集客方法

集客に必要なWebサイト運用とは:第一弾
2020.01.21
TRASPコラム
集客方法
更新日:2022.05.19
公開日:2022.03.22
工務店や建設業を営んでいる・これから独立しようとしているなかで
「より売上の安定する仕事のとり方を知りたい」
「自社の力で仕事を獲得していきたい」
と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
工務店・建設業は下請け構造が一般的となり、利益率が低い傾向にあります。
また紹介営業を軸にしていることが多く、自社の力で集客できていない企業も多いといえるでしょう。
そこで本記事では、工務店・建築業や安定した受注を得る方法を5つ解説していきます。
工務店や建設業のWeb制作や集客サポートを得意としているTRASPが、仕事の取り方に悩む根本的な理由を分析しながら、効果的に仕事を取る手順や安定化させるコツについても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
では、工務店や建築業が仕事の取り方に悩む理由を分析してみましょう。
まず建築業界は下請け構造であること、そして紹介を中心に仕事を獲得していた背景があることから、そこから脱却できずに悩まれている企業が多いといえるでしょう。またこれまでWebサイトの必要性がなかったことから、会社のホームページを作っていなかったり、ホームページがあってもうまく運用できていなかったりという点も挙げられます。
工務店は地域に根差した経営が多く、古い知り合いや既存顧客からの紹介がメインの仕事の取り方であることが多いといえるでしょう。
もちろん人からの紹介は営業方法として有効な手段ではありますが、依存すると紹介元頼みとなってしまいリスクが発生します。紹介元との関係次第で仕事が減ることや、最悪の場合は紹介元の経営悪化で共倒れになってしまいます。
そのため自社の力で積極的に営業を行い、仕事を獲得する仕組みを作っておくことが重要です。
ただし、たまたま仕事がないときに知り合いから仕事をもらったり、依頼が自社だけで対応しきれないときに知り合いに仕事を頼んだりすることもあるでしょう。
したがってこれまでの知り合いや紹介元と良好な関係を保ちながらも、自社の仕組みを整えていくことが工務店の仕事の取り方では大切になります。
建築業は「重層下請け構造」となっており、そもそも扱う仕事が下請けであることが多いです。
重層下請け構造とは、元請け事業者が仕事のすべてまたは一部を下請け業者に依頼し、その下請け業者が仕事をさらに事業者へ下請させる形態になります。
重層下請け構造の例
下請けのメリットは積極的な営業活動を行わないことですが、二次下請けになるほど利益は少なくなります。
また仕事の依頼内容や調整ができないなど、デメリットも多いといえるでしょう。
そのため売上の向上や安定化を図るためには、元請けとなって仕事を獲得することが重要です。
建築業や工務店はWebを活用している企業が少ない傾向にありますが、現代のインターネット社会ではどの企業もホームページは必須といえます。なぜなら大半の顧客は来店前にインターネットで工務店の情報をリサーチするため、ホームページから信頼できる情報を見つけられなければ、ほかの工務店に流れてしまう可能性が高いからです。
またホームページで情報を発信していても、アクセスが少なければ何も効果を得られていない状態といえるでしょう。
どのような企業であっても、誰にも知られていなければ顧客の獲得はできません。
そのためホームページを活用するうえでは「どうすればアクセスが集まるのか」を意識し、自社のターゲットとなる顧客に向けて情報発信する必要があります。
企業のホームページの必要性や、工務店の集客でホームページが必要な理由を解説しています。
では工務店・建築業におすすめの仕事の取り方5つをご紹介します。
特にインターネット社会の現代では、ホームページやSNSは非常に有効な手段です。
またオンラインツールも気軽に実施できる点が強みとなり、顧客との接触を図るうえでは効果的な方法となります。
前述したとおり多くの工務店が実践している方法が、人脈を活用した営業です。
会社に勤めていた経歴がある場合は前職から仕事を回してもらう、また既存顧客をとおして新しい顧客を紹介してもらうなども効果的な方法です。
紹介営業の最大の強みは、信頼できる人脈を介して紹介されているため受注に繋がりやすい点といえるでしょう。
ただし継続した紹介営業を行っていくためには、顧客との信頼関係を丁寧に構築する必要があります。
