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ひどいホームページ制作会社の闇とは?実在する・・・
2023.07.12
TRASPコラム
制作会社
公開日:2023.07.31
最近、「初期費用0円・初期費用無料」というホームページ制作の広告を見かける方も多いのではないでしょうか。
初期費用が無料なので取り組みやすいですが、実は月額で費用がかかるという落とし穴があるのをご存知ですか?
毎月費用を払い続けなければならないため、「気づけば150万円、200万円を支払っていた…」など、長期的にみるとコストがかさむというデメリットも。
本記事ではホームページ制作会社のスタッフが、初期費用0円のホームページ制作について徹底的に調査してみました!
初期費用0円で成り立つ仕組みや制作を依頼した場合のリスク、そしてWeb制作会社目線でコストを抑えて制作するコツについてお教えします。
目次
結論から言うと、初期費用0円・無料のホームページ制作とは、無料で始められる代わりに月額料金で利益を得るサブスクリプション型といえるでしょう。
そもそもホームページ制作における費用では、以下の4項目が必ず発生します。
サーバーやドメインの取得費用と制作費用の3つをまとめて「初期費用」と呼ぶことが一般的です。一方でサーバー維持費やメンテナンス費は運用費と言われています。
特にホームページの制作はディレクターやコーダー、デザイナーなど多くのスタッフが関わり、人件費が発生します。初期費用はかならず発生するため、制作会社にとって初期費用を完全に無料にすることは不可能と考えましょう。
そのため初期費用0円・制作費無料とうたっている場合、
など、トータルの費用としては一般的な制作会社と変わらない、もしくは高額になるケースが多くなります。
前述の通り、初期費用0円・無料ホームページ制作では、月額制の料金形態によってトータルの費用で利益を出す仕組みとなります。
近年は音楽や自動車などさまざまな業界でサブスクリプションモデルと呼ばれる月額制料金のサービスが増えました。消費者にとっても月々の負担が少なく、気になっていたサービスを始めやすいことは、サブスクリプションモデルの強みといえますね。
しかしサブスクリプションモデルでは「15回払い」のように、支払い回数が決まっているわけではなく、定められた契約期間や利用期間はずっと費用を支払う必要があります。
そのため総合的な費用では高額になってしまうケースも多く、「一括50万円」などの一般的なホームページ制作費用のほうが結果的に安くなることが多いのも現実。
したがって初期費用の安さや始めやすさにとらわれず、1年・2年といった長期間で費用を比較することが重要になります。
つづいて、初期費用0円・無料でホームページ制作をする4つのリスクについて紹介していきます。
初期費用0円・無料ホームページ制作の場合、制作会社はホームページの制作費用を回収するために、3年や5年といった長期契約を結ぶことが大半です。
そのためトータルで支払う費用を考えると、結果的に初期費用0円・無料ホームページのほうが割高になってしまうケースは多いといえるでしょう。
たとえばホームページ制作費用が「一括100万円」と「月額20,000円」を比べると、後者のほうがお得に感じてしまいますよね。
しかし月額20,000円が5年契約であればいかがでしょうか。
20,000円×60ヶ月払いとなり、最終的に支払う総額は120万円になります。
このように一見すると初期費用0円や月額制はお得に感じられますが、蓋を開けてみたら「損をしていた」というケースもあるため注意をしましょう。
前述のとおり、制作会社はホームページの制作費用を回収するために、長期間の契約期間を設けることが多いです。
また契約期間中は、途中解約できないことや、業者を変更できないケースが多いため注意をしましょう。
とくにホームページの所有権が業者側にある場合、無理に解約しようとすれば、ホームページを削除されてしまうといった可能性もあります。
Webの知識がない方はホームページ制作を丸投げで任せられることはメリットですが、後々トラブルに発展する可能性もあるため、できるだけサーバー代・ドメイン代など、所有権に関わる要素は自社で対応しておくことをおすすめします。
はじめてホームページ制作する方は、「ホームページなんてどれも同じじゃないの?」と思われているかもしれません。
そのため制作費用をできるだけ抑えようと、初期費用0円や無料のホームページ制作へ依頼してしまいますが、費用をかけた場合とかけなかった場合ではホームページの質は大きく異なります。
