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2023.03.01
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更新日:2023.03.07
公開日:2020.08.28
Googleマップ上に店舗情報を掲載し上位表示を狙う「MEO対策」は、実店舗を持つ企業にとって大きな集客効果をもたらします。その場で店舗情報を検索し来店しようとするスマホユーザーを引きつけ、集客へつなげられるのは大きなメリットです。
ただしMEO対策にはメリットだけでなく、デメリットも多少ながらあります。これからMEO対策を始めようと考えている企業の担当者、「MEO対策で自社は効果があるのだろうか」と悩んでいる担当者も多いでしょう。
そこで今回はMEO対策のメリットやデメリットを、多くの企業のMEO対策を支援してきたTRASPがわかりやすく解説!MEOで集客効果が出る業種なのか、出ない業種なのかを見極める方法もご紹介していきます。
目次
MEO対策(Map Engine Optimization)とは、Googleの地図エンジン最適化のこと。
Googleビジネスプロフィール(旧称: Googleマイビジネス)に自社情報を登録し、Googleマップ上での検索上位化を目的とした施策です。またSEO対策の一つでもあることから、別名「ローカルSEO」とも呼ばれています。
MEOが表示される仕組み
検索ユーザーの「検索キーワード」と「位置情報」から、検索アルゴリズムが「関連度の強い順」にランキング形式で表示
たとえばGoogle検索で「解体業」と検索してみましょう。
検索結果画面では、上記のように上位3社とGoogleマップの枠が表示されます。
4位以降は「その他のサービスやお店」をクリックしないと表示されないため、3位以内に表示されるかが集客のポイント。
またWebサイトの最適化を図るSEO対策と同様に、検索順位は検索アルゴリズムの評価指標によって決まります。
ただしSEOと異なる点は、ユーザーの「位置情報」が影響すること。
そのため「ユーザーの位置に近い」かつ「検索キーワードとの関連性が高い店舗」が上位に表示される仕組みです。
似ている施策として「SEO対策」というものがあります。
両者の違いは、下の図をご覧ください。
赤枠と青枠で示したように、上部に表示される地図と連動したお店のリストがMEOスペース、下の通常の検索結果リストがSEOスペースです。
MEO対策をすることでどのようなメリットがあるのか、挙げてみました。
スマートフォンは今や、パソコンに変わるインフラとして普及しています。「パソコンを持たずにスマホでインターネット検索している」という人も多いでしょう。
どこでも持ち運べるスマホの普及は「今すぐ客」を生み出しています。
「今すぐ客」の行動は次のとおり。
じっくり比較検討するターゲット層とは異なり、すぐに行動に結びつけられるターゲット層のこと。何となくではなく、はっきり何がしたいか決まっているお客さまをリアルタイムで集客できれば、店舗にはメリットといえるでしょう。
そこでMEO対策が効果的。たとえば「大阪駅周辺のおしゃれなカフェに行きたい」と思っている「今すぐ客」がWebで検索を行うと、結果上位にGoogleマップの一部が表示されます。
検索結果に表示されるGoogleビジネスプロフィールは、店舗名と画像がいっしょに掲載され、検索エンジンの結果よりも上部に表示されます。テキスト表示が基本の通常の検索結果リスト(スニペット)より宣伝効果が見込めるでしょう。
その場で今すぐに行きたいお店を調べる「今すぐ客」は、「すぐに内容が理解できるコンテンツが見たい」と思っています。通常の検索結果より内容がわかりやすいGoogleマップへ上位表示できるようになれば、効率よく「今すぐ客」を集客できるといえます。
従来の店舗集客手法は、コストがかかる点が問題でした。
チラシ:印刷代や紙代などが掛かる、ターゲットユーザーに届くとは限らない
Web広告:ターゲットユーザーにリーチはできるが、費用がかさむ場合も
ポータルサービスへの掲載:契約料が掛かりプランが上がると高額に
