制作ガイド
ホームページ制作で掲載すべきコンテンツ
2020.12.10
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.05.21
公開日:2023.04.12
ホームぺージにコンテンツを追加したり、リニューアルしたりするときには、コンテンツをサブドメインとサブディレクトリのどちらを用いて展開したら良いのか、悩んだことはありませんか。
サブドメインとサブディレクトリは、一見同じように見えますが、異なる役割を担っています。
そのため、選び方を間違えるとSEOの評価に影響が生じる可能性があります。
コンテンツを展開するなら、自社のWebサイトに適した方を選ぶことでSEOの効果を最大化できます。
そこで、サブドメインとサブディレクトリの違いを400社以上のWebサイト制作の実績があるTRASPが初心者にもわかりやすく解説します。この記事を読めば、どちらを選べば良いか明確になるでしょう。
目次
まず、サブドメインとサブディレクトリの違いを表で見てみましょう。この記事では、両者の違いを一つずつ説明します。
サブドメイン | サブディレクトリ | |
表示される位置 | ルートドメインの前 | ルートドメインの後ろ |
役割 | 一つのドメインを分割してページを作る | 一つのドメインの配下にページを作る |
SEOとの関係性 | メインドメインからの影響を比較的受けにくい メインドメインと別サイトとしてみなされる | メインドメインからの影響を直接受ける メインドメインと同じサイトとしてみなされる |
適した用途 | メインドメインと異なるテーマのコンテンツを展開するとき | メインドメインと同一のテーマのコンテンツを展開するとき |
サブドメインとサブディレクトリの大きな違いは、インターネット上の住所を表すドメイン内で表示される位置です。ドメインの階層構造のトップを表すルートドメインの前後どちらかに表示されます。
この場合、「example.com/」がドメインの階層のトップであるルートドメインで、
となります。したがってドメインを見れば、サブドメインとサブディレクトリのどちらを使っているのか一目瞭然でしょう。
では、サブドメインとサブディレクトリがそれぞれどのように使われているのでしょうか。実際のWebサイトのドメインを見てみましょう。
サブドメインを用いているWebサイト例
赤文字の部分がサブドメインです。いずれも、ルードドメイン「yahoo.co.jp」の前に「auctions」「news」が表示されていますね。
次に、サブディレクトリの使用例を見てみましょう。当社TRASPのコーポレートサイトはサブディレクトリを用いてコンテンツを展開しています。
サブディレクトリを用いているWebサイト例
上記は、ルートドメイン「trasp-inc.com」の後ろに、各ページの「works」「seo」が表示されていることから、サブディレクトリを用いていることがわかります。
ちなみに、ほとんどのサイトはこのサブディレクトリを用いています。
サブドメインとサブディレクトリは表示される場所も違えば、役割も異なります。
役割の違いから、Webサイトで発信するコンテンツによって使い分けられています。
サブドメインとサブディレクトリの役割と、実際に使われているWebサイトを詳しく見てみましょう。
引用:ナイルのSEO相談室「サブドメインとサブディレクトリの違いとは?使い分け方を解説!」
サブドメインは、運営しているサイトをテーマや用途に合わせて複数に分割するときに使用します。
使用例:Yahoo!JAPAN
先ほど紹介したように、Yahoo!JAPANでは、一つのサイト内で以下のような異なるカテゴリーのサービスを提供しています。
Yahoo!ショッピング https://shopping.yahoo.co.jp
ヤフオク! https://auctions.yahoo.co.jp/
Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/
Yahoo!トラベル https://travel.yahoo.co.jp/
使用例:楽天
楽天のように、同じECサイトでも扱う商品が異なるときにサブドメインを使用する場合もあります。
楽天ネットスーパー https://netsuper.rakuten.co.jp
楽天ランキング https://ranking.rakuten.co.jp
楽天Fasion https://brandavenue.rakuten.co.jp/
扱う情報は異なるものの、すべて同じサイトから遷移できます。このように、
……にサブドメインが用いられています。
引用:ナイルのSEO相談室「サブドメインとサブディレクトリの違いとは?使い分け方を解説!」
サブディレクトリは、ひとつのWebサイト内に階層を作っていくもので、上の図のように、元のドメインの中にサブディレクトリが含まれる構成です。
同じドメイン内でテーマごとにコンテンツを仕分けるときに使用し、ほとんどのWebサイトではサブディレクトリを使用してページを増やします。
使用例:TRASP
サブディレクトリを使用しているTRASPのサイトには、以下のようなぺージが存在します。
制作事例 https://trasp-inc.com/works/
MEO集客 https://trasp-inc.com/meo/
これらのぺージでは、それぞれ異なるテーマを扱っていますが、すべてTRASPに関連するものです。
上記からわかるように、サブディレクトリは
……に使われます。
SEOの観点から見て、サブドメインとサブディレクトリに違いがあるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。SEOの優位性に差はないものの、以下のような違いがあります。
