ビジネス活用情報

Google検索 の仕事でも使える隠しコマン・・・
2021.01.18
TRASPコラム
ビジネス活用情報
昔と比較して、今では起業するのが簡単になっています。たとえば資金についても、昔は「株式会社立ち上げの場合は1,000万円の資本金が必要」といった厳しい規則がありました。しかし今では「1円からでも資本金があれば起業が可能」と規則が改められ、さまざまなスタートアップが登場して市場を盛り上げるきっかけになっています(登記といった作業に費用が掛かるので実際には1円で起業できるわけではありません)。
ただしスムーズに起業して事業を拡大していくためには、最初のパソコン選びが重要です。パソコン基準で仕事をするのが当たり前となった今、パソコンは事業拡大の有無を握っていると言っても過言ではありません。考えによって適切なパソコンの基準は変わってくるので、事前に選び方のポイントを覚えておきましょう。
今回は起業を目指している方向けに、適切なパソコンの選び方を順番に解説していきます。
目次
まずパソコンを選ぶ前提として、OSの違いが重要になります。
シェアの高いOSは、
・Microsoft製のWindows
・Apple製のMac
の2種類です。また他にもいくつかOSの種類があるのでご紹介していきます。
「Windows」はビジネスで使われている最もシェアの大きいOSであり、ウェブ分析会社である「Net Applications」の調査によると最新版「Windows10」はOS全体の6割以上のシェアを獲得しています。すでにサポートが切れており事実上インターネットでは使えない「Windows7」も20%以上のシェアを誇っており、Windows10に続くシェアを獲得しているのもポイントです。インターネット黎明期からMicrosoftが売込みを続け、インフラとして定着させていったのが現在でもWindowsが使われる大きな要因になっています。
Windowsの強みは汎用性です。ビジネスで使われるのはWindowsというイメージが刷り込まれた結果、多くの企業がWindows稼働前提のソフトウェアを発表しています。クラウドサービスだとそこまでOSの違いを意識する場面は少ないと思いますが、パソコンにインストールするタイプのソフトウェアを選ぶ場合はWindowsのほうがより多い選択肢から好きなものを選べると思っておいてください。
MacはNet Applicationsの調査で9~10%程度のシェアを獲得しており、Windowsと比較して規模は小さいですがAppleファンに熱烈な支持者を持っているのが強みです。デザイン性の高さやAppleデバイス・サービスとの高い連携性などが受けて、デザイナーなどがよく使っています。
Macパソコンは値引き額がWindowsパソコンよりも小さく高めな分、性能に妥協がなく安いモデルでもかなりのスペックを有しているのが特徴です。そしてMacパソコン搭載のMacはAppleが製造を担当しているので、同じくAppleが製造しているMacパソコンと相性がよいのもメリットになっています。またWindowsパソコンより安定してOSにアップデートが長期間提供されるのもポイントです。
ただしソフトウェアの互換性で言うと、MacではWindows向けのソフトウェアが使えないデメリットがあります。現在ではMacに対応しているソフトウェアも増加しましたが、それでもWindowsのみ対応のパターンがあるのでソフトウェア選択を絞られたくない場合は使いにくさを感じてしまうかもしれません。
またAppleは最近「Intel」製のCPUから自社製の「M1チップ」にMacパソコン搭載チップを切り替えていく方針を発表しましたが、M1チップ搭載のMacパソコンはまだ対応しているソフトウェアが少ないのでビジネス上トラブルが起きる可能性があります。今から起業する場合、M1チップ搭載のMacパソコンをビジネス用に使うのはデメリットがあると認識しておきましょう。
「Chrome OS」は「Google」製のOSで「Chrome book」に搭載されています。シンプルな作りが特徴で高速で起動するのがメリットです。Net Applicationsの調査では新興OSながら全体シェアの「0.3~0.4%」のシェアを獲得しており、上位に躍り出ています。法人や教育機関などにまとめて卸されるケースが多かったですが、一般向けモデルも段々増えています。
Googleのクラウドサービスを利用しながら操作を行っていくのが特徴で、パソコン自体に負担が掛かりにくい設計になっているのがポイントです。Chrome book自体は極端にスペックが高くありませんが、重いデータ処理を行わない場合は十分ビジネスでも活用できるでしょう。また性質上Googleのサービスをよく使うので、Googleのサービスをビジネスでもよく使う場合は相性がよいと言えます。
