SNS運用
【2023年版】SNSマーケティングに強い会・・・
2022.03.04
TRASPコラム
SNS運用
更新日:2023.03.30
公開日:2021.02.18
日本国内で月間9,300万人(2022年9月末時点)が使用しているLINE。
最近では、LINE公式アカウントを運用する企業も増えてきましたね。
LINE公式アカウントの開設は、無料でできます。
従来のメルマガに取って代わる役割を果たしてくれるLINEの運用を考えている企業担当者向けに、「3分でできる」「スマホでできる」LINE公式アカウントの作り方をわかりやすく解説。
さまざまな企業のSNS運用を手がけているTRASPが、
も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
LINE公式アカウントは、国内最大のコミュニケーションアプリ「LINE」を通じて、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとることができるサービスです。「LINE(ライン)」上で企業や店舗がアカウントをつくり、友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けられます。
参考:LINE for Business公式サイト(https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-1/)
LINEの特徴は、ユーザー数の多さ。現在、日本国内で月間9,300万人(2022年9月末時点)以上が利用しており、日本の総人口の7割以上にあたります。多くの人が日常的に使用している「もはやインフラ」といっても過言ではないSNSです。
引用:LINE Business Guide|2021年1-6月期版
ユーザー同士がコミュニケーションを取れるツールであるため、SNSのひとつとされていますが、TwitterやInstagramのように不特定多数に投稿を見てもらうのではなく、直接ユーザーにメッセージが届く「メルマガ」の役割といえます。
といった機能があり、メッセージの配信が1,000通/月以内であれば、上記の基本的な機能をすべて無料で使うことが可能。
LINE公式アカウントを運用するメリットをまとめると次の5つです。
今やメールに取って代わる役割を果たしているLINE。
開封率の低いメルマガよりLINE公式アカウント運用に切り替えるのもひとつの手でしょう。
ショップカードやクーポン、個別のメッセージや予約機能を使えるLINE公式アカウントは、大企業や中小企業だけでなく、個人経営の塾や飲食店にもおすすめ。ユーザーと近い距離でコミュニケーションが取れることもメリットです。
また統計情報もわかりやすく、「友だち」の属性を分析し、運用に活かせます。
各SNSのユーザー数など動向に関してはこちらも参考にしてください。
では、LINE公式アカウントの作成方法を解説していきます。
アカウントの作成はたった3ステップです!気軽に始めてみましょう。
LINE公式アカウントを作成するには、「LINE公式アカウント」アプリをスマホにダウンロードする必要があります。
一般的なLINEアプリとは別の、専用アプリになります。
LINE公式アカウントのアプリを開き、LINEアカウントにログインします。
LINE公式アカウントを作成するためには、個人のLINEアカウントかビジネス用のLINEアカウントが必要です。
個人のLINEアカウントに紐づけしたくない、という方はビジネス用のLINEアカウントを取得しておいてください。
「メールアドレスでログイン」という文字をタップすると、個人かビジネスどちらかのメールアドレスを使ってログインをすることができます。
LINEにログインすると、認証を求められるので「許可する」の緑色のボタンをタップしましょう。
認証を許可すると、いよいよLINE公式アカウントの作成に入ります。
下に表示されているアカウントが今回利用する自分のアカウントで間違いないか確認し、アカウント作成をタップしましょう。
次に、公式アカウントの設定を行います。
①アカウント名
友だち一覧にも表示される名前です。
企業やお店の名前を入力しましょう。
②業種
作成するアカウントの業種を選びます。
「大業種」から大まかな業種を選び、「小業種」から詳細な業種を選びます。
(例:【大業種】建設・土木【小業種】建築工事)
③会社/事業者名
お店などの経営会社や店舗名を入力します。
この項目は任意ではありますが、作成するアカウントを認証済みアカウントにするために必要なのでぜひ記入しましょう。
④メールアドレス
作成するアカウントで使用したいメールアドレスを入力しましょう。
先ほど入力した情報が表示されるので、確認して間違いがなければ「アカウントを作成」のボタンをタップします。(画像左)
