制作費用
ホームページ制作の見積もり相場を内訳10項目・・・
2021.12.10
TRASPコラム
制作費用
更新日:2023.04.02
公開日:2020.08.14
ホームページ制作を考えたとき、できるだけ低価格で作ってくれる業者に依頼したいと思いますよね。予算をかけられない個人事業主の方や、ホームページ制作にまで手が回らない創業直後のベンチャー企業など、「安く作りたい」という方は多いでしょう。
しかし世の中には、「安かろう悪かろう」という言葉もあります。
格安ホームページは、本当に悪いのでしょうか?
その答えは、安い理由を正しく理解することで、失敗を避けることができます。
そこで400社以上のWeb集客実績をもつTRASPが、実際にあった「格安ホームページ制作のトラブル」をご紹介しながら、失敗しないでホームページ制作費用を安くおさえる方法を5つ提案いたします!
これからホームページ制作やWebで集客しようと考えている中小企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。
目次
格安ホームページは必ずしも悪いわけではありませんし、低価格だからといって失敗するとは限りません。
しかし、ホームページ制作費は低価格帯であれば5~10万円~、高価格帯であれば数百万円と、かなり差があります。そしてこの差には、必ず理由が存在するのです。
安い理由を知らなければ、「思ったのと違った」と納得いかない結果になってしまいます。
ホームページ制作で失敗しないためには、格安・低価格の理由を理解しておきましょう。
まずは、格安ホームページの特徴をみてみましょう。
ホームページ制作を低料金で依頼すると、簡素かつ必要最小限のホームページが仕上がってくるでしょう。
おおむね以下のようなサイトができあがります。
依頼する制作会社によって仕様はまちまちですが、低料金なホームページ制作では「名刺代わり」のコンパクトなサイトしか作れません。共通するのはデザインがシンプルで、トップページ以外の下層ページはなく、1ページのみでサイトが完結する「LP」のみを制作する会社もあります。
注意したいのが、格安でホームページ制作を依頼すると、サイト更新は自らできないケースが多いことです。ちょっとしたお知らせを載せたり、会社の実績を追記したくても、追加料金を払わないと修正できないのは面倒ですね。
では、ホームページ制作においての「成功」「失敗」は何を指すのでしょうか?
ホームページ制作の目的を考えてみたときに、成功とは何かが見えてきます。
ホームページの目的として多く挙げられるのは、「集客」ですよね。
飲食店であればサイトを見てお店を訪れるお客さまが増えること、美容室であればサイトから予約がたくさん取れること、建設業界であれば資料請求やお問い合わせといったコンバージョンにつなげることが、ホームページの役割です。
つまり、失敗とは「集客できないホームページ」のことと言って良いでしょう。
集客できる、できないという結果は、ホームページ制作の料金にはあまり関わりがありません。
ホームページで集客するためには、制作・公開後も「運用していく」ということが非常に重要です。作っただけではまだ誰にも見てもらえないため、こまめに更新して「育てていく」ことで、徐々にアクセス数を増やせるサイトに成長していくのです。その点、「1ページのみ」で更新するページがほぼ無く、「作ったら契約終了」し、更新ができない格安ホームページは不利といえるかもしれませんね。
ホームページ制作費のほとんどは「人件費」といっても過言ではありません。
ふつうホームページ制作では、まずヒアリングと企画提案があり、そしてデザイン設計、実装・納品となります。低料金のホームページ制作プランでは、この工程をできる限り圧縮し、品質と低コストを両立させています。たとえば、メール・電話での打ち合わせの後、既成のテンプレート(ひな型)に手持ちの写真や原稿を当てはめていくため、短期の実装・納品も可能です。
ホームページの制作コストの大半は人件費だと書きましたが、ここを抑えることで安くサービスを提供できます。
自宅で開業しているフリーランスや個人事業主のデザイナーは、一人で活動しているため他に人件費がかからず、オフィス代も要りません。そこで低料金のホームページ制作が実現するのです。
しかし一般的な制作会社では、要望を聞き出すのが得意な営業スタッフ、デザインが得意なデザイナー、ライティング専門のライター、そしてコーディングのプロであるコーダーと、一つひとつの工程でその道のプロが関わっていますが、個人ではすべてを一人で対応しなければなりません。
当然、デザインが苦手な人もいれば、ライティングが苦手な人もいるでしょう。
このように、個人やフリーランスへの依頼は、品質が安定しないという点がデメリットといえそうです。
いうまでもなく、品質を落とせば、低価格でホームページ制作が可能です。
低料金のホームページ制作会社の多くは、薄利多売の量産スタイルです。事業を維持するため、受注と納品のサイクルをいかに早く回していくかが勝負となります。そこでデザインやコーディングに時間をかけず、使い回しやテンプレートで対応することも多いです。
結果的に、業務内容に合わないデザインや文章になってしまうおそれがあります。
