TRASPコラム

SEOの重複コンテンツとは?事例と避ける理由・対処法をプロが解説

SEO

更新日:2023.06.26
公開日:2022.02.22


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SEOに悪影響となる重複コンテンツの例と対策方法をプロが解説!

 

どんなに質の高いコンテンツを制作しても、SEOに悪影響を及ぼす原因となる要素が重複コンテンツです。

 

自社サイト内の重複コンテンツは検索順位やページ評価への影響、外部サイトとの重複コンテンツではGoogleのペナルティにかかわってきます。そのためもし発覚した場合は、早急な対応が必要といえるでしょう。

 

本記事では重複コンテンツの例と対策方法、そしてSEOに与える影響について解説していきます。

 

数多くのコンテンツ制作に携わってきたTRASPが、重複コンテンツの調べ方や対策方法についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

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SEOにおける重複コンテンツとは? 

SEOに悪影響となる重複コンテンツとは? 

 

重複コンテンツとは、類似した内容のコンテンツが複数ある状態を指します。
Googleでは各コンテンツのオリジナリティを評価するため、重複コンテンツは検索順位に悪影響を及ぼす原因。そのためSEOでは、重複コンテンツをできるだけ排除することが求められるのです。

 

ここで、Googleが定義する重複コンテンツとは何か、みてみましょう。

 

一般に、重複するコンテンツとは、ドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する、同じ言語の他のコンテンツと完全に同じであるか非常によく似たコンテンツのブロックを指します。

引用:Search Console ヘルプ

 

「ドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する」とあります。つまり重複コンテンツは、以下の2種類。

  • サイト内部に同様のコンテンツがある
  • サイト外部に自社と同じようなコンテンツがある

 

「そもそもSEO対策ってなに?」という方は、まずこちらの記事からご覧ください。

 

サイト内部に同様のコンテンツがある

サイト内部の重複コンテンツとは、自社のWebサイト内に似た内容のコンテンツがある状態を指します。

具体的な例

  • 自動生成されたページ
  • 定型文を使用しているページ
  • wwwの有無が異なるページ

コンテンツの更新量が多いWebサイトの場合、気づかない間に同じような定型文を使用して、ページ同士の内容が似てしまうケースがあります。またWebサイトのジャンルによっては、コンテンツ同士で内容が重複しやすいこともあるため注意が必要です。

 

サイト外部に自社と同じようなコンテンツがある

サイト外部の重複コンテンツとは、自社サイトと外部サイトに似た内容のコンテンツがある状態を指します。

具体的な例

  • 自社のコンテンツがコピーされた場合
  • コンテンツを外注したライターによって、似た記事になってしまった場合

サイト外部の重複コンテンツは、Googleのガイドラインで禁止されている行為に該当します
発見次第Googleペナルティの対象となるため、コピーコンテンツには細心の注意を払いましょう。

 

特にコンテンツを外注して制作している際、経験の少ないライターによってコンテンツ内容が似てしまい、重複コンテンツと扱われることもあります。そのため後述の「重複コンテンツを避ける対策方法」を意識し、オリジナルコンテンツを制作することが重要です。

 

 

SEOで重複コンテンツを避けるべき理由3つ 

重複コンテンツがSEOに与える影響  

 

重複コンテンツの存在はSEOに良い影響を与えることがなく、サイト内部・外部とわずに悪影響となります。
外部の重複コンテンツはGoogleペナルティの対象となるため、早急な対処が必須です。

 

ここでは、重複コンテンツがSEOに与える影響について解説していきます。

 

1.Googleペナルティを受ける可能性がある 

重複コンテンツによる最大のデメリットが、Googleのペナルティを受ける可能性があることです。

 

もしペナルティを受けてしまえば、検索順位の大幅な下降、ランキング圏外になるおそれ、また悪質な場合はインデックスから削除されて検索結果に自社サイトが二度と表示されなくなることもあります。そのため重複コンテンツが存在する場合には、早急に対応しましょう。

