Web広告・SNS広告
SNS広告の費用相場とは?課金形態・媒体別に・・・
2021.11.29
TRASPコラム
Web広告・SNS広告
更新日:2023.04.23
公開日:2023.03.22
Web広告の運用を検討しているけれど、多くの種類があり、どれを選んだら良いのか迷ってしまうという方は多いのではないでしょうか。
Web広告はねらったユーザーに広告を表示でき、高いコストパフォーマンスが見込めます。しかし、Web広告の仕組みを知り、自社に適した種類の広告を選ばなければ、十分な効果が得られません。
この記事では、Web広告を含めたWebマーケティングに強いTRASPが、Web広告の種類ごとの費用や出稿するメリットを解説します。どの種類のWeb広告を出稿すれば良いのか、見えてくるでしょう。
目次
Web広告とは、WebサイトやSNS、メールなどに掲載する広告のことを指し、さまざまな種類があります。
現在、インターネットの拡大により、Web広告を出す企業が増加しました。そのため、WebサイトやSNSを閲覧しているときにWeb広告を目にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
以前は、広告にはテレビCMや新聞、雑誌などの紙媒体に出稿するのが一般的でしたが、マス広告には以下のような弱点がありました。
これらの難点を克服できたのがWeb広告です。とはいえ、単にWeb広告を出しても効果が得られない場合があります。Web広告の効果を得るには、まず、次の2点を知っておくと良いでしょう。
Web広告は種類によって課金方式が異なります。Web広告の種類ごとに課金が発生するタイミングをまとめました。
課金発生のタイミング:ユーザーが広告をクリックるとき
課金発生のタイミング:広告が1000回されたとき
課金発生のタイミング: 「クリック」や「シェア」など、広告に対してユーザーが行動を起こしたとき
課金発生のタイミング:あらかじめ設定したコンバージョン(購入・登録など)にユーザーが達したとき
課金発生のタイミング:広告を配信した回数だけ費用が発生。
※広告の配信先の数に比例して広告費が高くなります
課金発生のタイミング:ユーザーが動画を一定の時間視聴したとき
課金発生のタイミング:事前に広告の掲載期間を定め、その期間に応じて費用が発生する
課金発生のタイミング:保証されたページビュー数が達成されたとき
Web広告は細かなターゲティングができるという特長があります。その特性を活かして効果的に訴求するには、ターゲットの状態に適した広告を表示させることがポイント。そのため、Web広告を活用するときにターゲット階層を知っておくと便利です。
ターゲットの階層は、以下のフェーズに分類されます。
引用:SUNLOFT「Web広告とは?種類と特徴、効果を高める運用方法を徹底解説」
無関心層:自社製品やサービスについてほとんど知らない、または、興味がない
潜在層:ニーズや課題を抱えているが、自社の商品やサービスで解決できる
顕在層:商品やサービスについて認知している
顧客層:既存顧客やリピーターなど、商品やサービスの利用経験がある
各層に適したWeb広告を表示させることで、ユーザーへ効果的に働きかけられるでしょう。
まずは自社製品やサービスを知らない無関心層や、興味・関心が薄いけれど将来的に顧客になり得る潜在層に効果的なWeb広告の種類を4つ紹介します。
引用:Yahoo!JAPAN
Webサイトやメディアサイトなどに掲載される広告です。サイト内に掲載される記事と同じように表示されるため、広告と気づかれにくく、自然と興味を持ってもらえます。ユーザーにストレスを与えることなく、クリック率を高められるでしょう。
ただし、他の広告に比べて費用が高額になるケースが多く見られます。
課金方式と費用相場
課金方式:クリック課金型、エンゲージメント課金型
費用相場:クリック課金型の場合約20~70円/1クリック、エンゲージメント課金型の場合約400~800円/1,000回表示
広告主とメディアが共同し、サイト内の記事で自社製品やサービスをPRしてもらう広告です。メディアの知名度や信頼性を利用して自社製品・サービスを紹介できるため、ユーザーからの信頼を得やすいのがメリット。