「TOPへ戻る」のボタンをタップすると、「情報利用に関する同意について」が表示されるので、よく読んで「同意」のボタンをタップしてください。(画像右)
これで公式アカウントの作成の過程は完了です。
ここまでで、アカウントは作成できましたが、お店のことを知ってもらうにはまだまだ不十分です。
カバー画像やID、プラン選択など基本的な情報を設定していきましょう。
LINE公式アカウントのホーム画面から「設定」のアイコンをタップします。(画面左)
設定画面に移って、一番上の「アカウント」という項目をタップします。
①背景画像 ②プロフィールアイコン
アイコンには、お店や企業の外観・ロゴを使うといいでしょう。
推奨サイズ
背景画像:1080px × 878px
アイコン:640px × 640px
アイコンは画像の中心から円形にトリミングされるため、正方形がおすすめ。
また、プロフィールアイコンは1時間に1度しか変更できないので気をつけてください。
③情報の公開
認証ステータスの項目では、アカウント認証のリクエストをすることができます。
認証済みアカウントは、LINEの審査を通過したアカウントのことで、次のようなメリットがあります。
認証済みアカウントについてはLINE for Businessコラム「認証済アカウントの申し込み方法|特徴や機能、未認証アカウントとの違い」を参考にしてください。
認証済みにアカウントになると、検索結果に表示されるなど大きなメリットがありますので、リクエストしてみましょう。
また、位置情報を設定しておくと、アカウントやクーポンなどの検索結果で表示されるようになります。
④アカウント情報
IDやプランの変更、運用の目的を変更することができます。
IDを変更するのは有料になりますが、ランダムで付与される複雑かつ長い文字列では検索がしにくいため、わかりやすいIDにするのがおすすめです。
プランやIDの変更にかかる料金についてはLINE for Business料金プランを参考にしてください。
⑤チャット
ここでは、招待されたグループや複数人へのチャットへの参加を許可する設定を行えます。お客さまのグループに入って説明をするなどの機会があるお店の場合はオンにしておく方が良いでしょう。
次に応答メッセージの設定をしていきます。
応答メッセージとは、ユーザーから受信したメッセージに自動で送信するメッセージのことです。
特定の時間帯だけ応答するような設定も可能なので、お店が忙しい時間や夜間に来たメッセージには自動応答するようにしたり、ユーザーからのメッセージのなかで特定のキーワードに対応したメッセージを送るようにしたり、さまざまな使い方があります。
ホーム画面にある、「応答メッセージ」というアイコンをタップします。
アイコンをタップしてすぐの画面(画像左)で「メッセージを作成」というボタンをタップし、編集画面(画像右)で応答メッセージを作成していきます。
ちなみに応答メッセージは名前を付けて複数作成することが可能です。
①タイトル
応答メッセージを管理するための名前をつけます。
どういったメッセージか、わかりやすいタイトルをつけましょう。
②ステータス
応答メッセージを稼働させるかさせないかの設定です。
必要がない時は右の方にあるボタンをタップして稼働を止めておきましょう。
③内容
応答メッセージの内容を入力できます。
応答メッセージが複数ある場合は、後述するスケジュールやキーワードを設定しないとランダムで表示されます。
④スケジュール
この設定をすると、特定の期間や時間に応答メッセージを送信することができます。
例えば、お店の繁忙時など、応答できない時間帯にうまく活用しましょう。
⑤キーワード
ここで設定したキーワードと完全一致したメッセージを受信した場合に、応答メッセージを送信するように設定できます。
ただし、「完全一致した」キーワードでないといけないので、「予約」と登録したとしても、「予約して」といったメッセージには対応できません。キーワードは複数設定できるので、「予約」「予約して」「予約したい」など受信しそうなキーワードを登録しておくといいでしょう。
すべての入力が完了したら「保存」のボタンをタップして、設定完了です。
最後に、LINEで表示されるプロフィールの設定を行います。
また、承認アカウントでかつ、Webの表示設定をしているとWebにも表示されるため認知度アップにつながります。
ホーム画面の「プロフィール」のアイコンをタップします。
まずは、プロフィールに表示されるボタンの設定をしていきましょう。
ボタンという項目にある、「ボタンを追加」をタップすると、追加するボタンを選ぶことができます。
プロフィールに追加できるボタンは最大3つ。
デザインという項目では、背景色や表示されるフローティングバーの色の変更もできます。
ボタンの設定やデザインの設定ができたら「保存」のボタンをタップしてプロフィールの項目は完了です。
次に基本情報の設定をしていきます。
ここで店舗の情報を入力しておくと、ホームページの代わりとして営業時間などをユーザーが簡単に確認できるようになり、来店を促せます。