オリジナルデザインで低価格という業者はまずいないでしょう。ほとんどの格安ホームページ制作会社では、ホームページの枠組みをある程度固定し、既存のデザインやレイアウトから変更ができない場合が多いです。
ホームページに載せるイメージ素材も、依頼者が提供するか、制作会社のテンプレ素材を活用することになります。自社のイメージにふさわしい素材を制作する工程は省かれます。そのほか、サイトのタイトルや文章の文字数制限や、ボタンの機能や配置、数量の条件が出てくるでしょう。
また拡張性に乏しく、あとでホームページを改良したくても修正不能で一から作り直しを余儀なくされることもあります。その場合、新たにホームページの制作費を捻出しなくてはならなくなるでしょう。
格安ホームページ制作会社のなかには、「初期費用0円」を謳っているものもあります。
これは0円でホームページを作れるが、その後、1年契約や2年契約などで「月額費」がかかるシステム。
そのホームページを使い続けるかぎり、この月額料金がかかってくるため、もし月額5,000円だとしても、1年で6万円、10年で60万円もの費用がかかります。最悪の場合、エンドレスに支払いを続けることになってしまうおそれも。またもし解約すれば、ホームページ自体が使えなくなるケースが多いです。
また、「ホームページ制作が3万円~」となっていたとしても、ページを追加するごとに3万円、写真1枚を入れるのに5,000円などと、普通であれば基本料金に含まれているはずの必要最低限の作業がオプションとなっていて、追加料金がかかるケースも。
初期費用は安いものの、月額費やオプションで割高になる可能性もあるため、0円や格安にまどわされず、ランニングコストも計算してみましょう。
低料金のホームページ制作では、集客導線を考えてくれることは少ないです。
ホームページに必要な機能として、ユーザーの動線や回遊性、コンバージョンが考慮されたサイト構成、広告やSNSとの連携機能の実装等があります。さらに常に最新情報を掲載し、更新していく必要があります。
しかし、格安で制作したホームページは簡素なデザインで独自性がなく、顧客にアピールするにもインパクトが弱すぎます。低料金のホームページではそもそもボリュームが貧弱すぎ、自社への連絡や会社の存在証明としての機能しか果たせないでしょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
当社に依頼されるクライアント様の多くは、「ホームページを作ったものの、お問い合わせがこない」とリニューアルを希望される方です。大半はすでに何らかのホームページをもっていますが、自作した、知り合いに作ってもらった、格安で依頼した…などで、ホームページが存在するだけで機能していないケースがほとんど。
では、実際に当社に寄せられたトラブル事例のなかで、よくある3つをご紹介します。
たとえばGoogleで「TRASP」と検索すれば、当社のホームページが上位にヒットします。
このように、ホームページがあれば、会社名や店舗名で検索すれば出てくるのが普通でしょう。
しかし、なかには会社名で検索したのに、まったくヒットしないケースも。
そもそも、低料金でのホームページ制作では前述したとおり、集客効果は期待できません。
なぜならGoogleなどの検索サイトでヒットするには、検索エンジンに「良質なサイト」「役に立つサイト」と評価される必要があります。それには十分なコンテンツ量と検索エンジンに向けたSEO対策が必須なのです。
その点、格安ホームページ制作で作る簡素なテンプレート構成と、わずかなページ数では力不足です。低料金のホームページ制作でも、事業証明や問い合わせ先設置に使えなくもありません。しかし、お客さまを集めたいのであれば、制作時はもちろん公開後も運用に手をかけていく必要があるでしょう。
低料金では制作にかける時間も限られ、打ち合わせは「メールのみ」か、「初回のみ」という制作会社がよくあります。
通常の制作会社であればディレクターとクライアントが対面やオンライン、電話、メールなどで「ここの文章はどうする?」「デザインはこれでいいか?」「この写真を載せたい!」など、こまめにコミュニケーションを取りながら、サイトを完成させていきます。制作会社提案に対して企業が考えを伝え、制作側も柔軟に変更ができます。しかし少ないやり取りでは、作ってほしいサイトのイメージがうまく伝わらないでしょう。
さらに、ギリギリの料金で制作を請け負っている会社は、デザインの提案自体を行わず、作業や実装が中心になっていることも。こちらからデザインを要望しても、対応してもらえないことがあります。
格安ホームページ制作会社では、アフターサポートがないケースが多いです。とにかく効率的に量産していく必要があるため、コストを考えれば制作が完了した案件よりも新しい案件に力を入れるのは仕方ないのです。
しかし、ホームページは会社と同様、開設してからどう運営していくかが重要になります。
サービス内容や営業時間などの情報修正はもちろんのこと、コラムや新着情報を更新していく作業が必要です。なぜなら長期間更新されていないホームページは、「営業していないお店」と同じため、Googleからの評価は徐々に下がり検索結果に表示されなくなっていきます。