 

ただしペナルティとなる対象は「無断複製されたコンテンツ」。そのため自社サイト内での重複コンテンツでペナルティを受ける可能性は低く、主に外部サイトとの重複コンテンツが該当すると考えましょう。

 

2.検索結果に表示されなくなる

サイト内部に重複コンテンツがある場合、検索エンジンはユーザーの混乱を避けるために、検索結果に表示させない場合があります。

 

なぜなら検索エンジンはユーザーの利便性を第一に考えており、似た内容のコンテンツは無駄な情報と判断するためです。

 

そのためWebサイトで類似したページが複数あると、該当ページのクロールされる可能性が低くなり、結果的に検索結果が表示されない状態となります。

 

3.ページの評価が分散される

サイト内部の重複コンテンツではページの評価が分散され、Webサイト内でカニバリゼーションが起きる可能性があります。

カニバリゼーションとは

「共食い」を意味し、顧客への提供価値が類似する自社製品同士で、それぞれの売上を奪い合ってしまう現象

通常のページであれば、各ページの被リンク数などからSEO評価を決める仕組みです。

  • サイトA:SEO評価「10」

しかし重複コンテンツが2つある場合、本来は片方のSEO評価であっても、半分ずつに分けるなどの分散された状態となります。

  • サイトA:SEO評価「5」
  • サイトB:SEO評価「5」

評価が分散されれば検索順位に悪影響を及ぼし、本来のアクセス数を減少させてしまう要因となります。

 

 

重複コンテンツと判断される基準とは?

重複コンテンツと判断される基準とは?

 

コンテンツの内容がどの程度類似(一致)しているかなど、重複コンテンツになる明確な基準はありません

 

また、同じ商品を紹介しているページなどでは、商品説明が同じになってしまうのは当然のことであり、ある程度の重複では順位を下げる要因にはならないといえます。

 

Googleでは、以下のように公言しています。

  • インターネット上では、重複コンテンツは必然的に生まれてしまう
  • コンテンツの約20%以下であれば問題ない

 

また、Google検索セントラルでは、不正な例として、以下のような「無断で複製されたコンテンツ」を挙げています。

 

・他のサイトのコンテンツをコピーし、元のソースを引用することさえせず、独自のコンテンツや価値を加えずに転載しているサイト

・他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えたうえで転載しているサイト

・ユーザーに対してなんらかの形で独自のメリットを提供することなく、他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト

・ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだり編集したりしているだけのサイト

引用:Googleセントラル 上級者向けSEO 無断複製されたコンテンツ 

 

結論としては、20~30%程度の部分的な重複であれば問題ないが、記事の半分以上(50%以上)が重複しているコンテンツは重複コンテンツとみなされるおそれがあります。上記にあてはまるコンテンツがないかどうか、チェックしましょう。

 

重複コンテンツの調べ方 

重複コンテンツの調べ方 

 

重複コンテンツを対策するうえでは、そもそも重複コンテンツの有無を確認する必要があります。

 

Googleで検索する

重複コンテンツを最も簡単に調べる際は、Googleの検索窓にコンテンツ内容をコピー&ペーストし、直接検索する方法がおすすめです。

 

検索時はGoogleのシークレットモードを活用し、検索履歴が反映されない状況にしましょう。

 

もしも自社が公開しているページ以外が表示された場合、検索エンジンでは重複コンテンツと認識している可能性があります。

 

ツールを活用する 

続いて紹介する調べ方は、ツールを活用した方法です。

おすすめのツール

Copy Content Detector

Copy Content Detector

https://ccd.cloud/

 

Copy Content Detector無料で利用できるコピペチェックツーです。文章を登録するだけで、以下の情報を確認できます。

  • 検索エンジンにあるコンテンツとの類似度・一致率判定
  • 過去に登録した文章との類似度判定

 