そのため接客態度やアフターサポートの質を高めることが重要です。
工務店の営業方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
マッチングサービスとは、「自分に合った家を立てたい人」と「要望を実現できる建築家・工務店」をつなげるためのサービスです。
マッチングサービスを利用すればサービス上で顧客を見つけられるため、自社で積極的に営業を行わなくても顧客を獲得できます。
ただし費用が必要なうえ、売上の安定化を行うことが難しいといえるでしょう。
そのため営業方法の軸ではなく、あくまでサブ的な扱いとして活用することをおすすめします。
工務店の営業で外せない方法が、ホームページの活用です。
従来までは折込チラシやイベント・見学会といったオフライン集客が主流でした。
しかし近年ではコロナウイルスの影響もあり、インターネットを活用したオンライン集客の需要が高まっています。
なかでも顧客は「検索」をとおした情報収集が多く、ホームページはかならず確認する項目といえるでしょう。
そのためホームページであれば自社を知らない潜在顧客から見込み顧客まで、幅広い顧客層をターゲットにできます。
またホームページ集客は新規の顧客獲得から受注までを一貫して実施できるため、営業の軸としてもおすすめの方法です。
工務店のホームページ集客について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ホームページと合わせて実施すべき方法が、SNS運用です。
なぜなら工務店のメインターゲットとなる顧客は30代前後。SNSを活用している世代となるため、工務店はSNSと相性が良いといえるでしょう。
またInstagramなどの写真をメインとしたSNSでは、住宅の写真を掲載することで効率良く顧客に自社の魅力を伝えられます。YouTubeであれば内観を映すなど、写真では伝えられない情報も発信できるでしょう。
したがって工務店が今後営業活動を行っていくうえでは、ホームページだけでなくSNSの活用も必須といえます。
工務店のSNS運用について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
仕事を取る過程では商談や相談会も重要な活動となりますが、コロナ禍では思うように面会の場を作ることが難しくなっています。そこで、オンラインツールの活用をおすすめします。
例えばオンラインでビデオ会話のできるツールであれば、顧客の場所や時間に関係なく商談を行えます。
ほかにも簡単に相談会やセミナーを開催できるため、見込み顧客へ向けたアプローチとしても有効な手段です。
またオンラインは対面よりも敷居が低く、顧客も気軽に参加しやすい点がメリットといえるでしょう。
企業としても生産性の向上につながるため、オンラインツールは積極的に取り入れていくべき営業方法です。
オンライン型商談ツールなどを紹介した記事もありますので参考にしてください。
仕事を取るうえでは実践手順や事前の準備が重要です。
以下の3ステップを参考に、実践していきましょう。
はじめに行うべきことが、現状分析による顧客の明確化です。
どのような家づくりを目的としている顧客にアプローチするのか、ターゲットとなる顧客の特徴を具体的に考えましょう。たとえば、以下のような特徴が挙げられます。
目的を考えると顧客の求めていることがはっきりするため「どのような価値を提供すべきなのか」が明確になります。
またターゲットが自社に適切であるのかを判断するうえでも有効といえるでしょう。
仮に高性能・高価格な住宅が強みの工務店であれば、「価格の安さを求めている顧客」はターゲットとして合っていません。
そのため顧客の特徴から自社の強みを照らし合わせ、適切なターゲティングが行えているのか、自社の強みを活かせているのかを考えることが重要です。
3C分析は自社だけでなく、市場・顧客・競合といった外的要因を比較することで、自社の強みや弱みを分析できます。そのため自社がどのようにアプローチすれば良いのかなど、事業の方向性を定める際に役立つ手法です。詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
つづいて、ターゲットに合わせた手法を選んでいきましょう。
まずは設定したターゲットの特徴を踏まえたうえで、ターゲットがよく見ている媒体を選び、自社を認知してもらうこと重要です。
一般的な工務店であれば、顧客層の特徴からインターネットを軸としたホームページやSNS、Web広告などの情報発信が適しています。しかし年齢層が高く普段からインターネットを活用しない顧客がターゲット層であれば、折り込みチラシなどのオフライン営業が効果的かもしれません。
