Web広告・SNS広告
SNS広告の効果とは?導入するメリットや媒体・・・
2022.02.15
TRASPコラム
Web広告・SNS広告
更新日:2023.03.23
公開日:2021.12.07
SNS広告の導入を検討しているなかで「どのような種類があるの?」「そもそも基礎的な知識がない…」と、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「SNS広告の種類」「媒体別の特徴や仕組み」「導入するメリット」などを詳しくまとめました。これまでに、さまざまな企業のSNS運用に携わってきたプロが、SNS広告を成功させるポイントも徹底解説!
「自社商品・サービスの認知度を上げたい」「ファンをより獲得したい」と考えている企業の担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SNS広告とは「SNS上で表示される広告のこと」を指しており、以下のような種類に分類されます。
インフィード広告:SNSのタイムライン上・視聴コンテンツの途中に表示される広告
ディスプレイ広告:あらかじめ設定された掲載、バナーとして表示される広告
タイアップ広告:インフルエンサーに依頼、その人のアカウントで自社商品・サービスを宣伝する手法
また、SNS広告の総売上は全インターネット広告の3割以上を占め、2020年時点で前年比116%に。さまざまな業界から注目を集めており、今後もさらなる成長が期待されています。
SNS広告とリスティング広告は、ターゲットとなるユーザーが異なります。
リスティング広告:検索エンジンを利用し、特定の情報を検索するユーザー向け(顕在客)
SNS広告:まだ検索していないユーザー向け(潜在客)
このように潜在的なユーザーにまで情報が届くSNS広告は、より幅広い層からの認知を獲得できる可能性が高いです。
また頻度が多いと不快感を与えてしまうリスティング広告に比べ、タイムライン上に表示されるなど、“画面に馴染む形”で表示されることが多いSNS広告は「ユーザーに受け入れられやすい」という傾向も。そのため、リスティング広告に比べてクリック率が上がりやすいです。
したがって、「より多くの人に自社商品・サービスを知ってもらいたい」という企業は、SNS広告の運用を検討すると良いでしょう。
SNS広告を打ち出すメリットとして、次の3つが挙げられます。
それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
ユーザーがSNSに登録する際には、年齢・性別・居住地などの個人情報の入力が必要。加えて、投稿内容やいいね!などユーザーのアクションなども把握しやすいです。
SNS広告は、これらに基づいて詳細なターゲティング設定も行えるため、効率的に集客率UPを目指せます。
ブランドや自社商品・サービスを訴求した人に向けて的確にリーチできる点が魅力だと言えるでしょう。
さきほど説明したように、リスティング広告とSNS広告ではターゲットが異なります。SNS広告は“商品を知らないユーザー・悩みを自覚していないユーザー”などの潜在層に向けて広告配信しており、自社商品・サービスを幅広い層にリーチできます。
したがって、認知拡大やブランディングに効果を発揮しやすいと言えるでしょう。
SNS広告は、以下のようにユーザーの反応によって、請求される費用が変動します。
クリック数
インプレッション数
エンゲージメント数
クリック単価においても、リスティング広告と比較すると低く設定されています。また、余分な費用が生じにくく、予算を設定すればその範囲内で配信も可能です。そのため、SNS広告を打ち出して成果につなげられれば、コストパフォーマンスも良くなります。
SNS広告の費用については、こちらの参考記事をご覧ください。
続いて、SNSの種類ごとの広告の特徴を解説します。
LINE
上記4つのSNSに関する情報を詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
LINE | ||||
---|---|---|---|---|
ユーザー数 | 2,800万人 | 4,500万人 | 3,300万人 | 8,900万人 |
年齢層 | 30~40代 | 10~40代 | 20~30代 | 10~60代 |
特徴 | ・ターゲティング精度が高い | ・情報拡散力が高い | ・写真や動画の投稿メイン | ・連絡ツールとして浸透 |
ユーザー数:2,800万人
年齢層:30~40代
特徴
