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サイトリニューアルでSEO流入が激減!?原因4つと注意点を紹介

制作ガイド

更新日:2023.04.09
公開日:2023.03.08

サイトリニューアルでSEO流入が激減!?原因4つと注意点を紹介

 

社内でサイトリニューアルを任されたものの、SEO対策をどう講じたら良いか悩む方は多いのではないでしょうか。

 

ホームぺージのデザインやコンテンツなどを刷新してサイトリニューアルをすると、アクセス数やコンバージョン率が大幅に上がる可能性があります。しかし、その一方で、サイト設計を間違えると逆にアクセス数が減ってしまうことも。せっかくサイトリニューアルをしたのに、SEO効果が減ってしまっては元も子もありません。

 

そこで、サイトリニューアルをしたときにSEOの流入が減少する原因と対策を解説します。この記事を読めば、サイトリニューアル時にSEO対策では、どのような点に注意をしたら良いか把握できるでしょう。

 

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サイトリニューアルとSEOの関係とは?

サイトリニューアルとSEOの関係とは?

 

サイトリニューアルをするときに知っておきたいのが、SEOとの関係です。

 

SEOとは日本語で「サーチエンジン最適化」といい、サーチエンジンで特定のキーワードを検索したときに、自分のサイトを検索結果の上位に表示させる施策のこと。サイトへの流入増加を目的としています。

 

サーチエンジンのアルゴリズムがインターネット上のサイトを評価し、高く評価されたものが上位に表示されるしくみです。例えば、以下のようなサイトは高く評価される傾向にあります。

  • 内部リンクが適切に設定されている
  • 情報がカテゴリーごとにまとまっている
  • 検索ニーズにマッチするコンテンツ

上記の条件を満たすようリニューアルするなら、以下のような設計が必要です。

  • サイト設計:Googleなどのサーチエンジンの評価を高める
  • 導線設計:ユーザーがストレスを感じずに読み進める
  • コンテンツ設計:ユーザーの検索ニーズを満たす

このように、アクセス数を増やすなどを目的としたサイトリニューアルでは、SEOの効果を高める設計が最も重要といえるでしょう。

 

サイトリニューアルでSEO効果が下がる4つの原因と対策

サイトリニューアルでSEO効果が下がる4つの原因

 

SEOの効果を得られるような設計をしてサイトリニューアルをしても、検索順位やアクセス数が下がってしまうケースがたびたび見られます。その原因は、サイトリニューアルのときに行った変更などが影響しています。

 

次からは、サイトリニューアルでSEO効果が下がる要因と対策を紹介します。

 

1.重要なぺージ削除

サイトをリニューアルするときには、不要だと判断したぺージを削除することがあります。しかし実は、削除したのはサーチエンジンに評価され、アクセス数を稼いでいたぺージかもしれません。サーチエンジンの評価が高いページを削除してしまうと、当然アクセス数も減ってしまいます。

 

誤って重要なぺージを削除してしまうのを防ぐためには、事前にアクセス解析ツールを用いて、削除対象のぺージのアクセス数を確認しておくことをおすすめします。もし、確認をせずに削除してしまった場合は、流入が減ったぺージを探し出し、削除したぺージがアクセス数を獲得していたことを検証したうえで、復活させると良いでしょう。

 

2.ぺージやコンテンツのタイトルを変更

サイトリニューアルにともない、Webぺージやコンテンツのタイトルを変更した方が良いと考えるかもしれません。しかし、大きな理由がない限りはページやコンテンツのタイトルを変更しない方が無難です。

 

なぜなら、特定の検索クエリで上位表示されているページのタイトルを検索クエリを含まないものに変更すると、その検索クエリに対する評価が下がり、表示順位も落ちこむ可能性があるためです。ある程度の順位をキープできたとしても、クリック率が下がってしまうこともありますから、極力タイトル変更は控え、変更する場合は慎重に行いましょう。

 

3.コンテンツ内容の大幅な削除

リニューアル時にコンテンツ内容の一部を削除する場合も注意が必要です。

 

サーチエンジンがコンテンツのクオリティを評価するときの基準のひとつに情報量があります。情報量が充実しているコンテンツは文字数が多くなる傾向にありますから、大幅にコンテンツ内容を削除してしまうと、サーチエンジンの評価を下げかねません。

 

コンテンツの流入が減ってしまった場合は、何を削除したのかをチェックし、必要に応じて削除した箇所を戻すと良いでしょう。

 

4.クロール拒否設定・noidexタグ設定の解除し忘れ

SEOの効果が下がった理由は、単なるケアレスミスが原因かもしれません。

 

