SEO
seoの分析方法とは?自社サイトと競合サイト・・・
2022.01.18
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.03.22
公開日:2022.01.20
「SEOの検索順位を上げたいけど、何をすれば良いのかわからない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。検索順位は検索アルゴリズムによって決められるため、検索エンジンへの理解や情報収集が欠かせません。
本記事ではSEOの検索順位について、基本の仕組みから検索順位を上げるための方法を解説していきます。
SEOで多くの成果を出してきたTRASPが、検索順位の対策で注意すべきことやおすすめのツールを「無料版」と「有料版」に分けて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
SEOの検索順位とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンで、
キーワードを検索した際に表示される検索結果の順位のことです。
上記は検索結果の画像です。
上部に「広告」と記載のある枠はリスティング広告、その下に位置するのがオーガニックエリアとも言われる、自然に表示されるエリアです。SEOではこの広告の下のエリアの上位に表示されることを目指します。
リスティング広告の枠とSEOの枠は別物となり、それぞれに順位が決まります。
またSEOの枠内では、1ページあたり10個のWebサイトが表示されます。
一般的に検索上位と呼ばれるのが、1ページ目に表示される上位10サイトです。
2ページ目に表示された場合と比べWebサイトへのアクセス数が大きく異なるため、SEO対策では主に1ページ目に表示されることが重要となります。
「そもそもSEO対策ってなに?」という方は、まずこちらの記事からご覧ください。
では、検索順位で上位に入ることは、それほど重要なのでしょうか?
結論からいうと、検索順位によって見込めるアクセス数は異なるため、上位に表示されることは重要です。
実際に1位と10位には大きな差があり、さらに3ページ目や4ページ目のサイトと比較すると雲泥の差があります。
ここでは、検索順位の仕組みやクリック率の関係性について詳しく解説していきます。
検索順位は、各検索エンジンの検索アルゴリズムによって自動で決まる仕組みです。
検索アルゴリズムの具体的な評価基準は公表されていませんが、検索アルゴリズムごとに独自の評価基準が設けられており、Googleであれば200以上の要素があるといわれています。
そのため高評価をもらうためには、検索アルゴリズムの特徴やGoogleの理念、考え方を理解する必要があり、専門知識がなければ簡単なことではありません。
検索アルゴリズムがどのようなWebサイトやページを評価するのか、概要や方向性については以下の資料から確認可能のため、一度は目を通すことをおすすめします。
検索アルゴリズムについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
検索順位とクリック率は影響が大きく、検索順位が上位なほどクリック率は高まります。
検索順位とクリック率の基準値
1位:28.5%
2位:15.7%
3位:11.0%
4位:8.0%
5位:7.2%
6位:5.1%
7位:4.0%
8位:3.2%
9位:2.8%
10位:2.5
引用:SISTRIX
実際に上記の資料を見ると、検索1位が最もクリック率の高い28.5%、その後検索順位の下降にともなって検索10位ではわずか2.5%に変化しています。
このように検索順位によってクリック率は大きく異なるため、アクセス数を増やしたいのであれば、上位順位を目指すことがいかに重要であるかがわかるでしょう。
しかし検索1位になることは難しく、費用や時間をかけるのは現実的ではありません。
ユーザーのニーズに合っていれば、検索2位〜4位でも十分にクリックされるため、1位にこだわる必要はありません。
また、1つのキーワードで検索1位を取るより、100個のキーワードで検索2位を取るほうが総合的なアクセス数は見込めます。
SEOのアクセス増加で重要なことは、「複数のキーワードで検索上位(1ページ目)に入ること」だと覚えておきましょう。