Facebook広告は、ほかのSNSよりもターゲティング精度が高い点がメリットです。年齢や性別に加えて、ライフイベントや興味関心、特定ページにリアクションしたユーザーなど、きめ細やかなターゲット設定が可能。認知~獲得まであらゆる目的で、広告配信を行えます。
Facebookで設定可能な配置面、ターゲティングは以下の通りです。
配置面
ニュースフィード、検索結果、インストリーム動画、ストーリーズ、マーケットプレイスなど
ターゲティング
年齢・性別:13歳~65歳以上、一歳刻みで設定可能(※男女設定もOK)
エリア:都道府県・市区町村単位などで設定可能(※特定地点からの半径指定OK)
また、国内では30~40代のユーザーがもっとも多く、ビジネスパーソンを中心に支持を得ています。高額商材やBtoB商材の宣伝にも役立ち、個人向け・企業向け問わず、幅広い業界や商材で活用しやすい点も魅力でしょう。
そのため、「自社商品に興味を持ってくれそうなターゲットに絞り、広告を打ち出したい」「ビジネスパーソン向けに、BtoB系商品サービスを知ってもらいたい」といったときに、Facebook広告がおすすめです。
ユーザー数:4,500万人
年齢層:10~40代
特徴
Twitter広告は、検索キーワードや興味関心など、さまざまなターゲティングを駆使して、情報を届けたい人に向けて情報発信ができます。Facebookとは異なり、ハンドルネームで利用できるため、ユーザー同士のつながりが広がりやすいでしょう。
Twitterで設定可能な配置面、ターゲティングは以下の通りです。
配置面
プロモツイート、プロモアカウント、純抗告広告枠など
ターゲティング
年齢・性別:13歳~50歳以上、5~10歳刻みで設定可能(※男女設定OK)
エリア:都道府県単位で設定可能
Twitterは140文字以内のテキストで気軽に投稿できるため、ほかのSNSと比較すると「情報拡散力が高い」「最新情報を手に入れやすい」といった特徴があります。また、情報拡散できる“リツイート機能”を活用するユーザーも多く、「この商品はいいな」「誰かに知ってほしい」と思った投稿が一気に拡散する(=バズる)現象も起きやすいです。
したがって、「短期間で多くの人に情報拡散したい」「10~30代の若年層を狙って、イベント告知をしたい」といったときに、Twitter広告がおすすめ。
しかし、このようなメリットがある一方、炎上リスクには注意が必要となります。ユーザーが不快に感じる表現を掲載してしまったり、誤った情報を流してしまったりと、“企業にマイナスイメージを植え付けてしまう投稿”が拡散されるケースも非常に多いです。
そのため、自社商品・サービスをTwitter上で宣伝する際には、「ユーザーに気持ちに寄り添った表現ができているか」「正しく情報発信ができているか」といった点などを念入りに確認し、投稿すると良いでしょう。
下記の記事にて、炎上などのSNSトラブルなどを詳しく解説していますので参考にしてください。
ユーザー数:3,300万人
年齢層:20~30代
特徴
写真・動画の投稿がメインとなっているInstagramは、カジュアル用途で利用する人が多いSNSです。また、女性ユーザーを中心に人気を集めています。「5人に1人が起床直後にログインする」「デイリーアクティブユーザーの約70%がストーリーズに投稿している」というデータが発表されており、10億以上のアカウントが毎日更新されているそうです。
Instagramで設定可能な配置面、ターゲティングは以下の通りです。
配置面
モバイルフィード、ストーリーズ、リールなど
ターゲティング
年齢・性別:13歳~65歳以上、一歳刻みで設定可能(※男女設定もOK)
エリア:都道府県・市区町村単位などで設定可能(※特定地点からの半径指定OK)
Instagramは、ファッションや化粧品、食材などをはじめ、写真映えする商材が特に推奨されています。
また、「投稿をチェックして、実際に商品の購入を決めた」というユーザーも目立っており、何らかのアクションにつながりやすい点も魅力。ブランディング・ECサイトの販促に活用されるケースも非常に多いです。
トレンド性も高く、ビジュアルをメインに訴求できるSNSなので「ユーザーの投稿に馴染むような広告を打ち出すこと」を意識しましょう。「女性をターゲットに、自社商品を宣伝したい」「テキストより、写真・動画をメインにPRしたい」といった場面では、Instagram広告が適しています。
ユーザー数:8,900万人
年齢層:10~60代
特徴