さらにAndroidアプリなども起動して使えるので汎用性が高いのもメリットです。
反面本体のスペックが低めなので、ローカルソフトウェアの運用には適していません。クラウドサービス以外にもローカルソフトウェアもよく使う場合はChrome OS搭載のChrome bookを選択肢から外すとよいでしょう。
オープンソースのソフトウェアであり、パソコン中級者以上向けのOSです。基本的には自分でパソコンを用意してからLinuxのサイトへアクセスして、OSをインストールしてから使います。
古いパソコンでも動作するので、たとえば「ネットショッピングでOSが搭載されていないスペックの高い中古パソコンを購入した」という場合にLinuxを導入すれば、OSコストをカットしてパソコンを導入可能です。また自社で開発したソフトウェアの実行環境としてLinux入りのパソコンを起動させる使い方もできます。
しかしLinuxはサポートが提供されていないので、自分でソフトウェアなどを調べて探す手間が掛かります。汎用性が低い分ビジネスで使う場面は限られてくるでしょう。
起業する際に用意したいPCは、次の点を踏まえて選びましょう。
・ディスプレイサイズ
・CPU
・メモリ
・ストレージ
・外部インターフェイス(接続端子)
ディスプレイサイズは作業のしやすさに関係してきます。たとえば画面の小さいパソコンは持ち運びには便利ですが、画面を確認する際はソフトウェアの表示が小さいので文字が見えにくくなる可能性があります。またディスプレイサイズが大きいと持ち運びはしにくいですが、ソフトウェアの画面表示が大きくなるのでくっきり文字まで見やすいのがメリットです。
外出頻度が多い場合はディスプレイサイズが大きいパソコンを購入して、低い場合はディスプレイサイズが小さいパソコンを購入すると便利です。ちなみに「ディスプレイサイズが小さいパソコンを購入して持ち運び、社内では外付けディスプレイを利用して画面を拡張する」といった使い方をするといろいろな場面に対応しやすくなるでしょう。
ただしディスプレイサイズだけでは画面の見やすさは決まりません。ディスプレイサイズといっしょに「画素数」を確認する必要があります。画素数は
・WGA:1366×766ピクセル
・フルHD:1920×1080ピクセル
・4K:4320×2160ピクセル
といった種類があり、モダンパソコンであればフルHD以上のモデルが主流です。フルHD以上あればどんなディスプレイ画面でもある程度鮮明に文字や画像を判別できます。ただし画像編集や動画編集なども作業に入っている場合は、4Kといったさらに画質の高いディスプレイを購入したほうが便利です。
CPUは仕事をする人に例えられます。作業する人が正確にスピーディーに仕事ができるほど仕事が早く終わるように、CPUも高性能だと素早く重い処理もこなして次の処理を行えるようになります。
CPUは「Intel」製が有名です。Intel製のCPUには
・省電力性重視のAtom
・廉価モデルに多いCeleron
・高機能モデルのCore i
などのシリーズがありますが、高速にデータ処理をしたい方には「Core i」シリーズをおすすめします。3、5、7、9とCore iの後に続く数字が大きいほど性能が高いです。ただし他にもCPUには英数字が振られており、製造年代やコンセプトなどによって同じCore iシリーズでも性能が違ってくるので注意しましょう。気になる方は製造年月日を調べたり、「ベンチマーク」というCPU性能を比較しているツールで対象CPUのスコアを確認してみてください。
また最近では大手メーカーのパソコンにも「Arm」の「Ryzen」といったIntel以外のCPUが採用されるようになっています。MacbookにはApple独自のM1チップが搭載され始めているのもポイントです。ベンチマークなどを参考にスペックを比較して最適なCPUのパソコンを選んでいきましょう。
メモリはCPUと不可分のパーツです。作業をする人の作業スペース(机)などによくたとえられます。作業スペースが広いほど作業がしやすいように、メモリの量が大きいほどCPUが効率よく複数の処理をこなせるようになります。
CPU性能がよくてもメモリ量が多過ぎるとパソコンが性能を発揮できません。パソコンに画像編集ソフトウェアや動画編集ソフトウェアなどをインストールして作業をする場合は、最低でも8GB、最高16GB程度あれば安心して作業ができます。逆に文字入力がメインの作業のみが想定される場合は4GB程度でも構いません。2GB以下だといろいろな作業に支障が出る可能性があるのでなるべく選ばないでください。