なぜならホームページ制作では「営業担当・ディレクター・デザイナー・ライター」など、各分野のプロが集結することで、はじめて良いものが生まれます。そのため制作費用が高額になることは、ある意味必然といえるでしょう。
対照的に費用が格安の場合、制作費用を抑えられるだけの要因がかならずあります。
例えばホームページデザインがテンプレートであるなど、何かしらは費用が安い理由が存在し、集客効果も変化してきます。
したがって「問い合わせがほしい」「アクセス数を増やしたい」など、ホームページを集客ツールとして活用したいのであれば、初期費用はかかっても実績が多い制作会社へ依頼するほうが最終的なコストパフォーマンスは良くなるでしょう。
最も大きなリスクとして考えられることは、ホームページ制作・運用に関するサポート内容が雑な場合や、サポート代として別料金を請求されてしまうケースです。
月額制と聞くと、サポートが充実していると考えてしまいますが、月額料金内に必要なサービスがすべて含まれているとは限りません。業者によっては月額料金のなかにほとんどサービスが入っていない場合も。
たとえば店舗の営業時間が変更になった、感染症対策のお知らせを掲載したい、といった軽微な修正が考えられます。こんなときに「1回1万円」と料金を取られることも。
また悪質な業者の場合、「納品後のサポート対応が悪い」「なかなか連絡が取れない」」というやばい制作会社も存在します。長期契約で途中解約ができなければ、制作会社にとってはサポートをしてもしなくても利益は変わりません。
そのため実際は何もサポートしてくれないのに費用だけを支払う必要がある、詐欺のような制作会社もなかには存在するため、費用に加えて契約内容面についても確認するようにしましょう。
TRASPではアフターサポートに力を入れており、お客さまがLINEでいつでも連絡できる体制を整えています。基本的な操作説明はもちろんのこと、ブログ更新や解析レポートの提出も合わせて行っているため、安心してお任せください。
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つづいて、初期費用0円・無料ホームページ制作へ依頼する際に、かならず確認すべき2つのポイントを紹介していきます。
とくに支払う回数は最重要ポイントとなるため、契約前にしっかりと確認するようにしましょう。
最も重要なことは、合計で「何回払いの契約となるか」です。
基本的に初期費用0円・無料ホームページ制作のプランでは、月額制で料金を支払うことになります。「初期費用0円+月額3万円の3〜5年払い」などで契約を結ぶことが多いといえるでしょう。
一括で50万円〜80万円を支払う場合と比べて、最初の2年ほどは費用を抑えられますが、長期になればなるほど支払い総額は増えていきます。
そのため結果的に費用が高額となり、一括で支払う方が費用が安かったという事態になりやすいため、契約期間についてしっかりと確認しましょう。
注意
ただし多くの業者では月額でかかる料金が「制作費用の分割」ではなく「ホームページ使用料」となっているため、制作費の回収が完了したとしても月額料金が安くなるわけではなく、ホームページを使い続けるかぎり費用は発生し続けます。契約期間が満了した後も、ホームページを使い続けたいのであれば、所有権を譲渡してもらえるか確認する必要があります。
著作権はホームページ制作者に発生するものですが、著作権を行使できる権利がない場合、契約期間が満了してもホームページを譲渡してもらえません。したがって他社に乗り換えを行うことが一切できないため注意をしましょう。
著作権を行使できるかについては、制作会社によって異なるため、契約時に確認する必要があります。
さいごにコストを抑えてホームページ制作するコツを4つまとめました。
初期費用0円・無料ホームページ制作以外でも、制作費用を抑えることは十分にできるため、ぜひ制作会社選びのチェックリストとして活用してください。
ホームページ制作を依頼する際は、複数の企業から見積もりをとると、ホームページの質や費用感を確認したうえで判断できます。
とくにWebの知識が少ない方の場合、問い合わせをした1社だけでは費用相場やサービス内容について判断することが難しいといえるでしょう。正常だと思っていたら、「実際はサポートがほとんどない制作会社だった…」なんてことも珍しくありません。
また制作会社の良し悪しを判断するには、契約前の打ち合わせ対応や、提案の質からも判断できます。悪質な制作会社は「対応が雑な場合」や、「すべてが実現できます」など無責任な意見を言われることがあるため、営業担当や制作ディレクターの人柄などからも判断するようにしましょう。
