SEO
SEOに悪影響となる重複コンテンツの例と対策・・・
2022.02.22
TRASPコラム
SEO
更新日:2023.03.22
公開日:2022.01.06
SEO対策のひとつである内部リンク。
「内部リンクってどうやって貼るの?」
「内部リンクはやらなくても良い?」
など疑問に思う担当者も多いのではないでしょうか。
内部リンクは多すぎても少なすぎてもNG。SEO対策のなかでも重要な要素となるため、企業の担当者は正しい対策方法をかならず知っておくべきだといえるでしょう。
そこで本記事ではSEOに効果的な内部リンクについて、最適化の方法6つと注意点について解説していきます。
SEOの専門的な対策を網羅しているTRASPが、SEOに有効な内部リンクの設置場所やおすすめの確認ツールについても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
SEOの内部リンクとは、Webサイト内のページをつなげるリンクのことをいいます。
上記のように、別の記事へのリンクを設置したものです。一つの記事だけでは紹介しきれない内容を補う場合や、関連性の高い記事を紹介する場合に使用します。
「リンクなら何でも良いの?」と思っている方のために、間違えやすい内部リンクと外部リンクの違いについて解説していきます。
内部リンクと対照的なものが、外部リンクです。
外部リンクとは自サイトと他サイトのURLをつなげるリンクのことをいい、以下の2種類が存在します。
検索エンジンの最適化を図るSEO対策では、内部リンクはSEO内部対策に分類され、外部リンクはSEO外部対策に分類されます。自サイトのURLを貼る場合が内部リンク、外部サイトのURLを貼る場合は外部リンクと覚えておきましょう。
どちらもWebサイトには欠かせない対策となるため、外部リンクやSEO外部対策について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
SEO内部対策のなかでも、内部リンクは重要視されている施策の一つです。特にクローラーの巡回やリンク先の評価に影響を与えるなどSEOに直接的な影響を与えるため、どのWebサイトにも欠かせない対策といえるでしょう。
ここでは、内部リンクによって得られるSEOの効果について詳しく解説していきます。
まず1つ目の効果が、内部リンクによってクローラーの巡回を促すことです。
クローラーとは
インターネット上にあるWebサイトを巡回し、インデックス(検索エンジンのデータベースに登録)するロボット
クローラーはWebサイトに設置されている内部リンクを辿って巡回するため、内部リンクが多く設置されているほどインデックスの速度が速まります。
逆に内部リンクが少ないWebサイトだと、インデックスの速度が遅くなるため、なかなか検索結果に表示されない…などのデメリットがありますので、クローラーに自社のWebサイトを認識してもらうためにも内部リンクは欠かせない対策だと言えるでしょう。
2つ目の効果が、ページを閲覧しているユーザーの滞在時間を伸ばせることです。
内部リンクが設置されているWebサイトであれば、閲覧しているユーザーがほかの記事へアクセスする可能性が高まり、Webサイトを巡回する流れが作れます。
ユーザーの滞在時間が長いWebサイトは検索エンジンに魅力的だと判断されSEOに効果的です。
内部リンクによって問い合わせや購入ページへの誘導も行えるため、よりユーザーの滞在時間を長くするためにもかならず設置しましょう。
得られるSEO効果の3つ目は、内部リンク先のページ評価を高められることです。
内部リンクではページ同士の関連性が重要視されます。そのため設置するページのSEO評価が高ければ、リンク先のページにも良い影響を与えられる点がメリットです。
仮に新しく記事を公開する場合、通常はSEOの評価を高めるのに時間がかかります。
しかしすでにSEOで評価を得られているページの内部リンクを設置することで、通常よりも短い期間で検索順位を上げるなど、SEOに効果的だと言えます。
内部リンクが仮に一切ない場合は、以下のデメリットが考えられます。
特にクローラーの巡回は最も重要な要素といえるでしょう。
なぜならインデックスされるまでに時間がかかればかかるほど、ユーザーからアクセスされる機会を失ってしまうからです。
以上のことから内部リンクはないと不利になると言えるでしょう。
次に紹介する方法で適切に設置することをおすすめします。
SEOに有効な内部リンクを設置するには、以下のポイントを押さえましょう。
各々、解説していきます。
内部リンクではリンク元のページとリンク先のページの関連性が重要視されるため、関連性の高いページへ設置しましょう。
なぜなら検索エンジンはユーザーの利便性を考えており、内部リンク先のページは「ユーザーの求めている内容」であることが重要なためです。
例えば本記事に次のような内部リンクがあったらどうでしょうか?
