運用ノウハウ
Webコンサルティングとは?企業が活用したほ・・・
2020.09.07
TRASPコラム
運用ノウハウ
更新日:2023.04.02
公開日:2020.10.05
ホームページを制作したら、まずは集客に注力する必要があります。しかしせっかく費用をかけてホームページを制作したのに、思ったように集客できていないこともあるでしょう。もしくはさらに集客したいと考えているものの、どうすればいいのか方法がわからない人もいるのでは。
そこでこの記事では、ホームページで集客するためにはどのようにコンテンツを改善、追加していけばよいのかを解説します。ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツを作成し、アクセスを増やしていきましょう。
目次
費用をかけて制作したホームページへ集客するためには、コンテンツの改善や追加を行っていく必要があります。まずはどのような方法で改善を行うのか、手順を説明します。
コンテンツの改善をするためには、サイトの状況を確認する必要があります。そのためにはGoogleアクセス解析や、Googleサーチコンソールなどのアクセス解析ツールの導入が必須です。
Googleアクセス解析では、ホームページを訪問するユーザーの数や見られたページの数など、サイトへのアクセスの詳細を確認できます。一方Googleサーチコンソールでは、ユーザーがどのようなワードで検索しているのかを表す検索クエリや、ページの掲載順位などがわかることが特徴です。
サーチコンソールはアクセス解析と連携もできるため、サイトを開設したらどちらも導入するようにしましょう。
アクセス解析ツールを導入したら、最低でも1カ月はデータを収集するようにしましょう。コンテンツの検索順位を上げるためには、最低でも3カ月はかかると言われています。時間がかかることが多いため、じっくり取り組む必要があることは覚悟が必要です。
ホームページのコンテンツが多い場合には、改善する優先順位をつけることから始めます。改善する順番は、売上への影響度が高い順番、つまりCV(コンバージョン)ポイントに近い部分から手を付けることが鉄則です。
まずはアナリティクスでPV(ページビュー)の多いページ、ランディング数の多いページを確認し、その中でCVポイントに近いページを選びます。
コンテンツの改善を進めるときには、一定の改善ルールを決めておくとスムーズです。基本的には、以下のような順番で進めていくとよいでしょう。
<コンテンツの内容を改善する>
<ホームページのコンテンツの追加を行う>
次章からそれぞれの方法を詳しく解説していきます。
ホームページの改善は、まずは既存のコンテンツを見直すことから始めます。
既存のコンテンツの内容を改善するためには、まずはコンテンツを制作したときに設定したキーワードと、ユーザーが検索しているクエリがマッチしているかを確認します。
Googleアナリティクスでもユーザーの検索キーワードを表示できますが、多くのアクセスでプライバシー保護のためSSLがかかっていることもあり、ほとんどがNot Providedになっています。そのため基本的にはサーチコンソールを利用して、ページごとの検索クエリを確認しましょう。
サーチコンソールから検索パフォーマンス、ページへと入り、検索クエリをチェックしたいページを表示して、どのようなクエリで検索されているのかを確認してください。ねらったキーワードで集客できているかどうかで、コンテンツ改善の方法は異なります。
ユーザーが検索したクエリの一覧が、コンテンツを作成したときに想定したキーワードと大きなズレがなく、ちゃんとクリックされて流入が発生しているようならまずはOKです。そこから検索順位を上げられるよう、改善を進めていきます。
流入はあるものの、滞在時間が短い場合には、ページを訪問したユーザーが「思っていた内容じゃなかった」と感じて離脱している可能性があります。ヒートマップツールなどを利用して、ユーザーがどの部分に興味を持っているのか、どこで離脱しているのかを確認すると改善ポイントが見つかります。
記事がきちんと読まれているようなら、さらに内容を充実させる、サイト内を回遊させる導線を見直すなどすると、さらに効果があがります。
ユーザーの検索クエリを確認したら、ねらっていなかったキーワードで表示されていることがあります。
