SNS運用
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2020.01.10
TRASPコラム
SNS運用
更新日:2023.03.23
公開日:2021.11.21
企業で「SNS導入を検討しているけど、どれを選べば良いかわからない…」とお悩みの担当者も多いのではないでしょうか。SNSによって、特徴やアクティブユーザー数、機能性などが異なります。効果的に活用するためには、自社に適切なツールを選択することがSNS運用成功のポイントです。
この記事では、人気のSNSランキング6選を詳しく紹介します。
SNS運用で数多くの実績を持つTRASPが、選ばれる理由とポイントも徹底解説!集客率UPに向けて必要な情報をまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SNSが販促ツールとして人気な理由は、次の3つが挙げられます。
利用率が高い
拡散力に優れている
購買行動モデルが変化した
それぞれを詳しく見ていきましょう。
スマートフォンの普及により、SNSの利用率が高くなっています。2017年末時点で、国内ネットユーザーは1億12万人と推定されており、SNS利用者はそのうち72.1%にあたる7,216万人に。また、2020年末に利用者数は7,937万人、国内ネットユーザー全体でのSNS利用率は78.7%に達する見込みです。
今後もSNSは“人々の生活に欠かせないツール”として、さらに認識されていくでしょう。
「これはいいな」「何だか気になる」と思ったときに、気軽に情報発信できる点がSNSの魅力!
興味を持つ人が増えれば増えるほど、シェア機能やリツイートなどで情報が瞬時に拡大していく特性があります。
拡散力に優れている点をうまく利用することで、自社の知名度UPや商品の購入(コンバージョン)につなげることが可能。宣伝効果の高いSNSは、従来の広告にとって代わるマーケティングの手段としておすすめなのです。
だからこそ、適切に利用すれば“自社の知名度UP”を狙えるでしょう。
インターネットの普及により、購買行動モデルが変化しました。
この影響で、SNSを販促ツールとして活用する企業が増えています。
購買行動モデルの代表として、1920年代にアメリカで提唱されたAIDMA(アイドマ)が挙げられます。
AIDMA(アイドマ)
「Attention(注意)」
「Interest(関心)」
「Desire(欲求)」
「 Memory(記憶)」
「Action(行動)」
これは主にテレビや新聞、マスメディア広告時代の“購買決定に至るまでのプロセス、購買心理の動き方”といえるでしょう。そして、オンライン化が進んだ影響を受け、
「Search(検索)」
「Share(共有)」
が加わった、AISAS(アイサス/アイサース)というモデルが誕生。これは、21世紀に入って、電通が提唱したものとなります。また、“さまざまな人の感想(口コミ/レビュー)を参考に購買決定する”という傾向が生まれたことを示すAISCEAS(アイセアス)など、現在はさまざまなプロセスモデルが登場しています。
このように、インターネットが普及する流れに伴い、消費者の購買心理が多様化しました。“消費者が知りたいリアルな情報を得るツール”として活用できるSNSは、集客率UPに大いに役立ちます。
今後も導入する企業は増える一方でしょう。
したがって、「導入するなら早めのうちに」が成功のカギとも言えます。
人気のSNSランキング6選は、以下のようになります。
1位:LINE
2位:Instagram
3位:Twitter
4位:Facebook
5位:YouTube
6位:TikTok
それでは、各SNSの特徴やメリットを見てきましょう。「どのSNSを選べば良いかわからない…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
<特徴>
人口の70%が登録、国民的“メッセージインフラ”
トーク・タイムラインの2軸で訴求可能
リアルタイムでコミュニケーションを取りたい方向け
アクティブユーザー数 | 8,900万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | チャット、通話、画像、動画 |
プライバシー機能 | 匿名利用可能 |
第一位は「LINE」です。アクティブ率の高さが目立つ、メッセージングアプリとして有名。国内のユーザー数は8,900万人にのぼり、2021年7月時点で人口の70%が登録しています。“メールの代わりとなる存在”として、認識している方も非常に多いです。
LINEを利用すれば、家族や友人間でのチャット・音声通話・ビデオ通話を無料で楽しめます。そのため、リアルタイムでコミュニケーションを取りたい方に適しています。メッセージのやり取り以外に「近況投稿できるタイムライン機能」「最新情報がわかるニュース機能」を搭載。必要に応じて、さまざまな使い方ができる点もポイントです。
