SEO
「SEO対策で本当に効果を出す方法」をプロが・・・
2021.08.19
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.03.22
公開日:2022.01.06
コンテンツを制作するうえで
「何文字くらいの記事を書けば良いのだろう…」
「文字数は多ければ多いほどSEOに効果的?」
と考えている方も多いのではないでしょうか。
長い文字数ほどSEOに有効と言われることもありますが、実際はSEOと文字数に直接的な関係性はありません。
本記事では、SEOと文字数に直接関係がない根拠や、SEOで効果を出すために重要なステップを解説していきます。
SEOをはじめコンテンツマーケティングを得意としているTRASPが、長文の記事がSEOに有効と言われる理由やコンテンツ制作の注意点について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
SEOと文字数の関係性はたびたび話題となる内容ですが、結論からいうと直接的な関係性はありません。
そのため良いコンテンツであれば、何文字であろうと検索エンジンに評価され検索上位に表示されるといえるでしょう。
ここではSEOと文字数の関係性について、Googleの見解や理念から詳しく解説していきます。
「そもそもSEO対策ってなに?」という方は、まずこちらの記事からご覧ください。
SEOに文字数が関係ない理由として、Googleが正式に公表していることが挙げられます。
私たちはあなたのページの単語を数えて100語までが悪い、100語から500語の間なら良い、また、500語以上なら5枚の写真が必要というアルゴリズムを持っていません。
- 私たちはページをそのように見ていません。ページ全体を見て評価し、ユーザーにとって本当に魅力的で関連性の高い検索結果にすることを試みています。そうであるならば、長いか短いか、またはたくさんの画像であったとしても、全く問題ありません。
引用:English Google Webmaster Central office-hours hangout
上記の引用は動画でGoogleのジョン=ミュラー氏が公表している内容の翻訳です。
簡単に言えば「文字数はSEOに直接的な影響がない」と公表しています。
しかし続けて「文字数の多いコンテンツが、検索結果で上位表示している傾向にある」とも言っていることから、間接的には良い影響を与える可能性があるといえるでしょう。
とはいえ何文字以上がSEOに有効といった基準はないため、文字数だけを重要視する必要はありません。
文字数以上に重要となるのは「ユーザーの利便性」や「コンテンツの質」です。
Googleが理念として掲げていることを意識し、Webサイト全体の評価を高めることを目指しましょう。
前述の続きとなりますが、SEOを対策するうえでは文字数ではなくコンテンツの質を高めることが重要です。
なぜならコンテンツの質はGoogleが最も重要視している評価基準となり、「質を高めることで文字数は勝手にともなう」と考えられるからです。
そのため、まずは以下の要素を押さえたコンテンツを制作しましょう。
ユーザーのニーズをある程度理解していれば「ユーザーが求めているコンテンツの内容」を大きく間違えることはないでしょう。
しかし「競合サイトに劣らない情報量や情報の網羅性」は、Webサイトによって大きく異なるため差がつくポイントといえます。
したがってユーザー分析だけでなく競合サイト分析も細かく行い、専門性やオリジナル性を意識することが重要です。
SEOに最適な文字数を知るためには、関連するキーワードで検索し、上位表示しているWebサイトを参考にしましょう。
例えば「seo 文字数」で検索した場合、以下のような文字数となります。
なかには1万字や2万字の記事もありますが、上のデータを見ると上位表示されているのは5000字前後とそれほど長文ではありません。
むしろキーワードによっては1000字以下の記事が上位にあがることもあります。
つまり検索ニーズによって最適なコンテンツ量は異なり、ニーズを満たしてさえいれば、何文字であろうとSEOに関係がないといえるでしょう。
ただし記事のタイトルやメタディスクリプションでは長すぎると表示しきれず切れてしまうため、以下の文字数に抑えましょう。
また対策キーワードを前半に使用すると、ユーザーの視線を集めやすく、SEOにも効果的となります。
記事タイトルのつけ方はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
「長い文字数であればあるほどSEOに効果的」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際は前述のとおり文字数の直接的な関係性はありません。
しかし文字数が多いことで、以下の理由から間接的にSEOに有効であると考えられます。
各々、解説していきます。
検索エンジンに評価される質の高い記事は、自然と文字数が多い傾向にあります。
なぜならGoogleの「良質なサイトを作るためのアドバイス」に記載されている、以下をはじめとした複数の要素を重視しているためです。
上記の内容を考えた場合、500文字や1000文字の文字数では到底質の高い記事は作成できません。
そのため質を意識すれば、おのずと3000文字〜5000文字程度になると考えられます。
しかし文字数は無理に増やすのではなく、価値のある情報を伝える点には注意をしましょう。
文字数が多い記事は扱う単語数も多くなり、検索キーワードにヒットしやすくなります。
実際に表示順位を決める検索アルゴリズムでは、タイトルや記事内に記載されているキーワードと、ユーザーの検索キーワードとの関連性を判断しています。
仮に「seo」というキーワードを1回も含まない記事であれば、どんなに文字数を多くしても、どんなに情報を網羅したとしても、ユーザーが「seo」と検索したときに表示されることはないでしょう。
そのため文字数が多くなるにつれ検索キーワードを含めている可能性が高まり、結果的にユーザーの検索結果に表示されやすい状態になります。
文字数が多い記事は単一のキーワードだけでなく複合キーワードを含んでいる可能性も高まり、ユーザーの検索にヒットしやすくなります。
複合キーワードとは
また複合キーワードの特徴として、単一キーワードよりもユーザーのニーズが明確化しているため、内容を響かせやすい点が強みです。
例えば「seo」という検索だけでは、