ストレージについては
・HDD
・SSD
・eMMD
という3種類を理解しておきましょう。
HDDは昔からパソコンに使われているストレージで、ヘッドと呼ばれる部分を磁気ディスクに近づけてデータを読み込んだり書き込んだりします。大容量で安価に購入できるのが特徴であり、HDD搭載パソコンは安く購入しやすいです。
その代わりHDDは動的なパーツが多いため衝撃に弱く、落下させたりすると破損する危険があります。より堅牢性を求める際は、SSDやeMMDのモデルを選びましょう。
SSDはHDDに代わるストレージとして搭載モデルが増えています。一時期はHDDと比較して高い値段でしたが、今では安いモデルにもSSDが搭載されるようになってきました。
SSDは電子を基盤に格納したり放出したりしてデータを管理するストレージであり、動的なパーツが少ないです。そのためHDD搭載パソコンより、SSD搭載パソコンは衝撃に強いと言えます。また多少データ保存期間もHDDより長めなのもメリットです。
ただし熱には弱く、高温環境に長時間放置するとデータが揮発してなくなる可能性があります。外出の際持ち運ぶときには注意が必要です。
eMMDはSSDのように動的なパーツが少ないストレージです。そしてSSDモデルより単価が安く、廉価版のパソコンやタブレットなどによく搭載されています。
eMMDはサイズが小さいので、必然的にパソコン自体の大きさを縮小できるのがポイントです。このため持ち運び重視でパソコンを選ぶ場合は、eMMD搭載のパソコンを選ぶとスムーズでしょう。
その代わりSSDよりも読み込み・書き込みが遅い点には要注意です。
外部インターフェイスは有線で周辺機器(ディスプレイやマウス、キーボードなど)を接続する際に必要です。テレワークの需要が高まりインターネット上で取引をする機会が多い中、事業者としては多種多様な周辺機器を使いながら会議などをこなしていく必要があります。そのため無線で接続できる機器も増加しましたが、取り回しのしやすさを考えると多少携帯性が犠牲になっても端子の多いモデルを購入したほうが後々便利です。
インターフェイスには
・USB2.0や3.0
・USB Type-C
・HDMI
・DVI
・LAN
・CD/DVDドライブ
などがあります。特にUSB系のインターフェイスは汎用性が高く使う場面が多いため、多く用意されているモデルを選ぶと取り回しがしやすいです。足りない端子についてはUSBアダプターを購入してUSB経由で接続するといった使い方もできます。
ちなみにMacbookでは端子が省略されているケースも多いため、周辺機器の取り回しの点では多少不便が起きる可能性がある点に注意しましょう。
ここからはおすすめのPCメーカーをご紹介していきます。
・性能と価格のバランスが人気「HP」
・コスト重視なら「Dell」
・デザイン性が高く動作重視なら「Apple」
・コストパフォーマンスを選ぶなら「ASUS」
・国内製で安心!「Panasonic」
HPは法人向けのモデルも多数取りそろえており企業向けパソコンの購入先にはもってこいです。
・エントリー向けで安く買えるHP
・スタンダード設計でクリエイターでも使いやすいPavilion
・上位モデルで高負荷にも耐久性のあるENVY
などシリーズも多く好きなモデルが見つかりやすいのもメリットになっています。公式オンラインストアや大手ネットショップなどでセールも多数開催されているので、通常価格より安い値段でHPパソコンを購入したい際はチェックしておくとお得です。
「Dell」は海外メーカーながら安いモデルを多数取りそろえて人気を博しています。
・エントリー向けで購入しやすいInspiron
・スタンダードでディスプレイにもこだわっているXPS
・ゲーミングにも使える高スペックなAlienware
など、こちらもHPと同じく複数のシリーズがあるので最適なモデルを選びやすいです。またChromebookも取りそろえているので購入したい場合は選択肢になるでしょう。
ただしサポートが海外の方のケースも多く、スムーズにトラブルが解決しないケースがたまにあります。不安を感じる場合はHPなどから選択すると安心です。
Appleのパソコンは唯我独尊といってよいデザイン性の高さが特徴で、見ただけでAppleと分かるのでファッション性を重視する方におすすめです。またディスプレイも高精細で画像編集や動画編集などを行う際にも最適なモデルが多いのもメリットになります。
・軽快さが売りのMacbook Air
・スタンダードな無印Macbook(現在公式では生産終了)
・処理速度重視のMacbook Pro
