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製造業のホームページ制作を成功させるには?費・・・
2021.11.05
TRASPコラム
その他業種
更新日:2023.03.27
公開日:2021.11.05
保育園や幼稚園、こども園のホームページ制作、リニューアルを検討しているなかで、
「参考になるデザインが知りたい」
と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、全国にある保育園・幼稚園・こども園の人気ホームページを8つ厳選!
“シンプル・個性的・温かみがある”の3つのジャンルに分けてご紹介します
さまざまな業種のホームページ制作やデザインを手がけたTRASPが、保育園・幼稚園・こども園のサイトに掲載すべき情報・成功の秘訣もわかりやすく解説しています。
今すぐ真似したくなるような、可愛らしい素敵なWebサイトがたくさん!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
保育園・幼稚園・こども園のホームページを見るのは、主に保護者の方です。
「子どもを預けたい」「預け先を検討している」
という保護者の目線で、どのような情報を求めているのか考えると、おのずと必要な事柄が浮かんでくるでしょう。
保育園・幼稚園・こども園のホームページに掲載すべき情報は、次のようなものがあります。
どれも保護者の立場で考えれば欠かすことのできない情報ですが、そのなかでも代表的な6つの項目をピックアップし、解説していきます。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
まずはトップページなどわかりやすい場所に、園の教育方針や保育理念を掲載しましょう。
なぜなら、「どのような方針・理念のもとで、わが子が教育されるのか」という点は、保護者にとって非常に関心が高いためです。
保護者の立場であれば、方針があいまいで、いい加減な園には子どもを預けたいとは思いません。
「方針が決まっておらず、どんなふうに子どもに接しているのかイメージがわかない」
「適当な保育体制に見えるが、安全性は保障されているのだろうか…」
という印象を与えてしまうホームページは、数多くある保育園・幼稚園の中から選ばれないのです。
また、園の教育方針や保育理念が不明なサイトだと、訪問したユーザーがすぐに離脱する可能性も高まるでしょう。保護者は仕事・育児の空き時間に情報収集することが多く、「欲しい情報が掲載されていない」と感じた時点で、そのサイトを閉じてしまうケ―スもあります。
そのため、写真・動画を活用して“保護者にわかりやすく伝える工夫”を取り入れることが大切です。“保護者の気持ちに寄り添っている姿勢”を適切にアピールできれば、評価が高くなっていきます。そして、「この園になら、安心して子どもを預けられる」と感じる保護者が増えれば、ママ・パパ同士のネットワークを通じて少しずつ園の人気につながるでしょう。
「園の教育方針や保育理念」は入園の決め手となる、非常に重要なコンテンツといっても過言ではありません。
じっくりと内容を検討していくことをおすすめします。
ホームページ依頼前にやっておくべきことを解説した記事がありますので、参考にしてください。
ほとんどの保護者は、わが子を保育園・幼稚園に預けることに不安を抱いています。
そこで、
「実際にどのような人が園長をつとめているのか」
「どのような保育士・幼稚園教諭が子どもを預かってくれるのか」
といった具体的なイメージがわかれば、保護者にとって大きな安心感につながります。
例えば、以下のような紹介の仕方が良いでしょう。
園長・保育士の顔写真を掲載
プロフィールを紹介
一言コメントを添える
このように、園長・保育士を具体的に紹介すれば、園に対する親近感を与えられます。
さらに言えば、わが子を預けるか悩んで決めかねていた保護者も、“保育園・幼稚園と保護者”の心理的距離が近づくにつれて、「任せてもいいと思える」ようになり、お問い合わせや資料請求などのハードルが下がる可能性が高いです。
園長・保育士を紹介するコンテンツは、「この園にお願いしたい!」という決め手にもなるため、積極的に掲載しましょう。
「子どもがどのような場所で学ぶのか、遊ぶのか」といった点は、保護者にとって欠かせない情報。
そのため、詳細な施設情報を伝えることを意識してください。
保護者が抱える不安を解消するために、園内の様子が伝わる写真を掲載するのが良いでしょう。
そうすれば、“実際に子どもを預けた際のイメージ”が付きやすいため、おすすめです。
施設写真の例
また、自身の園で独自のアイテムはぜひ写真で紹介してください。
「自身の園ならではの強み」「ほかの園にはない魅力」を存分にアピールできれば、ほかの園と差別化を図ることができ、保護者の印象にも残るでしょう。
施設情報を写真や文章で詳しく伝えることで、保護者の「知りたい」に先回りし、子どもを預けたあとのイメージがわきやすくなり、安心感を与えられます。
保育園・幼稚園で、ブログを開設するケースも増えています。
“園の最新情報をすぐに発信できる”点が、ブログの強み。
「普段の保育の様子はどのようなものなのか」「イベントの雰囲気はどのような感じなのか」
と気にする保護者も多いため、ブログは“園が入園希望者に情報発信するツール”として適しています。
しかし、「具体的に何を書けば良いかわからない…」という方もいるでしょう。
そこで、以下にいくつかの例をピックアップしました。
行事について:遠足・運動会・クリスマス会・消防訓練など
日常の保育:散歩・室内遊びの様子・プールや水遊び、誕生会など
このように、“イベントの様子、日常の保育の様子”を、写真メインに紹介すると良いでしょう。
給食やお弁当を食べている様子や、おままごとをしている風景など、なんでもない日常を切り取った写真・ブログでも、保護者にとっては大切なわが子がこれから過ごすことになる場所の重要な情報となります。
ブログを更新したら、お知らせや新着情報として、サイトのトップページに掲載するとより効果的。
多くの保護者の目に留まりやすくなるため、アクセス数UPを狙えます。
ブログ写真の撮り方について解説した記事がありますので、参考にしてください。
保護者の疑問を先回りするために、保育園・幼稚園の「Q&A(よくある質問)」を掲載しましょう。
よくある質問としては、以下のようなものが挙げられます。
何歳から入園できますか?