国内人口の約80%に利用されているLINEは、ほかの媒体と比較してアクティブ率が非常に高い点が特徴。また、“連絡ツール”としても浸透しており、日常的に利用されるケースが目立ちます。
多くの人に広告を届けられるため、リーチ拡大に大きく貢献できるでしょう。
LINEで設定可能な配置面、ターゲティングは以下の通りです。
配置面
トークリスト、タイムライン、LINEマンガ、LINEポイントなど
ターゲティング
年齢・性別:14歳以下、15歳~64歳で5歳刻み、~65歳以上:5歳刻みで設定可能(※男女設定OK)
エリア:都道府県・市区町村単位で設定可能(※半径3km以上であれば、特定地点からの半径指定OK)
ユーザーの半分以上が広告を不快に感じておらず、“日常のコミュニケーションに溶け込むようなイメージ”で広告が掲載されています。
また、LINEが保有している膨大なデータを用いて、ターゲティング機能を活用すれば、費用対効果も上がるでしょう。加えて、トークアプリである「LINE」以外に、LINEマンガやLINEニュースなどのメディアでも情報発信できるため、効率的に集客率UPを狙える点も魅力です。LINE広告は企業規模を問わず、商品・サービスの認知向上や売上向上に効果を発揮しやすいです。
「さまざまな年代の方へ向けて、自社商品をPRしたい」「関連アプリなどを用いて、幅広く広告を配信したい」といったときに、LINE広告の活用をおすすめします。
各SNSを使い分けるポイントは、こちらの記事でも解説していますので参考にしてください。。
SNS広告のメリットを最大限に引き出すために、欠かせないポイントをまとめました。
目的・ターゲットを明確にする
広告の見せ方に工夫を!
定期的な効果測定を実施
上記3点を押さえて広告を打ち出せば、自社の集客率UPにしっかりと結び付くでしょう。ぜひチェックしてください!
Webマーケティング全般に言えることですが、目的・ターゲットが定まっていないと上手く効果を発揮できません。
なぜなら、「なぜSNS広告を展開するのか」「どのような人に情報発信したいか」という軸が明確でなければ、訴求すべきポイントや手段を適切に洗い出せないためです。
また、手間が生じてしまう分、人件費や広告費が余分にかかる可能性も高くなるため、効率も下がってしまいます。
詳細なターゲティングができるというSNS広告の特性を活かすには、効果を最大化できるターゲット層を選ぶことが大切。
成果につなげていくためにも、目的・ターゲットを明確にしたうえで、自社の魅力が伝わるプロモーションを行いましょう。
SNS広告は「読む」のではなく、「見る」感覚が強いです。そのため、要点を簡潔にまとめて、自社商品のアピールポイントが直感的に伝わるように見せ方を工夫すると良いでしょう。
同じSNS広告のプラットフォームでも、スマートフォン・PCなどのデバイスによって、配信場所が変わります。また、さまざまな配信フォーマットが用意されており、以下のような手法を取り入れている企業も多いです。
オンライン化が加速する現代において、「いかにユーザーの心を掴むか」という点は、集客率を上げるために欠かせないポイント!“思わず目に留まるデザイン・内容がすぐに伝わるような構成”など、さまざまな工夫を積極的に取り入れて、一人でも多くの人に魅力を感じてもらえる広告を打ち出していきましょう。
SNS広告を正しく運用するためには、定期的な効果測定を実施することも重要です。
SNS広告には、効果計測が可能な「アナリティクス機能」が搭載されています。媒体によって内容が多少異なるものの、広告のインプレッション数やエンゲージメント数の計測が可能。定期的にデータチェックを行い、広告内容やターゲットをチューニングすれば、さらに効果的な運営ができるようになります。
しかし、SNSの種類や特徴によっては、数値の計測に誤差が出ることもあるので注意が必要です。SNSごとの特徴・設定などをきちんと確認したうえで、効果計測を実施すると良いでしょう。
この記事では、SNS広告の種類や成功させるポイントなどを中心に解説しました。
ユーザーに対して、“視覚的にアピールポイントを伝えられる”という点が、SNS広告のメリット!
見せ方を工夫したり、効果測定を取り入れたりすることで、効果を最大限に引き出せるでしょう。
SNS広告は費用対効果も上げやすく、集客率UPに効果的です。種類によって特性も変わるため、自社の目的・ターゲットに合ったツールや手段を選択すると良いでしょう。
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