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2020.07.08
TRASPコラム
制作ガイド
更新日:2023.05.02
公開日:2023.03.29
人材を募集するときには、募集広告を出稿したり、転職サイトなどを利用したりすると同時に、自社の採用サイトを活用するという企業は多いのではないでしょうか。採用サイトは、求職者に興味を持ってもらい、エントリーを増やす効果が見込めます。
しかし、単に採用サイトを制作するだけでは、思うような成果が得られないかもしれません。採用サイトで自社が求める人材に応募してもらうためには、デザインを工夫することが大切です。
では、どのようなデザインの採用サイトなら、望むターゲットからのエントリーが増えるのでしょうか。
さまざまな業界のWebサイト制作実績のあるTRASPが、採用サイトのデザインを起こすときのポイントを事例を挙げて紹介します。この記事を読めば、効果的な採用サイトを制作できるでしょう。
目次
採用サイトとは、求職者向けに自社の情報を発信するサイトのこと。
自社のコーポレートサイト内にリクルートぺージがあるケースがよく見られますが、それとは別に人材を募集するためだけに採用サイトを制作するのも効果的です。
次から、採用サイトについて具体的に解説します。
採用サイトは、求職者に以下を知ってもらうために作ります。
上記のうち、特に、企業の魅力や社風を伝えるのに有効です。
求職者は、採用情報を探すときは、多くの場合求人サイトや求人広告を見るでしょう。自社の存在や採用情報は求人サイトなどを経由しても知ってもらえますが、掲載枠が限られている求人サイトや求人広告で自社の魅力を伝えるのは難しいものです。
また、多くの求職者は、求人広告の気になる企業をインターネットで検索し、コーポレートサイトや採用サイトを見て「自分に合っているか」「どのような企業なのか」などの情報を得ようとします。
そのため、採用サイトには求職者に向けて以下を発信しましょう。
求職者に入社したいと動機付けるような内容を発信することがポイント。
企業としての魅力だけでなく、教育や待遇などさまざまなメリットをアピールすることでエントリーを増やせます。
自社の魅力の例
また、以下のように求職者が社風をイメージできるような内容を盛り込むことも大切です。
自社の社風の例
採用にいたっても「入社前と入社後のギャップが大きい」という理由ですぐに退職してしまうというケースはよく見られます。しかし、採用サイトで社風を明確に伝えることで、社員の定着率を上げられるでしょう。
どのような人材がほしいか、具体的に記しましょう。
「TOEIC800点以上」
「実務経験3年以上」
…といったスキルや経験を並べるだけでなく、次に挙げる例のように、その人がどのような人柄なのか、イメージできるよう書くことが大切です。
求める人物像の例
採用サイトを制作すると、主に以下のメリットがあります。
前述したように、採用サイトで自社のアピールポイントを発信すれば、求職者に興味を持ってもらえる機会が増える可能性があります。
採用サイトで業務内容だけでなく、社内の雰囲気や社員などを紹介すれば、応募者が納得したうえでエントリーするようになります。逆に、情報が少ないと、曖昧な動機でエントリーしてしまい、その結果、企業の雰囲気に合わず早期退職してしまうかもしれません。
自社の採用サイトなら、求人広告や求人サイトと異なり、情報量や内容を自由に設定できます。テキストだけでなく、写真や動画を使って、存分に自社をアピールできるでしょう。
採用サイトは制作費やサイト設計、サーバー代などの費用はかかりますが、制作してしまえば継続して使え、企業の財産にもなります。
応募を増やすためには、求職者には、採用サイトを通じて自社に対して良い印象を持ってもらう必要があります。
次からは、求職者に刺さる求職サイトデザインのポイントを見てみましょう。
ターゲットにマッチしたデザインを採用することで、自社が欲しい人材からのエントリーを増やせます。
そのためには、ターゲットを明確にしなければなりません。単に「転職中の30代女性で営業職経験3年以上」といった基本情報だけでなく、以下のように趣味・嗜好や行動パターンなどを細かく設定しましょう。
