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【具体例付】ドメイン名の決め方とは?失敗しないコツ3つを解説

SEO

更新日:2023.05.02
公開日:2023.03.30

【具体例付】ドメイン名の決め方とは?失敗しないコツ3つを解説

 

これから自社のホームページやメディアを立ち上げようと考えている企業において、大切な要素となるのがドメイン名です。自社のWebサイトに訪れるユーザーが、「どのようなサイトなのか」がわかるように決めていく必要があります。

 

しかし、ドメイン名はサイトの名前と異なり、一度決めると変更することはできません。そのため、慎重に決めることがおすすめです。

 

そこで、Web制作からSEO対策やコラム運用など、トータルプロデュースで数多くの実績をもつTRASPが、ドメインの基本的な知識やドメイン名の決め方、ドメイン名の具体例を紹介します。

 

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ドメインとは?

ドメインとは?

 

ドメインとは、いわば「インターネット上の住所」です。住所がなければ、どこに自社が存在しているのかわからないのと同様に、固有ドメインがあることで、自社のWebサイトにユーザーがアクセスできるようになります。

 

そのため、希望するドメイン名がすでに使用されている場合には、別のドメインを探さなければなりません。

ドメインの構成要素

それでは、ドメインはどのような要素によって構成されているのでしょうか。

以下、traspを例に解説します。

https://trasp-inc.comの場合

「.」に区切られた文字列をラベルといい、ラベルごとに名称が異なっています。

 

  • 「https://」スキーム:WebサーバーがWebサイトのページにアクセスする際に利用するプロトコル
  • 「trasp-inc」セカンドレベルドメイン(2LD):自社で決められるWebサイト住所にあたる部分
  • 「.com」トップレベルドメイン(TLD):インターネット上で定められている組織の種別

また、以下の場合には、サードレベルドメイン(3LD)があります。

  • 「www.trasp-inc.com」で「www」などのホスト名(サブドメイン)がある場合には、「.com」がTLD、「trasp-inc」が2LD、「www」が3LDとなる
  • 「trasp-inc.co.jp」などの文字列の場合には、「.jp」がTLD、「.co」が2LD、「trasp-inc」が3LDとなる

ドメインの役割

ドメインは、「インターネット上の住所」であるため、オンライン上の名刺として、ユーザーとのタッチポイントとしての役割をもっています。

会社が長期間存在するなかで、経営方針や事業活動が変化していったとしても、ドメインは変わることなく使用するものなのです。

 

同じドメインを使用し続けることで、ブランド認知度の向上や社会的な信頼の獲得につながる一方、半永久的に使用するものであることを意識してドメイン名を決める必要があります。

 

ドメイン費用などを解説した記事もあります。

 

 

ドメインの種類

ドメインの種類

 

それでは、ドメインにはどのような種類があるのかについてご紹介します。

独自ドメイン

独自ドメインとは、自社だけで所有しているドメインのことです。有料ではあるものの、自社で自由にドメイン名を決められます。自社で所有できるドメインとなっているため、サーバーを変えても同じドメインを使用でき、オリジナルドメインとして対外的な信頼度を高められるでしょう。

 

また、検索エンジンに評価されやすいため、SEO対策に適しています。そのため、企業が新しくWebサイトを運用する場合には、独自ドメインの取得がおすすめです。

 

共有ドメイン

共有ドメインとは、多数の利用者が共有で利用できるドメインのことです。ブログサービスやサーバー会社が所有していることが一般的で、契約すると、無料で利用できるようになります。

ただし、自社で所有できるわけではないので、例えばドメインが「trasp-inc.webblog.jp」だとすると、「.webblog.jp」の部分はサービスの運用会社ごとに決められたものを使用しなければなりません。

 

自社で広告を設定できないため、自社とは関係のない広告が表示されたり、サーバーを変えるとドメインも変わってしまったりなどのデメリットがあります。また、共有ドメインを所有しているサーバー会社などの都合でサービス提供がなくなるおそれも考慮しなければならず、自社のWebサイトを作成するには不安が残るでしょう。

 

ドメインはSEOに影響する?

ドメインはSEOに影響する?