広告制作のために製品などの撮影や取材が必要なため、広告を掲載するまでに時間を要します。記事広告・タイアップ広告を出すときには、スケジュールに余裕を持っておくと良いでしょう。
課金方式と費用相場
課金方式:インプレッション課金型
費用相場:10円~数百円/1,000回表示
※制作費100万~200万円
※媒体によって費用が異なるため事前に見積もりを(目安100~150万円)
引用:YouTube
動画を活用したWeb広告は、テキストや画像では伝わりにくい細やかな部分まで表現が可能です。ユーザーの目をひきやすく、多くの情報量を盛り込めるため、より効果的に訴求できるでしょう。ユーザーがクリックせずとも、自動的に配信されるというメリットもあります。
動画を制作する必要があるため、他の広告よりも制作費がかかります。動画広告制作費はキャスト人数や必要機材、クオリティなどによって異なるため、約10万円から300万円と幅があります。
課金方式と費用相場
課金方式:広告視聴単価型
費用相場:10円~数百円/1再生
※参考:スキップ可能なインストリーム広告の場合、約50円/30秒視聴または1クリック
広告を見たユーザーに報酬(リワード)が支払われる広告です。例えば、「アンケートに答えたり、動画を視聴したりするとポイントがもらえる」というもの。
ユーザーにもメリットがあるため、継続して利用してもらえる可能性が高い広告です。短期間で認知を拡大したいときに有効な広告でしょう。
課金方式と費用相場
課金方式:エンゲージメント課金型、成果報酬型
費用相場:エンゲージメント課金型の場合10円~/1クリック、成果報酬型の場合70円~80円/1インストール
次から紹介するWeb広告の種類は、サービスや製品を知らない無関心層から、すでに認知している顕在層まで、幅広いターゲットに訴求できます。
アフィリエイト広告とは、以下3つによって成り立つものです。
アフィリエイト広告を出稿するときには、ASPが広告主とメディアを結び付け、メディアがWebサイトで広告主のサービスなどを紹介します。そして、ユーザーが広告をクリックして購入や契約をしてもらうという仕組みです。
費用が発生するタイミングは、購入や資料請求、契約などCVに至ったときに広告費を支払います。
課金方式と費用相場
課金方式:エンゲージメント課金型、成果報酬型
費用相場:10円~数千円/1クリック
引用:Yahoo!JAPAN広告「ヤフーのディスプレイ広告ならYahoo! JAPANトップページにも画像広告を掲載」
Webサイトやアプリなどの決まった広告枠に表示される、テキストや画像、動画などの広告をディスプレイ広告と呼びます。
さまざまなサイトやアプリに表示されるため、幅広いユーザーに広告を届けられることが強み。例えば、以下のような細やかなターゲティングをして出稿できます。
ディスプレイ広告の一種に「バナー広告」があり、以下のように用いられる素材によってバナー広告かディスプレイ広告かが決まります。
バナー広告:「画像とボタン」または、「画像とキャッチコピー、ボタン」を組み合わせて作られた広告
ディスプレイ広告:バナー広告のほか、動画やアニメーションなどを用いた広告
しかし、多くの場合、バナー広告とディスプレイ広告は同一の意味で使われています。
課金方式と費用相場
課金方式:クリック課金型、インプレッション課金、エンゲージメント課金型
費用相場:クリック課金型の場合10~数100円/1クリック、インプレッション課金型の場合10~数100円/1000回表示
引用:Google
SERPと呼ばれる検索結果ページに表示される広告です。出稿するときに指定したキーワードをユーザーが検索したときに、SERPに広告文が表示されます。
出稿してすぐに上位表示される可能性があり、即効性が高いことが特長。短期間で集客率を上げやすいでしょう。自然検索で上位表示されるには、SEO対策を徹底することがポイントです。
課金方式と費用相場
課金方式:クリック課金型、エンゲージメント課金型
費用相場:10~数1,000円/1クリック
自社製品やサービスを知らない層からすでに利用している顧客層まで、幅広い階層にアプローチできるWeb広告の種類を紹介します。
Facebook、Instagram、TwitterなどSNSを活用した広告で、SNS普及に伴い市場が拡大しました。SNS広告には以下の強みがあり、狙ったターゲットに自然な形で広告を届けられる以下の強みがあります。
