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2021.03.03
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.04.13
公開日:2020.10.02
費用をかけてホームページを制作し、できあがったらそれで満足してしまってはいないでしょうか?ホームページを制作してからそのまま放置してしまうのは、お店を開いたのにお客を呼び込まず、開店休業しているようなものです。
せっかく費用をかけて制作したホームページです。しっかり集客を考えて、最初に考えていた目標達成に近づいていきましょう。
この記事では、ホームページ制作後に検索順位を上げて集客するために必要なSEO対策を、「キーワード」を中心に解説します。
目次
費用をかけてホームページを制作したあとに、「これで終わりではありません」と制作会社にいわれて驚く人が多くいます。ホームページを制作して、できあがったら終わりではないといわれているのには、どのような理由があるのでしょうか?
ホームページを作っても、「それで終わりではない」といわれるのには、ちゃんとした理由があります。
ホームページはたとえていうなら、インターネットという場所に出した、企業のお店のようなものです。お店を出したとしても、なんの宣伝もしなければ、お客が来てくれることはほとんどないでしょう。
もしインターネットの一等地にお店を出せれば、たくさんの人が立ち寄ってくれる可能性があります。しかしその一等地は、出せるお店の数が限られていて、どのお店を出すのかはGoogleが評価して選びます。そのためGoogleに選ばれるお店にしていかなければなりません。
「ホームページを制作して終わりではない」という意味は、集客できるホームページにしなければ目標を達成できない、ということなのです。
ホームページ制作後にするべきことは、Googleに選ばれて「一等地」、つまり検索結果ページの上位に表示されるようにしていくことです。今、ほとんどの消費者は、何かを購入するときに、まずインターネットで検索をして下調べをします。そしてほかの商品と比較、検討をしてから購入するかどうかを決めます。
ホームページを作ったということは、ユーザーに比較検討してもらえる準備はできたというだけにすぎません。あとは自社の商品やサービスを見てもらえるよう、いい場所を確保する必要があります。検索結果の上位に表示させる施策のことを、SEO対策といいます。
それではGoogleの検索結果上位に表示されるSEO対策をするためには、どのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。
費用をかけて作成したホームページを、インターネットの一等地に出すにはキーワードの検索順位を上げるSEO対策をする必要があります。まずはその仕組みを知り、現状の分析からはじめることがポイントです。
Googleの検索順位は、Googleの検索アルゴリズムによって決まります。しかしこのアルゴリズムが具体的にどのようなもので、どのように順位付けをしているのかは、明らかにされていません。
Googleでは「クローラー」と呼ばれるロボットが、URLやリンクをたどって膨大なサイトのデータを収集しています。クローラーにデータが収集されることによって検索エンジンにインデックス、つまり登録される仕組みです。
そこからの順位付けは、Googleの公式ブログやガイドラインなどから推察すると、200以上もの要因が絡んでいるといわれています。タイトルタグやページボリューム、被リンク数、サイトの表示スピードまでさまざまな要素が関係しています。
そのなかでもGoogleがもっとも重視しているのが、「ユーザーが検索したキーワードに対する有益なコンテンツ」であるかどうかです。ユーザーが検索行動をするときには、なにか解決したいことがあるはずで、そのキーワードに適した有益なコンテンツで、その課題を解決することが求められているのです。
サイトにSEO対策を施し検索順位を上げるためには、まず現状を把握して、順位が上がらない仮説を立てて対策を施すことが大切です。もし最近ホームページを開いたばかりであるなら、まずはGoogleアナリティクスとサーチコンソールを導入し、ユーザーのアクセスデータを収集することから始めましょう。
Googleアナリティクスは無料で導入できるアクセス解析ツールで、サイトの分析・改善を進めて行くには欠かせません。ホームページのコンテンツが検索エンジンにインデックスされ、順位が上がってくるには数カ月の時間が必要です。その間にあらゆるデータを集積し、分析できるように準備をしておきましょう。