次からは、SEOの観点から見たサブドメインとサブディレクトリの違いを解説します。
まず、SEOにおけるサブドメインの特徴を見てみましょう。
同じWebサイト内にあるページであっても、サブドメインで区分けされたページはSEOでは別サイトとみなされるため、メインドメインからの影響を受けにくい傾向にあります。
しかし、別サイトとして扱われるとはいえ、メインドメインと密接な関係にあるサイトとされますので、メインドメインからの影響をまったく受けないわけではありません。メインドメインの評価をある程度引き継いでくれますので、別ドメインのWebサイトを持っている場合、サブドメインでひとつのサイトにまとめてSEO対策を講じるのも手です。
【注意点】サブドメインは内部リンク扱い
別サイトとして扱われるなら、被リンク獲得を目的としたサブドメインの運用をしようと考えるかもしれません。
以前は、サブドメインは、Googleでは外部のサイトから自社のサイトへ向けた被リンクとして扱われていましたが、2011年8月31日のGoogleからの発表によると、内部リンクとしての扱いに変更されました。
そのため、SEO対策としてサブドメインでぺージを増やしても、他のサブドメインとメインドメインのサーチエンジンからの評価は変わりませんので、ご注意ください。
次に、サブディレクトリの特徴を説明します。
サブディレクトリはメインドメインと完全に同じWebサイトとしてみなされるため、メインドメインからの直接的な影響を受けます。
【注意点】コンテンツの重複に注意
サブディレクトリでページを増やすときには、コンテンツ内の情報が重複しないよう、ご注意ください。
ページが増加するにしたがって、コンテンツ内容がかぶってしまう可能性が高まります。サブディレクトリは、メインディレクトリと同一サイトとして扱うため、重複したコンテンツがあるとSEOの評価を下げる原因となり、アクセス数が減少してしまうかもしれません。
サブディレクトリでページを増やすときには、コンテンツが重複しないよう、管理することがポイントです。
ページを拡充できれば、検索エンジンのデータベースに登録されるインデックスを増やせます。サーチエンジンの検索結果に自社のWebサイトが表示されるためには、インデックスされていることが前提ですから、コンテンツの重複に注意し、インデックスの数を増やせば、高いSEO効果が期待できるでしょう。
TRASPは、自社が運営するオウンドメディアでSEO対策を講じました。すると、施策をはじめてからたった1年で以下のような成果を得られました。
このノウハウを活かして、SEOに効果的なコンテンツ制作が可能です。Webサイトの集客やコンバージョンが伸び悩んでいる場合は、ぜひTRASPへご相談ください。
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サブドメインとサブディレクトリのうち、どちらが良いかは、サイトの目的や構成、状況によって異なります。
大まかに分けると、適した用途は以下の通りです。
では、それぞれどのようなときに選んだら良いのか、見てみましょう。
サブドメインを選ぶと良いのは、以下のケースです。
同じWebサイト内で異なるジャンルやテーマを扱いたいときには、まず、サブドメインで展開しましょう。
メインドメインとテーマが異なるコンテンツをサブディレクトリで展開すると、検索エンジンがドメインのテーマを判断できなくなってしまい、検索エンジンからの評価が下がってしまう可能性があるためです。
前述したように、検索エンジンはサブドメインで区切られたページを別サイトとしてみなしますから、ページごとのテーマを判断してくれ、SEO効果が下がらずに済みます。
次のケースでは、サブディレクトリを選択しましょう。
Webサイト内で同一テーマのコンテンツを展開するときには、サブディレクトリを使用します。
サブディレクトリはメインドメインと同じWebサイトとして扱い、検索エンジンからの評価を共有しますから、サブディレクトリで作成したコンテンツが高い評価を得られれば、メインドメインの評価も高まるでしょう。
サブドメインを選びたいけれど、メインドメインが検索エンジンからの信頼度が高くないときは、サブディレクトリでメインドメインのドメインパワーを高めることが先決です。
メインパワーが高いメインドメインなら、サブドメインもその評価を引き継げ、メリットを受けられます。しかし、ドメインパワーが低い段階でサブドメインで運用してしまうと、メインドメインとサブドメインの両方が共倒れになってしまう可能性があるでしょう。
サブドメインとサブディレクトリは、異なる役割や特徴を持っていることがわかりますね。そのため、Webサイトの目的や構成、コンテンツを決定してから、サブドメインとサブディレクトリのどちらを選ぶか決めましょう。
Webサイトのドメインパワーが弱いときは、SEO対策が得意なWeb制作会社に外注するという方法もあります。メインドメインと影響し合うサブディレクトリでSEO対策を講じ、ドメイン力が高まった時点でサブドメインへ移行すれば、成果を出せるWebサイトになるでしょう。
TRASPもSEO対策を得意としています。徹底したアクセス解析や市場調査を実施して、SEO効果の高いホーム―ぺ―ジ制作が可能。また、お客さまの業態やご状況を詳しくヒアリングしたうえで、Webサイトの構造についてのご提案もいたしますので、サブドメイン・サブディレクトリのどちらが適しているかも明確になります。
どのような小さな疑問でも、ていねいにお答えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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