さらにCTR(クリックした率)が低い場合には、タイトル、見出し、ディスクリプションなどのミスマッチが原因である可能性が高いと考えられます。表示回数の多い検索クエリの言葉に変更するなど微調整を行って、流入数が増えるか様子を見てください。
流入があっても直帰や離脱が多いようであれば、コンテンツの中身がユーザーのニーズを満たしていない可能性が高いと考えられます。キーワードとユーザーの検索クエリにより沿った内容のものに、リライトを行いましょう。
リライトは、ユーザーが最初に目を通すリードの質を高めることから始め、必要に応じて本文も見直すようにしてください。場合によっては、はじめからコンテンツを作り直す必要があるかもしれません。
ホームページはコンテンツを継続的に増やしていくことが大切です。既存コンテンツの改修をすすめつつ、新しいコンテンツの追加も行いましょう。しかしただやみくもに数を増やせばいいわけではありません。ここからは、効果的にコンテンツを追加する方法を紹介します。
まずはサーチコンソールで、どのような検索クエリで自社のサイトが表示されているのかを確認してください。その中で、自社ホームページの内容にマッチしているけれども、まだコンテンツを制作していないワードやフレーズを探しましょう。
検索されて、ページが表示されているということは、ユーザーのニーズがあるということです。コンテンツを制作するなら、ユーザーのニーズがあるものを制作するのが近道です。
たとえばスマホアプリを制作している企業であれば、「アプリ スマホ 広告」「スマホ 広告収入 仕組み」など、さまざまなフレーズが検索クエリとして上がっているはずです。その中で検索件数が多いのに、まだページを作っていないものを選び、その内容を深掘りしてコンテンツを作ると流入の多いページに仕上がる可能性が高くなります。
現在上位で表示されているコンテンツがあれば、さらに強化するために、関連ページを制作するのもおすすめです。検索結果ページの上位に表示されるためには、内部リンクを多く張ることも方法としては有効であるためです。
関連コンテンツを強化したいページのキーワードの、関連キーワードでコンテンツを作成するといいでしょう。関連キーワードは、キーワードで検索した検索結果ページをスクロールした下部に、「○○に関連する検索キーワード」として表示されます。
関連キーワードは、多くのユーザーが過去にそのキーワードを検索した頻度など、検索ボリュームやトレンドによって表示されるため、ユーザーの興味や関心が高いと考えられることがポイントです。
関連キーワードでページを作り、上位表示されているページへの内部リンクを張ることで、メインとなるキーワードの強化を図っていきましょう。
ホームページのコンテンツを強化するには、さまざまな手法があります。まずはアクセス解析やサーチコンソール、場合によってはヒートマップツールなどを使用して、自社ホームページの現状を確認し、データを分析しなければなりません。
アクセス解析やサーチコンソールなどのツールは、基本的な指標を押さえ見方をマスターすれば、効果的にサイトの改善を図れます。しかしコンテンツを見直し、ページを追加してホームページを育てて行くには時間と根気が必要です。なかなか自社で分析をする余裕がない、適切な人材がいないなど、リソースの問題を抱える企業が多いのではないでしょうか。
そのような場合は、ホームページ制作会社への外注を検討するのも方法のひとつです。自分たちで分析するにはリソースが不足している、あるいはできるかもしれないけれども自信がない……という場合もあるでしょう。
ホームページ制作会社に依頼すれば、プロの視点でのサイト改善が期待できます。ホームページの制作を依頼した会社に、コンテンツの追加をお願いするのがおすすめです。TRASPでもサイト改善のお手伝いをしていますので、どうぞご相談してください。
費用をかけて制作したホームページへの集客を増やすためには、現在のサイトの状況を確認・分析し、改善ルールを定めたうえで継続的に進めていくことが大切です。
コンテンツ改善、そして追加は、SEO対策の要となる「キーワード」を中心に考えて進めます。Googleアナリティクスやサーチコンソールなどの無料ツールを活用し、対策を練るようにしてください。
ホームページは、更新をストップさせないことがなによりも大切です。社内にリソースが不足している場合には、外注を検討するのもおすすめです。