以下のようなサーチエンジンから特定のページへのクロールをブロックする設定がされていないか、確認してみましょう。

 

  • クロール拒否設定
  • noidexタグ設定

 

リニューアルするときには、既存サイトを残したまま、新たなサイト制作を進めるのが一般的です。その間は、サーチエンジンが検索の順位を決定づける要素をサイト内から収集し、情報をデータベースに登録する(インデックスする)のをブロックするため、上記の設定をしておきます。

 

これらの設定をしておかないと、制作中の完成度の低いサイトをサーチエンジンに見られてしまい、低品質のぺージだと判断されてしまうでしょう。そのため、リニューアル中はこれらの設定をしておき、新しいサイトをリリースするタイミングで解除します。

 

ところが、これらの設定を解除し忘れてリニューアルしてしまうと、サーチエンジンがサイトをクロールできなくなり、順位が下がるという事態に。たまに見られるミスですので、ご注意ください。

 

リニューアルでSEO効果を上げるサイト設計のポイント6つ

リニューアルでSEO効果を上げるサイト設計のポイント6つ

 

WebサイトをリニューアルしてSEO減少を防ぐだけでなく、効果を高めることも大切です。次から挙げるSEO効果を上げる6つのポイントを踏まえてリニューアルしましょう。

 

1.リダイレクト処理の実施

ドメインやURLの変更を伴うサイトリニューアルでは、リダイレクト処理が必須です。
リダイレクト処理とは、ユーザーが特定のURLを開いたときに、自動的に別のURLに転送する仕組みのこと。リダイレクト処理を設定しておけば、ユーザーがリニューアル前の古いサイトのURLを開いても、リニューアル後のURLへ自動転送してくれます。

 

リダイレクト処理が必要な理由は、ドメインやURLを変更するとサーチエンジンからの評価を失うため。例えば、以下のような変更をすると、サーチエンジンから得ていた評価が引き継がれず、評価が下がってしまうのです。

 

  • ドメイン変更
  • URLの階層構造変更
  • URLの末尾変更

 

リダイレクト処理には301リダイレクトと302リダイレクトがあり、サイトリニューアルでは301リダイレクトを設定します。

 

301リダイレクト

URLを変更するときに使われる処理です。

旧URLの以下の情報を引き継ぐため、サーチエンジンの評価が下がることがありません。

 

  • 今までのサイト訪問者
  • バックリンク(被リンク)

302リダイレクト

URLを一時的に変更するときに使われます。サイトのメンテナンスや一時的にぺージを閉じているなどの理由で、ユーザーを転送したいときに使用すると良いでしょう。

302リダイレクト設定では、SEO評価は新しいURLに引き継がれません。

 

2.適切な内部リンクの設定

サイト内のぺージ同士をつなぐ内部リンクを適切に設定すれば、サイトをリニューアルしたときのSEO効果が下がるのを防げます。ただし、単に内部リンクを設定するのではなく、関連性のあるぺージ同士をつなげることがポイントです。

 

関連性のないページ同士を内部リンクでつなげてしまっては、ユーザーもクローラーも混乱してしまうでしょう。
構造が整理できていないため、クローラーがスムーズに巡回できず、コンテンツの情報を持ち帰ってもらえない可能性も。データベースに情報が登録されなければ、検索結果の上位どころか、検索結果に表示すらされませんから、コンテンツの内容に適した内部リンクを設定しましょう。

 

適切な内部リンク設計ができれば、以下のような効果が得られます。

 

  • クローラーの巡回効率が向上する

サーチエンジンがサイトの評価を決定付ける情報を収集するクローラーの巡回効率であるクローラビリティが上がります。また、クローラーがサイト内で重要なページを見つけやすくする効果もあります。

 

クローラビリティが高まり、クローラーが効率よくWebサイト内の情報を集められれば、検索結果に反映されやすくなるため、SEOの効果を向上させるのに有効です。

 

  • ユーザーが回遊しやすくなる

コンテンツ内に関連ページへ遷移できるリンクを貼ると、ユーザーが知りたい情報を集めやすくなるため、Webサイトの滞在時間が長くなります。ユーザーの直帰率・離脱率低下にもつながり、サーチエンジンのサイトに対する評価が向上するでしょう。

 