例として、求める人物像を以下のように設定してみました。
基本情報 | 20代~30代、女性、首都圏在住 |
趣味・嗜好 | 海外旅行が趣味 ヨガ、ピラティス、フィットネスなどで身体を動かすことを好む 健康志向 |
行動パターン | アクティブで、交友関係が広い。退社後や休日は趣味の時間や友人と過ごす時間にあてている SNSを頻繁に活用しており、プライベートでも良いと感じた製品などをSNSにアップしている |
人柄・価値観 | フットワークが軽く行動力がある 人とのコミュニケーションを好み、相手や状況によって柔軟に対応できる 日頃からアンテナを張りトレンドの動向をチェックしている |
このような人物設定をペルソナといいます。ペルソナを設定することで、どのようなデザインが求職者に訴求できるか明確になります。
「ターゲットは活動的でヘルシー志向、流行に敏感なので、スタイリッシュなデザインがマッチしそう」
「人間関係を重視しそうだから、社員の写真を多めに挿入しよう」
「SNSをよく使っているから、採用サイトには自社のInstagramやTikTokへ遷移できるボタンを配置しよう」
など、どのようなデザインにすべきか見えてくるでしょう。
採用サイトのデザインでは、以下の2点を意識したいものです。
ブランディングを意識したデザインなら、視覚的に自社の魅力を伝えられます。一方で、デザインが古いとビジネストレンドを理解していない、古い考えの企業だと思われてしまうかもしれません。
他社のサイトを参考にするなど、以下も踏まえながら、流行のカラーやデザインを取り入れると良いでしょう。
インパクトのあるキャッチコピーは訪問したユーザーの興味を惹きつける効果が大きいだけでなく、印象に残りやすいものです。また、自社のブランディングにも役立ちます。
以下をポイントにキャッチコピーを考案すると、たった一言だけでユーザーの心をつかめるでしょう。
企業の理念、方針、福利厚生、仕事内容など、伝えたいことを明確にし、できるだけ短い文章や単語でまとめるとキャッチコピーに取り入れやすくなります。
「未経験者歓迎」など、企業で働くメリットをキャッチコピーに取り入れましょう。「有給消化率100%」など、数字を入れるとさらに効果的。求職者の不安が解消され、応募につながります。
ターゲット層に訴求できるようなメッセ―ジを含んだキャッチコピーも効果的です
句読点をうまくつかうとリズムのあるキャッチコピーになり、印象に残りやすくなります。
採用サイトではありませんが、株式会社ニトリの「お、ねだん以上。ニトリ」は代表的な例
です。
疑問を投げかけられると、人は無意識にその答えを探そうとするため、疑問文のキャッチフレーズは印象に残りやすいでしょう。疑問文を用いるときは、口語的な文章だと、語りかけられているように感じられ、さらに効果的です。
キャッチコピー例
キミはどんな先駆者になる?/株式会社電通
採用サイトは、自社が伝えたい情報ばかり発信するのではなく、求職者の立場になって情報を取捨選択して、求職者が知りたい情報を盛り込みましょう。
以下は、採用サイトには必ず掲載する情報です。
しかし、上記だけでは良い採用サイトのデザインとはいえません。
上記に加えて以下の情報があると、実際に勤務している姿がイメージでき、求職者の応募意欲をかき立てられるでしょう
求職者に共感してもらえれば、ミスマッチを防げます。
職場の人間関係は気になるもの。どのような社員がいるか把握できることで、安心感を与えられるでしょう。
事前に入社後のイメージを掴みやすくなり、求職者の不安を解消する効果が期待できます。
キャリアプランが明確になり、入社後の勤労意欲も湧きそうです。
採用サイトには、エントリーボタンを設置します。
このエントリーボタンは、ユーザーが見つけやすい場所に設置し、なるべく大きく目立たせましょう。ユーザーがエントリーボタンを見つけられないと、応募したいけれどどうしたらよいのかと困ってしまいます。
参考になりそうな採用サイトを紹介します。
まずご紹介するのは、コンテンツが充実している採用サイトです。
当社TRASPの採用サイトは、入社後の自分の姿を想像できるようなコンテンツが豊富です。