判定結果は「良好・要注意・コピーの疑い」の三段階と「0〜100%」の割合で表示されるため、視覚的にわかりやすい点が特徴です。無料版では調査一回あたりの上限文字数が4,000文字ですが、回数制限なく活用できます。

 

sujiko.jp

sujiko.jp

http://sujiko.jp

 

sujiko.jpも無料で利用できる類似ページのチェックツールです。比較したい2つのURLを入力することで、以下の情報を確認できます。

  • タイトル・コンテンツ・HTMLの類似度判定
  • サイト内の類似ページ判定
  • サイト外の類似ページ判定

 

判定結果は4段階で表示され、簡易的な改善点も表示される仕組みです。
そのため重複コンテンツのリライト修正を考えている場合にはおすすめのツールとなります。

 

重複コンテンツの事例と対策方法   

重複コンテンツの例と対策方法   

 

ここでは以下の5つのケースについて解説していきます。

内部に重複コンテンツがある3つのケース

 

URLが正規化されていない場合

URLの正規化とは、同じ内容のコンテンツを一つのURLにまとめることをいいます。

 

たとえば

www.trasp-inc.com/ABC/
trasp-inc.com/ABC/

という二つのページは、内容は同じですがURLが違うため、検索エンジンは別のページと認識し、重複コンテンツと判断されます。

URLの正規化が必要なケース

  • wwwが有るURLと無いURLの混在
  • URL末尾にindexが有るURLと無いURLの混在
  • https・httpが異なる同一ページの混在

 

動的ページでURLが複数生成されている場合

アクセス毎に表示内容が変化する動的ページでは、同一ページであっても異なるURLが生成されることがあります。

 

 

PCとモバイルで別のページがある場合

Webサイトをモバイル対応させる場合には、以下のの2つの方法が存在します。

  • どのデバイスからでも同じHTMLを使用するレスポンシブウェブデザイン
  • PCとモバイルで別のページを用意する

レスポンシブウェブデザインは問題ありませんが、PCとモバイルで別のページがある場合には正規化が必要です。

 

外部サイトに自社と似たコンテンツがあるケース

 

外部サイトにコンテンツを提供している場合

寄稿先として外部サイトにコンテンツを提供し、自社サイト内に同一コンテンツがある場合、検索エンジンからは重複コンテンツと認識されてしまいます。そのためURLの正規化を行いましょう。

 

外部サイトにコンテンツを盗用された場合

外部サイトにコンテンツを盗用される可能性もあります。
検索エンジンからはどちらがオリジナルであるのか認識できないため、削除などの対処が必要です。

 

重複コンテンツが見つかったら?【対策方法】

重複コンテンツが見つかったら?【対策方法】

では、ケース別に対処方法をわかりやすく説明していきます。

1.URLが正規化されていない場合 

対処方法

  • 301リダイレクトの設定
  • canonicalタグの設置

 

301リダイレクトの設定

 

301リダイレクトは、検索エンジンに対してURLの移転を示すための設定です。
正規化したURLに向けて、その他のURLからリダイレクトする仕組みとなります。

ページAとページBの重複コンテンツ

  • ページA:正規化する
  • ページB:ページAにリダイレクトして一本化

という状態になります。そのためユーザーのアクセス先が一つのURLで良い場合に設定しましょう。

 

canonicalタグの設置

 

canonical(カノニカル)タグは、検索エンジンに正規のURLを伝えるための設定です。301リダイレクトとは異なり、正規化した後もそれぞれのURLで運用できます。

ページAとページBの重複コンテンツ

  • ページA:正規化する
  • ページB:canonicalタグを記述し、Aが正規URLであることを教える

という状態になります。リダイレクト設定が可能な環境であれば、できるだけ301リダイレクトを設定しましょう。

 

WordPressではAll in One SEO というプラグインを使えば設定できるようです。
All in One SEO について解説した記事もありますので参考にしてください。

 