  • サーチエンジンに専門性が高いと評価される

関連性が高いぺージ同士をリンクで結ぶと、サーチエンジンが特定の分野の専門性が高いサイトだと評価し、上位表示されやすくなります。

理由は、サーチエンジンが評価するのは、ある分野の専門性や情報の信頼性が高く、ユーザーに価値あるコンテンツを提供しているかどうかを基準にするためです。

ホームページ制作会社のTRASPなら、上位表示を可能とするリンク設計が可能です。
リンク構造は、検索順位に大きく影響する重要な要素ですので、適切な設計をすることが重要。
TRASPなら、クローラーがサイト内をスムーズに回遊できるリンク構造を設計します。SEOの効果を引き出せることが可能ですので、SEOの効果がイマイチ感じられないというときは、ぜひお問い合わせください。

 

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3.HTMLタグの最適化

クローラーは、ぺージを評価するときにHTMLを読んでぺージの内容を認識しているため、HTMLタグを適切に用いて、クローラーがぺージ内容を読みやすくすることも重要です。

 

サイトリニューアルをした際に、リダイレクト処理を設定しているのにアクセス数が減ったときは、HTMLタグが適切に設定されているかチェックすると良いでしょう。

 

HTMLタグを最適化するポイントは以下の通り。

  • コンテンツのタイトルタグに選定したキーワードを入れる

タイトルタグとは、Webぺージのタイトルを表示するタグで、サーチエンジンのクローラーにぺージの内容を伝える役割があります。上位表示を狙うには、選定したキーワードをタイトルタグに含ませ、なおかつタイトルの冒頭に挿入すると効果的です。

 

  • ディスクリプションタグに検索キーワードを含める

ディスクリプションタグとは、サーチエンジンの検索結果画面に表示されるページの説明文のこと。このディスクリプションタグに書かれている内容によって、ユーザーはWebぺージの内容を推測するため、クリック率を左右します。

 

そのため、ディスクリプションタグに検索キーワードを含めることは重要です。さらに、ユーザーが欲しい情報があることを簡潔にまとめると良いでしょう。

 

ディスクリプション説明

 

  • 見出しタグを順序よく設定する

見出しタグはhタグとも呼ばれ、コンテンツの段落に設定されるもの。コンテンツの構造をユーザーやサーチエンジンに的確に伝える役割を担っています。

 

コンテンツの階層が明確になるよう、見出しタグを順序良く設定すると、サーチエンジンがクロールしやすくなるため、サーチエンジンの評価が高まるでしょう。

 

  • alt属性を設定する

imgタグとも呼ばれ、Webぺージで表示される画像を説明するテキストです。画像検索結果で上位表示を狙うときには、alt属性を設定しましょう。

 

なぜなら、サーチエンジンは画像だけでは、その内容を理解するのが難しいため。alt属性を設定することでサーチエンジンの画像理解度が高まります。

 

  • アンカータグを設置する

アンカータグは別のページへ遷移するときに使われるタグで、リンク先のURLに代替テキストを表示する役割があります。リンク先URLの代わりに遷移先のぺージタイトルを表示させることで、どのような内容のぺージなのかがわかりやすくなるでしょう。

 

関連性の高いぺージのリンクを設定し、アンカータグにキーワードを挿入するとサーチエンジンが関連あるぺージだと判断し、専門性の高さを評価されるのでSEO対策として効果的です。

 

  • コンテンツの装飾HTMLタグをCSSにまとめる

文字装飾をするときには、Webページの背景の色やサイズなど見た目を設定する言語のCSSにまとめると、HTMLの記述が簡潔になります。

簡潔に書かれたHTMLは、サーチエンジンがぺージの情報を理解しやすいため、評価が上がる可能性が高まるでしょう。

 

4.XMLサイトマップの設定

サイトリニューアル後にサイト構成が大きく変わるときは、公開時にXMLサイトマップを設定しましょう。

 

XMLサイトマップとは

Webサイトの構造やコンテンツをサーチエンジンに素早く、的確に理解してもらうためのファイルのこと。Webサイトにあるぺージのリンクをリスト形式で記述しています。

クローラーがWebサイトのぺージ一つひとつを見て理解するには、時間がかかりますが、XMLサイトマップを設定すれば、クローラーの理解を助け、すばやくインデックスしてもらえます。

XMLサイトマップの設定は必須ではありませんが、以下のようなケースでは、クローラーがサイトを的確に理解できない可能性があるため、XMLサイトマップを設定すると良いでしょう。

 

  • リニューアルしたサイトが500ぺ―ジ以上ある場合
  • サイト内リンクができていない場合
  • 外部からの被リンクがない、または少ない場合
  • 画像や動画が多い場合

 

ただし、リニューアルしたサイトのコンテンツ量がまだ少ない場合は、XMLサイトマップを設定しても、SEO効果をあまり見込めません。先にコンテンツを充実させた方がSEO対策には有効です。