また、「LINEアカウント」を運用すれば、自社のターゲットユーザーへの情報発信、コミュニケーションとしての活用もできます。加えて、LINEマンガ・LINEニュースなどへ広告掲載もできる「LINE広告」の配信もおすすめ。
LINEは利用者の多さを活かして、「友だち登録」でファンを増やすことや、広告配信で自然に自社の知名度UPを図ることが可能なSNSと言えます。
<特徴>
写真や動画中心のコミュニケーション
#(ハッシュタグ)機能も魅力
個人だけではなく、企業アカウントも豊富
アクティブユーザー数 | 3,300万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | 画像、動画 |
プライバシー機能 | ― |
第2位は「Instagram」です。写真や動画をメインに、“視覚的なコミュニケーション”を図れるSNS。
メインユーザーは10~30代の女性で、「最新トレンドを把握したい」「おしゃれな写真を手軽に共有したい」などの目的を持っているケースが多いようです。
Instagramで特徴的なのは「#(ハッシュタグ)機能」。
投稿画面にハッシュタグを追加・タグ付けをすれば、同じものに関心を持つユーザーとつながりやすくなります。加えて、24時間で自動消去される「ストーリー機能」、短い動画を投稿できる「リール機能」も魅力。必要に応じて活用すれば、より使い方の幅が広がるでしょう。
現在は個人だけでなく、企業の公式アカウントも増えてきました。
写真や動画を通じて「自社商品・サービスの魅力がダイレクトに伝わる」ため、購買促進につながりやすい点がメリットです。将来的にはカード決済機能も導入予定となっており、EC化も進んでいます。
年々新しい遊び方・使い方が行われているInstagramは、国内で最も勢い良く成長しているSNSと言っても過言ではありません。今後も導入する企業は増えていくでしょう。
<特徴>
140文字以内のショートテキストを投稿
シェア機能「リツイート」による、高い拡散力
リアルタイムの検索性に優れている
アクティブユーザー数 | 4,500万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | 文章、画像、動画、音声 |
プライバシー機能 | 匿名利用可能 ツイートの公開設定OK |
第3位は「Twitter」です。
“140文字以内のショートテキストを投稿する”という、独自のスタイルが人気。
「この情報を知ってほしい」と思ったときに、すぐ情報発信ができます。10代~20代の利用者がメインで、登録者数は「世界第2位」。LINEに次いで、国内で非常に浸透しているSNSといえるでしょう。
投稿をシェアできる「リツイート機能」を搭載しており、爆発的な拡散(=バズ)が期待できます。
加えて、一つの投稿に4枚までの画像を同時表示することが可能。情報量にボリュームを出せるため、よりユーザーの関心を引けるでしょう。
また、Twitterは拡散力の高さだけでなく、「リアルタイムの検索性」にも優れています。
そのため、“トレンドの情報収集・イベントと連動して楽しむ”といった目的で利用する方も多いです。
そのような特性から「フォロー&リツイートキャンペーン」などを実施して、集客につなげる企業も。公式アカウントを運用すれば、ユーザーと近い距離感でコミュニケーションを図れます。徐々に自社ファンを獲得できれば、しっかりと成果に結び付いていくでしょう。
<特徴>
世界で最も多くの人が利用しているSNS
実名登録制、リアルな人間関係が反映される
ターゲティング精度の高い広告配信が強み
アクティブユーザー数 | 2,600万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | 文章、画像、動画 |
プライバシー機能 | 実名登録制 友人のみ公開OK |
第4位は「Facebook」。Facebookのメインユーザーは30~40代で、10代の利用率が著しく低くなっています。
また、実名登録制のため、知り合いや友人など“実際につながりがある人”とコミュニケーションを図りやすい点も特徴。そのほか、同僚や取引先といった“ビジネス上のつながり”を深める目的で活用するケースも多いです。
商品カタログを作成できる「ショップ機能」、ホームページとして利用できる「Facebookページ」、メッセージをやり取りできる「メッセンジャー機能」も搭載。広報・マーケティング・集客・販売までFacebook上で一貫して対応できるため、利便性が高いです。
また、自社の投稿に対して「いいねボタンを押してくれる人」「投稿をシェアしてくれる人」が増えれば、一気に情報拡散されていきます。ユーザーの住所や職種などのデータから、細かくターゲットを絞り込んで広告を打ち出せるため、効率的にマーケティングできるでしょう。
国内でのユーザー数は減少傾向にありますが、世界では最も多くの人に利用されているSNSです。
