向上につながります。
ただし自社と他社メディアのターゲットが一致していることが必須です。
また自社だけでなく他社のメリットも尊重し、寄稿先はしっかりと判断してから取り組みましょう。
自社商品やサービスの事例がある場合は、クライアントの事例紹介をコンテンツとして制作することをおすすめします。
事例紹介のコンテンツ制作は気軽に対策できる方法でありながら、クライアント先からの被リンク獲得につながります。
事例数が多ければ多くの被リンク獲得に期待がもてるため、活用しやすい方法といえるでしょう。
自社内で被リンクを獲得する方法として、サテライトサイトの運営も効果的な方法の一つです。
サテライトサイトを制作し、本サイトへリンクを設置することで、自力で被リンクの増加が可能となります。
サテライトサイトとは
集客を行うために本サイトとは別に立ち上げたサイトのこと
例えばコーポレートサイトを持っている企業の場合、サブドメインでオウンドメディアを運営することが該当します。
しかし被リンクでは質が問われるため、本サイトとサテライトとの関連性には注意をしましょう。
また過度なリンクの設置も逆効果となるため、適度に活用することが重要です。
オウンドメディアで成功しているサイトについてはこちらの記事でも紹介しています。
被リンク数や獲得状況の確認を行う際は、Google Search Consoleの活用がおすすめです。
Googleが無料で提供しているツールとなり、サイトのアクセス解析が行えます。
確認方法は以下のとおりです。
確認できる内容はこちら。
Google Search Consoleは簡単な操作で確認できるため、日頃の被リンクチェックとして活用していきましょう。
被リンクは急増させることが難しく、なかにはリンクの売買や故意に獲得する方もいらっしゃいます。
しかしGoogleのガイドライン違反行為となり重いペナルティを受けることになるため、不正な獲得は避けましょう。
ここでは、被リンク獲得を行う際に注意点について解説していきます。
被リンクを増加させたいからといって、業者などから購入することは避けましょう。
現在では少ないですが、従来まではリンクの売買が一般的に行われていました。
しかしGoogleのアップデートにともない、いまではガイドライン違反となる行為です。
発覚次第ペナルティとして大きな罰を受けるため、地道ではあるものの着実に増やしていきましょう。
被リンクは売買だけでなく、故意に獲得することもガイドライン違反です。
故意の被リンクとは、以下のようなリンクを指します。
リンク集とは、数十個のリンクが設置されているページのことです。リンク集や相互リンクなど、異常な数の被リンクは即座に発見されるため、見つからないからといって行わないようにしましょう。
低品質な被リンクが放置されているとWebサイト全体に悪影響となるため、定期的な確認や「リンクの否認」が重要です。
リンクの否認はサイト運営者に削除連絡をするか、Google Search Consoleから設定できます。
Google Search Consoleのリンク否認は以下の手順です。
最低でも月に一回程度は被リンクを確認し、低品質なリンクを精査するようにしましょう。
本記事では被リンクについて、基本知識やSEOにおける効果、そして具体的な増やし方を解説してきました。
被リンクはGoogleがサイトの評価基準として公表しており、SEOでは欠かせない対策の一つです。
しかし簡単には成果が得られないため、まずは本記事の内容を着実に実行し、長期目線で対策することが重要です。
また対策時の注意点も忘れずに意識し、ナチュラルリンクの増加を目指していきましょう。
TRASPではSEOの内部対策から外部対策まで、総合的にサポートしています。
特に被リンクは難しい対策となるため、効果が出ずに悩まれている方は、無料相談までお気軽にお問い合わせください!