SEOの検索順位を上げるためには、対策キーワードの選定や内部・外部対策の強化など、幅広く対策する必要があります。良くとらえれば多くの対策方法があるとも言えます。現状では順位が低い場合でも、上位化の可能性は十分に見込めるといえるでしょう。
ここでは、「SEOの検索順位を上げる5つの対策」について解説していきます。
検索順位を上げるためには、自社サイトに適した対策キーワードを選定する必要があります。
適切な対策キーワードを選ぶポイントは、以下の2つです。
ユーザーのニーズを満たすには、検索意図をしっかりと考えることが重要です。
検索意図とズレたコンテンツであればWebサイトからの離脱が増えてしまうため、「なぜこのキーワードで検索したのか」や「どのような内容を求めているか」を意識しましょう。
またユーザーの検索意図を把握しやすく、かつ検索上位に表示させやすいキーワードを選択するには、ロングテールキーワードが狙い目です。
ロングテールキーワードとは
少なくとも100個はロングテールキーワードをピックアップし、コンテンツを作成することをおすすめします。
地道ですがWebサイト全体の評価を高め、各対策キーワードの順位上昇を目指すには近道と言えるでしょう。
検索上位に表示させるには、質の高いコンテンツであることが大切です。
なぜならGoogleは、理念として「ユーザーの利便性」を第一に考えています。
そのため「ユーザーに求められ、役に立つコンテンツ」が評価されるといえるでしょう。
具体的には、以下のポイントを押さえることが重要です。
「質が高いコンテンツ=内容が詳しく記載されている」だけではなく、Webサイト全体のわかりやすさや見やすさも大切。難しい専門用語ばかりを使って書くのではなく、誰にでもわかりやすい言葉で書くほうが良いです。
オリジナル性やテキストの書き方など、総合的なバランスも意識しコンテンツを作成しましょう。
内部対策とは、Webサイトの内部に向けて行うSEO対策のことです。
対策項目は多いものの、SEOの効果を短期間で得やすいという特徴があります。
内部対策例
また、内部対策では大きく4つのカテゴリに分けられます。
検索アルゴリズムの影響も受けにくいため、検索順位を安定させるためには欠かせない要素といえるでしょう。
内部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
外部対策とは、Webサイトの外部に向けて行うSEO対策のことです。
主に被リンクとサイテーションの獲得が目的となります。
内容対策とは違いSEOの効果を得るまでに時間はかかりますが、Webサイト全体の評価を高めるためには欠かせません。
外部対策例
「被リンクの多いWebサイト=多くの人から評価を得ている」と認識され、検索順位の上昇に効果的です。
ただし故意の被リンク獲得など、ガイドライン違反には注意をしましょう。
外部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
Webサイトへのアクセス数は重要な評価基準の一つとなり、多くのアクセスを集めているWebサイトほど検索上位に表示されやすくなります。
そのためアクセス数の増加を目的に、集客チャネルをできるだけ増やしましょう。
集客チャネルとは
集客するための経路や媒体のこと。新聞、雑誌、広告、チラシ、インターネットなど。
従来までは検索エンジンからの流入がほとんどでしたが、最近ではSNSからの流入も格段に増えてきました。
また集客チャネルが多ければ、アクセス数の増加だけでなく、新しいユーザー層の獲得やサイトの安定化にもつながるでしょう。
したがってSNSやYouTubeなど検索エンジン以外からの集客も行い、複数の経路からアクセス増加を図ることが重要です。
検索エンジンはコンテンツの質を再重視しているため、質の低いコンテンツは検索順位に悪影響を与えます。
また検索アルゴリズムのアップデートにも対応する必要があるため、急な変化には注意が必要です。
ここでは、SEOの検索順位対策で注意すべきことについて解説していきます。
まず注意すべきことは、質の低いコンテンツの量産です。
ありがちなことですが、コンテンツの量を増やそうと質の低いものを量産しても、かえって逆効果となります。
一昔前は、コンテンツの量次第で評価を得られるときもありました。しかし現代では量より質が重視されています。
現状で質の低いコンテンツが多いようであれば、一度現状のコンテンツを見直し、質の低いものはできるだけリライトするか、排除することをおすすめします。