テキスト(誘導する文言):「SEOとリスティング広告の違いは?効果的な使い分け方」
リンク先のページの内容:おしゃれな写真を撮る方法を解説する記事
内部リンクへ誘導する文言はSEOという関連性のあるものの、実際のリンク先はまったく関係のないページのURLなので、ユーザーは「思っていたページと違った」と不快になってしまうでしょう。
そのためページの関連性が問われ、不正な内部リンクだと評価されてしまいます。
内部リンクは適切なページを選んで設置しましょう。
内容リンクの効果を最大化させるためには、Webサイトのなかでも重要となるページへリンクを集めることが重要です。
内部リンク・外部リンクに共通することでもありますが、多くのリンクを獲得しているページは「多くの支持を得ているページ」と認識されるため、SEO評価が高まります。
さらにSEO評価が高まったページ内で内部リンクを設置することによって、リンク先のページ評価も高められます。
最終的には相乗効果でWebサイト全体に良い影響を与えられるため、まずは重要なページへ内部リンクを集めるようにしましょう。
内部リンクを設置する際は、アンカーテキストの使用が効果的です。アンカーテキストとは、ページヘのリンクに表示する文章のことをいいます。
仮にリンクに文章を表示させない場合、URLが直接表示されるため、ユーザーからはリンク先の情報がわからない状態となります。
また検索エンジンもリンク先の情報がわからないため、適切な評価を得られません。
そのため内部リンクを設置する際はアンカーテキストを使用し、ユーザーと検索エンジンの両方に情報を伝えるようにしましょう。
内部リンクを設置する際、リンク先に似た内容のページが存在する場合はURLの正規化が必須です。
URLの正規化とは
似た内容のページが存在する場合、一つのURLにまとめること
仮に複数のURLが存在するままの場合、検査エンジンは別物のページと認識するためSEOの評価は分散してしまいます。
またページの内容によっては重複コンテンツと認識され、SEOに悪影響を与えてしまう可能性があります。
そのためリンク先のページ内容には注意し、似た内容がある場合にはURLの正規化を行いましょう。
画像を用いてリンクを設置するバナーリンクを活用する際は、alt属性の設定を行いましょう。
alt属性とは
画像に設定する代替テキスト
検索エンジンは画像の存在は認識できても、画像の内容までは理解出来ません。そのためバナーリンクの画像が何を表しているのかわからず適切な評価を行えない状態となります。
SEO評価を高めるためには、画像とリンク先の関連性を伝えることが重要です。したがって画像にはかならずalt属性を設定しましょう。
前述でリンク先との関連性が重要といいましたが、より質の高い内部リンクを設置するためには、Webサイトの専門性を高めるようにしましょう。
なぜなら、「歯科矯正分野」や「SEO対策」などに特化した専門性の高いWebサイトの場合、リンク先の内容を気にしなくても多くの内部リンクですでに関連性があるからです。
また複数テーマを扱っているWebサイトよりも、専門性のあるWebサイトのほうがSEOにも効果的だと言われています。
Webサイト全体の評価を高めることにつながるため、専門性の強化を意識したサイト設計をおすすめします。
SEOに有効な内部リンクを設置するには、以下の場所をおすすめします。
各々、解説していきます。
記事コンテンツはページ内で設置する内部リンクのことを指し、最も一般的な設置場所になります。
設置する際は、以下のポイントを押さえましょう。
キーワードは無理やりあてはまめると不自然な状態となるため、事前に適切なキーワード含んだタイトル設定が重要です。
仮にSEOの外部対策について書かれている記事であれば「SEOの外部対策とは?基礎から効果の見込める5つの方法を紹介!」というタイトル設定を行い、以下のようなアンカーテキストが使用できます。
SEOの外部対策について知りたい方は「SEOの外部対策とは?基礎から効果の見込める5つの方法を紹介!」も合わせてご覧ください。
上記のようにアンカーテキスト内に自然と関連キーワードを含められ、SEOに有効な内部リンクとなります。
共通ナビゲーションとは、以下のメニュー欄を指します。
引用:みやあじよ:グローバルナビゲーションとは?役割とデザイン例
上記の赤枠で囲われている部分が、共通ナビゲーションになります。