ホームページを持っている場合は、アドレスを入力しておくと、ユーザーのアクセスを増やせるでしょう。
TRASPでは、ホームページとSNSの連携をおすすめしています。
SNS運用について知りたい方は、こちらをご覧ください。
SNS運用
では、LINE公式アカウントの活用方法を5つ紹介していきます。
お客さま(友だち追加しているユーザー)へメッセージを送信することができます。
新商品の情報やキャンペーン情報など、ユーザーにとってメリットのあるメッセージを送ることで店舗・Webサイトへの集客や商品購入につなげることができるでしょう。またメッセージはメルマガやタイムラインと違い、通知が届くので都度見てもらえるメリットがあります。
「リッチメッセージ」を使うと、画像やテキスト、動画などを組み合わせて送れるので、クリック率を高められます。
引用:【公式】LINEリッチメッセージの活用法丨運用メリットや作成方法・導入事例
お店のポイントカードを作ることができます。
紙のポイントカードだと、なかなか受け取ってもらえなかったり、いざ貰っても捨ててしまうというお客さまも多いですが、スマホで管理できれば利用率も上がるでしょう。ポイントに応じて特典も設定できます。
リッチメッセージなどで、クーポンを配布できます。
お客さまは画面を見せる・またはQRコードを提示するだけでお得な割引を受けられるため、こちらも紙のクーポンよりも利用の促進が期待できます。
管理画面でクーポンの開封率や利用人数を閲覧できるため、データを活用可能。LINE公式アカウントの友だち追加をしてもらうために「友だち登録で100円引き」などのクーポンを利用している企業も多いです。
LINE公式アカウントから店舗の来店予約ができる機能もあります。
リッチメニューといわれる、画面下部に表示されるメニューに予約ボタンを実装できますが、予約サービスとの連携が必要になりますので、設定しておきましょう。
引用:LINEで予約
ユーザーを獲得するための「友だち追加広告」という広告を配信できます。
LINEアプリを使用しているユーザーの「トークリスト」「LINE VOOM(旧タイムライン)」「LINE NEWS」の3か所に掲載されます。
引用:LINE公式アカウントからできる「友だち追加広告」活用のコツ
1日あたりの上限予算を設定すれば、その金額に達するまで広告が配信し続けるシステムになっているため、コストをかけずに効率よく集客できる機能といえるでしょう。
ここまでLINE公式アカウントの登録手順や活用方法を紹介してきましたが、疑問に感じたこともあるでしょう。よくある質問を以下にまとめてみました。
基本的にアカウント作成や利用は無料です。すべての機能を無料で使えます。
有料プランとの違いは、メッセージの配信数。
フリープラン:無料
・無料メッセージ数:1000通
・追加メッセージ送信不可
ライトプラン:5000円/月
・無料メッセージ数:15000通
・追加メッセージ料金:5円/1通
スタンダードプラン:1万5000円/月
・無料メッセージ数:45000通
・追加メッセージ料金:〜3円/1通(送信数によって変動)
友だちが500人であれは、一か月で2回しか配信できないため、友だちが増えてくれば有料プランへと移行するのがおすすめです。
「認証済アカウント」とは、一定基準の審査を通過することで取得できるアカウント。
アカウント名の前に☆のついたバッジが付与され、LINEでの検索結果に表示されるようになります。
引用:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-3/
未認証であっても使える機能に制限はなく、すべての機能を利用可能。
また認証されたからといって有料になるわけでもありません。
ただ認証バッジが付くことで信頼性がアップし、検索結果にも表示されるようになるというメリットが考えられます。
認証済アカウントに申請し、審査に落ちた場合はガイドラインに抵触している可能性があります。
ガイドラインや利用規約に違反している場合、アカウントが凍結されることも。ガイドラインでは、罰則を以下のように決めています。
LINE公式アカウントガイドライン をしっかり確認するとともに、事業を始めて間もない企業や経歴があまりない店舗の場合は、サービス実績を積んでから認証済アカウント申請することをおすすめです。
LINE公式アカウントは、100人までのメンバー登録が可能です。
複数人で運用したい場合は管理画面の「権限設定」でユーザーを追加しましょう。
「管理者」「運用担当者」「運用担当者(配信権限無し)」「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」といった種別があるので、外注スタッフなど運用するスタッフに応じて権限を付与できます。
ここでは実際にLINE公式アカウントを活用し、成功した企業の事例をご紹介していきます!