新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた店舗も多く、お客さまが戻ってきてほしいのはやまやまだが集客にお金をかけたくないというケースも多いでしょう。ポータルサービスの顧客離れも進み、新しい集客手法開拓に力を入れようとする企業も増えています。
そこでMEO対策を新しい集客手法として取り組むことをおすすめします。
地域情報を調べるターゲットユーザーへダイレクトに店舗情報を表示でき、必要なGoogleビジネスプロフィール(旧称・Googleマイビジネス)への登録も無料。MEOで集客できれば、ほかの広告費を削減できる可能性が高くなります。
「お金をかけず、ターゲットユーザーに絞って情報を見せられる」というのは大きなメリットといえるでしょう。
MEO対策と似たものにSEO(検索エンジン最適化)があります。
SEOは、マップに対して対策をするMEOとは異なり、検索エンジンに対して対策を行います。先ほど「大阪駅周辺のおしゃれなカフェに行きたい」と思っているユーザーがWebで検索を行うと、結果上位にGoogleマップの一部が表示されましたが、その下に表示されるのが検索エンジンからの検索結果です。
ただしSEO対策は難度の高い手法であり、実店舗がSEO対策だけで集客を成功させるのは極めて難しいといってよいでしょう。飲食系や美容系の検索条件では、「リクルート」といった代表的な企業が提供するポータルサービスばかりが上位に表示されます。この中で自社のサイトを、1位や2位といった高順位に上げていくのはSEOのプロでも難しいです。なぜなら検索結果にはさまざまな要因が絡んでおり、Googleのアルゴリズムアップデートも常に把握しながら対応を行わないといけないため。
SEOの結果が出るには、半年~1年ほどの長期的な期間が必要となるでしょう。
一方でMEO対策の場合、次の3つから検索順位が決まるため、比較的簡単な手法といえます。
したがってMEO対策で高順位を取るまでの期間は、SEO対策で高順位を取るより短い期間と労力で済むでしょう。1か月や2ヶ月などある程度の期間は必要ですが、SEO対策と比較するとモチベーションは維持しやすいはずです。
インターネットの発達により、ユーザー側が自力で知りたいことを調べるのがあたり前の時代になりました。そして現在では店舗からの一方的な発信よりも、第三者の目線でみた口コミを特に重要視する方が増えています。
企業側が提供する情報は、どうしてもお店の都合の良い角度からまとめられてしまいがちです。しかし口コミの場合は悪い意見も含め、実際に企業の商品やサービスを使ったユーザーの赤裸々な感想を確認できます。商品やサービスを検討・比較するための有益な情報源として、口コミの活用が広がっています。
口コミを始めとした「UGC(ユーザーが発信した情報)」をマーケティングに活用し、成功をおさめる企業も増えてきました。MEO対策においても、口コミは集客成功のための鍵を握っています。
マップの検索結果表示リストを見ても、ユーザーの総合評価が1~5の星で表示されるので目立ちます。店舗としてはなるべくたくさん口コミを集めながら、星を5に近づけていくとユーザーの大きな信頼感を獲得できるようになるでしょう。
Googleマップは、集客までの導線がスムーズになるように工夫されています。
Googleマップの検索結果の店舗リストには、「電話」アイコンや「経路」アイコンが表示されています。つまり検索結果からすぐに電話予約をしたり、店舗ルートを調べたりといったことが可能です。
そしてリストをタップすると、詳細情報が表示されます。詳細画面には電話や経路に関するアイコンといっしょに、店舗情報を自分のリストに保存するアイコンや、Webサイトへアクセスできるアイコンなども目立つ形でいっしょに表示されるのでアクションが取りやすいです。
SEO対策の場合、コンバージョンを獲得するためにはページのレイアウトまで自社で細かく調整する必要があります。しかしMEO対策の場合、そのような細かい調整の手間がかかりません。ユーザーが今すぐ取りたいアクションがわかりやすいシンプルな見た目で表示されるのもMEOのメリットといえるでしょう。