Webサイトの設計によって共通ナビゲーションの有無は異なりますが、上記の欄がある場合には内部リンクが充実しているページのリンクを設置しましょう。
共通ナビゲーションはユーザーに注目されやすく、設置されているリンク先は閲覧されやすい特徴があります。
またクローラーにも巡回されやすいため、内部リンクが多いページが設置されていると、Webサイト全体の巡回を高められます。
パンくずリストとは、Webサイト内の位置を示すためにページを階層順に表示する設定のことです。
上記のように、ホームからはじまり現在のページまでを階層順に表示します。
ユーザー目線で考えると、「一つ前のページに戻りたい場合」などに活用できるため、パンくずリストからページ移動できるような内部リンクの設置は利便性を高めます。
またパンくずリストではカテゴリページを設定し、多くの内部リンクを設置しているページへ誘導する方法も効果的です。
HTMLサイトマップとは、カテゴリ一覧などWebサイトのページをわかりやすくまとめたページのことです。
混同されやすいものにXMLサイトマップがありますが、HTMLサイトマップはユーザー向け、XMLサイトマップは検索エンジン向けになります。
HTMLサイトマップはWebサイトの案内図としての役割を持つため、内部リンクを設置するには最も適しているページといえるでしょう。
また内部リンクを多く含むHTMLサイトマップはWebサイト全体のインデックスを促せるため、クローラーに巡回させることでSEOに絶大な効果を発揮します。
そのためHTMLサイトマップ内の設定だけでなく、HTMLサイトマップ自体もクローラーが認識しやすい位置に設置するようにしましょう。
内部リンクは数多く設置すれば良いわけではなく、検索エンジンやユーザーの利便性、ページの関連性を重視しなければいけません。
特に以下のような内部リンクはSEOに悪影響となり、最悪の場合はGoogleからペナルティを受けて二度と検索上位に表示されなくなってしまうため注意をしましょう。
ページ同士の関連性については前述きましたが、関連性がまったくないページは最も質の低い内部リンクと判断される要素となるため、十分に注意が必要です。
ほかにもページの一部で異常なほど設置された内部リンクも不自然な状態と判断され、ペナルティの対象になりやすいです。
そのためあくまで自然な状態で設置し、正当にSEOの評価を得るようにしましょう。
記事の種類が多く大規模なWebサイトになると、内部リンクをすべて把握することは簡単ではありません。
そのため一括で内部リンクの管理や、情報を把握できるツールの活用がおすすめです。
ここでは、内部リンクを確認できるツールについて解説していきます。
Google Search Consoleは、ユーザーが検索エンジンからWebサイトに流入するまでの行動や情報を確認できるツールです。
Webサイトと連携することで内部リンクに関する以下の情報を取得できます。
「上位のリンクされているページ」項目にて重要ページの一覧が表示されるため、必要な情報をすぐに確認できる点が特徴です。
またリンク切れなどの判断も容易なため、内部リンクを管理するには欠かせないツールといえるでしょう。
SemrushはSEO・広告・SNSなど、さまざまな媒体の分析や、競合分析を行えるツールです。
内部リンクに関しては、以下の情報を取得できます。
内部リンクの基礎的な分析に加え、最適なSEO内部対策を補助する役目もあります。
月額料金として約120ドル必要になりますが、そのほかのSEO分析などもまとめて行いたい場合にはおすすめのツールです。
SEOの内部対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
本記事ではSEOに効果的な内部リンクについて、最適化の方法6つと注意点について解説してきました。
内部リンクで重要視すべきことは、設置するページ同士の関連性です。
あまりにも関連性がないページであればGoogleからペナルティを受ける恐れもあります。
そのためWebサイト自体の専門性を高め、どのリンクも関連性が高い状態を作りましょう。
またWebサイトの規模が大きくなってきたら、本記事で紹介したツールもぜひご活用ください。
TRASPはWebサイトの徹底的な分析から、最適な対策プランを導き出し実行しています。
内部リンクだけに限らず専門的なSEO対策も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。