「seoの意味を知りたい」
「seoの対策方法を知りたい」
「seoに最適な文字数を知りたい」
など、明確な内容を絞りきれません。
しかし「seo 文字数」という検索であれば、
「seoに最適な文字数を知りたい」
「seoに文字数が関係あるのか知りたい」
など、大体の検索ニーズを絞り込めるため、内容が的違いになることは少ないでしょう。
したがって文字数が多いとアクセス増加だけでなく、その先の問い合わせや商品購入にもつなげやすくなります。
検索キーワードや複合キーワードと同じ理由ですが、文字数が多いと共起語も含みやすくなります。
共起語とは
共起語を多く含むWebサイトは情報も網羅性が高いと認識されるため、SEOの評価を高められます。
そのため文字数が多く共起語を含めた内容であれば、検索上位に表示されやすいといえるでしょう。
SEOでは検索キーワードに向けた対策が重要なため、検索意図やサジェスト、関連語を意識したキーワード選定が重要です。またキーワードを選定したうえで、競合サイト分析や専門性を高めたコンテンツ制作によって、ユーザーに役立つ情報発信を行いましょう。
ここでは、SEOで効果を出すために重要なステップについて解説していきます。
キーワード選定は以下の要点を押さえて選定することが重要です。
各々、解説していきます。
またキーワード選定について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
まずはユーザーがどのようなニーズを持っているのかを判断するために、キーワードから検索意図を考えましょう。
検索意図は主に以下の4つに分類されます。
KNOWクエリ
GOクエリ
DOクエリ
BUYクエリ
検索意図を理解した後は、最適な内容をあてはめながら考えるだけです。
仮に検索意図がズレた内容の場合、どんなに良い内容であっても多くのアクセスを集めることはできません。
そのため内容を考える際は上記のなかから一つに絞り込み、対象ユーザーを限定して対策しましょう。
続いてサジェストキーワードや関連語から、よりユーザーのニーズを深堀りしましょう。
サジェストキーワードとは
検索エンジンの検索窓に表示される検索候補のキーワード
関連語
検索結果の画面に表示され、検索キーワードと類似したキーワード
サジェストキーワードや関連語を確認すると、あるキーワードに対してどのような内容を求めているのかを判断できます。
例えば「ボクシング世界チャンピオン」のサジェストキーワードには、以下が挙げられます。
「ボクシング世界チャンピオン」だけでは内容を定めきれませんが、サジェストキーワードを参考にすると年収や賞金について知りたがっていることがわかります。
このようにユーザーのニーズに理解するためにも、サジェストキーワードや関連語はかならず確認しましょう。
コンテンツは以下の要点を押さえて制作することが重要です。
各々、解説していきます。
またコンテンツ制作について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
コンテンツの制作に取り掛かる前には、かならず競合サイトの分析をしましょう。
競合サイトを確認する理由は、すでに検索エンジンに評価されているコンテンの内容を確認し、網羅することが目的です。
そのため以下のポイントを意識し、対策するキーワードの上位10サイトは最低でも確認しましょう。
確認した後はすべて真似するのではなく、オリジナル性を加えることが重要です。
SEOでは情報の網羅性以外に、独自の内容を組み込んでいるのかも評価されます。
そのため具体的な内容を考えるとともに、オリジナル性のある世界で一つだけのコンテンツ制作が大切です。
SEOで競合サイト以上に高い評価を得るには、ほかに劣らないほどの専門性が必要不可欠です。
専門性とは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で記載されている「E-A-T」を示します。
E-A-Tとは
上記の項目を強化するためには、まずは一つのテーマに特化したWebサイト運営が効果的です。
一分野に特化することで競合サイトより専門的な内容を充実させ、検索ユーザーの役に立つコンテンツを制作しましょう。
文字数が多いコンテンツを制作する際は、ただ文字数を増加させれば良いというわけではありません。
場合によってはペナルティの対象になることもあるため、適切な方法で文字数を増やすようにしましょう。
ここでは、文字数の多いコンテンツで注意すべき点3つを解説していきます。
文字数を多くしたいがために、ユーザーにとって不要な情報を入れないように注意しましょう。
仮に無駄な情報が多いWebサイトは質の低いコンテンツと評価され、SEOに逆効果となる恐れがあります。
また閲覧ユーザーも興味がない内容からは離脱してしまうため、ページの滞在時間を下げる要因になりかねません。
そのためユーザー目線で求めている内容を考え、必要な情報に絞ったコンテンツを制作しましょう。
コピーコンテンツは、決して行わないように注意しましょう。
どんなに文字数が多くても、コピーコンテンツはペナルティの対象になるため、SEOの評価を大きく下げてしまいます。
また内容によっては著作権の侵害となり、重大な問題に発展する可能性もあります。
どんな状況だとしてもコピーコンテンツが評価されることはないため、オリジナル性を意識し、競合サイトと差別化を図ることを重要視しましょう。
文字数が多いコンテンツのなかには、文字のみで構成されているWebサイトが存在します。
しかし文字だけではユーザーの利便性を損ねる原因となるため、できるだけ箇条書きや画像を使用するようにしましょう。
具体的には以下のポイントを押さた執筆がおすすめです。
上記を意識するだけでも可読性を高められるため、ぜひ意識してコンテンツを制作しましょう。
本記事では「SEOと文字数の関係性」や「SEOで効果を出すために重要なステップ」を解説してきました。
SEOと文字数には直接的な関係性はありませんが、質の高いコンテンツを制作すれば自然と文字数が多くなるといえるでしょう。
また明確な適正文字数はないため、目安を知りたい場合は検索上位のWebサイトを参考に考えることをおすすめします。
TRASPは業種や企業に合わせたSEOの分析から戦略立案を得意としております。
コンテンツマーケティングの実績も多くあるため、SEOに効果的なコンテンツを制作したいと考えている場合には、まずは一度ご相談ください。