 

5.パンくずリストの設定

パンくずリストとは、Webサイトを訪問したユーザーがどのページにいるか視覚的にわかるように表示するものです。

 

多くの場合、以下のようにサイトの上部に表示されます。

 

パンくずリスト説明

引用:TRASP「SEOキーワード分析」

 

パンくずリストを設定することで、以下の効果が得られます。

  • クローラーが効率よく情報収集できる

パンくずリストを設置すると、Webサイトが体系的に整理されます。クローラーが効率よくサイト内の情報を巡回できるため、サーチエンジンの評価が上がるでしょう。

 

  • ユーザビリティ向上

パンくずリストを見れば、ユーザーがどのページにいるのか把握しやすくなります。また、サイトの構造を視覚的に理解でき、ユーザビリティが向上するというメリットも。ユーザビリティ向上によってユーザーの滞在時間が長くなり、サーチエンジンから優良なサイトだと評価されるでしょう。

 

6.レスポンシブデザインを採用

デバイスによって画面表示を最適化するレスポンシブデザインに対応していないなら、サイトリニューアル時にレスポンシブデザインを採用すべきです。

 

近年、スマートフォンの普及によりスマホユーザーが増加し、ユーザーのほとんどがスマホからWebサイトを閲覧するようになりました。そのため、Googleではモバイルサイトを基準にして順位を決定するモバイルファーストインデックスを採用しています。レスポンシブデザインに対応していないサイトは、検索順位が下がっているかもしれません。

 

今や、アクセス数を増やすにはレスポンシブデザインの採用は必須といえるでしょう。

 

リニューアルのSEO対策を成功させるポイント3つ

リニューアルのSEO対策を成功させるポイント3つ

 

リニューアルでSEO対策を成功させるために、以下の3つを念頭に入れておくことをおすすめします。

リニューアルの目的を明確にする

SEOに関連する目標を明確に設定すると、方向性がブレずにリニューアルでき、よりターゲットに訴求できるサイトになるでしょう。

 

  • アクセス数を○%アップ
  • 検索流入を上げるためにコンテンツを充実させる
  • サイト構造をSEOに適した構造に変更する

 

上記のようにはっきりとした目標が定まっていれば、残すコンテンツを選定できたり、効果的な導線を設定できたりし、SEOの効果を出せるサイトにリニューアルできます。

 

少しずつリニューアルする

ページ数が多いWebサイトをリニューアルする場合は、一度に行うのではなく、段階的に行うことがおすすめです。一気にリニューアルして以下を行うと、サーチエンジンの評価を失う範囲が大きいためです。

 

  • URL変更
  • 被リンク削除
  • 内部リンク変更
  • コンテンツ変更・削除

 

また、リニューアルプロジェクトのマネジメントが複雑化し、現場の混乱を招く可能性があります。少しずつリニューアルする方法は一見遠回りに見えるかもしれませんが、結果的には効率よくリニューアルできるでしょう。

 

SEOの専門家をチームに投入する

リニューアルで失敗を防ぎ、SEO効果を出すには、適切に方向性を決め、設計をすることが重要です。そのため、サイトリニューアルの計画立案のフェーズからSEOの知識と経験を持つ人物をチームにアサインしましょう。

 

SEOに強いWeb制作会社にサイトリニューアルを依頼するのも手です。社内の工数が減らせ他の業務に専念できるだけでなく、認知度アップや集客増加など、確実にWebサイトの効果を得られるでしょう。

 

 

まとめ

サイトリニューアルでSEO流入が減少する理由と対策を見てみると、サイトリニューアルではSEOに適した対応が重要であることがわかります。

 

サイトをリニューアルしてもSEO対策を講じなければ、今まで積み上げてきたアクセス数やPV数などが無駄になってしまうかもしれません。

 

リニューアルしてSEOを減少させないためには、SEOに精通したスタッフをアサインすることがカギです。社内にリソースが不足している場合は、SEOに強いWeb制作会社に外注するのも良いでしょう。

 

当社TRASPはSEO対策を得意としているホームページ制作会社。400社以上のホームページ制作実績があり、豊富なSEOに関する知識と経験を持っていることを強みとしています。自社サイトにてSEO対策を講じたところ、わずか1年でアクセス数を10倍に伸ばすことに成功しました。そのノウハウを用いてSEOの効果を上げるリニューアルが可能です。

 

サイトリニューアルでSEO対策に不安をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。どのようなご相談でも、ていねいに対応いたします。

 

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