 

Googleは、ドメインがSEOに影響することはないと否定しています。というのも、SEOにおける検索エンジンの評価基準は、ユーザーが求めている有益な情報を提供できているかを優先しているためです。

 

ただし、わかりやすいドメインにすることで、自社のWebサイトの認知度が向上し、指名検索数が増加するなどの効果が発生した場合には、間接的に影響する可能性はあります。そのため、誰が見ても、一目で何のWebサイトなのかがわかるようにドメイン名を決めることがおすすめです。具体的な決め方は以下でご紹介します。

 

作成したWebサイトのSEO対策を実施したい場合、以下の記事もあわせてご覧ください。

 

 

たとえ、最適解に近いドメイン名をつけることができても、そのWebサイトで「誰に」「どのような情報を」「どうやってPR」していくかが非常に重要です。Webサイトは無数にあるため、ユーザーに検索してもらうためには、SEO対策が欠かせません。

そのため、Webサイトの制作からSEO対策までをWebマーケティングのプロに外注するのも一つの手です。

 

TRASPは、Webサイトの制作からSEO対策、コラム運用までトータルプロデュースが可能なWeb制作会社です。狙ったキーワードにて上位表示を獲得し、自社コラムのオウンドメディアでCV数を1年で11倍に増やしています。

 

相談は無料です。ホームページ制作を検討している担当者さまはお気軽にお問い合わせください。

 

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失敗しないドメイン名の決め方

失敗しないドメイン名の決め方

 

それでは、ドメインの役割を果たせるような、失敗しないドメイン名の決め方についてご紹介します。

サイトの目的やコンセプトがわかる

サイトの目的やコンセプトがわかることで、ユーザーの印象に残りやすくなります。

また、どのような情報を提供しているサイトなのかも一目でわかるようになるため、ユーザーの利便性を高める効果もあるでしょう。

 

例えば、「建築会社」の家づくりに役立つ情報を発信するサイトであれば、「home」「build」などの用語を含めることで、どのようなサイトなのか直感的に理解できます。

 

商品名やブランド名と結びつける

商品名やブランド名と関連付いたドメイン名にすることで、ユーザーの認知度を高められます。

ただし、ドメインは一度つけたら基本的に変更しないものであるため、戦略が変わっても通用する名前にすることが重要です。特にサービスサイトなどのドメイン名は、中核となる商品名やブランド名をつけることがおすすめです。

 

ドメイン名は、半永久的に使用するものであるため、トレンドの移り変わりが激しい商品名などを使わないようにしましょう。時代にそぐわない商品名やブランド名を利用し続けると、自社のイメージを損ねる可能性があります。

 

端的に覚えやすくする

以下の2つの要素を検討し、ユーザーが一目でわかるドメイン名にすることが大切です。

 

  • ローマ字表記か英単語か
  • 正式名称か略語か

 

例えば、こだわりの木材を強みとしている建築会社が「木材」をドメイン名に含めたい場合、「wood」と「mokuzai」のどちらがわかりやすいかを検討します。この場合、「wood」の方がわかりやすいと感じるユーザーの方が多いのではないでしょうか。

 

このように、一般的に慣れ親しんだ用語を使用することを意識してください。どちらか迷った場合には、競合他社のサイトを確認して、どのようなドメイン名にしているかを参考にするのも良いでしょう。

 

ドメイン名の決め方のルール

ドメイン名の決め方のルール

 

ここでは、ドメイン名を決めるうえで、守らなければならないルールについてご紹介します。

半角英数字63文字以下

ドメイン名には、使用できる文字や文字数が決められています。以下に、ルールについてまとめましたので、参考にしてください。

  • 文字数は、3~63文字以下、ドメイン名全体では、253文字以下(ピリオドを含む)
  • 使用できる文字は、英字(A~Z)、数字(0~9)、ハイフン( – )からなる文字列(ただし、ラベルの先頭と末尾の文字をハイフンにするのは不可)

また、大文字・小文字の区別はなく、同じ文字としてみなされます。

 

似たものは避ける

先ほどもご紹介しましたが、すでに登録されているドメインは使用することができません。

 

また、すでに登録されている他社の商標名やブランド名などを含めたドメイン名にはしないようにしましょう。商標権の侵害にあたる場合には、裁判で訴えられるリスクがあります。

 

こうしたトラブルを避けるために、商標を事前に検索することがおすすめです。無料で利用できる特許情報プラットフォームから確認してみましょう。同じ商標だけでなく、似た商標であってもトラブルになる可能性があります。

 

自社独自のドメイン名を目指し、すでにあるドメイン名と似たものは避けるようにしてください。

 

トップレベルドメインの選び方

トップレベルドメインの選び方

 