ではMEO対策には、デメリットはあるのでしょうか。
デメリット面としては、次のようなことが考えられます。
MEO対策は、実店舗で直接商品やサービスを提供している企業に特に大きな効果をもたらします。これは、裏を返せば「実店舗で商品やサービスを直接提供していない企業」は来店しても意味がないので、MEO対策の効果があまり感じられないということになります。
しかし実店舗で商品やサービスを直接提供していないからと言って、MEO対策がまったく効果がないというのも違います。Googleマップで自社がしっかりした経営を行っているということを示せれば、良い企業イメージを持ってもらうことが可能。のちの顧客獲得などにつなげられるでしょう。
Googleマップに掲載されたお店に付くのは、良い口コミばかりではありません。
低評価や悪意のある口コミをされることも。
明らかに悪意のある口コミであればGoogleへ報告をして削除依頼することもできますが、お店のサービス、接客態度、料理などでお客さまが実際に感じたことであれば、真摯に受け止めて改善していくほかありません。また、そのような口コミに対しては、誠実に返信することを心がけましょう。
口コミをした投稿者だけでなく、何十、何百人というユーザーが今後その口コミを見ることになります。低評価や悪い口コミが多ければ、それを見て来店をやめる人も出てくるでしょう。しかしお店側からきちんと返信があり、謝罪や改善に努める旨など記載されていれば、逆に「まじめなお店だ」「きちんとしたお店だ」と信頼してもらうきっかけになります。
SEO対策と違い、MEO対策では全コンテンツをGoogleに併存しています。
SEO対策と比較してみると、たとえばWebサイトのコンテンツは自社や制作会社が管理しているものです。Google側からコンテンツに対して内容を変更するといった操作はできません。
しかしMEO対策の場合は、Googleビジネスプロフィールに登録した情報をもとに、Googleマップ上で情報を表示する仕組みなので、Google側が自社の情報を左右することになります。たとえば知らずにGoogleのガイドラインに違反しただけでも、Googleからアカウントごと情報を削除される可能性もあります。
MEO対策を行うときは必ずGoogleのガイドラインを確認し、規約を守ってコンテンツ作りをしましょう。またGoogleの最新情報をチェックして、MEO対策の変更に関して柔軟に対応できるようにしておいてください。
MEO対策は、SEO対策に比べて歴史の浅い手法です。
したがって昔のSEO対策で起きていたような問題が、現在のMEOでも起きていると考えられます。
たとえば悪質な業者の横行は、MEO対策の正当性を脅かす問題の一つになっています。
といった戦法で、不当に成果を得ようとする企業も。
Googleに不当なMEO対策が発覚すると、店舗側が不利益を被ってしまうので危険です。外部にMEO対策を依頼する場合は、
といった点を確認して信頼できる業者を探してみましょう。
MEO対策のデメリットを挙げてきましたが、実は対処法があります。
ここからは、当社でも実践している対処法をお教えします。
MEOにおいてもっとも困るのは、「誹謗中傷やふざけた口コミを投稿する人もいる」点です。口コミをもとに風評被害が広がってしまっては、お店の評判も落ちてしまうので放置は危険です。
しかし残念ながら、口コミを削除するといった編集を店舗側で行うことはできません。恣意的に口コミをよい評判へ変更したりといった不正が起こらないようにするためには、仕方がないでしょう。
ただし誹謗中傷と思われる口コミが投稿された場合は、Google本部へ連絡を取れば審査が行われ、不適切と認められた場合は削除されます。まずはGoogleへ連絡を取ってみましょう。
注意点
良い口コミを増やして自店舗の印象をよくするためには、来店してくれたお客さまへ積極的に口コミを行ってもらえるよう情報発信をしながら、寄せられた口コミをチェックする必要があります。そのうえで各口コミ内容へ適切な返信を行い、さらなる評判獲得へつなげていくのが良いでしょう。
ただし口コミの管理が大変だと感じてしまうお店もあると思います。