SNS広告は変更しない限り、指定されたユーザーに配信され続けるため、効果を出し続けるには定期的にクリエイティブを変更しなければなりません。また、年齢層やライフスタイルによって使用するSNSが異なるため、ターゲットに見合ったSNSに広告を出稿することが大切です。
今後もSNS広告利用者が増加し続けるといわれていますので、SNSごとの広告の特徴を知っておくと良いでしょう。
課金方式と費用相場
課金方式:クリック課金型、エンゲージメント課金型など
費用相場:自身で料金設定が可能。多様な課金形式のため、費用相場が異なる
Facebookは、本名で登録しなければならず、ユーザーが氏名や地域、年齢、学歴、趣味、キャリアなどを登録します。信憑性が高く個人的な情報が登録されているため、細かなターゲティングが可能です。
Facebookはプライベートだけでなく、ビジネス目的で登録しているユーザーも多いので、ビジネス関連の商材やBtoB商材などと相性が良いでしょう。
Instagramはビジュアルに特化したSNSで、動画や画像などをモバイルで全画面表示でき、ユーザーにインパクトを与えられます。印象的な画像や動画、キャッチフレーズなどを組み合わせて作ったターゲットの興味を惹くような広告は、クリックされやすいでしょう。
アパレル、美容系サロン、コスメ、飲食、雑貨など、視覚的に訴求できる商材を扱う企業と親和性が高いSNSです。
ペルソナが明確な商材を扱うならTwitterがおすすめです。なぜなら、ライフスタイルや趣味・思考に合わせた広告を配信できるため。
Twitterの広告はタイムライン上に表示されるため、「いいね」や「リツイート」などの二次拡散も期待できます。テキストだけの広告も出稿できますが、画像や動画を組み合わせた広告はより効果が見込めます。
ターゲットがさまざまな世代に存在している場合は、LINE広告を活用するのが効果的です。LINE利用率は全世代で90%を超え、他のSNSよりも利用率が高め。また、ユーザーの世代も幅広く、60代でも80%以上の人がLINEを利用しています。
LINEアプリ内のトーク画面のほか、LINEニュースやLINEマンガなど、LINEが提携しているアプリに出稿可能です。
5.TikTok広告
10代から20代の若い世代に訴求力があるのがTicTok広告です。
YouTubeやInstagramでも拡散されることから、多くの人に見てもらえるでしょう。ただし、ほかのSNSに比べて動画再生時間が短いので、短時間でユーザーに刺さるクリエイティブが必要です。
多様な広告スタイルがあり、課金方式や相場が異なります。
引用:Yahoo!JAPAN広告「リターゲティング広告とは? 仕組みや活用法、今後の動向について解説」
自社のWebサイトに訪れたユーザーを追い、ユーザーが別のWebサイトを閲覧したときでも自社の広告を表示する広告です。
ユーザーが広告を見て興味を持ったものの、サイトを離れた後に内容を忘れてしまっても、リターゲティング広告を表示させれば、興味や関心を高められます。
ECサイトでもよく用いられ、例えば商品をカートに入れたものの購入していないユーザーに対して表示させると買い忘れを防止できます。
課金方式と費用相場
課金方式:クリック課金型、インプレッション課金、エンゲージメント課金型
費用のめやす:10円~/1クリック
※広告を出すキーワードによって相場が変動する
電子メールで送信する広告で、主に以下の手法があります。
メールアドレスを登録するなど、すでに接点があった顧客に配信するため、自社製品を知っている人や買ったことがある顧客層が対象です。そのため、確実にターゲット層へ広告を届けられるでしょう。
ユーザーがメールを開封しないかぎり、広告を見てもらえませんが、メールを消去しなければいつでも広告を見られるというメリットがあります。
課金方式と費用相場
課金方式:配信数型
費用相場:
テキスト配信の場合0.1~1円/1配信
HTML形式の場合0.3~2円/1配信
どの種類のWeb広告も共通して大きなメリットがあります。Web広告の主な強みを4つ紹介します。
Web広告は、自社製品に適したターゲットに配信するため、狙った層にピンポイントで訴求できます。