制服はありますか?
迎えが遅くなる場合は、預かり保育をしていますか?
慣らし保育はいつからできますか?
お盆休みやお正月の休園日は?土曜保育はやっていますか?
見学はできますか?
Q&Aを掲載し、事前に予測できる質問をまとめておけば「この園は気持ちを汲み取ってくれる」と感じさせることができ、結果的に“園への信頼度UP”に結び付きます。
また、ホームページの情報量が多くなりがちなので、インデックスとしての役割も。
しっかりと情報が整理されたサイトは“欲しい情報を入手しやすい”ため、ユーザビリティも高まります。
Q&Aがあることで、「わからないから園に問い合わせなければ…」という心理的に高いハードルを、わざわざ保護者に与えることもなくなります。園にとっても電話対応を減らせるといったメリットがあり、双方にとって良いことばかりですよ。
アクセス・送迎に関する情報は意外にも、保育園・幼稚園・こども園を選ぶ検討材料になります。
なぜなら、
「車を所有していないので、雨の日はバス通園がマスト」
「園を経由して〇km以上じゃないと会社から通勤手当が出ない」
「習い事に行きすい場所かどうか」
といった家庭の事情もあるからです。
掲載の仕方について、以下にポイントをまとめました。
所在地を明確に伝えるために、“Googleマップ”を活用
公共交通機関を利用する可能性もあるため、園までのルートを詳細に記載
送迎をしている園は、対応エリア・利用料金を忘れずに案内
このように、“保護者の目線に立つこと・保護者のニーズを汲み取ること”を意識しましょう。
保育園・幼稚園・こども園のホームページ制作についてさらに知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。園向けの制作会社も紹介しています。
ここからは、人気の保育園・幼稚園・こども園のホームページデザインをピックアップして紹介。
まずは、シンプルなデザインが人気のホームページ事例2選を見ていきましょう。
大分県大分市にある「のだ山幼稚園」は、広大な敷地に広がる自然豊かな環境が魅力。自然・礼儀・食育・英語教育などを通して、子どもが持つ力を最大限に伸ばすことを志し、“からだで感じ、心を育む”を理念に掲げています。
一見すると企業のコーポレートサイトのような、シンプルでスタイリッシュな構成が特徴的。
白をベースに“緑やオレンジ”などを随所にプラス。暖色系の色を加えることで、安心感や温かみが伝わる工夫が施されている点も好印象です。
特徴的なのは、「保護者専用ページ」。
ログインすることで、来年度の入園児の保護者向け資料や、在園児の保護者向けのページを利用できます。
忙しい保護者にとって嬉しい、ユーザビリティの高いホームページと言えますね。
埼玉県入間市に本部を構える「茶々保育園」のサイトは、グル―プ全体の保育園をまとめて掲載しています。
“よりよく理解しあうことで、世界は変わる”をコンセプトに、子どもの主体性を伸ばす教育に力を入れているそうです。
園のサイトでは珍しく、ファーストビューで動画を使用し、遊びや給食を食べる様子、園庭を俯瞰した様子などを見ることができます。動画は、文字や写真をはるかに超える情報量を瞬時に伝えられるため、「ちゃちゃカフェ」や「ちゃちゃマルシェ」など園独自の特色を存分に伝えています。
ブラウン系のカラーを多く取り入れ、“高級感があり、おしゃれ”な印象を同時にアピール。
また、掲載されている写真・動画・各バナーのデザイン・字体など、全体的に雰囲気も統一しており、細部まで“茶々保育園らしさ”が盛り込まれています。
ほかの園にはない魅力をしっかりと伝えられているため、保護者の印象に残るホームページといえるでしょう。
続いて、個性的なデザインが人気のホームページ事例3選を紹介します。
https://seiko-kodomo.jp/kaede/
大阪府枚方市にある「かえで保育園」は、京都大学の教授が監修した“大人が見ても美しい施設”です。
体操教室やネイティブ英語教室も定期的に実施しています。
このホームページでは、園の名前になっている楓のモチーフがアニメーションで開くような設計がポイント。
切り絵・版画調のユニークなイラストを取り入れ、存分に個性をアピールできています。
“保護者の目を引くこと”を意識した、ファーストビューが一番の魅力でしょう。
また、左のサイドメニューが固定されており、ページのどこにいてもすぐにアクセスできる仕様が高評価のポイント。施設写真では自園給食や散歩コースとして園の前の道路も。「かゆところに手が届く」工夫がされた、ユーザビリティの高さを感じさせるデザインです。
愛知県名古屋市にある「小幡あさひ保育園」は、“子どもの育ちは遊びから”といった考えのもと、人として必要な基礎づくりに最も力をいれています。フレキシブルな活動の時間配分を取り入れながら、子どもの自発的な遊び時間をたっぷり設けているそうです。