また地域によっては、情報誌やフリーペーパーが効果的な場合も考えられます。
このようにターゲットによって適切な手法は異なるため、どのような情報収集を行っているのか、具体的な行動や行動心理を踏まえて手法を選択していきましょう。チラシにWebサイトのURLを載せるなど、複数の手法を組み合わせるのがおすすめです。
仕事を取るうえでは、オフライン集客・オンライン集客を問わずに、継続した情報発信が欠かせません。
なぜなら工務店の商材は「住宅」であり、「たまたまチラシで見たから買う」というものではありませんね。よって「たまたま住宅購入を考えていた」という人でない限り、一度や二度の接触でターゲットを成約に結びつけることは難しいのです。
「住宅」は多くのお客さまにとって、人生でもっとも高額な買い物といえるでしょう。
理想の住宅を建築するためにも、さまざまな工務店を比較し時間をかけて依頼先を決めることが一般的です。
そのため成約につなげるためには、顧客と長期的に接触し、自社への興味や信頼度を高めていく必要があります。
したがってホームページであれば、ブログやコラムで役立つ情報を発信する、SNSで映える写真を投稿してフォロワーを増やすなど、まずはお客さまにファンになってもらい信頼されるような情報発信が重要です。
工務店にブログがおすすめな理由を紹介しています。
仕事を安定して取るためには、元請けとなる仕事の受注が欠かせません。
そのためには営業手法の組み合わせ、なかでもホームページを活用した情報発信は必須といえるでしょう。
ここでは、工務店・建築業が安定して仕事を取るためのコツについて解説していきます。
工務店に多い下請け構造を打開するためには、積極的に元請けとなる仕事選びが重要です。
下請けの仕事のみを行っていると利益率は下がる一方となり、売上は伸ばすことはできません。
実際コロナ禍では材木が高騰したことで、元請け企業は利益を確保するために下請けへの作業賃金を下げたケースも多いようです。
また近年のデジタル化によって仕事の取り方は変化し、元請けとなる仕事が獲得しやすい状況になっているといえます。
このチャンスを逃さず、自社で積極的に営業を行い、利益率の高い仕事を獲得していきましょう。
前述してきましたが、ホームページの活用は必須です。
現代のインターネット社会ではどの年代でもスマートフォンを活用しており、情報収集はインターネットが軸となります。たとえば新聞の折込チラシで工務店を知った場合でも、あとからインターネットで「検索」をして、より詳細な情報を求めるユーザーが多いでしょう。顧客層の年齢が高くチラシや雑誌などのオフライン集客が効果的であっても、ホームページは不要とはいえません。
特に若い顧客層では、ホームページがないだけで「信頼できない工務店」と判断されることも少なくありません。
今後ますますWeb集客が進んでいく現代では、ホームページは必須といえるでしょう。
工務店ホームページ制作について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
売上の安定する営業活動を行うためには、複数の手法を組み合わせることが大切です。
例えばインターネットを活用しているからといって、Web広告のみを行っていては継続的な顧客獲得はできません。
Web広告の競争率が高まれば、自社の獲得顧客数は減少してしまうでしょう。
またWeb広告では出稿費用がかかるため、毎月の広告費用は大きな負担となります。
そのためWeb広告以外にもホームページやSNSを活用するなど、「認知を広げる手法」や「問い合わせにつなげる手法」といった目的別の活用がおすすめです。
サイトとSNSの組み合わせについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
本記事では工務店・建築業が仕事の取り方に悩む理由を分析し、安定した受注を得る手法5つについて解説してきました。
安定して仕事を取るためには、まずは元請けとなる仕事の受注が必要です。
そのためには企業が積極的に情報を発信する必要があり、なかでもホームページの活用は必須といえるでしょう。
また工務店のメインターゲットとなる顧客層が多いSNSも効果的な手法となるため、ホームページと合わせて取り組むことをおすすめします。
TRASPは工務店の集客に強いホームページ制作を得意としています。
またホームページ運用やSNSを活用した集客サポートも行っておりますので、まずは無料相談までお気軽にお問い合わせください。