ホームページ制作は、アフターサポートの充実している会社を選びましょう。
TRASPではWebサイトを公開すれば終わり、という考え方ではなく、あくまでもWebサイトを公開してからが始まりだと考えています。ユーザーサポートの一環としてお電話やテレビ電話を用いたご連絡、Webサイトの操作説明やパソコンの簡単な操作方法の説明、解析レポートの提出などを定期的に行っております。
Webサイト公開後に一定の結果がでればデータをもとにした改善案や機能やページの追加など、Webサイトをより良くして行く提案をしています。
サポートについて
では、ホームページ制作コストを安くおさえるためのコツを、プロ目線でご紹介していきます。実際に「もっと安くならないか」という相談があった際に、実際に当社でご案内している内容になるので、安心して参考にしてください。
1社だけでは、その金額が安いのか高いのか判断できません。
また、見積もり内容に不備があったとしても、気づかないおそれもあります。
見積もりは必ず複数の制作会社に依頼し、内容や金額を比較してみましょう。そうすることで、他社の見積もりを持参して金額交渉をすることもできますよ。
前述したとおり、制作会社の人件費には、営業・デザイナー・ライター・コーダー・カメラマンなどがあります。このうち、写真は自社で用意することでカメラマンの人件費を削減することが可能。
またホームページに載せる文章も社内で考えれば、外注ライターの費用も安くなるケースがあります。
大手の広告代理店などでは、ホームページ制作の作業を分担して外注に出しています。下請けに出すことで、代理店はマージン料をもらっているため、その分ホームページ制作費に上乗せされているのです。
自社にデザイナーやコーダーを抱えている中小企業のホームページ制作会社に依頼することで、マージンを払わずに済みます。ホームページ制作を自社で製作している中小企業に依頼しましょう。
ホームページ制作費の多くは人件費ですが、「〇人×〇万円」という計算ではなく、ページ数で計算されます。
という7ページの構成であれば、たとえば「1ページ5万円」の7ページ分、つまり350,000円となります。
しかし「アクセス」を「会社紹介」にまとめ、「会社の理念」と「コンセプト」を同じページにすることで5ページとなり、10万円分もコストを下げることが可能になります。
ホームページは運用が必要不可欠だとお伝えしましたが、自社で運用をまかなえれば、運用費を削減することができます。
自社で対応できそうな運用とは、
などが挙げられます。
そもそもなぜ「運用」が重要なのかといえば、ホームページを制作し公開しただけでは、深い森の中にお店を構えるようなものです。人が来ないような場所にお店を開いただけでは、もちろん誰もお客さまは訪れませんね。
そこで重要なのが、多くの人の目に留まる場所に、入り口を作ることです。
もっとも多くの流入(アクセス)が見込まれるのは検索流入で、Googleの評価を上げて検索結果のなるべく上位に表示されるようにする施策が必要となります。これをSEO対策といいます。このほか、SNSアカウントを開設すればそこが入り口になりホームページへと誘導できますし、Web広告も同様です。このような施策をくり返していくことを「運用」といいますが、これらを自社で行えれば、コストはずいぶん削減できるでしょう。
とはいえ、運用はやみくもに行えば良いのではなく、ひとつ施策を打ったらきちんと効果を測定し次の施策を考える必要があります。コスト削減のために自社で運用したのにまったく効果が出ず、時間と労力ばかりかけてしまった…とならないためにも、最短距離で効果が出せるプロに依頼することも検討しましょう。
TRASPは今まで効果が出なかった中小企業のホームページの課題を見つけ出し、業界やターゲットを絞り、より効果の高いホームページ制作を行います。建設業や美容業など異なる業界のホームページを同じように作っては成果に結び付きません。企業の業種と業務を理解し、ターゲットとなる人の想定を細かく絞り込み、制作する事により見込み客の獲得に繋げる事が可能です。
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Web制作の現場で遭遇する、格安ホームページ制作のトラブル事例を3つ紹介しました。
「低価格」「格安」のホームページ制作が悪いわけではありませんが、安いには安いなりの理由があります。人件費を削減するためにテンプレートを使ったり、写真や文章などの自由がきかなかったり。
ホームページ制作自体は安くできても、そのホームページがきちんと機能するかどうかは別物です。ホームページで集客を望むなら、サイトの安定運用と事業の成長につなげるためにも、ちゃんと費用をかけてホームページを制作することをおすすめします。
TRASPではWebマーケティングに強いホームページ制作を得意としています。管理面、SEOなどのWebマーケティング面からのご提案なども行っております。もちろん、Webの知識がない方でも一から丁寧にサポートいたします。
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