評判の良いホームページ制作会社についてまとめた記事があるので参考にしてください。
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ホームページではデザイン・ライティング・コーディングなど、工程ごとに費用が高くなります。そのため自社で写真素材を作成したり、掲載する文章を考えたりなど、依頼範囲を少なくすることで制作費用を抑えられるでしょう。
ただし注意点は、制作コストは抑えられても、集客効果を得られないホームページとなってしまう可能性がある点です。制作会社はユーザーの行動心理やWebマーケティングの知識をふまえたうえで、デザインやライティングを行っています。
例えば、問い合わせボタンの色が違うだけで、最終的な問い合わせ率も変化してしまうのがWebの世界。そのため何も知識がない状態で制作してしまうと、集客面では効果を発揮できない可能性が高いため、費用とのバランスをとりながら自社で用意するようにしましょう。
前述ではデザインや原稿を自社で用意することについて触れましたが、誰もが簡単に用意できるわけではないですよね。そこでおすすめの方法が、制作会社がもつテンプレートデザインを利用することです。
テンプレートデザインとは、大枠のデザインやコンテンツの配置が決まったものを指し、一からデザインを考えるオリジナル版と比べて安い費用で依頼できます。
もちろんデザインテンプレートを使っているからといって、他の会社とまったく同じデザインになるわけではありません。あくまで配置やスタイルが同じとなり、ホームページカラーや写真は自社に合わせて作成してもらえます。
またテンプレ自体はプロのデザイナーが作成しているためクオリティが劣るわけではありません。SEO対策もあらかじめ考えられている場合が多いため、はじめてホームページ制作を行う方にもおすすめできる選択肢となります。
TRASPではプロのWebデザイナーが作成した豊富なテンプレートデザインをご用意しております。また業種に特化したデザイン・構成をご提案していますので、ご要望やお悩みについても、お気軽にご相談ください。
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ホームページ制作を外注するうえで最もコストを抑える方法は、フリーランスや個人事業主といった個人で制作できる人に依頼することです。
個人に依頼する分、一般的な制作会社とくらべて費用をかなり抑えられ、なかには10万円以下で制作することも可能になります。
ただし注意すべきことは、なにかトラブルが発生した場合、良い対応を受けられない可能性があることです。例えば「依頼の途中で連絡が繋がらなくなった」や、「制作の不備があったのに対応してもらえない」などのトラブルが挙げられます。
またホームページの質についても、基本的な機能しか備わっていないことや、制作会社と比べて雑な仕上がりになりやすい点も考慮したうえで依頼するようにしましょう。
最後に紹介するのは、補助金を活用してホームページを制作する方法です。
制作費用の一部や、制作に伴うツールなどを補助してもらえるため、通常のホームページ制作よりもコストを抑えられます。
ホームページ制作で活用できる補助金はこちら。
コーポレートサイトと呼ばれる一般的なホームページをはじめ、LP(ランディングページ)やECサイトも補助金の対象となります。ただし採用サイト・求人サイトの場合は補助金の対象外となるケースが多いため、詳細は各補助金の概要を確認するようにしましょう。
ホームページ制作で使える補助金については、こちらの記事をご覧ください。
本記事ではホームページ制作会社のスタッフが、初期費用0円のホームページ制作について徹底的に解説してきました。
初期費用0円と聞くと、魅力的な内容に感じてしまいますが、長期的には費用が高額になるというリスクがあります。
またサポートを十分に受けられないことや、ホームページの質が低いといったデメリットがあるため、失敗しないためには実績・経験豊富な制作会社へ依頼するようにしましょう。
TRASPでは数多くのホームページを制作してきた経験から、問い合わせにつながるホームページを提供しています。サポート体制やトラブル対応も整っておりますので、はじめてホームページを制作する方でも安心してお任せください。Webの無料相談も行っております。
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