したがってFacebookは、「グローバルに活躍したい」「世界へ向けて情報発信したい」と考える企業に適しているでしょう。
<特徴>
動画、音声による体験共有が可能
幅広い年齢層(10~60代)の方が利用
費用対効果が高い
アクティブユーザー数 | 6,500万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | 動画 |
プライバシー機能 | 匿名利用可能 |
第5位は「YouTube」です。
10~60代までの幅広い年齢層に支持されており、国内のユーザー数は6,500万人に。
また、コロナ禍で在宅時間が増えた影響を受け、近年さらに人気が高まっています。
YouTubeは、動画や音声によって“体験共有”できる点がメリット。
一つのコンテンツで伝えられる情報量は、「文字<画像<動画」の順に大きくなっていきます。画像では表現しきれない独自の世界観や臨場感、あるいは使用感などをリアルに視聴者へアピールできるでしょう。したがって、“マーケティングに活用しやすいツール”だといえます。
動画広告市場は年々拡大を続けており、2018年は1,843億円でしたが、2021年には3,629億円と約2倍に。今後も集客において、動画プラットフォームは欠かせない存在となるでしょう。
<特徴>
ショートムービー(15~60秒程度)の投稿・閲覧が可能
動画作成や投稿が簡単
ユーザーは10~20代の若年層がメイン
アクティブユーザー数 | 950万人 |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
機能性 | 動画 |
プライバシー機能 | 匿名利用可能 |
第6位は「TikTok」です。BGM付きの短尺動画を作成・投稿できるプラットフォームで、10~20代の若年層ユーザーを中心に高い支持を得ています。自分で動画を探さなくても、AIが自動で興味関心を分析。「これが好き」「知りたいと思っていた」情報が次々に登場するため、自然にユーザーの滞在時間が長くなる傾向があります。
また、ほかのSNSへの共有がスムーズな点も魅力です。
Twitter内にある“リツイート機能”などは搭載されておらず、「情報拡散力が低いのでは?」と感じるかもしれませんが、Instagram・TwitterなどのSNSにTikTokで撮影した動画を投稿し、それが拡散されていくという流れも目立ちます。
そうすれば、若年層ユーザーだけでなく、ほかの世代へのアプローチが可能です。
Webマーケティングに取り入れる場合、“専門的な撮影テクニック・被写体の魅力を引き出すスキル”など、さまざまなノウハウを駆使すると良いでしょう。
TikTokでは「ユーザーの心を掴む動画作成」を意識し、自社のプロモーションに活用することをおすすめします。
SNSを選ぶときに注意すべきポイントは、以下の3点です。
目的に合っているかを明確にする
メインユーザーの年齢層をチェック
長く継続できるかを分析する
それぞれを詳しく解説していきます。
SNSといっても、数多くの種類があります。そのため、「自社の目的に合った運用ができるか」という視点を持ち、ベストなツールを選択することが重要。
目的を設定せずにSNSを開始すれば、いずれ「何を書けば良いの?」という状態になる可能性も高いです。したがって、”商品の認知向上・販路拡大”など、それぞれの目的に沿ったアクションを起こすために、しっかりと各SNSの特徴やメリットを理解しましょう。
さきほども説明した通り、SNSによって利用者の年齢層は異なります。そのため、具体的なターゲット・年齢層を定めたうえで、導入するものを決めると良いでしょう。
そうすれば、自社に興味を持つ人に対してピンポイントで情報発信できるため、効率的に成果を出せる可能性が高いです。メインユーザーの年齢層もぜひチェックしてみてください。
せっかくSNSのアカウントを開設しても、継続できなければ意味がありません。事前にしっかりと意見・方向性などを擦り合わせ、SNS運用を開始すればコストも削減できます。集客率UPに結び付けるため、「長く続けられるか」「自社が希望する情報発信を無理なくできるか」という点を重視して、SNSを選定することをおすすめします。
「SNSの最新動向・特徴などをもっと知りたい!」という方は、こちらの参考記事をご覧ください。
この記事では、人気のSNSランキング6選から、選ばれる理由とポイントも解説しました。
SNSといっても種類は数多く、ツールによって特性やメリットが異なります。販促で利用する際には、しっかりと運用する目的、ユーザーの年齢層などをチェックしましょう。自社のターゲットを明確にしたうえで、適切なSNSを選択することが大切です。
“情報拡散力が高く、最新トレンドを把握しやすい”SNSは、マーケティングの手段として、非常に適しています。「自社の知名度を上げたい」「ファン獲得を目指したい」という方は、ぜひ導入を検討してみてください!
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