https://page.line.me/?accountId=304fbqiz
ドミノピザのLINEアカウントは、“リアルな販売チャネル”として展開されています。チャットボットを活用し、トーク感覚でピザを注文できる仕組みを搭載。ピザを注文するハードルを下げたことで、4ヵ月で1億円以上の売上UPにつながっています。また、「お得なクーポン」「キャンペーン情報」なども定期的に配信されており、ユーザーの満足度も非常に高いです。
注文住宅の無料相談窓口「auka(アウカ)」を運営するギバーテイクオール株式会社では、LINE広告とLINE公式アカウントを活用。住宅購入に関するさまざまな情報を、LINE公式アカウントを通じてユーザーに提供し、ユーザーとのコミュニケーションを強化し、コンバージョンにつなげました。
すぐにコンバージョン(オペレーターによる無料の電話相談)しなくても、LINE公式アカウントで継続的にコミュニケーションを取ることで、一定期間をおいてコンバージョンするユーザーも珍しくないそうで、住宅購入に対する温度感を高めて離脱を防ぎながら、オペレーターとの電話相談につなげています。
引用:ユーザーの温度感を高める導線設計で、住宅購入をサポートするaukaのLINE広告活用 ギバーテイクオール株式会社
コーヒー・紅茶の老舗専門店である澤井珈琲では、近年メルマガの開封率の低さに悩み、公式LINEアカウントを開設。
朝のコーヒーを飲んでいる時間帯に商品PRメッセージを配信する、休日にセールのお知らせを配信する、といった施策で、ECサイトのコーヒー豆の売上を伸ばすことに成功しました。
実際に2021年11月時点と2022年7月時点のLINE公式アカウント経由の売り上げを比較すると2.3倍伸長しています。また、PayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)のイベント「超PayPay祭」の開催時には月間売上ギネスを更新する約1,500万円の売り上げを記録するなど、大きな成果を出しているそうです。(引用:客単価や売り上げアップに貢献!澤井珈琲に聞く、ECモールにおけるLINE公式アカウント活用 株式会社澤井珈琲
このようにメッセージ配信の時間帯を工夫することは、LINE公式アカウント運用のコツです。
第二新卒向けの転職支援を行っている株式会社UZUZは、LINE公式アカウントを活用したチャットボットで求人紹介や面談予約などを効率化。チャットボットと会話することで、転職サポートの面談予約をクイックに行えるサービスを提供しています。
1ヶ月あたり平均約2,500件ほどの問い合わせがあり、LINE経由の問い合わせは全体の3割ほどですが、そのうち面談予約率が55%と、他のチャネルと比較して高いそうです。
引用:面談予約率55%! LINEのチャットボットを活用して求職者への情報提供をスムーズに 株式会社UZUZ
ユニクロの公式LINEアカウントでは、新商品の情報・最新のチラシなどを定期的に配信しています。また、会員登録を同期すれば「会員特典の付与」「クーポンの利用」「店舗での会計時に買物券が当たる抽選に参加できる」などのメリットも。リンクも設置してあるため、オンラインストアでも利用しやすいと言えるでしょう。タイムラインを“カタログ”のように活用しており、ユニクロの世界観が存分に伝わる工夫を取り入れています。
無料で利用することができ、ホームページの代わりにもメルマガの代わりにもなるLINE公式アカウントですが、どのような企業・人にでもおすすめできるわけではありません。
まず、おすすめできる人(企業)としては、
など、このほかにも飲食店・アパレル・行政・不動産・・・などさまざまな業種で活用されています。
つまり、ほとんどの企業におすすめだと言えます。
一方で、以下にあてはまる人(企業)にはおすすめできない理由があります。
LINE公式アカウントはメルマガの代わりになると言いましたが、つまりLINEよりメールのほうが使用頻度が高いユーザーには効果がないのです。企業を相手にしていたり、LINEユーザーの年齢層からずれていれば、効果は発揮できないでしょう。
また、LINE公式アカウントでは商用利用できないケースが存在します。
例として医療関係や出会いを募集するような職種、店舗がないアフィリエイターなど。
LINE公式アカウントガイドラインを確認し、禁止されていないかどうか確認したうえで運用しましょう。
LINE公式アカウントは、無料で簡単に作成することができます。
LINE公式アカウントのメリットをまとめてみました。
ホームページやメルマガの代わりにもなるので、基本的にはどのような業種にもおすすめできるSNSと言えます。
TRASPではWebサイト制作を主軸とし、SNSの運用も行っております。お問い合わせはこちらから。
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