そのようなWeb広告の効果を最大限に生かすには、ターゲットを明確にすることがポイントです。次に挙げる情報からユーザーを絞り込んで広告を配信すると良いでしょう。
上記を細かく設定すれば、最適なターゲットに効果的な広告配信が可能となります。
Web広告は、テレビCM、新聞広告などマス広告と比べると、圧倒的に少ない費用で広告を出せます。1日100円など少ない費用からはじめられるうえ、広告費の上限の設定も可能。
多くのWeb広告はクリックされたときや、資料請求など何らかのアクションを起こしたときだけ課金されます。広告を出したのはいいけれど、「広告をあまり見てもらえず、効果を得られないのに、費用だけがかさむ」といった状況に陥ることもないでしょう。
数字で効果測定ができるWeb広告は、施策の課題を見つけ改善ができます。良い結果を得られなかったWeb広告は、何が課題か分析し改善して改めて出稿すれば、成果を得られるでしょう。
また、効果測定をすれば、どのようなWeb広告が効果的なのかが明確になります。異なる製品やサービスの広告を出稿するときでも、成功パターンを把握していれば結果を出しやすいでしょう。
マス広告は、一度制作して公開した広告を途中で変更するのは難しいものです。しかし、Web広告は出稿した後でも、以下のような内容なら比較的容易に変更できます。
例えば、Web広告を出稿したものの、設定したキーワードが効果がないのでほかのキーワードに変更したいというケースも、対応可能です。
最後に、Web広告の効果を十分に得られるようコツをまとめました。
Web広告のターゲットや目的に合わせて媒体を選定しましょう。例えば、認知拡大を目的としているなら多くの人に見てもらえるよう、訪問ユーザーが多いメディアに出稿すると有効です。また、自社サービスがビジネスツールなら、ビジネスパーソンを対象としたメディアに出稿すると良いでしょう。
広告は、自社とユーザーがはじめて接する場所です。最初に与える印象で自社へのイメージが形成されるので、ユーザーに良い印象を与えなくてはなりません。また、広告は枠が限られていますから、伝えたいことを取捨選択することが重要です。
目標を設定することで、効率よく成果を得られコスト削減の効果が期待できます。
「ユーザーをリスティング広告からホームページへ誘導し、お問い合わせを月に2件獲得する」などのように、目標を設定しましょう。目標達成のためにすべき施策が明確になります。目標を設定しないと、だらだらと広告を出し続けてしまい、効果が得られないまま費用だけがかかり続けるといった状況に陥ってしまうかもしれません。
リスティング広告を出稿するときには、同時にSEO対策を行うのがおすすめです。リスティング広告を窓口にしてWebサイトへの流入を増やせば、SEOの評価を高められるためです。
また、SEO対策は、長期的に見ると集客効果がありますが即効性がありません。そこで、上位表示されるまでの間、即効性のあるリスティング広告を出稿すれば、SEO対策を講じたばかりであっても効果を期待できるでしょう。
SEO対策とリスティング効果を併用するときは、SEOに関する知識が必要です。そのため、効果を十分に得られるよう、プロに外注することをおすすめいたします。
TRASPは、お客さまに最適なSEOキーワードや、ねらうべきキーワードの提案が可能です。
お客さまの状態や集客目的を詳しくヒアリングし、競合調査やユーザーのニーズを徹底的に分析したうえでご提案いたします。リスティング広告の出稿をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
Web広告は少ない費用から打ち出せ、ねらったターゲットに広告を届けられる、効率が良く効果的な広告だといえるのではないでしょうか。ターゲットの心理に合わせて、適した種類のWeb広告を出稿すれば、集客など大きな効果が期待できるでしょう。
しかし、効果を得るには、ターゲットの心理状態や扱う商材に適したWeb広告の種類を選定することが重要です。そのためには、Webマーケティングの知識や分析力、発想力などさまざまなスキルがほしいところ。
Web広告は自社でも出稿できますが、より効果をねらうならプロに外注してみてはいかがでしょうか。
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