検索アルゴリズムは定期的にアップデートを行っており、内容によっては検索順位が大きく左右されるため注意をしましょう。
実際に過去にあったGoogleのアップデートをご紹介します。
アップデートでは、評価基準が大きく改正されています。
パンダアップデート:2011年2月
コピーコンテンツや重複コンテンツの排除。品質スコアを整えることが目的。
ペンギンアップデート:2012年4月
スパムリンクや低品質な被リンクの排除。不正なリンクを取り締まることが目的。
モバイルアップデート:2015年4月
モバイルサイトの強化。モバイルファーストインデックスの導入。
メディックアップデート:2018年5月
専門性・権威性・信頼性(E-A-T)の強化。
現在ではコアアップデートと呼ばれる大きなアップデートが一年に数回、細かいアップデートは日々実施されています。
検索アルゴリズムの方向性を把握するためにも、最新のSEO情報について認知しておくことが重要です。
ここでは、無料で利用できるSEOの検索順位チェックツールを紹介していきます。
http://checker.search-rank-check.com/
無料ながらGoogle・Yahoo! JAPAN・Bingの3種類の検索エンジンが対象のツールです。
キーワードも5つまで同時検索できるため、複数の対策キーワードでも問題なく調査できます。
またモバイル版の順位表示も確認できる点が特徴です。
検索保存機能も備わっているため、日々の活用を考えている場合にはおすすめのツールとなります。
SEOチェキ!ではGoogleとYahoo! JAPANが対象。
キーワードの同時検索は3つまでですが、結果表示の早さがポイント。
またSEOチェキ!はSEOのお役立ち情報を発信しており、検索順位チェック以外にも、発リンク数やキーワード出現頻度の確認機能つきです。
複数のSEO機能を活用したい方にはおすすめとなります。
http://ohotuku.jp/rank_checker/
ohotuku.jpもSEOチェキ!同様、SEOのお役立ち情報を発信しているWebサイトです。
対象の検索エンジンはGoogleとYahoo! JAPAN、キーワードの同時検索数は3つまでになります。
検索順位チェック以外には、キーワード出現頻度やリダイレクトの確認機能つき。
検索履歴の機能も備わっているため、頻繁に活用する場合には適したツールです。
ここでは、有料利用となるSEOの検索順位チェックツールを紹介していきます。
https://www.seopowersuite.jp/rank-tracker/
RankTrackerは海外製であるものの日本語対応しており、日本の検索エンジンも調査可能です。
基本的な機能情報はこちら。
また順位チェックのスケジュール予約が行えるため、自動で調査できる点がポイントです。
検索順位の変動も確認しやすく、毎日のように順位チェックを行っている方にはおすすめとなります。
KEYWORD FINDERは検索順位のほかにも、キーワードの難易度調査やおすすめキーワードの選定など、キーワードに関する機能が充実しているツールです。
基本的な機能情報はこちら。
管理キーワードを設定することで、自動調査が行なえます。
また取得した情報をグラフで表示できるため、視覚的にも見やすい点が強みとなります。
SEOツールラボはインストール型の検索順位チェックツールとなり、WindowsPCが対応です。
基本的な機能情報はこちら。
インストール型のため、アプリを起動するだけで順位チェックが行われます。
また取得した情報は期間の制限がなくグラフ化できるため、数年分のデータ分析にも適しているでしょう。
月額450円から利用可能なため、手軽に始めたい方にはおすすめのツールです。
本記事ではSEOの検索順位について、基本の仕組みから検索順位を上げるための方法を解説してきました。
検索順位が上がるにつれクリック率も上昇するため、検索上位に向けた対策はアクセス増加に効果的です。
しかし検索1位を量産することは難しいといえるでしょう。そのためまずはロングテールキーワードを軸に、検索2位〜4位を増やしていきましょう。
TRASPはSEOの戦略立案から施策実行を一貫して行っています。
SEOの検索順位を上げるには一部の対策だけでなく、根本的なキーワード選定やWebサイトの内部・外部対策が欠かません。
すべてを行うには大変な労力がかかるため、効率良く対策するためにもぜひ一度プロにご相談ください。