といったシリーズがあり、最新モデルのM1チップ搭載MacbookではiOS上のアプリも動作するようになっているので使い方の幅が広がります。ただし拡張性に関してはAppleデバイスを持っていないと低いのが現状なので、ビジネスで使うには少々難があるパソコンかもしれません。
ASUSは
・エントリーモデルのVivoBook
・スタンダードなZenBook
・ハイエンドモデルのROG / TUFシリーズ
などのシリーズを展開しており勢力を拡大しています。
他メーカーに負けないコストパフォーマンスが高い製品も多く、信頼性も高いので入門向けパソコンとしてもおすすめできます。
「Panasonic」は「Let`s note」シリーズで有名です。
コストパフォーマンスで見ると、値段が高いので他メーカーより購入をためらうかもしれません。しかしLet`s noteの堅牢性は折り紙付きで、米軍の規格である「ミルパス」準拠の耐久性が高いパソコンを購入できるのがメリットです。落下してもまったく損傷がないほどの強度を誇るので、外出先にも積極的に持ち運びやすく長期間にわたって利用できるのもポイントになっています。
「起業用の重要なパソコンだから少し高くてもよいものが欲しい」という方は、Let`s noteシリーズからモデルを選んでみましょう。
ここからはビジネスで活用したい、おすすめのノートPCを3つご紹介していきます。
・Apple MacBook Air 13インチ M1チップ
・ASUS ZenBook 14
・Panasonic Let`s note CF-LV9XRJQP
M1チップ搭載の軽量Macbookです。
8コアCPUと7コアGPUに機械学習用の「Neural Engine」まで搭載されており、あらゆるデータ処理に関して高速性が維持されるのが特徴です。また薄くて携帯性も抜群であり、「Thunderbolt 3」端子が搭載されているため高速充電も可能になっています。メモリは8GBですが、増設して16GBにしてさらに高処理に耐えるモデルにすることも可能です。
ただし軽量な分インターフェイスが少なく、スマホやタブレットなど周辺機器の端子タイプによっては接続ができない場面もあるので注意しましょう。
「Core i5」の第8世代CPUに8GBのメモリ、フルHDレベルのディスプレイとビジネス用途にそん色ないスペックを搭載しているパソコンです。ミルパス規格に準拠しているのでハードに持ち運べるのも特徴になっています。
またSSDも512GBとそれなりに大容量なので、本体に大きめのデータを保存しても余裕ができるのもメリットです。エルゴノミクスに基づいて最適にキーボードが打てるように調整がされているのも便利な点で、長時間の入力作業でも疲れを感じにくいようになっています。
ちなみにキーボード部分に「スクリーンパッド」という独自の装備が搭載されており、アプリの切替などを手元から簡単にできるようになっているのもポイントです。
Intelの第10世代「Core i 5」に16GBのメモリー、256GBから選べるSSDストレージと高い性能を誇るノートパソコンです。
Let`s noteシリーズはインターフェイスをあえて排除せずビジネスの取り回しやすさを重視ているのもポイントで、このモデルにも
・光学式ドライブ
・SIMカードスロット
・SDメモリーカードスロット
・USB 3.1 Type-Cポート
・HDMI出力端子
など幅広いインターフェイスが付属しているのでさまざまな周辺機器を簡単に接続可能です。
バッテリーも約18時間駆動するので、外出先で長時間仕事をする際にも楽々持ち運べるようになっています。
起業してビジネスを行う際は、次のようなソフトウェアを最低限用意しておきましょう。
・Webブラウザー
・Office
・セキュリティソフトウェア
業務に関する情報を調べる場合、必ず「Webブラウザー」は必要です。手元のスマホやタブレットでも情報は検索できますが、細かい情報を大画面で詳しく確認したい場合はパソコンのほうが効率がよくて便利です。
Webブラウザーには
・Google Chrome
・Microsoft Edge
・Fire Fox
・Internet Explorer
といった種類があります。
「Google Chrome」はGoogle製で、現在国内外でトップシェアを持つWebブラウザーです。Google Chromeでの閲覧前提で構築されているWebサイトやクラウドサービスなども多いので、ビジネスでWebブラウザーを利用する際は最低用意する必要があります。
「Microsoft Edge」はWindowsを購入するとすでにインストールされているWebブラウザーです。元々インストールされているのもありシェアは高く、最近ではGoogle Chromeと同じ「Chromium」というサービスを基にして作られているのでユーザビリティが向上しました。Google ChromeのサブWebブラウザーとして使ってみるとよいでしょう。