サイト全体ではグリーンを基調に、“赤・緑”といったビビッドなカラーをワンポイントに。
随所にイラストも添え、“親しみやすく、ポップな印象”を与えています。
メインビジュアルには、園舎や子どもたちが遊ぶ様子、泥んこ遊び、運動会などの写真が、次々と移り変わっていくデザインを採用。躍動感があり元気いっぱいの子どもたちを「つい目で追って」しまいますね。
右上のお問い合わせボタンが赤く目立つようになっていて、使いやすい設計を取り入れた点もポイントです。
静岡県熱海市にある「ふじ幼稚園」の教育理念は、“体験は、教えられない”。不便による利益=不便益をあえて創り出し、子どもの考える力・行動力を養うことを大切にしています。
教育番組でも活躍するアートディレクター 佐藤可士和さん監修の当ホームページは、保育園・幼稚園サイトでは珍しい“パンキッシュなデザイン”が特徴です。
空の写真からスクロールすると、丸いフォルムが特徴の園舎が俯瞰で捉えられています。
子どもたちが自由に遊ぶ様子が見てとれ、この大きな1枚の写真が園の教育理念すべてを物語っています。
あえて余白や説明を省き、写真とキャッチコピーのみで構成されたトップページは園の雰囲気とうまくマッチし、個性を表現しながらほかの園と大きく差別化を図ることに成功しています。
最後に、温かみのあるデザインが人気のホームページ事例3選を解説します。
福岡県久留米市にある「こくぶ幼稚園」は、1951年に創立された歴史ある園です。
“明るく正しく素直な心の育成”を重視し、子どもの個性を引き出す教育を行っています。
このサイトでは、トップページのスライドショーを中心に、随所に園児の写真を数多く掲載。お昼の様子などの日常的なものから、いちご狩りのようなイベントのものまでセレクトされており、園の雰囲気が伝わりやすくなっています。
また、サイトカラーは“優しさ・柔らかさ”をイメージした「淡いパステルカラー」をメインに。
イラストなども効果的に取り入れ、遊び心も伝わってきます。
保育園や幼稚園には珍しく、LINEやFacebookページがあり、ホームページと連携しています。
近年のSNSの普及率を考えると、このような園も増えていくでしょう。
全体的にメリハリをつけたデザインとなっており、ユーザーが「見ていて飽きない」と感じるようなホームページになっています。
SNSの利用率や、SNS運用のメリットなどは、以下の記事もご覧ください。
鹿児島県霧島市にある「ひより保育園」は、“心地よくて、おせっかいで、少しめんどくさいけど、なぜかそこに帰りたくなる”町の風景を、いまの時代に合った形で取り戻すことを目指しています。地域間での連携を大切に、一人ひとりの保育に向き合っているとのこと。
ファーストビューでは、ズームアップ・スライド機能を取り入れ、園児の表情をより魅力的に引き立てています。
また、背景が黒板のようなタッチになっていて、写真の上からまるで白色のチョークで手書きしたようなアイコンのイラスト、メッセージ。
まるでカフェのようなクラフト感が伝わる、おしゃれなデザインです。
職員全員を写真とQ&Aと共に紹介し、親しみやすさを表現している点もポイント。
考え方・人柄が伝わるため、保護者に安心感を与えることに成功しているホームページと言えます。
https://wakabacare-hoikuen.com/
大阪府羽曳野市にある「わかば保育園」は、特に“食育”に力を入れています。
少人数制の保育を取り入れ、きめ細やかな食へのこだわりを実践している点が特徴です。
トップページの写真が「スライドで左右に動く」「水玉に画面が切り替わる」デザインを採用。
また、ファーストビューの写真、模様の“黄緑色”が園名である「わかば」のような爽やかな印象を与えます。
写真をアシンメトリーにカットしたり、余白を効果的に取り入れたりと、ユーザーの目を引く洗練された印象に。全体的に園児の写真をたくさん使用しているので、個性をアピールしながらも、保護者に「親しみやすい」と思ってもらえるサイトでしょう。
制作会社を選ぶポイントをまとめましたので、気になる方はこちらの参考記事をご覧ください。
保育園・幼稚園で人気のホームページデザイン8選を解説しました。
ホームページのデザインよって、園の印象が大きく左右されるといっても過言ではありません。
保護者の立場に立って知りたい情報を掲載し、“ほかの園にはない魅力や強みを伝える”ツールとして活用できれば、園児獲得につながる可能性がアップします。
「保護者の気持ちに寄り添うこと」を大切に、一人でも多くの方に興味を持ってもらえる工夫を取り入れましょう。
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