同時にGoogleサーチコンソールも導入します。サーチコンソールもGoogleが提供しているツールで、ページがちゃんとインデックスされているか、検索結果の表示回数やクリック数、検索クエリ(ユーザーが検索した言葉)などを確認できます。アナリティクスと連携すると、アナリティクスの管理画面でデータを確認できるため、同時に設定しておきましょう。
検索結果順位を上げるためには、ホームページに流入のあるキーワードを見つけ、その流入を強化するのが早道です。まずは伸びしろのあるページを、さらに伸ばすことから始めましょう。
ひと昔前までは、Googleアナリティクスでも検索クエリを確認できましたが、2013年頃からSSLのデータ暗号化が進行し、ほとんどのデータが「Not provided」と表示されるようになりました。そのため検索クエリを確認するには、サーチコンソールを利用します。
サーチコンソールにログインし、表示するサイトを選び、「検索パフォーマンス」をクリックします。すると、ホームページが検索エンジンに表示された回数、クリックされた回数、そのときに表示されていた検索クエリが一覧で表示されるため、ユーザーがどのようなワードやフレーズで検索しているのかがわかります。
表示回数の多いクエリをクリックし、さらに「ページ」をクリックしてフィルタをかけてみましょう。するとそのクエリでどのページが何回表示され、何回クリックされたのかなどを確認できます。
ユーザーが検索しているワードやフレーズと、表示されているページで想定していたキーワードはマッチしているでしょうか?もしマッチしている(上位に表示され、かつクリックされている)ようなら問題ありませんが、内容があっていないようなら、ユーザーは流入したものの求めるコンテンツではないため、離脱している可能性が高いと考えられます。
このように順番に、検索クエリと表示されるページのマッチングを確認し、クエリとキーワードがマッチしないページで、クエリにあう内容、つまりユーザーのニーズにあうものに修正できるかどうかを検討するようにしてください。
SEO対策を施し検索順位を上げて行くには、ユーザーのニーズにあったページを増やしていく必要があります。新しいコンテンツを増やすときのキーワードは、どのように決めればよいのでしょうか?
サーチコンソールで、表示回数は多いのに、流入が少ないクエリに着目すると、どのキーワードで自社ホームページが強いのかがわかります。表示されているクエリがホームページにマッチしていなければ、なにが原因なのかを究明しなければ、根本的な解決はできません。
クエリがホームページにマッチしているけれども流入が少ないワードに関しては、そのワードをタイトルや見出しに入れる、そのワードに関するコンテンツを充実させるなどすることで、新たな流入が期待できるようになります。
このように検索クエリの分析は、ユーザーの検索意図を理解して、施策を立てることでSEOの成果を最大化させることに役立ちます。
キーワードプランナーは、Google広告を出稿するために利用するツールです。キーワードごとの平均の月間検索ボリュームや、競合性の高さ、入札単価などをチェックできます。
キーワードプランナーを利用するには、Googleの広告アカウントが必要で、無料での利用も可能ですが正確な検索ボリュームを知るためには、少額でも出稿する必要がある点には注意が必要です。
Google広告にアカウントを作成してログインし、メニューの「ツールと設定」から「プランニング」>「キーワードプランナー」に進むと「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の2つのボタンが表示されます。
「新しいキーワードを見つける」に新しくコンテンツを作りたいキーワードを入力すると、キーワードの候補が表示されますが、自分では想像できないような新しいキーワードの組み合わせを発見できます。
キーワードプランナーで競合性の低いキーワードを見つけてコンテンツを制作すると、新たな流入が期待できるでしょう。
せっかく費用をかけて制作したホームページは、しっかりと集客することまで考えることが大切です。そのためには検索結果の上位という、インターネットの一等地を目指し、キーワードとマッチしたコンテンツを作る必要があります。
流入キーワードをチェックするには、サーチコンソールを活用しましょう。サーチコンソールはアナリティクスとセットで活用することで、サイト改善にとても役立つツールです。ホームページを制作したら、まずGoogleアナリティクスとサーチコンソールを導入し、データを収集するようにしてください。