「FireFox」は「Mozilla」が提供しているWebブラウザーです。セキュリティ機能も充実しており、拡張機能で広告をブロックするといったカスタマイズも自由にできます。他の2ブラウザーよりシェアは低いですが有名なので、気になる方はインストールしてみてください。
「Internet Explorer」は昔のWindowsで使われていたWebブラウザーです。将来的に廃止されるのでメインでは使えないですが、区官庁のシステムがInternet Explorerを基に作られている場合があるので一応すぐに使えるように準備しておく必要はあります。
どんな仕事をする際も、
・表計算
・文書作成
の2種類のソフトウェアは実質必要になってくるでしょう。最低でも上記2種類のサービスがバンドルされたOfficeソフトウェアを選定する必要があります。
一番有名なofficeソフトウェアはWindowsの「Microsoft Office」シリーズです。Microsoft Officeの無料版にWebから登録していればWebブラウザー上から無料でも利用できますが、機能が限定されます。このため
・Microsoft 365 Personal(家庭向け)
・Office Home & Business 2019(家庭向け)
・Office Personal 2019(家庭向け)
・Microsoft 365 Business Basic(法人向け)
・Microsoft 365 Business Standard(法人向け)
・Microsoft 365 Business Premium(法人向け)
・Microsoft 365 Apps(法人向け)
といった形で別途課金してソフトウェアを導入する必要がある点に注意しましょう。
自分1人や数人規模で起業している場合は家庭向けのプランでもよいかもしれませんが、より大きい規模で起業している場合はクラウド ストレージや法人メール、高いセキュリティなどが利用できる法人向けのプランを利用したほうが安心です。将来的に企業規模が大きくなる場合はプラン変更も考えてみましょう。
Windows製のパソコンを購入する場合は最初からOfficeが付属している可能性がありますが、搭載ソフトウェアが事業内容に合っていないと感じる場合は自分で別途プランへ登録して課金したほうが安心できます。Office搭載済みソフトウェア以外のパソコンにもいろいろ選択肢があります。
またMacパソコンなどを購入する場合は最初から搭載はされていないので、必ずプランに登録したりパッケージ版を購入したりして使えるようにしておきましょう。
ちなみに
・Open Office
・Kingssoft Office
のように、Microsoft Officeと互換性のあるソフトウェアも数多くあります。互換性のあるソフトウェアはMicrosoftのブランドOfficeよりも安く導入可能ですが、関数計算機能が限定されていたりと汎用性が低いのがネックです。
・Microsoft Officeでないと取引先に対応できない仕事がある場合はMicrosoft Office
・コストを抑えたい、またMicrosoft Officeがいらない仕事が多いときは互換ソフトウェア
と目的によって導入するソフトウェアを決めるのがポイントになってきます。
起業して他社と取引を行う場合には、自社のセキュリティも厳重にしておく必要があります。特に事業で使うパソコンに対してはセキュリティソフトウェアを導入して、細心の注意を払っておきましょう。
・ウイルスバスター ビジネスセキュリティ
・ESET エンドポイントプロテクション
・マカフィー エンドポイントセキュリティ
といった有名な法人向けセキュリティソフトウェアは、
・機械学習機能を搭載
・複数台の運用に対応
・クラウドで各機能を利用可能
といった特徴を備えており将来的な事業規模拡大にも対応可能です。今すぐ事業が大きくならない場合は個人向けのセキュリティソフトウェアでも間に合うかもしれませんが、法人向けセキュリティソフトウェアについても理解を深めておきましょう。
今回は起業用に購入したいパソコンの選び方や、おすすめメーカー・モデルなどをご紹介してきました。
どんな業種で起業するかによっても最適なパソコンが変わってきます。持ち運びやすさやCPUやメモリなどの性能、インターフェイスの多さなどで最適なモデルを決められるとよいでしょう。外出先で使う頻度が多い際はデザイン性も重視するとビジネス上も見栄えがよいです。
ぜひ起業に向けて新しいパソコンを購入して、気持ちのよいスタートを切りましょう。
2021.01.12