それでは、次にトップレベルドメインの選び方についてご紹介します。

おすすめは「.jp」か「.com」

代表的なトップレベルドメインの種類をまとめました。

  • .com:「Company」の略。商用のドメインだったが、現在では誰でも取得可能なドメイン
  • .jp:「Japan」の略。日本国内でのみ取得可能なドメイン
  • .net「Network」の略。ネットワーク用のドメインだが、誰でも取得可能なドメイン
  • .org「Organization」の略。非営利団体用のドメインだったが、現在では誰でも取得可能なドメイン
  • .info「Information」の略。情報提供者用のドメインだったが、現在では誰でも取得可能なドメイン
  • .biz「Business」の略。ビジネス用のドメインだが、誰でも取得可能なドメイン

ほかにもさまざまなドメイン末尾も登場しているが、「.jp」か「.com」がおすすめ。「.com」は、最も人気があり、「.jp」は多くの企業が取得しているため、どちらも訪れるユーザーの安心や信頼につながるでしょう。

 

また、企業の場合には「.co.jp」を取得することも多くあります。

「.co.jp」は、日本で登記している企業や組織といった法人のみ取得できるドメインです。そのため、個人や個人事業主は取得できないため、注意してください。

1つの法人につき1ドメインしか取得できないため、コーポレートサイトなどメインのWebサイトで使用されることが多い傾向にあります。

 

ドメイン名の具体例

ドメイン名の具体例

 

それでは、最後に実際にあるドメイン名の具体例をご紹介します。企業名・サービスのジャンル・サイト名という3つの特徴にわけてご紹介しますので、参考にしてください。

企業名

企業名をそのままドメインにしている例をご紹介します。多くの会社のコーポレートサイトで使用されている例で、トップレベルドメインには先ほどご紹介した「.co.jp」を用いている事例が多くあります。

  • 東宝株式会社「https://www.toho.co.jp/」
  • ソニー株式会社「https://www.sony.co.jp/」
  • トヨタ自動車株式会社「https://toyota.jp/」
  • 大同生命保険株式会社「https://www.daido-life.co.jp/」
  • キリンホールディングス株式会社「https://www.kirin.co.jp/」
  • ヤマト運輸株式会社「https://www.kuronekoyamato.co.jp/」

企業のコーポレートサイトの目的は、社会的な信用を得ることにあります。そのため、奇をてらったドメイン名よりも、安心感を与える企業名をそのままドメイン名にすることがおすすめです。

 

コーポレートサイトの詳細については、以下の記事をご覧ください。

 

 

サービスのジャンル

サービスのジャンルをドメインにしている例をご紹介します。自社のサイトの内容をドメイン名だけで伝えることができるため、ユーザーにアクセスしてもらいやすくなるという特徴があります。

  • なっぷ:キャンプ場検索・予約サイト「https://www.nap-camp.com/」
  • トラベルコ:旅行比較サイト「https://www.tour.ne.jp/」
  • プチゲーム:無料ゲームのポータルサイト「https://www.p-game.jp/」

ジャンルに特化している場合に、有効なドメインです。ただし、無意識にブランド名や商標が含まれてしまうこともあるため、注意してください。

 

サイト名

そのままドメインにしている例をご紹介します。サイト名と同じドメイン名にすることで、読者が一目でどのサイトのことなのかわかり、認知度の向上につなげられます。

  • 価格ドットコム:商品の価格比較サイト「https://kakaku.com/」
  • mybest:おすすめ情報サービス「https://my-best.com/」
  • photoAC:写真のフリー素材サイト「https://www.photo-ac.com/」
  • 車選びドットコム:中古車検索サイト「https://www.kurumaerabi.com/」

サイト名が市場に浸透していくにつれ、指名検索によるアクセスを狙うことができます。この場合には、ドメイン名だけでなく、ユーザーがすぐに覚えられるようなサイト名にすることがポイントです。

 

 

まとめ

この記事では、ドメインの基本的な知識やドメイン名の決め方、ドメイン名の具体例をご紹介しました。

 

ドメイン名を決めるには、わかりやすさが非常に重要です。ユーザーが一目で「どのようなWebサイト」かを判断できるようなドメイン名にすることを心がけましょう。ただし、すでにある他社のドメインや商標を含めていないかは必ず確認してください。

 

また、ドメイン名を決めたあとは、実際にユーザーがアクセスしてくれるWebサイトを作成することが重要です。そのためには、Webサイトの作成だけでなく、SEO対策やコラム運用などもサポートできるマーケティングのプロに相談することがおすすめです。

 

TRASPは、建設業界や飲食業、エステ、美容室などさまざまな業種のWebサイトの作成の実績があります。また、自社のオウンドメディアでCV数を1年で11倍に増やすことに成功した経験を活かし、SEO対策やコラム運用までトータルプロデュースが可能なWeb制作会社です。狙ったキーワードにおいて、上位表示という成果を出すことを重視しています。

 

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