営業部・制作部・管理部それぞれのぺージを作成し、業務内容や仕事の流れなどを詳しく説明。キャリアステップは、イメージだけでなく各部署の社員の実例を紹介しているので、現実味を帯びているでしょう。
社員インタビューでは、TRASPに入社した理由や現在の働き方、やりがい以外に、プライベートな質問にも回答。写真の人柄も垣間見え、求職者に安心感を与えてくれます。
サイト全体を通じて、社員の写真が多く職場の雰囲気が伝わるようなデザインで、企業の雰囲気をユーザーに伝えたいときに参考になるでしょう。
TRASPはWebサイト制作会社。さまざまな企業のWeb制作実績があり、中小企業のお客さまを中心に50業種・400社以上のWebマーケティング支援をしてきました。その実績を活かし、お客さまの業種や状況を把握し、求職者に刺さる採用サイトのデザインをご提案いたします。
採用サイト制作でお悩みなら、ぜひTRASPにご相談ください。
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Peach(ピーチ)とは、関西国際空港に拠点を置く日本の格安航空会社です。
採用サイトは、社員や職場の雰囲気が理解できるコンテンツが豊富。社員インタビューだけでなく社員の想いをまとめた「Peach語録」や、Peachの情報をポップなデザインのグラフや数値で表した「1分Peachガイド」などは、求職者だけでなく、Peachユーザーも楽しめそうです。
次は、求職者の目を引くデザイン性の高い採用サイトをピックアップしました。
映画制作や配給を手掛ける東映株式会社の採用サイトは、訪問ユーザーへのインパクト大。画面いっぱいに映画の写真や「ACTION!」の文字、キャッチフレーズなどが縦横に広がります。文字の色が時間の経過とともに青や赤、緑と変化していく点もユニークです。
一度見たら忘れられないようなデザインではないでしょうか。
衛星放送局で、映画をメインに配信しているWOWOW株式会社。
採用サイトは、大量の社員や仕事の様子の写真を画面いっぱいに並べ、その上にキャッチフレーズや求職者メッセージが綴られています。並んだ画像はポップアートを連想させ、クリエイティブなユーザーに訴求できそうです。
最後に紹介するのは、求職者の心に響くようなキャッチフレーズの採用サイトです。
東京と大阪で企業ブランディングとデザインを手掛けるトゥモローゲートのキャッチフレーズは、「ようこそ、ブラックな企業へ」。思わず目を疑うような内容です。
サイトをスクロールすると、「終電ギリギリまでの仕事」「家族まで広がる干渉」など、ブラック企業を連想させるキーワードが現れます。しかし、さらにぺージを見ていくと、実は、フレックス制度であることや、家族と過ごす休暇があることがわかる仕組みです。
あえてネガティブなキャッチフレーズを用いて興味を抱かせ、会社の強みを伝えるという何ともユニークな手法ですね。
小説や絵本、マンガなどを出版している白泉社。
キャッチフレーズの「すべては、妄想から。」を取り囲むように、さまざまなコメントが記され、Webサイトを見続けると最後に「妄想がリアルに。」という別のキャッチフレーズが現れます。キャッチフレーズが印象的なだけでなく、ストーリー仕立てのデザインは、出版社らしいのではないでしょうか。
採用サイトは自社が伝えたいことを発信するだけでなく、訪問したユーザーが応募したいと思ってもらえるようなデザインにすることが大切です。
そのためには、まずは自社が求める人物像を明確にし、ユーザーの目に留まるようなデザインを起こし、ユーザーのモチベーションが上がるコンテンツやキャッチフレーズを盛り込みましょう。
採用サイトは、リソースがあれば自社で制作できますが、ユーザー設定やコンテンツ企画などもできるWeb制作会社に依頼するのがおすすめです。
Web制作会社の当社TRASPは、多数の企業さまのWebサイト制作の実績があり、成功パターンを蓄積しています。保有しているノウハウを駆使して、求職者が応募したくなるようなデザインを提案させていただきますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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