2.動的ページでURLが複数生成されている場合 

対処方法

  • canonicalタグの設置
  • URLパラメーターの設定

canonicalタグの設置については、前述をご確認ください。

 

URLパラメーターの設定では、Googleが提供しているGoogle Search Consoleで、URLパラメータによってクロールの可否に関する設定が行なえます。

 

重複コンテンツを排除する際は、認識させないURLのクロールを拒否することで対処しましょう。

 

 

3.PCとモバイルで別のページがある場合 

対象方法としてアノテーション設定となります。

アノテーション設定

アノテーションは検索エンジンに向けて、デバイスごとにURLが存在することを伝えるための設定です。

PC版URLとモバイル版URLのどちらかに、以下の記述を行います。

  • PC版URLの場合:link rel=“alternate”
  • モバイル版URLの場合:link rel=“canonical”

 

4.外部サイトにコンテンツを提供している場合

以下の方法でURLの正規化を行いましょう。

  • noindexの設定をしてもらう
  • オリジナルコンテンツのリンクを設置してもらう

 

noindexの設定をしてもらう

 

noindexは検索エンジンに向けて、該当ページのインデックスを拒否するための設定です。

 

ページのhtmlファイル(head内部)に、以下の記述を行います。

  • <meta name=”robots” content=”noindex”/>

 

オリジナルコンテンツのリンクを設置してもらう

寄稿先でnoindexやcanonicalタグの設定が行えない場合には、オリジナルコンテンツのリンクを設置してもらいましょう。

 

「提供元:TRASP株式会社」のようにリンクを設置してもらえば、検索エンジンに伝えられます。

 

5.外部サイトにコンテンツを盗用された場合 

検索エンジンからはどちらがオリジナルであるのか認識できないこともあるため、盗用が発覚した際はサイトの管理者に削除要請をしなければいけません。

 

もしも削除に応じないようであれば、Googleの「通報フォーム」へ報告しインデックス削除の申請を行いましょう。

 

重複コンテンツを避ける対策方法とは? 

重複コンテンツを避ける対策方法とは? 

 

Webサイトでどんなに有益な情報を発信していても、重複コンテンツが存在するだけで良い評価は得られなくなります。そのためコピーコンテンツに注意するだけでなく、重複コンテンツを避ける努力をしましょう。

 

ここでは、重複コンテンツを避ける対策方法について解説していきます。

 

定型文を少なくする 

1つ目の対策方法が、コンテンツで活用する定型文を少なくすることです。

 

定型文が多いと内容が類似してしまい、検索エンジンからは重複コンテンツと認識されやすくなります。
そのためできるだけ複数の言い回しや別の表現を使用するようにしましょう。引用を活用し、自身の言葉で内容を要約する方法も効果的です。

 

またSEOに強い記事の書き方については、こちらの記事をご覧ください。

 

類似コンテンツを少なくする

2つ目の対策方法が、類似コンテンツを少なくすることです。

 

重複コンテンツが発生する理由は複数ありますが、最も多い原因が類似コンテンツの存在です。
特にジャンルを絞った特化サイトを運営していると、どうしても同じ内容が多くなってしまいます。

 

そのため類似コンテンツがある場合には、内容を追加してオリジナル性を強めるか、URLの正規化によってまとめるようにしましょう。

 

まとめ

本記事では重複コンテンツの例と対策方法、そしてSEOに与える影響について解説してきました。

 

重複コンテンツが存在することでメリットは一つもなく、悪い影響を及ぼす要因となります。
コンテンツが蓄積されてからでは膨大な量を対処する必要があるため、コンテンツ制作毎にツールなどを活用し対策しましょう。

 

TRASPでは自社内でコンテンツマーケティングに取り組んでおり、コンテンツ制作に関する多くの知識と経験があります。重複コンテンツのほかにも、SEOで評価を得られるコンテンツ制作をサポートしているため、SEOやマーケティングについてはお気軽にご相談ください。

 

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