多くのユーザーが口コミを投稿してくれればお店側としては嬉しいですが、口コミが寄せられれば寄せられるほど、店舗としては返信する量が増加していきます。ある程度テンプレートを使うのは効率的な方法ではありますが、すべて同じ文言では機械的だと感じられてしまうため複数のパターンを考えなくてはならないでしょう。
MEO対策会社に依頼することで解決できることもあります。たとえば、口コミの自動返信機能。あらかじめ用意しておいた口コミへの返信パターンのなかから、評価の度合いに合わせてランダムに自動返信します。自社で随時対応するリソースがなければ、MEO対策会社に依頼することも検討してみましょう。
プロに依頼することで、Googleのアップデートなどにもすぐに対応してもらえます。
TRASPはお客様の業種と立地を総合的に判断し、検索数が多いものより、少なくてもより集客につながるキーワードを厳選して、10位以内に入るよう対策する事をご提案しています。登録~設定、キーワード選定まで一貫して依頼可能です。
MEOについて
MEO対策を始めようと思っても「自社はMEO集客に向いている業種なのだろうか」と悩んでしまう企業の担当者も多いでしょう。そこで、自社がMEO対策をして集客効果があるのか、それともないのかを簡単に判断する方法を教えたいと思います。
まずGoogle検索で自社の業種やサービスに関する語句(キーワード)を検索してみましょう。
たとえば当社TRASPであれば、
「ホームページ制作会社」
があてはまります。「ホームページ制作会社」をさっそく検索してみると、現在地周辺のホームページ制作会社がリスト表示されます。
TRASPは大阪市でMEO一位を獲得しています。
では次に「SEO対策会社」を検索してみると、上部にリスティング広告、その下に通常の検索が表示され、Googleマップの情報は表示されていませんでした。
したがって、このことから「ホームページ制作会社」はMEO対策で上位表示が可能ですが「SEO対策会社」はいくらMEO対策をしてもそもそも表示されないということになります。
このように、そもそもマップ表示されない業種はMEOに向かないといっても良いでしょう。
さらにわかりやすいのは、「実店舗をもっていない企業」。
MEOは現実の店舗に対してユーザーが「お店選びをして来店」しやすくするものであるため、店舗がなければ集客の意味がないのです。
MEOにおいて店舗情報が評価される際は、下記の3つの基準が用いられます。
関連性:ユーザーのクエリに対して、店舗情報がどれくらい関連性を持っているのか
距離:ユーザーの位置から、どの位近くに店舗があるのか
認知度:口コミといった評判がどれくらい寄せられており、認知度が高いのか
上記3つの基準を守りながら、MEO対策を行うと最大限の効果が得られるでしょう。
こういった対策を行いながら、上位表示を狙っていくのがおすすめです。
また、Googleビジネスプロフィールには自社のウェブサイトのURLを登録可能。
「電話」「ウェブサイト」「経路案内」などのアクションをうながすボタンのほか、「見積もり」ボタンも設置できます。業種によっては半数以上がお店のホームページでより詳細な情報を確認したいと思っているという結果もあります。ぜひホームページのURLを登録しておくことをおすすめします。
今回はMEO対策のメリットやデメリット、そしてMEO対策で効果が出る業種と出ない業種について解説しました。
実店舗で商品やサービスを提供している店舗にとって、MEOはお金のかからない効率的な集客手法だといえます。口コミの力も利用しながら、今すぐにでも取り組めるマーケティングです。しかし悪い口コミで評判が落ちるなどのデメリットも考えられるため、口コミの管理運用まで視野に入れて始めましょう。
TRASPはMEO対策に力を入れているWeb制作会社です。お店や立地条件などを総合判断し、集客につながるキーワードを選定いたします。まずは10位以内に入るためのキーワードを複数選定しご提案、一つずつ上位表示を狙って行きます。
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